バルトーク Bartok

■ラプソディ第1番
バルトークの作品の中でも特に民族色の溢れる作品です。ヴァイオリンとオーケストラで演奏され,ジプシーヴァイオリン風の雰囲気が全曲に漂っています。主題は民族舞曲の旋律をふんだんに使っています。

曲はゆるやかなラッシュと急速なフリッシュという対照的な2つの部分から構成されています。ラッシュの部分は2つの主題が使われており,A−B−Aの3部形式になっています。後半のフリッシュは,4つの民族舞曲の旋律が次々と出てきた後コーダ,という構成です。

この曲はオリジナルは,ヴァイオリンとピアノによるものですが,ヴァイオリンと管弦楽用に編曲されたり,チェロとピアノ用に編曲されたりしています。(2002/4/2)