金沢大学フィルハーモニー管弦楽団第9回サマーコンサート
84/7/1石川厚生年金会館

1)ベ-ト-ウ゛ェン/「コリオラン」序曲,op.62
2)チャイコフスキ-/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
3)シュ-マン/交響曲第1番変ロ長調,op.38「春」
(アンコール曲)
4)J.シュトラウス/ワルツ「南国のバラ」
●演奏
森田正秀(1);多田哲郎(2);松浦正純(3,4)/金沢大学PO

この演奏会については,感想が残っていたので,過剰書きしてみます。当時は,主にレコードを聞いて,「レコード芸術」などばかり読んでいたので,批評家の真似のようなことを書いており(現在もそうですが),赤面します。

●コリオラン
あまりドラマが感じられない。第2主題をもっと歌わせてほしい。
●ロミオとジュリエット
全体にデリケートな感じがなく,幻想的な雰囲気がなかった。
●春
1〜3楽章は腰の重い表現で春らしくなかったが,音の表情に変化があり,響きも充実していた。4楽章はティンパニが素晴らしかった。コードにかけてアッチェレランドをかけていくあたり,実演らしい緊張感があり素晴らしかった。
●南国のバラ
素朴なワルツだった。やはり,ワルツは難しい。