ブロズスキー Brodszky,Nicholas

■ビー・マイ・ラヴ
20世紀の前半から中盤にかけて活躍した,テノール歌手マリオ・ランツァが歌って大ヒットした曲です。この曲は"Toast of New Orleans"という映画の主題歌だったそうですが,現在はこの曲だけが生き残っています。非常に甘い雰囲気を持つ曲で,イタリアのテノールの魅力を堪能できます。

この曲は,ニュージランド映画「乙女の祈り」の中でも大変効果的に使われていました。ランツァが歌うこの曲のレコードを2人の十代の少女が夢中になって聞くシーンは,美しく陶酔的だけれども,とても怖い雰囲気を持つこの映画にはぴったりでした。(2003/07/31)