オーケストラ・アンサンブル金沢第1回定期演奏会
89/4/28 金沢市文化ホール
ミヨー/バレエ音楽「世界の創造」
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調,op.61
シューベルト/交響曲第5番変ロ長調
(アンコール)シューベルト/バレエ音楽「ロザムンデ」〜間奏曲第3番
(アンコール)シューベルト/交響曲第5番変ロ長調〜第3楽章
●天沼裕子/Oens金沢,田中千香士(Vn)


OEKの記念すべき第1回定期演奏会です(ビラの方は3つの演奏会が1枚に収められていますが)。指揮は天沼さんでした。当初,OEKの定期公演は金沢市文化ホールで2日続けて同じ内容のものが2回行われていました。

その第1曲目が「世界の創造」という変わった編成の変わった雰囲気の曲だったのも意表を突いていました。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はOEKの設立当初,トレーナーのような感じで団員の指導をされ,コンサートマスターなどを務められていた田中千香士さんでした。田中さんの他にもNHK交響楽団の関係の方がアドバイザーとして何人かトレーナーをされていたと思います。

後半のシューベルトの方は,OEKにふさわしい雰囲気の曲で大変素晴らしい演奏だった記憶があります。この曲はその後もたびたび,定期公演に登場しています。

ちなみに,私は,この月から就職しています。OEKの定期公演第1回と同じというのも何かの因縁かもしれません。(2002/05/29)