オーケストラ・アンサンブル金沢第194回定期公演M 2006/01/29 石川県立音楽堂コンサートホール 1)モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲,K.492 2)ヘンデル/歌劇「セルセ」〜「オンブラ・マイ・フ」HMV.40 3)バッハ,J.S.(グノー編曲)/アヴェ・マリア 4)モーツァルト/モテト「踊れ,喜べ,幸いな魂よ」ヘ長調,K.165 5)ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」 6)(アンコール)ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲 金聖響指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(コンサート・ミストレス:アビゲイル・ヤング),森麻季(ソプラノ*2-4)
![]() ただし,午後3時過ぎにJR金沢駅から出発するスケジュールだったこともあり,何とかプレコンサートだけは聴くことができました。今回は,ヴァイオリンの坂本久仁雄さんとチェロの大澤明さんによる,ラヴェルのヴァイオリンとチェロのためのソナタが演奏されました。滅多に聞けない曲を全曲聴くことができたのは良かったのですが,コンサート前に聞くには少々肩の凝る選曲だったかもしれません。 その後,私は金沢駅に向かい,関西空港に向けて出発しました。会場の掲示によると,終演後は,金聖響さん,森麻季さん,ルドヴィド・カンタさんらによるサイン会も行なわれていたようです。 演奏会については,聞かれた皆様方の感想をお読み下さい。 (2005/02/26)
今日の演奏会は約4ヶ月ぶりの金聖響氏の登場でしたが、非常に中身の濃い演奏でした。定期初登場の森麻季さんの非常に透明感のあるリリカルな声で、彼女の特徴を遺憾なく発揮していました。 メインの「田園」は良い意味で期待を裏切ってくれる出来栄えでした。今迄の彼の演奏を聴いていたので、もっと小気味の良い演奏だと思っていたのですが、非常に音楽の対比の濃い、歌心に満ちた演奏で正直ビックリしたしました。ますます彼の今後に期待したいです。(2006/01/29)
フイルハーモニーの1月定期をこれに振り替えてもらい やっと生の森麻季さんを聴けました。立山でガイドをしているぶさいく(?)で 年のいった友が森麻季さんのすばらしさを自慢げに語るのです。確かにすばらしい! この感激 だいぶ前 中丸さんを聴いて以来かもしれない。タイプは違いますが 澄んだ声で レパートリーの幅を感じました。 これからも ぜひ 金沢に何度も来て欲しいですね。 追)前回の書き込みで 振替えの件で事務局側がもう少し 配慮して欲しい旨の発言をしましたが やはり 同じように不満を言われている方が 当日、並びながら数人 ぶつぶつ言っていました。 まっ音楽がよかったから,いいっか?(2006/01/30)
定期公演、チケット完売でしたね。 当日は、14時からNHK-FMで岩城宏之&OEKの「田園」をやっており、15時からはホールで金聖響&OEKの「田園」LIVE。 これがまた、ぜんぜん違うんですね(当たり前ですが・・・)。 いやー、楽しかったなー。 ・・・それなのに・・・ あの、余韻をぶち壊す、無神経な拍手。 がっくりです。(2006/02/02)
マイスターシリーズ会員の私としては、今回の森麻季さんと金聖響さんの「田園」に関する管理人さんの「演奏会レビュー」を楽しみにしていたのに、オーストラリアにご出張中とは残念でした。管理人さんからのご要望もありましたので、私も演奏会の感想を、拙いながらご報告させていただきます。 当日は、急に80歳代半ばの両親を入院させることになり、開演時間には間に合うと思ったのですが、計算外の交通渋滞で遅れて、演奏会には遅刻してしまいました。(お蔭様で、両親は二人とも明日(2月5日)退院、私は50代の男です。) 森麻季さんの曲は、最後のモーツアルトのモテットのみを、「立ち見」しました。恥ずかしながら、森麻季さんがコロラトゥーラの名手であることは知らなかったこともあり、ほんとうに感激しました。休憩時間にCD販売とサイン会をやっていましたが、私が見に行ったときには、すでに用意した森麻季さんの、60枚のCD全てが売り切れたとのことでした。 私もHudgkinさん同様、音楽堂への車中で、たまたまFMの岩城宏之&OEKの「田園」を聞き、会場で、金聖響&OEKの「田園」を聞くことになり、愉快になりました。私にとって「田園」交響曲は、とてもゆかりのある曲です。 高校時代、オープンリール型の「テープ・コーダー(ソニーの商品名)」で好んで聴いた曲。かつてのOEKの演奏会で、その当時を彷彿と思い出し、涙を流した曲です。 金聖響さん指揮の今回の「田園」は、i3miuraさんがおっしゃることと共通しているでしょうか?、「音楽の対比の際立った」演奏に、感嘆しました。特に、他の楽章の穏やかな美しさに比べ、第4楽章「雷鳴と嵐」の迫力には、大多数の聴衆の驚きを誘っていたのではないでしょうか?私のような鈍感な者にも、この楽章が「雷鳴と嵐」であることを今回初めてハッキリ知ることができたと言っていいくらい、秀逸な(と思いました)表現でした。 残念なことは、Hudgkinさんもご指摘の、最後の、余韻をぶち壊す拍手。私もがっくりきました。(2006/02/05) |