レハール Lehar
■喜歌劇「ジュディッタ」
レハールが1933〜34年に作曲し,1934年にウィーン国立歌劇場で初演されたオペレッタです。台本は,クネプラーとレーナー・ベーダによるドイツ語のものです。レハール最後のオペレッタで,オペラ的なスケールを持つ作品と言われています。

ストーリー展開は「カルメン」を思い出させるところがあります。ヒロインの美貌の女性ジュディッタがカルメンに当たります。彼女に一目ぼれするのがアフリカ戦線に向うオクタヴィオ大尉です。2人は恋仲になるのですが,次第にすれ違いになります。北アフリカが舞台ということで,何となく「カサブランカ」のような雰囲気もあるのではないかと思います(実は,この作品を見たことがないので,推測なのですが)。

■私の唇に熱き口づけを
ジュディッタは,アフリカ戦線に赴いた大尉を追って北アフリカに行き,そこのカフェ「アルカザール」で人気歌手になります。彼女が男たちを挑発して歌うスペイン風のワルツです。(2002/11/30)