邦楽器&オーケストラ・アンサンブル金沢ジョイント・コンサート 2004/01/18 石川県立音楽堂コンサートホール 1)牧野由多可(鈴木行一編曲)/日本の心「桜と花と月と」 2)一柳慧/音に還える:尺八とオーケストラのための 3)唯是震一/協奏曲風六段 4)徳山美奈子/交響的素描:加賀と能登の歌による 5)宮城道雄(池辺晋一郎編曲)/春の海 ●演奏 ルドルフ・ヴェルテン指揮オーケストラ・アンサンブル金沢 山本邦山(尺八),石垣清美(筝) 沢井忠夫合奏団,石川県筝曲連盟,北陸正派合奏団 特別編成合唱団(もりのみやこ合唱団及びOEK合唱団の有志)
合唱で参加したので、ゲネプロを除けば本番をまともに聴いたのは1曲目の日本の心「桜と花と月と」だけでしたが、この曲の途中にある尺八と箏の長いカデンツァは見事でした。尺八の山本邦山さんは勿論すごいのですが、特に素晴らしかったのが、箏の石垣清美さん。圧倒的な表現力と、なにより、箏の音色がきわだって美しくて、オーケストラと見事に調和していました。 日本の伝統芸能と洋楽の調和には、いろいろ難しいこともありましょうが、こうしたジョイントが試みからスタンダードへと、将来認知されてゆくとすれば楽しみですね。(2004/01/20) |