428. Re: 岩城さんの追悼のコンサート chiharu [URL]  2006/07/16 (日) 17:48
名古屋しらかわホールでの追悼コンサートへ行って参りました。
ご紹介されている写真はカーテンコールの時のもので、井上さんがちゃめっけたっぷりにこの写真をもって入っていらっしゃいました。
写真にキスをしたり、本当に何か語らっているような、そんなシーンもありました。
コンサートそのものも終始暖かい雰囲気の中で行われ、とても素敵でした。
金沢でのコンサートも、きっと楽しいものなのでしょうね。



427. 岩城さんの追悼のコンサート 管理人hs  2006/07/16 (日) 10:07
今日の午後から,岩城さんの追悼コンサートが音楽堂で行われますが,7月14日に名古屋のしらかわホールでも追悼コンサートが行われました。

インターネットには,次のような記事が載っていました
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060715_0.htm

井上道義さんが指揮台の上から岩城さんに何かを語っているように見える写真です。団員の皆さんには笑顔も見えます。今日のコンサートもあまり湿っぽくない雰囲気のコンサートになる方が岩城さんは喜ばれそうですね(天候はものすごく湿っぽいのですが)。

それでは,後からまた報告をしたいと思います。



420. Re: 岩城さんの追悼メッセージ集 管理人hs  2006/07/12 (水) 00:36
昨日お知らせをした「追悼メッセージ」の件ですが,それほど沢山掲載できないようです。私の方が勘違いをしていたようで失礼しました。



417. 岩城さんの追悼メッセージ集 管理人hs  2006/07/11 (火) 00:40
先月13日に岩城さんが亡くなられて早くも1ヶ月近くが経とうとしています。OEKの7月の定期公演のパンフレットに,岩城さんの追悼メッセージを掲載したいということを関係の方から伺ったのですが,今回,この掲示板にお寄せ頂いたメッセージを抜粋して掲載して頂こうと考えております。

どのような形になるか分かりませんが,書かれたお名前のまま,なるべく沢山のメッセージを掲載させて頂きたいと考えております。皆様にご迷惑をお掛けすることはないかと思いますが,掲載を希望されない方がございましたら,7月12日中にご連絡下さい。お手数ですが,よろしくお願いいたします。



415. N響アワーの岩城さん追悼特集 管理人hs  2006/07/04 (火) 00:29
この前の日曜日の「N響アワー」は岩城さんの追悼特集でした。この回は,本当に素晴らしい内容でした。特に岩城さんと付き合いの長い,元NHK交響楽団の本荘玲子さんのお話が良かったですね。

岩城さんの若いときのモノクロ映像の指揮姿から始まり(外山雄三さんが語られていたとおり,非常にスター性溢れる指揮ぶりでした),最晩年の車椅子でOEKを指揮する姿までがとてもうまくまとめられていました。こうやってみると,4月28日の公演での車椅子での指揮は,執念の指揮だったのだな,と改めて感動してしまいました。

岩城さんと言えば,「題名のない音楽会」にも数多く出演されていますので,こちらの方も特集を期待したいところです。



413. ベーゼンドルファーを弾く:ピアノの歴史探訪の旅 管理人hs  2006/07/01 (土) 22:59
この1週間はすでに2回に演奏会出かけているのですが,金沢21世紀美術館で面白そうな企画のレクチャーコンサートが行われるということで出かけてきました。

この美術館では,所蔵しているベーゼンドルファーを使ったピアノの演奏会をシリーズで行っているのですが,今回は「ピアノの歴史探訪の旅」と題していろいろな時代のピアノ音楽を4回シリーズで聞く企画の第1回でした。今回は,チェンバロ奏者の岩渕恵美子さんを招いて,ピアノの前身の楽器をいろいろと聞き比べました。

初期フォルテピアノ,チェンバロ,ヴァージナル,クラヴィコードの4種類を同時に聞く機会などは滅多にありません。この中では,日本に数台しかないという初期フォルテピアノ(復刻されたものです)がいちばんの目玉でしたが,ほんとに小さな音しかでないクラヴィコードの音も聞きものでした。

進行役の梅岡俊彦さんのトークもとても面白かった上,演奏後には楽器の鍵盤を自由に触らせてもらえるというサービスもありました。

チェンバロという楽器は音の小さい楽器だという印象があったのですが,こうやっていろいろな楽器と比較してみるとチェンバロ自体完成された楽器なのだということが実感できました。第2回以降も面白い企画が用意されているようなので,できれば聞きに行きたいと思います。



411. Re: OEKのグランパルティータ i3miura [URL]  2006/06/30 (金) 16:16
こんにちは。
昨日の演奏会は個人的には企画の勝利という印象を持ちました。
オール・モーツアルト・プロと言っても演奏機会の少ない交響曲第32番を冒頭に配置したり、メインにグランパルティータを配したりと、非常に聴き応えのある演奏会でした。
数少ないとはいえ、彼が振ると本当にオケが良く鳴ります。
個人的には今後も演奏して欲しい指揮者の一人です。



410. Re: あれは パセットホルンというのですか 管理人hs  2006/06/30 (金) 07:41
レイトリーさん,こんにちは。
今回のコンサートは弦で始まり,管で終わるというこれまでにない構成でしたね。

>あの楽器 パセットホルンっていうのですか。
モーツアルトのレクイエムにも出てくる楽器ですね。今回は管楽器が主役のコンサートだったので,プレトークなどで取り上げて欲しかったところでした。

バセットホルン以外にもバセットクラリネットという楽器がありややこしいのですが,モーツァルトはこのタイプの楽器が好きだったようです。



409. あれは パセットホルンというのですか レイトリー  2006/06/30 (金) 00:01
OEKの音は弦で持っていると思っているのが 大きな間違いでした。クラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴット どれをとっても すばらしかったです。  あの楽器 パセットホルンっていうのですか。 6楽章の終わりの拍手  気になりませんでした。  なんか 拍手があってもOKかな  なんて 思えました。 印象的だったのはホルンのユニゾンでした。結構 楽しみました。  それにしても 岩城さんの後が気になりますね・・・



408. OEKのグランパルティータ 管理人hs  2006/06/29 (木) 23:05
岩城さんが亡くなって初めてのOEKの定期公演に出かけてきました。今回の指揮者はOEKの定期公演への登場が2回目となる広上淳一さんでした。まず,演奏会に先立ち,岩城さんを追悼するために黙祷を行い,グリーグの過ぎた春が演奏されました。

その後は予定どおりの曲が演奏されました。広上さんは岩城さん亡き後のOEKを鼓舞するようないつもどおりの元気のある音楽を聞かせてくれました。

2曲目には,金沢出身のヴァイオリニストで現在ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者として活躍している内藤淳子さんが登場しました。内藤さんは,岩城さんが発案した新人登竜門コンサートに登場して以来,金沢ではすっかりお馴染みになった方です。今回の定期公演への登場も岩城さんが招き寄せたような因縁を感じました。いつもながら背筋がピンと伸びたような端正なヴァイオリンを聞かせてくれました。

しかし,今回のいちばんの聞き物は何と言っても後半に演奏されたグランパルティータでした。OEKの定期公演の後半にヴァイオリン奏者が全く登場しないというのは非常に珍しいことです。13人の奏者による演奏だったのですが,とても聞き応えがありました。この名曲が生で演奏されることは,意外に少ないと思うのですが,広上さんのエネルギッシュな音楽作りがダイレクトに反映したとても楽しい演奏でした。

この13人の編成を見ながら,サッカー・チームの構成と良く似ていると感じました。コントラバスがゴールキーパー,4人のホルンがフォー・バック,2人のファゴットが守備的MF,バセットホルンが攻撃的MF,そしてオーボエとクラリネットがツートップという感じです(ワールドカップの見すぎか?)。視覚的にもそういう感じだったので,サッカーのように記念撮影したい感じでした。

広上キャプテンが6曲目の後に「ゴーール!」という感じで高く拳をあげたので,ここで拍手が入ってしまいましたが,後半に行くほど熱気が増してくるライブならではの熱気に満ちた演奏でした。

それにしても,管楽器奏者の皆さんはご苦労さまでした。50分ほどかかる曲を演奏したのがまず重労働だったと思いますが...楽器の水周り(?)のお手入れも大変そうでした。1曲終わるたびに皆さんでお掃除をされていました。というわけで,この曲は見ていても楽しめる(?)曲だと思いました。



407. ピアノの翼コンサート第2回 管理人hs  2006/06/27 (火) 23:34
昨年度のショパンのシリーズに続いて,大野由加さんのプロデュース&解説によるコンサート・シリーズ「ピアノの翼コンサート」の第2回に出かけてきました。第1回目には行くことはできなかったのですが,音楽史に沿って,ピアノの名曲を聞いて行こうというシリーズです。今回はベートーヴェン特集でした。

前半,有名なピアノ・ソナタを聞いた後,後半はOEKのコンサートミストレスのアビゲイル・ヤングさんをゲストに招いて,ヴァイオリンソナタ「春」と「クロイツェル」のそれぞれ第1楽章が演奏されました。

やはり,後半のヤングさんと田島睦子さんによるデュオが大変聞き応えがありました。クロイツェル・ソナタを生で聞くのは,考えてみると今回が初めてかもしれません。本当に良い曲だと思いました。ヤングさんのヴァイオリンは歌うというよりは,何かを語りかけるような力を持ったものでした。

前半は,悲愴,テンペスト,熱情からそれぞれ1つの楽章を木下由香さんの演奏で聞いた後,長野良子さんのピアノで月光を全曲聞きました。たまに,ベートーヴェンのピアノ曲をじっくり聞くのも良いなと思いました。機会があれば,ベートーヴェンのピアノ・ソナタ連続演奏会というのも聞いてみたいものです。



405. 金沢室内管弦楽団演奏会 管理人hs  2006/06/24 (土) 23:11
今日は金沢にあるアマチュア・オーケストラ,金沢室内管弦楽団の演奏会に出かけてきました。今回出かけてきたのは,何と言ってもマーラーの交響曲第4番が演奏されるからです(金沢でこの曲が演奏されるのは初めてのような気がするのですがいかがでしょうか?)。

室内オーケストラがマーラー?ということで,特別な版での演奏かなとも予想していたのですが,実際は通常の版での演奏でした。つまり,編成をかなり増強しての演奏となっていました。演奏は大変立派なもので,この曲の持つ古典的で天国的な気分をしっかりと表現していました。

前半に演奏されたショスタコーヴィチの祝典序曲もあっと驚く演奏でした。後半,冒頭のファンファーレが再現する部分で,金管の別働舞台がオルガンステージに登場し,華やかに締めてくれました。

2曲目に演奏されたモーツァルトの第29番は,OEKの演奏に比べると精度の点では劣りましたが,とてもしっかりとした演奏でした。

というわけで,前半後半ともに大変聞き応えのある演奏会でした。マーラーに挑戦し,見事に演奏した金沢室内管弦楽団に大きな拍手を送りたいと思います。

PS.演奏会に先立って,OEKとも関係が深い川北篤さんの指揮で岩城さんを追悼して,G線上のアリアが演奏されました。



402. 天国でも素晴らしい指揮を 海の豚  2006/06/22 (木) 23:50
 音楽に疎いので申し上げるのが大変恐縮ですが、先日私も岩城さんの追悼番組を見て改めてその功績を実感しました。金沢でこれほど素晴らしい方が指揮をして音楽文化を広めていたのかと思うと残念で仕方ありません。音楽堂で何回か岩城さんの指揮見たことがありますが、本当に音楽の素晴らしさを伝えてくれるような指揮だったと思います。岩城さん本当にありがとうございました。天国ではベートーベンと思いっきり語り合って、音楽をこよなく楽しんでくださいね。



401. お礼2 はじめ  2006/06/22 (木) 21:03
逝って早や10日程になるけどね、まだ諦めきれません。私の今の気持ちは如何したら鎮めることができるんでしょうか。

昨夜もね、NHKが放送してくれた「振るマラソン」のドキュメントをまた見ました。瑞浪での特別賞の話とか、カラヤンとドライヴよりキャリーの話とか、何度聴いても面白いなーとか思うけど、岩城さん、もっともっといろんな事話して欲しかったなー

私、今年50歳です。中学高校と京都にいてね、京響は外山さんで、アシスタント探してて、岩城さんに相談があって、目の大きなお弟子さんの福村さんが来ました。学校からのコンサートで岡崎のホールで聴きました。当時から岩城さんの名前は知っててね、お弟子さん頑張ってて応援してました。

高校生になって、文藝春秋なんて雑誌読み始めると、岩城さんが面白い文章を次々と書いてね、何度も何度も読み返していました。あれからですよね、どんどん書き出したのは。

岩城さんがブリトウンの「管弦楽入門」を自身が解説しながら、指揮したのを、中学の時、カセットに入れてよく聴きましたよ。たぶん、これを聴いてから岩城ファンになったんだろうなー。
最後にフーガを演奏する前に、ロンドとの違いを説明しようとしただけどね、「和音の解決」て言葉が口から出たんだけど、これはちょっとばが、難しいと思ったんでしょうね、「詳しいことは学校で先生にお聞きになってください」て言って、会場の笑いをさそっていました。
もう一回聴きたいなー。






399. 岩城さんありがとう 広太家  2006/06/21 (水) 13:45
クラシック好きだった父の影響から、親子で岩城さんのN響アワーを見たものです。当時、まだ小学生だった私には岩城さんは雲の上の人でした。ですから、岩城さんが金沢にオケを作りにくるというのは、大人になった私にとって、天上人が降臨するような驚愕を覚えました。「ありがたや。しかし、果たしてこの北国の住民に受け入れられるのだろうか。失敗したら恥ずかしいのは私たちのほうだ。」などと、思いあぐねたこともありましたが、これは杞憂でした。OEK設立当初から比べると、OEKの発展と共に耳が肥えていった私は、良質な音楽を聴かないと、もう満足できなくなりました。岩城さんが指揮するOEKが、標準のスケールとして無意識に染み付いた聴衆の私にとって、今後、飢えのような試練があるのかもしれません。
今は岩城さんのご冥福をお祈り申し上げます。



398. 運命だったのか・・・・・・ OEK定期会員  2006/06/19 (月) 22:05
岩城さんがN響デビューのとき、指揮されたのがチャイコフスキー交響曲6番「悲愴」だそうです。
このときは汗を飛び散らせながらの、凄まじい指揮だったそうで、今では伝説となっているそうです。
そういえば、昨年9月だったと思いますが、N響の県立音楽堂でのコンサートは「悲愴」でした。
チャイコフスキーは「悲愴」を自身の最高傑作とし、初演の9日後に亡くなられています。
そして岩城さんが「ベートーベンで死ぬのなら仕方が無い、それほどベートーベンを尊敬している。」とおっしゃったのを聴いたことがあります。
昨年から今年にかけての年末年始、ベートーベンのマラソンコンサートを指揮されました。
4月28日には、OEKにとって大きな区切りとなる、200回定期公演を指揮されました。
そして6月12日・・・・・・・・・・
偉大な岩城マエストロの過去を振り返ると、これって運命だったのかと思えてきます。
きっと幸せな人生だったのでしょう。どうか安らかにお眠りください。
いや、バイタリテイ溢れる岩城さんです。天国ですでにオーケストラを指揮されているでしょう。きっと。



397. お礼 はじめ  2006/06/19 (月) 19:25
突然の訃報にまだ茫然とする毎日です。
この年末、金沢発「振るマラソン」の中継をたまたま見つけました。金沢の人たちが、OEKはもちろんのこと岩城さんを大事にされているのだと思いました。

今年も見たいと思っていました。
寂しさが益々こみ上げてきます。

7月に追悼コンサートが予定されているんですか?
できれば、中継してほしいです。



396. ふだん着ティータイム・コンサートVpl.9 管理人hs  2006/06/18 (日) 20:41
今回で9回目となるOEK団員による「ふだん着ティータイム・コンサート」に出かけてきました。岩城さん亡き後,初めての演奏会でしたが,例年に増して楽しめる充実した内容でした。OEK団員は,いろいろとユニットを組んで,室内楽の活動を活発に行っていますが,今回のコンサートはその集大成のような楽しさがありました。

前半の子供のためのコンサートも例年どおり「名指揮者」続出で楽しませてもらいました。この日は,梅雨の中休みでとても快適な気候だったこともあり,ピクニック気分で楽しめる内容でした。

岩城さんは石川県内を舞台にあれこれと新しい企画を考え実行されてきましたが,今日のコンサートを聞いて,OEK団員の中にその精神が生きているな,と感じました。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を小さな子供がゴロっと横になって聞いているような光景というのは,連休中に東京で行われている「ラフォル・ジュルネ...」も顔負けの面白い情景だと思いました。



395. 皆さん、がんばろう! OEK定期会員  2006/06/17 (土) 20:56
7月16日の「岩城さん追悼コンサート」絶対聴きにいきます。
石川県にOEKを生み、見事に育ててくださった岩城さん。
すばらしいクラシックの文化を開花させてくださった岩城さん。
あなたの功績は絶対忘れません。
OEKの皆さん、定期会員の皆さん、これからが正念場です。
天国から岩城さんが見ておられます。
気合を入れて、石川県発の「岩城クラシック」を世界に向けて
発信して行こうではありませんか。
岩城さんのすばらしい功績に報いるためにも。



394. みなさんからのメッセージを読んで 管理人hs  2006/06/17 (土) 08:40
岩城さんが亡くなられて日,このホームページのアクセス数が通常の4倍以上になりました。正確に把握しているわけではないですが,900件近くのアクセス数になりました。また,掲示板の方にも私を含め,19人の方から追悼のメッセージを頂きました。個人的に応援をしているサイトとしては,過去にない「盛況ぶり」になりました。

このことを通じて,「岩城さんにお礼を言いたい人は世の中にはものすごく沢山いるのだ」ということが実感できました。

「違いのわかる男」だったNHK交響楽団時代の大活躍,アンサンブル金沢時代の石川県を舞台に何でもやってやろう,という地域に根ざした活躍,そして何と言っても演奏後の両手を広げてお客さんに答える子供のような笑顔

こういったことが,これだけ多くの方に愛された理由だと思います。

というわけで,明日の「ふだん着ティータイム・コンサート」などを手始めに,これからしばらく音楽堂の中に「岩城さんへのメッセージ」を書くことのできるコーナーを作られたらいかがでしょうか。それを7月16日に追悼コンサートなどに紹介できれば素晴らしいと思います。

今回の岩城さんの死で,その人気の高さ,影響力の大きさを再確認いたしました。岩城さんに対して改めて哀悼の意を表するとともにメッセージをお寄せいただいた皆さんに感謝いたします。



391. Re: 岩城さん、安らかに 管理人hs  2006/06/16 (金) 12:20
> ご遺族やOEKのスタッフの皆様には大変恐縮ですが、県立音楽堂でのお別れ会の計画はないのでしょうか。

これにつきましては、7月16日追悼コンサートが行われると今朝の北国新聞に書いてありました。また情報が分かりましたらお知らせします。



390. 岩城さん、安らかに 白山人  2006/06/16 (金) 10:41
日本が世界に誇ることのできる数少ないカリスマでしたね。
定期公演でいつも笑顔を絶やさないあの姿、忘れることができません。
ご遺族やOEKのスタッフの皆様には大変恐縮ですが、県立音楽堂でのお別れ会の計画はないのでしょうか。
定期会員は多くの皆様が石川県人だと思います。
石川県にすばらしいクラシックの文化を築きあげていただいた、岩城さんに県立音楽堂で、最後のお別れをしたいと思っておられる定期会員の方、多いのではないでしょうか。
私もその一人です。



389. 岩城さんへの感謝 りぶ  2006/06/15 (木) 23:52
ご無沙汰しています。

 金沢に住んでいた間は年に数回、演奏会に行っていました。またOEK合唱団にも入っていましたので私にとって岩城さんは最も馴染みのある指揮者でした。書かれたエッセイは今でも読んでいます。
 大阪に来てからはなかなか岩城さんの指揮を見る機会はなくなりましたが、朝比奈隆さんの追悼演奏会での指揮とティンパニの演奏が印象に残っています。

 岩城さんには「OEKを育て、私を音楽に親しませてくださってありがとうございます」という感謝の気持ちでいっぱいです。心よりご冥福をお祈りします。また、岩城さんの育てたOEKのこれからのご活躍も期待しています。



387. 岩城監督へのお礼 covariant  2006/06/15 (木) 01:36
岩城宏之監督の訃報は、13日夜のテレビローカルニュースで初めて知りました。
私には唐突で、ショックでした。友の会会員として、ここまで育てていただいたアンサンブル金沢はどうなるんだろう?と、不安を覚えました。
岩城監督のアンサンブル金沢への注力は、ほとんど闘病生活と共にあったんですね。
どうか安らかにお休みください。

オーケストラ・アンサンブル金沢の設立時から
当代一流の方々を擁する、応援団メンバーの多彩さ
コンポーザー・イン・レジデンス制やオーケストラの交歓公演
国内・海外への演奏旅行を含む活発な活動
そして、石川県立音楽堂の竣工

サインを頂いた程度のご縁なので、何の実事情も知らない私の勝手な推測ですが、
これらは岩城監督の豊かな人脈と、金沢に対する思い入れがあればこその、
賜物だと思っておりました。

私の音楽的嗜好はクラシックとジャズです。
20歳代末から石川県に戻り生活してきた私にとって、
オーケストラ・アンサンブル金沢の誕生とその成長は、
まさに自分の嗜好に合わせていただいたように嬉しく、感謝してきました。
友の会会員であることで、自分のクラシック音楽好きも年々昂じてきました。

岩城監督を失った今、その遺志を引継いで
オーケストラ・アンサンブル金沢の歩みが更に力強くなりますように、
微力ながら、我々もいっそう応援していきましょう!
岩城宏之監督のご冥福をお祈りします。



386. 岩城さん きのっぴ [URL]  2006/06/15 (木) 00:17
何度も病魔に襲われながら、そのたびに元気に現場復帰されてきた方なので、この訃報 信じられませんでした。73歳、まだまだ指揮者として活躍できたはずなのに、とても残念です。心よりご冥福をお祈りします。

そして、たくさんの思い出をありがとうございました。はじめて聴いたときの打楽器カルメン、音楽堂の柿落公演の第九、浜離宮のモーツァルト全集、などなど、数えきれません。
最後に岩城さんの指揮を聴いたのはOEKではなく東京フィルの定期でローマ三部作。約1年前、連日の猛暑を吹き飛ばすような豪快な指揮ぶりでした。
さらにその1年前の「岩城宏之とその仲間たち」打楽器コンサートも楽しかったなあ。演奏そのものよりも、西村さん、林(光)さん、野平さんといったOEKでもおなじみの作曲家の皆さんとの爆笑トークを思い出します。



385. 岩城さん、ありがとうございました。 みやっち  2006/06/14 (水) 22:06
どんなに体調を崩されても、必ずOEKを指揮するため金沢に舞い戻ってきた岩城さんが亡くなられて、残念でなりません。ご冥福をお祈りします。

私の中では、もちろん今まで一番コンサートを聴いた指揮者だし、3月のブラームス交響曲全集完結を聴いて、サイン会でお会いしたのが最後となりました。

その時のブラームス交響曲第3番は、今まで聴いたブラームスの中で一番充実感たっぷりの演奏だったし、岩城さんに「ブラームス全部聴きました」とお礼の言葉をかけました。

岩城さん率いるOEKのおかげでオーケストラが好きになったので、「ありがとうございました。お疲れさまでした。」




383. 笑顔のご遺影でした めの・もっそ  2006/06/14 (水) 12:12
職場が音楽堂に近いので訪れてきました。
静かな玄関ホールに、笑顔のご遺影が、たくさんの献花に囲まれてありました。
一礼しご冥福をお祈りして参りました。
必ずしもマエストロのよい聴き手ではなかったことも、お詫びしました。



382. 残念です taka  2006/06/14 (水) 06:05
急逝の報に接し、心より御冥福をお祈り申し上げます。
岩城さん永い間ありがとうございました。
その他大勢の一員としてではありますが、以前にステージで御指導を受けた経験も良い思い出となり、最後の金沢での車椅子上での演奏もその情熱も忘れられません。
安らかにお休みください。



381. 岩城さんありがとうございました yayoi  2006/06/14 (水) 00:27
知人からのメールで、岩城さんが亡くなられたことを知りました。最後に行った演奏会はいつでしょう・・?2.3年前のの新人登竜門コンサートでしょうか?かなり前のようで思い出せません。4月の200回記念の演奏会に行くつもりでしたが、仕事の都合で行けなくて、今思うと本当に悔やまれます。

邦楽ホールでの何かの演奏会で、渡辺さんとともにシロホンを演奏する姿を拝見することがありましたが、いつもの指揮姿とは違い、茶目っ気たっぷりでした。打楽器をこよなく愛する一人として、岩城さんは憧れの存在です。この思いを胸に、これからも楽器の練習を頑張ろうとさらに強く思います。そして、OEKも応援し続け、音楽堂にももっと通いたいと思います。

安らかにお眠りください。本当にありがとうございました。



380. 憧れでした 七尾の住人  2006/06/14 (水) 00:13
またいつものように復帰して棒を振る姿を見せてくれるだろう・・・・・・

そう思っていました。
何だかまだ信じられなくて、いや信じたくないという気持ちが大きく、ニュースを見ては現実を知り、そしてまたそこから逃げ出してしまいたい気持ちでいっぱいです。

岩城さんの指揮は、石川県立音楽堂ができOEKを聴くようになってから初めて拝見したのですが、その前から著書の方をよく読まさせていただき、ずっと憧れの存在でした。

この石川県にオーケストラを作り、そして育て、石川県立音楽堂という立派なホールまでも整えてくれた岩城さん。その岩城さんが私達に残してくれたものを、私達は大切にしていかなければいけません。今となっては、それが岩城宏之さんが私達の中でずっと生き続ける唯一の方法だと思います。

ご冥福をお祈りいたします。



379. ありがとうございました gontan@富山  2006/06/13 (火) 23:18
先日の定期、万難を排して聴きにいくべきだった悔やんでいます。

私が、こうやって今でもアマチュア演奏家、クラシック愛好家
として、音楽を続けているのも、岩城さんからたくさんの素晴
らしい音楽をいただけたからだと思っています。
小学生の頃OEKができ、県内をまわってくれ、初めて生の音
楽に触れました。

岩城さんは、終演後嫌な顔一つせず、僕達のサイン攻めに応じ
てくれ、偉大な音楽家をとても身近に感じさせてくれましたね。
東京佼成の演奏会(池袋)の折、「金沢でいつも聴いています!」
と言った私に、笑顔で答えてくれたことが、昨日のように思い出
されます。

早すぎる別れとなってしまい、本当に無念でなりませんが、ファン
の皆さんの心の中で、ずっと生き続けて欲しいと思います。



374. ひとつの時代が・・・ レイトリー  2006/06/13 (火) 21:19
すばらしい芸術の構築と感動をありがとうございました。
残念です。  10年ぐらい前 偶然 小松空港のレストランで 私の隣のテーブルにつき 関係者と何か 熱心に話されていた姿が 思い出されます。岩城先生を思い出す時 一番印象的な200回定期、 あの時のコンサートマスターはじめOEKメンバー全員の気持ち、  大変感動しました。

先生のしめされたOEKの有り様を大切に さらに OEKが発展されるよう望みます。 



373. 残念です。 ピースうさぎ [URL]  2006/06/13 (火) 20:29
岩城さん、亡くなられたんですね。
夕刊で知りました。
名古屋公演でもよく来られて、今度の7月の公演も、、と思っていた矢先でした。
我が家には岩城&OEKのCDがたくさんあります。
何度もこれから聴くことになるでしょう。

合掌。



372. 岩城さん ねこ  2006/06/13 (火) 19:45
岩城さんが亡くなられたという悲しいニュースに接してショックを受けています。昨年の大阪公演は病気入院のため外山さんが代役を務められましたが「来年は必ず岩城が指揮します」ということで楽しみにしておりました。チケットももう買って心待ちにしておりましたのに…。
OEKの200回目の定期を終えたところだった、という点がとても象徴的なことに思えますね。岩城さん、OEKを作り、ここまで育ててきてくださって本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
岩城さんの指揮もさることながら、あのユーモアたっぷりの洒脱なエッセイがもう読めなくなるのが残念でなりません。大阪公演の時には1冊ずつ持って行ってはサインをいただいていたんですよ。
岩城さん、天国からこの掲示板に投稿してもらえませんか?



371. 岩城さん,ありがとうございます 管理人hs  2006/06/13 (火) 18:46
岩城音楽監督が亡くなられたと知り,私もショックを受けています。

過去何回も病気を克服されてきた岩城さんの姿を見て勇気づけられてきた方も多かったと思います。いつかは来る日ではあったのですが,不死鳥のような存在だった岩城さんの死は,信じられないし,やはり残念です。

岩城さんがOEKにかける情熱にはものすごいものがありました。OEKとの最後の共演となった第200回定期公演での車椅子での指揮姿がそのことを象徴していたと思います。

私自身,岩城さんの指揮するコンサートに何回行ったかわかりません。もうその姿が見られないと思うと非常に寂しく感じます。

しかし,OEKfanとしては,これまでOEKを引っ張って来られた情熱に対して,大きな感謝の気持ちを岩城さんにお伝えしたいと思います。「本当にありがとうございました。」

岩城さんは,とても頼りになる存在でしたが,その一方で,とても子供っぽく,とても寂しがりやだったのではないかと思います。そういう岩城さんのために皆さんからのメッセージを沢山お寄せ下さい。



370. 岩城監督安らかにお眠りください。 一OEK会員  2006/06/13 (火) 18:18
岩城監督のご逝去のニュース、テレビで知りました。
本当にショックを受けています。
今となっては4月28日の200回記念公演が、最後の雄姿となってしまいました。
あの時、車椅子で登場されましたが、身体的に相当大変だったのでしょう。
でも200回公演をなんとしてでもやり遂げる、といった情熱がすべての観客の皆さんに伝わったのではないでしょうか。
本当に長い間ご苦労様でした。安らかにお眠りください。
もちろん私は今後もOEK会員であり続け、ずっと応援していきます。本当にありがとうございました。



369. 岩城さん かきもと  2006/06/13 (火) 15:20
こんにちは。いつもリードオンリーで失礼しています。本当に長らくご無沙汰でした。今ほど、アンサンブル金沢の生みの親でもあり、また名トレーナーでもあった、音楽監督の岩城宏之氏の死亡記事を、朝日新聞のサイトで確認いたしました。
アンサンブル金沢の今日の隆盛は、これ全て岩城さんのおかげと言っても過言ではないと思います。先月は車椅子での痛々しいお姿だっただけに心配はしておりましたが、残念です。合掌。



368. はじめまして ライオウ  2006/06/13 (火) 15:15
こちらでは初めまして
音信不通になっていた小学校のクラスメートをたまたまネットで見つけたらアンサンブル金沢に属する奏者で、そんなこともあって大阪公演には何度となく行かせて頂きました・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060613-00000130-kyodo-ent
先ほど知ったのですが、岩城先生のご冥福を心よりお祈りいたします。     合掌

最後に先生の指揮をナマで見たのは今年1月4日ジャパンヴィルトオーゾの大阪公演でした。。



367. 岩城宏之氏死去 i3miura [URL]  2006/06/13 (火) 14:53
岩城宏之氏が13日の未明に亡くなりました。
入院していたと言う記事は見たのですが、まさかこうなるとは思っても見ませんでした。
彼の演奏を最後に聴いたのは4月28日のOEK定期での「シェヘラザード」でしたが、丁度退院直後の演奏会で、車椅子に座りながらの指揮姿が痛々しかったのを覚えています。
OEKは正に彼のオケという存在だっただけに、非常に残念です。
OEKに関しては後任人事の話が当然出てきますが、彼の遺志を継いで欲しいものです。

心からご冥福をお祈りします。



366. 岩城さんのご冥福をお祈り申し上げます めの・もっそ  2006/06/13 (火) 14:21
先ほどasahi.comの速報で、岩城氏の逝去を知りました。
私にとって、3月定期のブラームス3番が最後の演奏となりました。
コーダの和音がホールに消え去った瞬間、もしかしたらこれでマエストロとお別れかも知れない・・・ふとそんな予感がしたものでした。
最後の最後まで、OEKを振ることに情熱を注いでいただき、一ファンとして感謝の気持ちで一杯です。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
向こうで悪友ナオズミさんと再会されて、楽しい永遠の指揮台に立ち続けてくださいね。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。



362. 森山良子さん登場 管理人hs  2006/06/10 (土) 22:00
今日の3時頃から夕方にかけて,金沢市内では金沢市祭の「百万石まつり」のメインイベントのパレードが行われました。今年から,パレードのスタートが金沢駅前の鼓門からとなりましたので,ものすごい人だかりだったのですが,その中をかき分け,音楽堂までたどり着き,森山良子さんの登場したファンタジー公演を聴いてきました。

森山さんといえば,長く歌い継がれているような名曲を沢山レパートリーにされていますが,そういった名曲に加え,森山さんの「芸の広さ」を堪能できるコンサートとなりました。

「さとうきび畑」のような透明な歌声が突き刺さるってくるような曲も素晴らしかったのですが,ちょっと粋でユーモアのある曲も大変楽しめました。森口真司さん指揮のOEKのノリの良い伴奏との息もぴったりでした。

ファンタジー公演に登場する歌手の皆さんは,どの方もベテランということで,楽しさのツボを心得たステージを見せてくれるのですが,今回もまた楽しませてもらいました。「祭りの夜」に相応しいコンサートでした。



359. Re^2: Re:Жизнь公演 管理人hs  2006/06/10 (土) 12:17
covariantさま,こんにちは。
> ロシア文字を引っ張ってきて気障でしたが、学生時代に教わったこともあって、使いたかったのです。

私は一瞬文字化けをしたのかと思ったのですが,なかなか新鮮ですね。ハンドル名もキリル文字にしたくなってしまいました。

> 同じBBS欄に、長崎新聞の記事を紹介された方がいました。

新聞記事については,紋切り型の言葉で書かれただけだと(例えば,能の場合「幽玄の世界にひたった」というパターン)インパクトが弱いですね。何かプラス・アルファの情報があるととても新鮮に感じます。

というわけで,OEKfanについては,この辺の公式情報プラス・アルファのような情報をやり取りできるページにしたいと思っています。

ところで,今日は百万石パレードが行われますね。今年から金沢駅スタートということで,音楽堂まで行くのは結構大変そうです。今日の夜の森山良子さんとOEKとのコンサートには余裕を持って出かけた方が良さそうです。



358. Re: Re:Жизнь公演 covariant  2006/06/10 (土) 11:57
hsさんからのコメントはうれしいです。ありがとうございます。
ロシア文字を引っ張ってきて気障でしたが、学生時代に教わったこともあって、使いたかったのです。意味は判らなくても、声に出して読みたいロシア語(笑)です。
西本智美さん公式サイト、金沢公演の感想は、ご指摘のあたりですね。

同じBBS欄に、長崎新聞の記事を紹介された方がいました。
この新聞記事の内容が、公演の意義と指揮者の思いを簡潔に紹介していて、とても気に入りました。:
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kako/200605/29.html#10
どんな演奏会にもこれくらいの、掘り下げた紹介文があるといいですね。
主催者側ならできると思うんですが。そして、演奏会の入場料にも感心しました。
この紹介文と入場料なら、ずいぶんお客さんも増えるだろうなと思います。

余談ですが、金沢では何事も華美に走る傾向があるように思います。
他の焼き物に比べた九谷焼の豪華さに象徴されるような。。。
九谷焼や伝統工芸品については、その個性として悪くはないと思いますが、、、
こう書いて見ると、料理にしても加賀料理は豪華だし、
カブキモノ利家の伝統が根付いているのかもしれませんね。

でも、自分たちの個性を知る、その限界をわきまえるということはとても大事なことだと思います。
私などはどちらかと言うと、この「華美」とは対極の、質素で簡潔な美しさの方がよほど魅力的に感じたりします。しかし、質素ばかりでもきっとつまらない。豊かな土壌があればこその、質素美になるんだと思います。

金沢検定も、金沢ナンバーも、もっと金沢を知ってもらおうというのも悪くないですが、長崎にひけをとらない実力を持っているだろうか?と反省してみました。
そういう意味でも、このりっぱなhsさんのサイトをもっともっと応援したい気分なのです(微笑)。



354. Re: Жизнь公演 管理人hs  2006/06/08 (木) 22:22
covariantさま,こんばんは。
> 6月1日の西本智実さんのЖизнь(ジーズニ)公演に行ってきました。
Жизньというのは「人生」という意味のようですね。感想をお知らせ頂きありがとうございました。

>私の場合、時間的にも金銭的にも富裕層ではありませんので(笑)、名演奏者とされる方の金沢公演があっても、なかなか参りません。

私の場合,OEK以外の公演の場合は,行くかどうか迷った上,大体は行くという感じになっています。ただし,海外のオーケストラ公演の場合,1万円を超えるのが普通なので,2つ続くと...どちらかパスになってしまいます。今回の公演の場合,最低料金が8000円ということで,ちょっと割高感があったのでチューリヒの方を選びました。

> 前日にはとうとう、切符さえ手に入るならどんな席でも聴きに行こう、と決めたのです。
そういうことは私もよくあります。行きたいと思い続けていると段々思いが募ってきますね。

> メリハリの効いた力強い演奏と、指揮後の精根使い果たしたようなナイーブでかつ気高い表情に、もう、参りました(笑)。

西本さんには,良い意味でのスター的な雰囲気がありますね。チャイコフスキーの交響曲にはぴったりです。

> 西本さんの公式サイトBBSにも書いてしまったのですが、
公式HPを見ていましたら,今回のツァーについては,とても沢山書き込みがされているようですね。金沢公演については,次の辺りでしょうか?
http://www.tomomi-nishimoto.com/bbs/bbs.cgi?num=50

> 昨年の西本さんの「バレンタインコンサート」にも、私も行っていませんが、hsさんはいらっしゃらなかったのでしょうか?

どうもめぐり合わせが悪いようで,この時も行けませんでした。西本さんの指揮では,「利家とまつ」が放送されていた頃,一度O実演を聞いたことがあるのですが,その後,キャンセルがあったりして,なかなか実演を聞くことができません。今回の「 Жизнь」についても,ライブ録音CDなどを期待したいところです。



352. Жизнь公演 covariant  2006/06/08 (木) 02:19
管理人hsさんの問いかけがあるので、僭越ながらまた、書き込みします。
6月1日の西本智実さんのЖизнь(ジーズニ)公演に行ってきました。私の場合、時間的にも金銭的にも富裕層ではありませんので(笑)、名演奏者とされる方の金沢公演があっても、なかなか参りません。ヨーヨーマさんの演奏すら、未だ生で拝聴したことはありません。

今回の西本智実・ロシア交響楽団の演奏会も、随分迷っていたのですが、公演の日が迫るにつれて、西本さんの面影がどんどん浮かんできて、
前日にはとうとう、切符さえ手に入るならどんな席でも聴きに行こう、と決めたのです。
おかしいでしょう?(笑)

すでにお伝えしてあるとおり、私には音楽的な評価をする能力はありませんが、
メリハリの効いた力強い演奏と、指揮後の精根使い果たしたようなナイーブでかつ気高い表情に、もう、参りました(笑)。
ほんとうに行ってよかった、どんな形でもいい、
西本さんには是非また金沢に来ていただきたいと思います。

西本さんの公式サイトBBSにも書いてしまったのですが、
彼女の指揮ぶりを見て私は、自分の座右のツンドク書(笑)の1つ:白洲正子さんの新潮社版『両性具有の美』を、
なかんずく、その表紙絵に使われている、
あの(国宝)興福寺阿修羅像(写真)を思い起こしました。
指揮者西本智実さんは、その両性具有な、気高さ、凛々しさ、
三面六臂で表現されるような顔や手の動き、まさにあの阿修羅そのものでした!

昨年の西本さんの「バレンタインコンサート」にも、私も行っていませんが、hsさんはいらっしゃらなかったのでしょうか?
「演奏会レビュー」には、「七尾の住人さん」のものしかありませんが、
この時の、七尾の住人さんの感動を、今の私は素直に受け入れることができます。



347. チューリヒ・トーンハレ管弦楽団金沢公演 管理人hs  2006/06/04 (日) 19:08
今日はデイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏会に出かけてきました。前半のチェロ独奏にはヨーヨー・マさんが登場するということもあり,会場は超満員で補助席が沢山出ていました。

今回,私にとってはマーラーの「巨人」を生で聞けるというのがいちばんの楽しみでした。その期待どおりの素晴らしい演奏でした。ジンマンさんの指揮は,恐らく,楽譜に非常に忠実な演奏さったのではないでしょうか?このオーケストラの音はとてもクリアなのですが,ジンマンさんの奇を衒わない指揮とあいまって,非常に克明にマーラーの世界が描かれていました。3月のチョン・ミョンフン指揮ロンドン交響楽団による第5番の時の,情念に満ちた演奏とはまた違った魅力を味わうことができました。この「巨人」という曲の場合,ジンマンさんの音楽作りにピタリと合っていたと思います。

この曲ではホルンが大活躍するのも見所です。4楽章の最後では,楽譜に書いてあるとおり「ホルン,全員起立」で演奏していましたが,こういうのを見る機会も滅多にないと思います。

前半のヨーヨー・マさんの方も素晴らしい演奏でした。以前,OEKと共演した時と同じシューマンの協奏曲だったのですが,相変わらず音楽が自然にあふれ出てくるような自在な演奏でした。第2楽章でのチェロのトップ奏者との二重奏も幸福感に満ちた演奏でした。

チューリヒ・トーンハレ管弦楽団については,これまで名前を聞いたことがあるだけで,CDでもほとんど聞いたことがなかったのですが,ジンマンさんの下で実力を伸ばしているオーケストラなのではないかと感じました。また機会があれば,是非聞いてみたい組み合わせでした。

PS.6月1日には同じ音楽堂で西本智実指揮ロシア交響楽団の演奏会が行われたのですが,やはり両方行くのは経済的にも大変ということで,私はパスしました。こちらはいかがだったでしょうか?



343. ホームページのデザイン変更 管理人hs  2006/05/31 (水) 22:49
このホームページを作って5年近くになるのですが,そろそろ新鮮味がなくなってきましたので,試しにデザインを変えてみました(内容は変わっていません)。

まだ完全には修正し切れていないのですが,しっくり来るまで様子をみてみようと思います。



328. 弦楽四重奏でめぐるモーツァルトの旅 その1 管理人hs  2006/05/26 (金) 22:52
今日は金沢蓄音器館で行われたクワルテット・ローディによるモーツァルトの弦楽四重奏曲の演奏会に出かけてきました。このクワルテット・ローディというのは,OEKのヴァイオリン奏者の大村さんご夫妻を中心とした弦楽四重奏団です。今回,金沢蓄音器館を舞台にモーツァルトの弦楽四重奏曲を1番から順番に全曲演奏するというモーツァルト・イヤーに相応しい企画が行われることになりました。それにちなんでのネーミングです。

今回演奏されたのはそのうちの1番から3番という渋いプログラムだったのですが,会場は満席でした。この会場はもともとは蓄音器を聞くためのスペースですので,文字通り「室内楽」という感じの演奏会になりました。座席のすぐ間近で聞く生演奏には,思わず引き込まれてしまうような吸引力がありました。

演奏は大村さんのトークを交え進められました。このトークが大変面白いものでした。各曲の面白さを実演を交えて存分に味わわせてくれました。

モーツァルトの弦楽四重奏曲をまとめて聞くことのできる機会(しかも入場料は500円)は金沢では非常に少ないので,次回以降もできるだけ出かけてみたいと思います。



314. Re: 5/30のクアドリフォーリオ 管理人hs  2006/05/23 (火) 00:23
yayoiさま,こんばんは。情報をありがとうございます。演奏会情報のページに書いた情報の方は削除しておきました。

> 早速芸術村に確認したところ、5/30のコンサートは延期になったそうです。ショック・・・。

私自身,出かけてみたいと思っていたので,これは残念ですね。こういった企画については,需要はあると思いますので,次の機会を期待したいと思います。



313. 5/30のクアドリフォーリオ yayoi  2006/05/23 (火) 00:13
管理人様、こんばんは。
早速芸術村に確認したところ、5/30のコンサートは延期になったそうです。ショック・・・。次いつになるか分からないとのこと。楽しみにしていただけに残念です。

「カデンツァ」を読むと、7月くらいにクアドリフォーリオのランチタイムコンサートがあるらしいので、それまで楽しみをとっておきます。

その他お勧めコンサートがあれば、是非是非教えてくださいね♪



312. Re: 唖然 管理人hs  2006/05/23 (火) 00:07
音楽一ファンさん,こんばんは。書きこみありがとうございました。
> 2曲目が始まるとちょっとして、1階客席の最前列の端より
> かがんでいたとはいえステージ中央に歩み寄り、
> カメラを構える人が・・・・・・

子供が出るピアノの発表会とかでは,こういうことはありますが,音楽堂のコンサートホールでは見たことがありません。開演前のアナウンスの注意事項と矛盾しているので,まさに「示しが付かない」という感じですね。

音楽カメラマンの第1人者である木之下晃さんが,何かで話しているのを聞いたことがありますが,舞台を撮影するときは袖の片隅から邪魔にならないように撮影している,と聞いたことがあります。まずお客さん,そして演奏者を優先に考えて欲しいですね。

> 現に、以前、報道するためか客席で堂々と何枚も
> 写真を撮っている姿を見たことがあります。
> 音楽を楽しみたいのに、シャッター音でじゃまされたこともあります。

音楽堂主催の時は,気持ちよく聞けるのですが,それ以外の団体等が主催の時などでは,こういうことも時々ありますね。今回のことを機会に,改めていって欲しいと思います。ただし,このことは,これ以上,この掲示板で書いてもしょうがない面もありますので,この辺で終わりにしましょう。

また,演奏の話題の方で感想をお聞かせください。今後ともよろしくお願いします。



310. 唖然 音楽一ファン  2006/05/22 (月) 23:27
今夜のアルバン・ベルク、演奏はさすがでしたね。
うまいのはもちろん、その凄さも十分感じられたコンサートでした。

ただ、残念なのは管理人さんも書いておられるように、
とんでもないハプニングがあったことです。
2曲目が始まるとちょっとして、1階客席の最前列の端より
かがんでいたとはいえステージ中央に歩み寄り、
カメラを構える人が・・・・・・
ピヒラーさんが、「What are you doing?」と言うのが
はっきりと聞こえました。
そして、写真撮影をあきらめ、そそくさと退場したのですが、
せっかくいいホールとオーケストラがあるこの金沢に、
こんな常識を知らない行動をする人がいたとは、
とても悲しいことです。
明らかに常軌を逸している行動で、
あまりにも非常識なので、ただただ呆然となるだけでした。

はっきりとしたことは分かりませんが、
音楽を聴きに来た人が、こんな非常識な行動をするでしょうか?
これがロックなどのポップスのコンサートなら、
普通の観客でもそういう非常識な人がいるかもしれません。
しかし、クラシックで音楽を聴きに来ている人が、
そんな行動を取るとはとうてい考えられないのです。

おそらく音楽を聴く以外の目的で来ている人が、
そんな行動を取ったとしか考えられません。
現に、以前、報道するためか客席で堂々と何枚も
写真を撮っている姿を見たことがあります。
音楽を楽しみたいのに、シャッター音でじゃまされたこともあります。

いまだにこんな恥ずかしいことがあるなんて、
金沢って田舎もいいところですね。



309. アルバン・ベルク四重奏団,音楽堂に登場 管理人hs  2006/05/22 (月) 22:58
「なぜ,ピヒラーさんは,石川県立音楽堂で室内楽の演奏をしないのだろうか?」というのは”石川県立音楽堂,七不思議”の一つだと思うのですが(私が思っているだけです。他の6つは?と尋ねられると困るのですが...),ついにアルバン・ベルク四重奏団(ABQ)の演奏会が音楽堂で行われました。

プログラムは,モーツァルトの充実期の2曲+バルトークということでABQの本領発揮という感じの演奏会となりました。どの曲も音楽が形となって見えるような,彫琢され尽くされた演奏でした。この日演奏された曲はどれも標題がついていませんでしたが,”純音楽”というのはこういう音楽を指すのか,と感じた演奏でした。

前半のモーツァルトの2曲の短調と長調のコントラストも面白かったのですが,金沢では滅多に演奏されることのできないバルトークの弦楽四重奏曲を聞くことができたのが何と言っても大きな収穫でした。非常に歯ごたえはあるけれども,充実感のある音楽に浸ることができました。

演奏中,ステージのすぐそばから写真撮影をしようとしているカメラマンがいたため,ピヒラーさんが注意をし,演奏が中断するというハプニングはあったものの(私が見ても相当非常識な撮影位置でした),「さすがABQ」という演奏会となりました。この日の金沢公演を皮切りにABQは全国ツァーを行うのですが,カクシュカさん亡き後も,その充実ぶりに変わりはないと感じさせてくれた演奏会でした。



308. Re: 第201回定期のことなど 管理人hs  2006/05/22 (月) 07:35
i3miuraさま
情報をありがとうございます。やはり個人だとすべての新聞の情報をチェックするのが難しいので,また何かありましたらお知られください。

covariantさま 
> 管理人hs様、いつも詳細な演奏会レビューをアップしていただき、とても嬉しいことです。
最近,少々文字数が多くなりつつあるので,もう少し簡潔にまとめようと思うのですが,ついついあることないこと(?)を書いてしまいます。

>hsさんのレビューを拝見すると、2日目を聴かなかったのがとても残念な気持ちになります(笑)。
実は,「行けば良かった」と思わせるように書いているところもあるのですが,今回の2日目は本当に楽しい内容でした。

>せめて1日目の交流会に出ればよかったかもしれませんが、
こちらの方は,平日ということもありそれほど参加者はいませんでした。

> 今回の第201回で私が一番印象に残ったのは、カンタさんのチェロ演奏でした。
カンタさんがOEKの伴奏で演奏するときは,会場・ステージともに暖かい空気があるのも良いですね。

> 折りしも小泉首相が「文化庁『わたしの旅』大賞」で文化視察に来県された報道を見たり、また、OEK第200回定期公演を機におっしゃっている岩城音楽監督の力強いメッセージを見るにつけ、この土地に生まれ、生活していることに感謝しているこの頃です。
このところ,「何かを応援して聞く」というのがいちばん面白い音楽の聞き方だと感じています。石川県の場合,その応援しがいのある対象が身近にあるのが有難いことです。その応援を通じて,地域を活性化できれば,いちばん良いことだと思います。




303. 第201回定期のことなど covariant  2006/05/21 (日) 14:00
管理人hs様、いつも詳細な演奏会レビューをアップしていただき、とても嬉しいことです。管理人さん(以下hsさんと呼ばせていただきます)のレビューを演奏会の始まる前に見れないものかと、思います(笑)。hsさんのレビューがあれば、私など何も付け加えることはありませんが、枯れ木も山の賑わいと思い(笑)、また投書させていただきます。

なかなか時間的余裕が取れないことが最大の理由で、私はマイスター会員ですが、今回の「”ウェルカム・キタエンコ”シリーズ」でも、第201回定期公演だけに出かけました。hsさんのレビューを拝見すると、2日目を聴かなかったのがとても残念な気持ちになります(笑)。せめて1日目の交流会に出ればよかったかもしれませんが、お互い定年間際になってしまった友人と気兼ねなく酒を飲むことの方を選んでしまいました。参加者は多かったのでしょうか?

今回の第201回で私が一番印象に残ったのは、カンタさんのチェロ演奏でした。カンタさんの独奏には、hsさんよりは随分少ない回数であれ私も何度か接しているはずですが、今回は一番素晴らしかった、さすが名手!と得心しました。チェロという楽器の美しさを、私にとっては初めて本当に知れたように思いました。

キタエンコさん指揮のチャイコフスキーもモーツアルトも十二分に満たされたものでしたが、アンコール1曲目が、私には新鮮さもあって、すばらしい感慨にひたれました。グリーグの「最後の春」(「過ぎた春」)という曲だったのですね。

帰り道、「キタエンコさんもなかなか来れないので、今回のシリーズのような盛りだくさんの企画があるんじゃないか?」と友人と話していたのですが、この3年間がそうではないことを祈りたいところです。

折りしも小泉首相が「文化庁『わたしの旅』大賞」で文化視察に来県された報道を見たり、また、OEK第200回定期公演を機におっしゃっている岩城音楽監督の力強いメッセージを見るにつけ、この土地に生まれ、生活していることに感謝しているこの頃です。



302. キタエンコさんの次回は? i3miura [URL]  2006/05/21 (日) 13:44
管理人様こんにちは。
本日の北陸中日新聞の文化芸術欄にキタエンコさんの記事(就任会見の一部)が出ていました。一部HPの記事と重複しますが・・・。
その中で「大好きな岩城と”チーム”を組んで演奏できるのは楽しみ」と挨拶したと言うことです。
また今回のソリスト、小川典子さんも「ショスタコーヴィチの協奏曲はなかなか演奏機会が無いので声をかけられて嬉しかった」とコメントしていました。
またキタエンコさんに関しては、今後子供向け、学生向けのプログラムや指揮者のワークショップ、北欧・スペインといったテク低の国をテーマにした演奏会などのアイデアを披露したと言う事です。
ただやはり予算の関係から次回は再来年ながらも、山田マネージャー曰く、「他のオケと相乗りで企画を組むなど年に一度は呼びたい」、と言うことでした。韓国のKBS響のポストは辞したようですが、最近でも東響、京響、札響等も振っているようなので、何とか振りに来て欲しいものです。



296. Re: 5/30のクアドリフォーリオ 管理人hs  2006/05/20 (土) 16:55
yayoiさま
こんにちは。
> 5/30の芸術村でのクアドリフォーリオのコンサートのチケットは、どこで入手出来るのでしょうか??

私自身,このコンサートのチラシを見たことはないのですが,恐らく市民芸術村に行けば買えるのではないかと思います。芸術村のHPを見てもいま一つよく分かりませんので電話などで尋ねて見られる方が良いと思います。

> 以前、北国新聞会館での「至高のコンサート」を聴いてから、
> 音楽堂の演奏会も好きだけど、身近に感じられるスタイルのコンサートも良いなあと思い

定期公演前のプレコンサートなども,あれだけ近くで聞くとすごい迫力を感じることがありますね。最近,OEKの団員による室内楽コンサートも増えているので,私もあれこれ出かけてみたいと思います。

今回のベートーヴェン・シリーズ以外にも,金沢蓄音器館では,OEKの別の団員による弦楽四重奏団がモーツァルトのシリーズを始まるようです。こちらも非常に身近で聞けそうです。

来週月曜日には,待望のアルバン・ベルク四重奏団のコンサートもありますが,ここしばらくは弦楽四重奏漬けになりそうですね。



293. 5/30のクアドリフォーリオ yayoi  2006/05/20 (土) 03:14
初めまして。こんばんは。
5/30の芸術村でのクアドリフォーリオのコンサートのチケットは、どこで入手出来るのでしょうか??
チケットボックスに行ったら良いでしょうか?

以前、北国新聞会館での「至高のコンサート」を聴いてから、
音楽堂の演奏会も好きだけど、身近に感じられるスタイルのコンサートも良いなあと思い、いろいろ探していたら、今回のコンサートを見つけました。
四葉のクローバーというネーミングも可愛らしいですね。



289. Re^2: キタエンコさん2日目 管理人hs  2006/05/18 (木) 23:37
i3miuraさま
感想をありがとうございました。二日連続のコンサートということで私も少々疲れ気味ですが,この二日間でキタエンコさんのレパートリーの核が見えた感じですね。

サイン会の方も大盛況でした。i3miuraさんはショスタコーヴィチの交響曲全集にサインを頂いたのですね。私の方はリムスキー=コルサコフ交響曲全集という「なぜこんなCDを持っていたのだろう?」と自分でも思うようなCDにもらって来ました(実は購入以来ほとんど聞いていなかったCDです)。

まだ次の来日予定が分からないようでです,マイスター,フィルハーモニーに加え,別枠でキタエンコ・シリーズ(?)というのでも作って欲しいところですね。



286. Re: キタエンコさん2日目 i3miura [URL]  2006/05/17 (水) 23:38
「ウェルカム・キタエンコ」シリーズ、二日連続の演奏会で少々疲れました。
ショスタコは考えてみると、OEKでは殆ど演奏されていないような気がするのですが、なかなか生気に満ち溢れた凄い演奏だったと思います。ピアノ協奏曲の小川典子さんも良かったですが、やはりバレエ組曲でのノリノリの指揮は正に手の内に入った音楽といった趣で聴き応えがありました。
忙しい人なのでどれだけ金沢に時間を割いてくれるか判りませんが、今後がますます楽しみです。



285. キタエンコさん2日目 管理人hs  2006/05/17 (水) 22:39
「ウェルカム・キタエンコ」シリーズ(勝手に私が名付けたのですが)の2日目に出かけてきました。今日はベートーヴェンとショスタコーヴィチということで,昨日とは,全く違った気分のコンサートとなりました。

小川典子さんとジェフリー・ペインさんが登場した後半のショスタコーヴィチは,水を得た魚という感じの生気溢れる演奏でした。最後のバレエ組曲は,初めて聞く曲でしたが,非常に楽しい作品でした。この日の演奏会はライブ録音していましたが,キタエンコさんとOEKによるショスタコーヴィチについては,演奏会とCDの両面でシリーズ化することを期待したいと思います。

前半に演奏された,ベートーヴェンの交響曲第8番はOEKがよく演奏する十八番のような曲ですが,キタエンコさん指揮によるこの日の演奏もまた大変充実したものでした。特にじっくりとしたテンポで演奏された最終楽章の秘めたエネルギーを溜め込んだような雰囲気が見事でした。

というわけで,今回の定期公演は”至福の二日”となりました。モーツァルトとチャイコフスキー/ベートーヴェンとショスタコーヴィチというプログラミングのバランスも素晴らしく,キタエンコさんへの期待が益々大きくなりました。



282. Re: キタエンコさん登場 i3miura [URL]  2006/05/16 (火) 23:49
今晩の演奏はなかなか、中身の濃いものだったと思います。
特にロシアの指揮者による古典派と言うのはなかなか聴けないだけに、非常に貴重な体験でした。
僕はバスの時間の関係もあって懇親会には出れなかったのですが、キタエンコさんの次回の登場はいつになるんでしょうか?個人的には好きな指揮者の一人なので少しでも聴く機会があればよいのですが、来年は特別演奏会とかになるんですかね?まさか来年来れないから二晩連続とか・・・。
相性も良さそうなので、今後ますます楽しみです。



281. キタエンコさん登場 管理人hs  2006/05/16 (火) 22:51
今日と明日のOEKの定期公演には,プリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任したドミトリー・キタエンコさんが登場します。その”ウェルカム・キタエンコ”シリーズの第1日目に行ってきました。

やはり素晴らしい指揮者でした。派手な音楽では全く無く,テンポもどちらかというと遅めなのですが,演奏全体に素晴らしい気品が漂っています。今日はチャイコフスキーとモーツァルトの組み合わせでしたが,じっくりと染み渡るような音楽を楽しませてくれました。1回限りの音楽というよりは,何度でも聞きたくなるような音楽を作ってくれる指揮者だと思いました。

演奏会の後,簡単な交流会があったので参加してきたのですが,キタエンコさんの任期は3年ということのようです。「何度でも聞きたくなる」ような,キタエンコさんの音楽をこの3年に渡って聞けるのは大きな喜びです(その割に次の登場の予定がはっきりしないのですが...)。定期公演に限らず,できるだけ沢山OEKを指揮して頂きたいと思います。

2曲目に演奏されたカンタさんのソロによるロココ・バリエーションも見事な演奏でした。カンタさんのチェロにもキタエンコさんと同様のノーブルな気品と何とも言えない味わい深さがあります。技巧的な部分でも冷たい感じにならないのが本当に見事でした。

というわけで,明日のショスタコーヴィチとベートーヴェンも大変楽しみです。

PS.明日の独奏者の小川典子さんもすでに交流会に参加されていました。池辺晋一郎さんも参加していましたので,会費300円にしては,大変豪華メンバーが集まっていた交流会でした。



277. キタエンコさんのインタビュ−記事 管理人hs  2006/05/16 (火) 00:40
キタエンコさんのインタビュー記事 管理人hs  2006/05/16 (火) 00:36

5月16日〜17日は,新しくプリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任されたドミトリー・キタエンコさんがOEKの定期公演に登場しますね。そのコンサートに向けてのインタビュー記事が,公式HPに掲載されていましたので,ご覧になって下さい。

http://www.oek.jp/s-topics.html

いろいろな展望をお持ちになっているようで,これからの企画に期待したいと思います。

企画といえば,OEKの各奏者の方も個別にいろいろ活動されているようですね。その中で面白そうだとおもっているのが,トロイ・グーキンズさんが英会話の講師(?)をしながら演奏も行うという交流ホールでの「ハロー!クラシック」という企画です。

別会場ですが,チェロの大澤さんを中心とした弦楽四重奏によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲のシリーズも楽しみです。

新企画といえば,先日,東京国際フォーラムで行われた「熱狂の日」ですが,こういう企画を石川県立音楽堂でも期待したいですね。性格の違う3つのホールを抱え,交通の便が非常に良い,という条件が揃っていますので,少し規模を小さくして違った切り口を考えれば面白い企画できそうな気がします。

というわけで,5周年を迎える音楽堂にはこれからも,いろいろイベントを期待したいと思います。



271. ゲシュトップフト たぬき  2006/05/12 (金) 06:03
管理人さん,ねこさん,ご教示ありがとうございました。

やっぱり,作曲当時のホルンが自然倍音しか出せないことによるものだったのですね。ゲシュトップフトを徹底することは好き嫌い,分かれそうな気がします。第1楽章の展開部でときどきゲシュトップフトの音が聞こえますが,あちらのほうはおもしろいと思いましたが・・・

第1楽章コーダのトランペットといい,第2楽章のホルンといい,ベートーベンが現代の楽器の性能を知っていたらどういう楽譜にしていたか,興味のあるところです。

それでは,今後とも宜しくお願いいたします。



269. ホルンのゲシュトップフトについて ねこ  2006/05/11 (木) 17:18
話題になっているホルンのゲシュトプフトについてですが、以前関西でエロイカを聴いたときにも同じことが行われていたので私も気になって、知り合いのホルン吹きに「何であんなことするの?」と訊いてみたことがあります。
実はちゃんと理由があって、ベートーベンの時代のホルンには現在のようなバルブがなかったためにあの音はゲシュトプフトでないと出せない音だったそうなのです。この辺も金聖響さんのピリオド奏法へのこだわりから来た指示だったと思われます。
もっとも他にもそんな音はありそうな気がするのですが、あの部分だけは確かにやたらと目立ちますよね。金聖響さんの解釈では「技術的な問題だけでなく、ベートーベン自身がこの音色を要求していたのだ」ということになっているのかもしれません。



263. Re: OEK東京公演 管理人hs  2006/05/10 (水) 07:32
たぬきさん,こんにちは。
東京公演の様子をお知らせ頂きありがとうございます。

> 早速ですが,5月9日の金聖響指揮・OEK東京公演についてひとことだけ書かせてください。

> この曲で描かれているのは,妬み,苦しみ,配偶者の裏切りを知ったときの怒り,そして,それらを許そうと思った「浄められた」気持ちが描かれているのだ,というのを感じた演奏でした。

「浄められた夜」については,ピヒラーさん指揮OEKの素晴らしい演奏を聞いたことがありますが,そろそろレコーディングされても良さそうな曲ですね。後期ロマン派のウィーンの音楽特集とか期待したいところです。

> 後半の「エロイカ」は,エキサイティングで,心からの拍手をお贈りしたい気持ちなのですが,たった一箇所だけいいたいことがあります。
> 第2楽章の,練習番号「D」から数えて7小節目,ホルンの変イ音をゲシュトップフトで吹かせたところは,どうしても満足できません。

CDで聞いても,「おや」と思う部分ですね。私は何でも良いように解釈してしまう性質なので,「ちょっとゾッとするような違和感が狙いかな」と思うのですが,確かに音の動きと音の盛り上がりとがズレているように聞こえます。「英雄」については,1楽章の最後のトランペットについても,最近では,途中でメロディが消えてしまうのが多くなっていますね。

この辺の「事情」は,是非,池辺晋一郎さんのトーク辺りで聞いてみたいところです。

> でもOEKは,石川県立音楽堂で聴くのが一番だと思います。すみだトリフォニーホールも,浜離宮朝日ホールも石川県立音楽堂に比べたら見劣りする音響です。

やはり,音楽堂は「OEK専用ホール」ということですね。県外からも,多くの方に聞きに来て欲しいと思います。

それでは。また,東京公演がありましたら感想などお聞かせ下さい。



262. OEK東京公演 たぬき  2006/05/10 (水) 00:37
はじめまして。東京在住のたぬきです。
1年前まで石川県に住んでいまして,当時はOEKの定期会員でした。

早速ですが,5月9日の金聖響指揮・OEK東京公演についてひとことだけ書かせてください。
プログラムはシェーンベルグの「浄められた夜」と,ベートーヴェンの「エロイカ」でした。

シェーンベルグは,初めてタイトルの意味が分かった演奏でした。
この曲で描かれているのは,妬み,苦しみ,配偶者の裏切りを知ったときの怒り,そして,それらを許そうと思った「浄められた」気持ちが描かれているのだ,というのを感じた演奏でした。OEKの弦の美しさを堪能した演奏でした。

後半の「エロイカ」は,エキサイティングで,心からの拍手をお贈りしたい気持ちなのですが,たった一箇所だけいいたいことがあります。
第2楽章の,練習番号「D」から数えて7小節目,ホルンの変イ音をゲシュトップフトで吹かせたところは,どうしても満足できません。ここは,変ホーヘ・ト・変イーーートという朗々としたメロディが鳴るところなのですが,メロディの頂点である変イ音がゲシュトップフトだと,聴き手はがっくりした気持ちになるように思います。
ちなみに,CDも同じ表現をしていますが,皆様,いかがですか?

でも,私はOEKの緊張感のあるベートーヴェン,大好きです。

勝手なことばかり書いて申し訳ありません。

追伸 でもOEKは,石川県立音楽堂で聴くのが一番だと思います。すみだトリフォニーホールも,浜離宮朝日ホールも石川県立音楽堂に比べたら見劣りする音響です。






259. Re: 新定期シリーズの案内が来ました。 管理人hs  2006/05/06 (土) 01:04
レイトリーさま
こんばんは。連休中,横浜にある親戚の家に2泊3日で滞在していたのですが,今日5月5日は”せっかくの機会”ということで話題の「熱狂の日2006」に出かけてきました。これは大変面白いイベントでした。来年も行われるのならば,また行ってみたいものです。この様子については,また別途報告したいと思います(今日は,NHK BS2で生放送を行っていましたが,おかげで生で山本耕史やら中尾彬やらパックンやらを見ることができました)。

> 今日 次年度の定期演奏案内が来ました。
私のところにも来ていました。

>最初の ミッキーのモーツアルトもおっかなびっくり?ですが、とっても楽しみです。
実は,本日,東京国際フォーラムで井上道義さん指揮の演奏会を聞いてきました。モーツァルト特集の中で,例外的に「ミヒャエル・ハイドンのレクイエム」という珍しい曲が演奏していました。とても正統的な感じの演奏でした。

>がっかりなのが延原さんの選曲です。エドワーズが誰か 知らないからかもしれませんが、延原先生に期待するのはバッハ前です(私は)。
延原さんは,これまで交流ホールでの公演しか聞いたことがなかったので,その点では楽しみです。もしかしたら,延原さん自身による選曲かもしれないですね。

>シュッツ、テレマンなど じっくり聞かせて欲しいものです。
バロック以前のレパートリーは未開拓の部分が沢山ありますので,私も聞いてみたいと思います。

>特にシュッツの十字架上の七つの言葉など聴けたら最高なのに・・・
ハイドンにも同名の曲がありますね。こちらも聞いてみたいと思います。
> ところで エドワーズって誰ですか?
確かなことは分かりませんが,オーストラリアの作曲家のようです。演奏するドハティさんもオーストラリアの方のようですので,秋に行われる,OEKのオーストラリア公演にちなんでの公演のようです。



258. 新定期シリーズの案内が来ました。 レイトリー  2006/05/04 (木) 22:15
今日 次年度の定期演奏案内が来ました。ブーニン、ヨハネ・・・楽しみな企画がたくさんあります。最初の ミッキーのモーツアルトもおっかなびっくり?ですが、とっても楽しみです。  ・・・・ちょっと残念?がっかりなのが延原さんの選曲です。エドワーズが誰か 知らないからかもしれませんが、延原先生に期待するのはバッハ前です(私は)。シュッツ、テレマンなど じっくり聞かせて欲しいものです。特にシュッツの十字架上の七つの言葉など聴けたら最高なのに・・・。いつか期待します。
ところで エドワーズって誰ですか?



251. Re^2: OEK第200回定期 管理人hs  2006/04/30 (日) 00:22
レイトリーさん,i3miuraさん
こんばんは。昨日の演奏会は,いろいろな面で印象に残るものになりましたね。記憶と記録に残るコンサートでした。

このところ,OEKがやや大きめの編成の曲を演奏する機会が増えているようですが,先月のブラームス,今月のシェエラザードといった公演の成果を見ていると,室内オーケストラ編成だけではなく,より幅広い編成の曲を定期的に演奏する方針を定着させていって欲しいと感じています。

声楽のお二人も良かったですね。個人的には,佐野さんの歌を是非もう一度聞いてみたいと思います。



250. Re: OEK第200回定期 i3miura [URL]  2006/04/29 (土) 11:47
第200回定期演奏会ということで、ようやくここまで辿り着いたという感じです。
今回の演奏会、僕自身は少々遅刻してしまい最初の3曲は聴き逃してしまったのですが、正に200回を飾るに相応しい演奏会だったと思います。
今回は岩城氏が車椅子という少々痛ましい姿での指揮でしたが、これからもOEKのために尽力して欲しいものだと思います。
また「椿姫」での佐野成宏氏ですが、初めて生で聴きましたが非常に立派な歌唱で、ヴェルディの世界を歌い上げており、聴き応えがありました。



249. 17年と200回 レイトリー  2006/04/29 (土) 10:47
昨日の定期は まさに「よくぞ ここまで!」という感がありました。最初からOEKの音が際立っていました。前奏曲の時点でおもわず 第1バイオリンの人数を数えたほどです。
私は 7年前に金沢に帰ってきたのですが その時の楽しみは「帰れば音楽堂で、OEKの定期会員になれる」でした。そして オープニング前の音響テストも立ち会え こんなうれしいことは滅多にあることではないと 感激したものです。岩城先生がいわれていますが OEKの音は世界に誇れる音だと思います。そしてそんなOEKの定期会員であることを 誇りに思います。
 昔 N饗の定期会員になれず読饗(当時若杉さん)で我慢した悔しさをこっけいに思います。

これからも カチッとまとまり切れのある音を聞かせてくれることを期待します。マエストロ岩城の充実した音楽に幸あれ!!  お体をご自愛くださり さらに音楽の喜びを、感激を 味わさせてください。  ありがとうございました。



248. OEK第200回定期 管理人hs  2006/04/28 (金) 23:20
今日はOEKの200回目の定期公演に出かけてきました。私は第1回目から聞いているのですが,こういう日が来るとは想像もつきませんでした。OEKと関係者の皆様に感謝をしたいと思います。

この日のプログラムは,前半が「椿姫」のハイライト,後半が「シェエラザード」という”豪華”なものでした。が,”お祝い”一色という感じではありませんでした。検査のために入院していた岩城さんですが,何と車椅子で指揮台に搭乗されました。これには驚きました。

岩城さんが車椅子で指揮されるのは,20年ぶりぐらいとのことですが,「200回記念定期公演を何としても指揮する」という岩城さんの気力が伝わって来る姿でした。この姿を見て,感動した方も多かったのではないかと思います。

後半のシェエラザードは,遅めのテンポでスケール感たっぷりに演奏されていましたが,OEKの方にも,アビゲイル・ヤングさんを中心に”岩城さんを支えよう”という雰囲気があり,華やかさだけではなく,暖かさに包まれた演奏となっていました。

前半の「椿姫」には,佐野成宏さん,サイ・イエングアンさんが登場しました,このお二人の歌も「200回」を盛り上げるのに相応しいものでした。特に佐野さんの歌は本当に見事でした。堂々たる貫禄と甘さと格好良さを感じさせる,素晴らしい歌でした。

岩城さんは,よく「指揮者は解釈を加えなくても,自然に個性がにじみ出る」と言われていますが,今回の演奏は,やはり”車椅子の岩城さん”の作る音楽になっていました。200回記念に相応しい,感動的な演奏会でした。



247. Re: 20世紀の名演奏 若き日の岩城宏之 管理人hs  2006/04/23 (日) 17:46
かずさん,こんにちは。
> いま(4/23 9時より)、NHK-FMの20世紀の名演奏で、
> 「日本人演奏家たちの20世紀/若き日の岩城宏之」が放送されています。

岩城さん指揮NHK交響楽団というのは,ある年代以上の方には,とても懐かしい名前だと思います。池辺さんが司会をしているN響アワーなどでも是非特集して欲しいと思います。

> この曲は私の大好きな曲です♪
> 生で聴いたことはまだないような気がします。

今年は「モーツァルト・イヤー」ということで,OEKの定期公演でも演奏されるようです。「カデンツァ」の情報によると,9月19日のマイスター公演で,菊池洋子さんのピアノ,井上道義さんの指揮で20番が演奏されます。菊池さんは,21番をOEKと共演して素晴らしいCDも残していますので,この20番にも期待したいと思います(是非,レコーディングして欲しいですね)。

> 「アマデウス」が劇場公開されたとき、3度も足を運んでしまいました。

私も3回ぐらいは映画館で見ています。この映画の中で,サリエリが「譜面に書き直しがない!」と驚く印象的なシーンがありますが,そこで流れているグランパルティータも今年の定期公演で演奏されます。これにも期待したいと思います。

> こちらもやはり、今は無き中央通の映画館での公開でした。

香林坊の方には,シネマ1,シネマ2,グランド劇場,プラザ劇場...といろいろありましたが,映画を観終わった後の雑踏というのが今では懐かしいですね。



246. 20世紀の名演奏 若き日の岩城宏之 かず@富山  2006/04/23 (日) 09:45
いま(4/23 9時より)、NHK-FMの20世紀の名演奏で、
「日本人演奏家たちの20世紀/若き日の岩城宏之」が放送されています。
もし、この掲示板をご覧になったら、ぜひお聴きください。

> 今日は,無性にこの曲を聞きたかったのですが,映画「アマデウス」を見た約20年前(もうそんなになるんですね)のことなどを懐かしく思い出してしまいました。この曲の第2楽章が映画の最後の部分で延々と流れていましたね。まさに丁度今頃の4月末に公開され,今は無き香林坊の映画館で見たことが今でも記憶に残っています。

この曲は私の大好きな曲です♪
生で聴いたことはまだないような気がします。
「アマデウス」が劇場公開されたとき、3度も足を運んでしまいました。
こちらもやはり、今は無き中央通の映画館での公開でした。



244. 石川フィル第23回定期公演 管理人hs  2006/04/22 (土) 21:54
今日は石川県内のアマチュア・オーケストラ,石川フィルハーモニー交響楽団の定期公演に出かけてきました。指揮は本多敏良さんでした。石川フィルの演奏では,数年前に行われたマーラーの「復活」の演奏が大変印象に残っていますが,考えてみると定期公演を聞いたことがありません。

今回,私自身,意外に聞いたことのないモーツァルトのピアノ協奏曲第20番とチャイコフスキーの第5交響曲が演奏されるということで,急に聞いてみたくなり,当日券を買って聞いてきました。

チャイコフスキーの5番は,大変楽しめる演奏でした。ティンパニ,金管楽器の響きが非常に野性的で,ロシア音楽的な気分がよく出ていました。2楽章のホルン独奏,随所に出てくるクラリネットのソロなども素晴らしく,この曲の良さを味わうことができました。

モーツァルトの方は大変じっくりと演奏されていました。今回のピアノ独奏は,金沢を中心に活躍されている堺洋子さんでした。とても落ち着いた雰囲気があり,古典的な品格の高さの感じられる演奏でした。

今日は,無性にこの曲を聞きたかったのですが,映画「アマデウス」を見た約20年前(もうそんなになるんですね)のことなどを懐かしく思い出してしまいました。この曲の第2楽章が映画の最後の部分で延々と流れていましたね。まさに丁度今頃の4月末に公開され,今は無き香林坊の映画館で見たことが今でも記憶に残っています。

ただし,今回,演奏会が行われた金沢市文化ホールの音響は非常にデッドなので,聞いていて何となくストレスがたまってしまいます。最近,このホールでの公演は,めっきり少なくなってしまったのですが,できれば,別のホールで聞いてみたかったなと思いました。



243. Re: 質問です 管理人hs  2006/04/19 (水) 21:28
もりさん,はじめまして。
> 5月の定期公演に行こうと思っています。
> 初めてオーケストラを観に行くのですが、服装はどんな感じが良いのでしょうか?

これは全く気にする必要はないと思います。夏になればTシャツで来ている人もいるし,冬になると長靴を履いて来ている人もいます。よっぽど変な(?)格好でない限り,入場を断られることはないと思います。

ただし,非日常的な気分を味わうのがコンサートの面白さの一つでもありますので,意識的におしゃれをしていった方が会場全体の雰囲気が明るくなって良いと思います。OEKの定期公演では,演奏中,照明を落とさないのですが,着物を着ている人の姿が見えたりすると,良いものだな,と思ったりします。

というわけで,最終的にはその方の好みということでよろしいかと思います。5月の定期公演はキタエンコさんの指揮ということで,きっと聞き応えのある演奏会になると思います。最初のコンサートということですが,きっとお楽しみ頂けると思います。



242. 質問です もり  2006/04/19 (水) 15:34
5月の定期公演に行こうと思っています。
初めてオーケストラを観に行くのですが、服装はどんな感じが良いのでしょうか?
ちゃんと正装すべきでしょうか?
ちなみに妻と娘を連れていきます。




239. 北陸新人登竜門コンサート:弦楽器部門 管理人hs  2006/04/14 (金) 22:52
今日は4月恒例の北陸新人登竜門コンサートに出かけてきました。今年は弦楽器部門でした。このコンサートも今年で11回目となります。私自身,「今年はどういう新人が出てくるのだろう」と毎年,楽しみにしている演奏会です。

今年の新人ですが...本当に素晴らしかったです。ヴァイオリンの篠原悠那さんとチェロの荒井結子さんのお二人が登場したのですが,どちらも大変完成度の高い演奏でした。

演奏された,サン=サーンスのチェロ協奏曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲はいずれも聞き映えのする曲ですので,若いひたむきなエネルギーを強く感じさせてくれる演奏になっていました。OEKの演奏もこの2人の素晴らしい演奏に触発されて大変熱のこもった響きを出していました。

今回の指揮者は,検査入院中の岩城音楽監督に代わり,山田和樹さんという大変若い指揮者た登場しました。この方にとっても「登竜門」となったコンサートでした。前半のベートーヴェンの第8交響曲は,穏やかな春の一日を思い出させるような気持ちの良い演奏でした。後半の協奏曲の方では,二人の新人の演奏にピタリとつけていました。特に篠原さんのゆったりとしたテンポにきっちりと合わせたブルッフの協奏曲の方は,大変聞き応えのある演奏でした。

若い人のエネルギーが伝わってくる演奏ということで,疲れのたまった週末の金曜日の夜に聞くには最適のコンサートでした。



238. 宇野功芳が語るモーツァルト 管理人hs  2006/04/14 (金) 07:46
昨日は,金沢蓄音器館で,音楽評論家・指揮者の宇野功芳さんをゲストに招いてのイベントがありました。私の方は,年度始めでいろいろとやることがあり,参加できませんでしたが,きっと楽しいお話を伺えたことでしょう。

今日の朝のNHKニュースで,このイベントの様子を放送していましたが,OEKの奏者の方のお顔を映っていました。宇野さん指揮のOEKというのも実現すると面白そうですね。



237. 三枝成彰が伝える音楽の感動 管理人hs  2006/04/08 (土) 21:36
「三枝成彰が伝える音楽の感動」と題された,OEKのファンタジー定期公演に出かけてきました。前半,後半ともに三枝さんと脳科学者の茂木健一郎さんのトークを中心に進められた内容でしたが,聞いていてかなり複雑な思いがしました。

「これは定期公演と呼べるのだろうか?」という思いが最後まで残りました。それほどトークが多く,音楽の方は細切れで,聞いた気がしませんでした。さだまさしさんの時もトークは長かったけれども,さださんのトークは一種「芸のうち」です。三枝さんのトークの方は,「脳と音楽」というキーワードはあったものの,大半は音楽業界の裏話的な内容でした。同じトークといっても,つい最近聞いた池辺晋一郎さんの音楽を優しく分かりやすく解き明かしてくれるスタンスとはレベルが違っていました。

今回のゲストの茂木さんの方にむしろ,話にまとまりをつけようという意識が感じられ好感が持てたのですが,やはり,1曲ごとに”雑談”的なトークが入るというのは,正直なところ閉口しました。

三枝さんの音楽自体には,職人技的なまとまりの良さや聞かせどころがどの曲にもありましたので,もう少しトークを整理して欲しかったと思います。個人的には,かなり残念な定期公演となりました。

PS.当初,ゲストで登場予定だった岩城さんが,検査入院されましたので,代役として大井剛史さんという若い指揮者が代役で登場しました。今度の金曜日の登竜門コンサートの方も大井さんが指揮されます。



236. Re: OEKの為の新曲 管理人hs  2006/04/06 (木) 20:17
一美様,こんばんは。
OEKの情報をありがとうございました。

> その中に「OEKの為に現在ドラムコンチェルトを作曲中。新作は10月OEKオーストラリア公演などで演奏される予定」と出ていました。
この曲は,9月7日に金沢で行われる定期公演で,おなじみのデヴィッド・ジョーンズさんのソロで演奏されるようです。渡辺さんもドラムス出身ということで楽しみなものになりそうですね。

ちなみに渡辺さんですが,10/30に行われる209回ファンタジー定期にも登場されることになっています。こちらは,クミコさんという歌手がゲストとして登場するようです。



235. OEKの為の新曲 一美  2006/04/06 (木) 00:40
管理人様 皆様お久し振りです。

レコード新聞社発行の「Magi」というフリーペーパー(CDショップ等で配布)4月号にOEKポップスディレクター渡辺俊幸さんのアルバム「VOICE OF HEAVEN」を中心としたインタビューが載っていました。
その中に「OEKの為に現在ドラムコンチェルトを作曲中。新作は10月OEKオーストラリア公演などで演奏される予定」と出ていました。
どのような曲が出来るか楽しみです!



234. 榊原栄メモリアル・チャリティコンサート 管理人hs  2006/04/02 (日) 19:01
今日は榊原栄メモリアル・チャリティコンサートに出かけてきました。昨年8月に亡くなられた榊原さんの業績を振り返り,追悼する内容だったのですが,生前の榊原さんの仕事の幅の広さと,石川県の音楽界における影響力の大きさを反映するかのように大変盛り沢山の内容となりました。

オーケストラ曲,ユーモアのセンスに溢れた曲,合唱曲,そして娘さんの紀保子さんの独奏によるピアノ協奏曲−追悼のコンサートでありながら,どの演奏からも前向きな力が感じられました。

このコンサートのために,岩城さん,天沼さんを中心として関係団体が勢ぞろいしたのも嬉しかったですね。これまで,榊原さんの作品をまとめて聞くことがなかったので,今回は本当に良い機会でした。最後に演奏された弦楽のためのセレナードの第2楽章(遺作)は本当に心にしみるよい曲で榊原さんの別の一面をみた気がしました。この曲はOEKが演奏するのにも丁度良いので,機会があれば,アンコール・ピースなどでまた聞いてみたい曲です。


指揮=岩城宏之,天沼裕子,鈴木織衛,金山隆夫



232. 池辺晋一郎「音のふしぎ〜メロディのからくり」 管理人hs  2006/03/30 (木) 22:09
今日は定期会員ご招待の「池辺晋一郎「音のふしぎ〜メロディのからくり」」という池辺さんのトークを中心としたコンサートに出かけてきました。池辺さんのトークの面白さは「N響アワー」でもよく知られていますが,面白いだけではなく,大変説得力があります。

今回は「どういうメロディが自然で美しく感じられるのか」というテーマが中心だったのですが,ピアノで弾きながら説明をして頂けるので,大変よく分かります。それにOEKによる演奏も加わり,変化に富んだ構成となっていました。

来年度は(来週からですが),「音楽堂アワー」と題して,定期公演の前日にプレトークの拡大版のような企画が行われます。毎回,豪華ゲストが登場しますので,定期公演がより楽しめるものになりそうです。

PS.今日はコンサートの後に,OEK団員との交流会を行っていたのですが,私の方は少々疲れ気味だったので,今回はパスしてきました。参加された方がありましたら,どういう内容だったかお知らせください。



231. Re: 岩城さんのブラームス交響曲全曲を聴き終えて 管理人hs  2006/03/30 (木) 07:45
めのもっそさん,こんにちは。
>  ブラームスの歩みに似て、ゆっくり時間をかけて一つのシリーズを聴き通すことができて、しみじみ良かったなあと感じています。
特に今回の第3番はしみじみとした音楽でシリーズの最後にはふさわしかったですね。

>  実際、フルサイズでは聴こえにくかった内声がよく聴こえたり、管と弦のかけあいの妙味や、ブラームスらしい渋い音色の具合などがしっかり確認できました。
今回のシリーズでは,ヴァイオリンは増員せず,コントラバスを増員して目立つ位置に持ってきていたのがいちばんの特徴でしたね。その配置も関係があったような気がします。

>  今回と同様に、これからも一人の指揮者が、一人の作曲家の作品を、全て演奏してほしいと思います。
私もそういう企画に期待しています。来年度の定期公演の内容が発表されていましたが,シュライヤーさんによるバッハの宗教曲シリーズというのも期待できそうです。

>  目下期待しているのは、シューマンの交響曲全集(昨年の金聖響さんのライン、好かったですね)
これは期待できそうですね。2日連続企画でも良いかもしれません。メンデルスゾーン,シューベルトにしても「全集」と銘打てば若い時の作品でもプログラムに乗せられそうですね。

シリーズといえば,来年度は池辺さんのトークのシリーズもあるようです。今日のコンサートをあわせて期待したいと思います。



230. 岩城さんのブラームス交響曲全曲を聴き終えて めの・もっそ  2006/03/29 (水) 13:07
 めのです、すっかりごぶさたしております。
 22日の定期で、岩城さんのブラームス交響曲全曲を全て聴き終えることができました。03年3月の第4番から、まる3年ががりになりましたね。
 ブラームスの歩みに似て、ゆっくり時間をかけて一つのシリーズを聴き通すことができて、しみじみ良かったなあと感じています。

 大好きなブラームスの交響曲を、わが街のオーケストラで聴けたということ、そして途中病に臥せた岩城さんが復帰されて、無事シリーズを完結できたことなど、いろいろな意味でこのブラームスシリーズは生涯忘れられない演奏会になりそうです。

 このシリーズを通じて実感できたのは、よく言われる「ブラームスの交響曲は、大きな室内楽だ」ということでした。
 実際、フルサイズでは聴こえにくかった内声がよく聴こえたり、管と弦のかけあいの妙味や、ブラームスらしい渋い音色の具合などがしっかり確認できました。
 これも小粒なOEKサイズゆえで、毎回新鮮な発見がたくさんあったように思います。

 近年、OEKの演奏会にも、バラエティーに富んだ企画が増えてきました。それも悪くはないのですが、私としては、今回のブラームスのような、「正統な」シリーズが減ることには賛成できません。

 今回と同様に、これからも一人の指揮者が、一人の作曲家の作品を、全て演奏してほしいと思います。多くの日にちがかかっても、その分、少しずつ聴き通していく愉しみがでてくると思いますよ。

 目下期待しているのは、シューマンの交響曲全集(昨年の金聖響さんのライン、好かったですね)メンデルスゾーンや、シューベルトの交響曲なんかもいかがでしょう。有名曲はよく演奏されるのですが、全集となると珍しいので、ぜひともOEKの目玉企画として実現していただけないものでしょうか。



228. Re^4: 岩城さんのブラームス全集完結 管理人hs  2006/03/26 (日) 20:25
i3miuraさん,こんばんは
キタエンコさんの情報もそうですが,新聞の報道の方が先になってしまうことが時々ありますね。新年度になれば,正式発表があるのかもしれません。

> そうなんですか!!我が家は北國新聞は取っていないので知りませんでした・・・。まだOEKのHPには掲載が無いようですが、キタエンコさんは好きな指揮者の一人なので、今後ますます楽しみです。

キタエンコさん指揮の演奏会では,ショスタコーヴィチの第9番が印象的ですが,ショスタコーヴィチを含めたロシア音楽をあれこれ聴いてみたいですね。



227. 高橋多佳子ピアノ・リサイタル 管理人hs  2006/03/26 (日) 20:21
今日は,春休みで暇そうにしていた子供を連れて,羽咋市のコスモアイルで行われた高橋多佳子さんのピアノ・リサイタルに出かけてきました。これ以上ないぐらいピアノ名曲が並んだプログラムだったのに加え,大人1000円,子供500円という価格設定も家族4人で出かけるには丁度良く,ちょっとしたドライブ気分で出かけてきました。

演奏の方も大変素晴らしいもので,キレ良く,正統的なピアノをじっくり堪能できました。高橋さんのトークも大変親しみやすく分かりやすいものでしたので,子供の方も退屈せずに楽しむことができました。恐らく,「ピアニストの理想形」として記憶にインプットされたのではないか,と思います。

能登有料道路を使って羽咋まで出かけたのですが,30分ほどで着いてしまいました。これからも,こういう機会があれば,また出かけてみたいと思います。



226. Re^3: 岩城さんのブラームス全集完結 i3miura [URL]  2006/03/25 (土) 19:57
管理人さん、今晩は。

> 今日の北国新聞の記事によると,4月からドミトリー・キタエンコさんが,首席客演指揮者に就任するようです。キタエンコさんによる,新しいプログラムにも期待したいと思います。

そうなんですか!!我が家は北國新聞は取っていないので知りませんでした・・・。まだOEKのHPには掲載が無いようですが、キタエンコさんは好きな指揮者の一人なので、今後ますます楽しみです。



224. Re^2: 岩城さんのブラームス全集完結 管理人hs  2006/03/23 (木) 23:55
i3miuraさん,こんばんは。
> 特にドヴォジャークとブラームスでの感情表現の表出にはビックリしました。
今回は,編成が大きかったこともあり,表情付けも大きく感じられたような気がしました。4月の定期公演には,「シェエラザード」が登場しますが,これも期待できそうですね。

> OEKでのシリーズ物?というと現状は金聖響氏とのベートーヴェンのみになったので、また次のシリーズを楽しみに待ちたいものです。
今日の北国新聞の記事によると,4月からドミトリー・キタエンコさんが,首席客演指揮者に就任するようです。キタエンコさんによる,新しいプログラムにも期待したいと思います。



222. Re: 岩城さんのブラームス全集完結 i3miura [URL]  2006/03/23 (木) 15:09
今回のプログラムは名曲コンサート+1と言った感じで大変楽しめました。
特にドヴォジャークとブラームスでの感情表現の表出にはビックリしました。ここ最近の岩城氏の演奏はどちらかと言うとアッサリしたものが多かったので豹変?といった感じでした。
堤氏をソリストに迎えたドヴォジャークでのガップリヨツも聴き応えがありましたし、ブラームスもなかなかの名演だったと思います。
OEKでのシリーズ物?というと現状は金聖響氏とのベートーヴェンのみになったので、また次のシリーズを楽しみに待ちたいものです。



221. 岩城さんのブラームス全集完結 管理人hs  2006/03/22 (水) 22:16
2年間の3月から始まった,岩城/OEKによるブラームス交響曲シリーズですが,今回の第3番で見事完結しました。1年前の第1番が非常にスピーディな印象だったので,今回の第3番もさらりとした感じを予想していたのですが,非常にたっぷりと聞かせてくれました。OEKは例によってコントラバスが正面奥に4本ならぶ配置でした。冒頭からオルガンを思わせるようなまろやかな響きを楽しむことができました。この第3番については,少々とっつきにくさを感じていたのですが,しみじみ良い曲だと実感できました。

前半に演奏された堤剛さんの独奏によるドヴォルザークのチェロ協奏曲もこれに劣らない素晴らしい演奏でした。何と言うか,岩城さんと堤さんという武士2人ががっぷり四つに組んだような聞き応えがありました。時折見せる,情感が溢れての「男泣き」という風情も良かったですねぇ。第3楽章終盤でのアビゲイル・ヤングさんと堤さんとの重奏の部分も感動的でした。根源的な部分で力強さを感じさせてくれる演奏でした。

最初に演奏された武満さんの地平線のドーリアは,後の曲に比べると聞きくにい曲ではありましたが,ほとんどワビサビの世界のような独特のムードがありました。

というわけで,今回の演奏会はOEKにとっても「一区切り」という感じの演奏会だったと思います。ブラームスに続いて,岩城さんは,何に挑戦されるのか期待したいと思います。



220. Re: いい時間を過ごすことができました 管理人hs  2006/03/19 (日) 17:23
川崎さん,こんにちは。
> 実際に聴くことにより、細かなところの工夫や面白みが明確になってきて

マーラーの音楽は情報量が多いので,CDなどには入りきらない部分が多いですね。それとやはり,全曲を一気に通して聞いて,初めて感じられるものも多いと思います。それとやはり管楽器,打楽器などの合わさった迫力というのは,オーディオ装置を通じては感じられないものです。

> 休憩時間に、管理人さんだと思われる方をお見かけしました。声をかけるべきだったかなと思ったりしています。

私の方は,今回は3階席だったのですが,また機会がありましたら,お声をかけてみてください。



219. いい時間を過ごすことができました 川崎(富山市在住)  2006/03/19 (日) 07:53
お久しぶりです。ミョンフンさんのマーラーを聴いてきました。
実際に聴くことにより(当然指揮者に負うところが多いのですが)、細かなところの工夫や面白みが明確になってきて、判ったツモリにいたマーラー音楽の不可解さを再確認することになりました。
http://w2322.nsk.ne.jp/~kiyoto/london2.html

休憩時間に、管理人さんだと思われる方をお見かけしました。声をかけるべきだったかなと思ったりしています。



218. Re: すごい演奏でしたね 管理人hs  2006/03/17 (金) 00:22
広太家さん,こんばんは。
> ロンドン響の感想は管理人さんに全く同感です。
金沢でマーラーの交響曲を聞く機会は,少しずつ増えてきているとはいえまだ多くはないので,演奏されるだけで嬉しくなります。特に第5番は聞き所が多い曲なので,大変楽しむことができました。

6月には,デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレによる「巨人」が音楽堂で演奏されますので,こちらにも期待したいと思います,

>ブラス出身の私としても5番は少年時代から思い入れのある曲だったのですが、初めて体験する次元の演奏に惚れました。

あれだけ金管楽器奏者が並ぶのも,なかなか見られないですね。私の方は,高校生の頃から聞いていた曲なのですが,本当に楽しめる演奏でした。ライブならではの楽しみも多い曲ですね。ロンドンン交響楽団は,映画「スターウォーズ」のサントラ盤の演奏もしたりしていますが,本当に素晴らしいブラスセクションだったと思います。

私の方は,マーラーの交響曲では第1〜5番,大地の歌(室内オケ版)を聞いたことになるのですが,この際,6〜9番も(できれば10番も)生演奏でいつか聞いてみたいと思います。



217. すごい演奏でしたね 広太家  2006/03/16 (木) 00:36
ロンドン響の感想は管理人さんに全く同感です。昨日の感動がありのままに伝わってくる感想に、思わず膝を打ちました。ブラス出身の私としても5番は少年時代から思い入れのある曲だったのですが、初めて体験する次元の演奏に惚れました。チョンさんのオーラもすごい



216. すごい!チョン・ミョンフン/ロンドン交響楽団のマーラー 管理人hs  2006/03/14 (火) 22:19
今日はチョン・ミョンフン指揮ロンドン交響楽団の演奏会に出かけてきました。メインはマーラーの交響曲第5番だったのですが,これは本当にすごい演奏でした。今も第5楽章最後のコラール風の部分の金管の響きが耳に残っています。第2楽章のコラールの部分ですでに「すごい,すごい」と思っていたのですが,この部分では,さらに音量がアップし,金管の音がどんどん突き抜けて聞こえてきました。曲自体,大変楽しめる曲なのですが,今回の演奏はオーケストラを鳴らしきった爽快感が今でも耳に残っています。さすがイギリスは「ブラス!」の国だと納得しました。

冒頭の葬送行進曲の独特の粘り気のある雰囲気,タイトな響きと暗さが同居したような第2楽章,いろいろな管楽器が役者のように活躍する第3楽章,どんどんと深みにはまって行くような耽美的なアダージェット,...とマーラーの音楽の振幅の大きな魅力を堪能させてくれました。これまで,音楽堂でいろいろな外来オーケストラを聞いてきましたが(ベルリン・フィル,サンクトペテルブルクは聞いていませんが),その中でも特に素晴らい演奏だったと思います。

前半の横山幸雄さんの独奏によるショパンのピアノ協奏曲第1番も素晴らしい演奏でした。...が,このマーラーの後だと印象が吹っ飛んでしまったようなところがあります。それにしても爽快かつドラマティックなマーラー演奏でした。鳥肌が立つような演奏でした。



215. Re: 第197回定期公演のことなど 管理人hs  2006/03/14 (火) 12:32
3miuraさん,covariantさん,こんにちは。
この前の能とオーケストラのコラボレーションはなかなか面白い企画でしたね。ほとんど能を見たことのない私でも,ステージ上に能舞台があっただけでうれしくなりました。

モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークに併せての能舞というのも意表を突いていて面白かったですね。

能の場合,シテ,ワキ...といった専門用語がありますが,今回の場合,こういうった用語についての解説がプログラムについているともっと分かりやすかったような気がしました。

> このような私にとって、今回の「葵上」公演はほんとうに嬉しいものでした。もう2、3回は見たい

せっかくの立派な舞台でしたので,再度見てみたい気もしますね。

> 実は、先般のファンタジー・シリーズの岩崎宏美さんも、大好きなのに、聴きに行かなかったことを、とても悔いています。...OEKをバックに歌うなんてもうないかもしれない、と思うと残念ですね。

岩崎さんはまだまだお若いですので,OEKとは,またきっと共演する機会が出てくるような気がします。岩崎さんによるミュージカル・ナンバーなど是非聴いてみたいものです。