ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 2003/06/24 石川県立音楽堂コンサートホール」 1)ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調,op.73「皇帝」 2)ブラームス/交響曲第1番ハ短調,op.68 3)(アンコール)曲名不明 4)(アンコール)ブラームス/ハンガリー舞曲第5番 ●演奏 ギュンター・ヘルビッヒ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 フレディ・ケンプ(ピアノ*1) ※演奏曲目の情報はtakaさん提供
今日は、プログラム後半のブラームスの交響曲第1番が本当に素晴らしかったです。指揮のヘルビッヒさんの曲の作り方、オケのアンサンブルの素晴らしさ、本当にこれが自分たちの音楽だという感じで、まさに堂に入った演奏でした。演奏が終わってからステージから袖に歩くヘルビッヒさんが物凄く格好良く見えました。 また、時間があったらもう少し書き込みたいと思いますが、昨日の五嶋みどりさんといい本当に素晴らしい音楽を二日連続で聴く事ができました。(2003/06/25)
チェロは10台だったと思います。 これだけのフルオーケストラだと"重厚"と云う言葉がぴったりでしたね。(2003/06/25)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏は特筆するような凄みを余り感じなかったのですが、伝統ある名門オケはブラームスの1番を期待どおり重厚に料理してくれました。昔から変わらないスタイルを守ってゆくというのは、OEKがいろいろなスタイルを試みているのと比べると、驚きや、新鮮さはないものの、変わらない安心感があります。演奏に荒さがありましたが、満足のゆくブラ1でした。ケンプさんの「皇帝」は、彼がプログラムにも書かれているように、ロマンティックでハッピーな暖かい音楽を目指したものでした。とても好感を持てる演奏家ですね。サイン会でしっかりサインを貰いました。 (2003/06/25)
伝統ある旧東ドイツの名門オーケストラと云うことで、いぶし銀のような、多少くすんだ色の重々しい音を想像していましたが、実際に聴いてみると、重厚ではあるものの、思いの外に明るい音のように感じました。 ケンプのピアノには、きらびやかな溌剌とした感じを受けました。曲の途中,何ヶ所かで嬉しくなって思わず拍手したくなるような衝撃に駆られるなど、かなり楽しませてもらいました。 また、ブラームスの第一番では中低音の厚みが充分に発揮され、さりげなく始まった第一楽章から渾身のフィナーレまで、余裕のある重厚な響きは変わる事がありませんでした。大編成のドイツ名門オーケストラの響きを存分に味わうことができたと思っています。 ところで,隣の席の人が録音をしていたようです。どのように対処したら良かったのでしょうか。 (2003/06/26) |