ウィーン国立歌劇場合唱団メンバーズ・セレクション演奏会
2003/07/03 石川県立音楽堂コンサートホール」
第1部
1)グレゴリオ聖歌
2)ヴェルディ/歌劇「運命の力」第2幕第2場〜天使の中の聖処女よ
3)マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜復活祭の歌「アッレールヤ、ほむべきかな、主は死にたまわず」
4)ヴェルディ/歌劇「オテロ」第1幕〜炎の合唱「喜びの火、楽しげな炎は」
5)ビゼー/歌劇「カルメン」第1幕〜ハバネラ「恋は野の鳥」
6)ドリーブ/歌劇「ラクメ」第1幕〜ラクメとマリッカのデュエット「ジャスミンとバラの厚く群れ咲くアーチ」
7)ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」第3幕第3場〜狩人の合唱「この世で狩りにまさる喜びはない」
8)ヴェルディ/歌劇「椿姫」第1幕〜乾杯の歌「友よ、さあ飲み明かそう」
9)マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜緑の葉陰にオレンジは香り
10)ヴェルディ/歌劇「ナブッコ」第3幕第2場〜ヘブライ人たちの合唱「行け、我が思いよ、金色の翼に乗って」
11)シュトラウス,J.II/ワルツ「美しき青きドナウ」作品314
●第2部
12)ヴェルディ/歌劇「マクベス」第4幕第1場〜虐げられた祖国!
13)ロッシーニ/歌劇「アルジェのイタリア女」第2幕第2場〜美しく飾りましょう、貴方の為に
14)オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」第2幕〜舟歌「美しい夜、恋人たちの夜」
15)ロッシーニ(シュテラー編)/歌劇「セビリャの理髪師」
16)ビゼー(シュテラー編)/歌劇「カルメン」前奏曲とハバネラ
17)レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」第3幕〜浮気ねずみの歌「そうよ、私たちがパリのキャバレーからきた浮気ねずみよ」
18)レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」第2幕〜ヴィリアの歌「その昔、ヴィリアという名の妖精がいた」
19)レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」第2幕〜女・女・女の行進曲「そう、女の研究はむずかしい」
20)シュトラウス,J.II/喜歌劇「こうもり」第2幕〜ああ、なんという饗宴、なんと楽しい夜
21)カールマン/喜歌劇「チャールダーシュの女王」第3幕〜ヤイ・ママン
22)(アンコール)ふるさと(「うさぎおいし、」の日本の歌です。もちろん日本語で歌いました)
23)カールマン/喜歌劇「チャールダーシュの女王」第3幕〜ヤイ・ママンおそらくこれだったはず)
●演奏
エルンスト・ドゥンスヒルン指揮ウィーン国立歌劇場合唱団メンバーズ・セレクション(1-8,10-23),石川県合唱連盟特別合唱団(9-11)
板谷和子(ピアノ)
※演奏曲目の情報は七尾の住人さん提供

Review by広太家さん
●オペレッタファンにも必聴モノでした
ウィーン国立歌劇場合唱団のエンターテイメントに魅了されました。合唱のこととなったら語り尽くせないので、とにかく観てください、楽しいからというほかない。嬉しくって、幸せなひと時を過ごしました。同じステージを収録したDVDも1,000円という破格の安さであり、休憩時間に団員の皆様からサインもいただきました。 (2003/07/04)


Review by七尾の住人さん
またまたかなり遅れてからの書き込みとなります。

うっとうしい天気がしばらく続いているように、仕事も目の回るような忙しさが続いています。このウィーン国立歌劇場合唱団の感想もコンサートが終わったその日に書き込みたかったのですが、書き込めず結局ずるずると今になってしまいました。

このコンサートを一言で言うならば、「本当に楽しかった!!」です。プログラムを見るとオペラからの曲がずらりと並んでいるので、(適当な表現でないかもしれませんが)真面目な内容だと思っていました。実際、一番最初はグレゴリオ聖歌で始まり、団員の登場の仕方も歌いながら、女性の歌手を棺のようにかかげ舞台に登場するという演出がされていて、その他前半はステージのセットこそありませんが、オペラの舞台を再現するといった趣向の演出だったと思います。

前半の最後の方では、特別に編成された石川県の合唱団が登場し、ウィーン国立歌劇場合唱団との共演もありました。比べる方が間違っているのかもしれません。一流のプロと片やアマチュア、しかし、この共演は合唱をしている人達の大きな励みになるだろうし、今後の石川県の合唱にも非常に有意義なものになるような気がします。

後半が始まり、しばらくは前半と同じよう内容で、あるオペラから1曲とかではなくぜひそのオペラを全部聴いてみたいという思いも混ざったりしましたが、オペレッタの方に曲が移るとステージの印象がガラリと変わりました。合唱団の人が色々なパフォーマンスを繰り広げてくれて、とにかく楽しいこと楽しいこと!今手元にプログラムがないので、曲名を思い出すことができませんが、日本語の歌詞を交えた曲もあり、さまざまな国のオペラがやれる合唱団の実力を目(耳)の当たりにしました。アンコールで歌った「ふるさと」もとても綺麗な日本語でした。

コンサートが終わって、さぞかし顔がほころんでいただろうなぁと思います。合唱の醍醐味を味わえるだけでなく、心の底から楽しめたステージでした。

追伸:後から曲名をメールで送ろうと思っていますので、管理人さん、必要でしたらお待ち下さい。(2003/07/23)