カールマン Kalman
■喜歌劇「マリッツァ伯爵令嬢」
「チャールダッシュの女王」と並ぶ,カールマンの代表作です。ハンガリーのムードの溢れる曲が次々と出て来て,ドイツ語圏ではスタンダートな演目となっているオペレッタの名曲です。

この作品は,1924年にウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で初演されています。舞台はブルガリアとの国境に近いハンガリーです。主人公のマリッツァ(ソプラノ),農場の管理人(実は伯爵家の御曹司)タシロ(テノール),マリッツァの婚約者デュパン男爵(バリトン),マリッツァの友人(実はタシロの妹)リーザ(ソプラノ)の4人2組のカップルの恋愛ドラマです。最後はもちろん目出度く結ばれます。

■バラスディンに行こうよ
デュパン男爵(テノール)が,マリッツァに一目ぼれをして,一緒にバラスディンに行きましょうと切々と口説く歌。第1幕で歌われます。(2003/12/14)