ラ・フォル・ジュルネ金沢 「熱狂の日」音楽祭2011:ウィーンのシューベルト
2011/05/03 石川県立音楽堂,金沢市アートホール,JR金沢駅周辺
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ラ・フォル・ジュルネ金沢(LFJK)2011 本公演2日目。いよいよ本格的にハシゴを開始しました。過去3回のLFJKでは,コンサートホールでの公演を中心に聞いてきたのですが,今日はアートホール中心に攻めることにしました。
今回の公演選びの方針ですが,まず,ミシェル・ダルベルトさんの独奏による,シューベルトのピアノ・ソナタを選びました。「これは聞かないわけには行かないだろう」ということで,「裏番組」のOEKの公演を裏切ってしまいました(幸いなことに,これはHABでテレビ放送してくれたようなので録画することにしました)。ダルベルトさんを入れるならば,田部京子さんも,庄司紗矢香さんも...,それに一度生で聞いてみたかった,晩年の大作,弦楽五重奏も聞きたい...ということで,邦楽ホール→アートホール→アートホール→アートホールというコースになりました。
【公演番号221】11:00〜 石川県立音楽堂邦楽ホール[マイアーホーファー]
シューベルト/ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929
●演奏
庄司紗矢香(ヴァイオリン),タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ),ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
この公演は,庄司紗矢香さんが出演するとあって会場は大変よく人が入っていました。庄司さんは,東日本大震災後,キャンセルになってしまったチョン・ミョンフン指揮チェコ・フィルの来日公演のソリストとして金沢に来るはずだったので,お待ちかねという方も多かったと思います。ピアニストの方は,反対に当初の予定の さんからミシェル・ダルベルトさんに変更になりました。
このシューベルトのピアノ三重奏曲第2番は,LFJKの1年目にトリオ・ヴァンダラーの演奏で聞いた記憶があります(この年は,金沢のテーマがベートーヴェン,東京がシューベルトでした)。シューベルトの大曲らしく(?),最終楽章などは,同じメロディが何回も出てきて,なかなか終わらないといった部分もあるのですが,聞きながら大変密度の高い演奏だと思いました。
今回登場した3人の奏者は,いずれもソリストとしても活躍されている方ということで,ソリストとしての演奏と室内楽奏者としての演奏の両方を楽しませてくれるような二重の聞きごたえがありました。
アンサンブル的には,庄司さんとヴァシリエヴァさんの音がピタリと揃っているのが印象的でした。邦楽ホールは残響が少ないので弦楽奏者にとっては演奏しづらい部分のあるホールですが,それを逆手に取るように緻密さを感じさせてくれました。一方,ダルベルトさんのピアノには輝きがあり,演奏全体に力強さを加えていました。
ちなみに,第2楽章の出だしは,前日の夜聞いたばかりの「冬の旅」の第1曲「おやすみ」を思い出させるようなリズムで始まります。バリトンの代わりに歌うのは,ヴァシリエヴァさんのチェロで,いかにもシューベルトだなぁという感じで熱く歌ってくれました。庄司さんのヴァイオリンもそれに呼応するように,次第に激しく歌い始めました。
このように曲と曲との間でメロディが響きあうのもラ・フォル・ジュルネの魅力だと思います。
次の公演までの時間は,可能な限り,無料公演の様子を見て回りました。
音楽堂1階のシューベルティアーデでは,大庭歌綸(ピアノ),サクソフォン・カルテットボンテWが演奏中
もてなしドーム では,石川県高校選抜吹奏楽団

大勢の人が集まっていました。もてなしドームでの公演は,今回,毎回大人気でした。
【公演番号232】12:30〜 金沢市アートホール[テレーゼ・グローブ]
シューベルト/ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D960
(アンコール)シューベルト/アヴェ・マリア(ピアノ独奏用に編曲されたもの)
●演奏
田部京子(ピアノ)
シューベルトのピアノ・ソナタ第21番は,一度,生で聞いてみたい曲でした。演奏時間が40分以上かかる大作ということで,今回の田部京子さんの演奏も,田部さん独自の小宇宙を作っているようでした。その時間と空間を共有できることが嬉しくなるような演奏でした。
田部さんのピアノは,冒頭から非常に安定しており,永遠に続く静けさを表現するかのように落ち着きはらっていました。自信に裏付けられた平常心の演奏という感じでした。その安定した美の世界には,ほのかな暖かみがあります。第1楽章と第2楽章は特に起伏が少ないので,長さを感じるのは確かなのですが,その長さをしっかりと噛みしめることのできる,味わい深さのある演奏でした。
第3楽章以降は,動きが出てきます。第4楽章は大きく盛り上がるのですが,それでも,曲を貫く田部さんのスタイルに変化はありません。田部さん自身が,シューベルトとしっかり一体化したような見事な演奏だったと思います。
アンコールでは,ピアノ独奏版のアヴェ・マリアが演奏されました。シンプルで短いものでしたが,たっぷりとした21番の後には,ぴったりの選曲でした。
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アートホール入口の案内サイン |
ホテル日航1階の演奏スペース |
交流ホールでは 北陸のジュニアオーケストラが演奏中

北陸朝日放送が生中継の準備をしていました。

LFJKは案内サインを見ているだけで楽しい気分になります。
もてなしドームの鼓門下では,千葉県柏市立柏高校吹奏楽部が演奏中。
カルピス・ソーダのCMとしてオンエアされるはずの曲を演奏していました。

植え込みの上に乗るのは,もはや当たり前
【公演番号233】14:30〜 金沢市アートホール[テレーゼ・グローブ]
シューベルト/ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 イ短調 D576
シューベルト/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D840「レリーク」
(アンコール)シューベルト/4つの即興曲D.899,op.90〜第2番変ホ長調
●演奏
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
ミシェル・ダルベルトさんは,上述のとおり,今回のLFJKの中で特に期待していた奏者でした。そのとおりの素晴らしい演奏でした。ダルベルトさんは,シューベルトを得意にされているということで(シューベルトのピアノ曲を集めたセットCDを会場の売店で売っていたのですが...とりあえず思いとどまりました。そのうち買ってしまうかもしれません),抒情的な優しい演奏をされる方なのかな,と勝手に想像していたのですが,ピアノの力強い打鍵も素晴らしく,オールマイティのピアニストなんだ,ということがよく分かりました。
今回は,シューベルトのヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲とピアノ・ソナタ第15番「レリーク」が演奏されました。変奏曲の方は,どこかアンティークな感じのする曲でした。13も変奏がありなかなか聞きごたえがありました。
「レリーク」は,未完成の作品(シューベルトには多いですね)ということで,演奏前にダルベルトさん自身によって「4楽章は途中で終わるので,びっくりしないでください」というアナウンスが日本語でありました。
この「レリーク」という言葉ですが,ラテン語「聖遺物(キリストの遺品)」という意味です。そのせいか,どこかミステリアスな部分のある作品でした。ダルベルトさんのピアノには,底光りするような輝きがあり,ちょっと難解な印象のあるこのソナタを飽きずに聞かせてくれました。
演奏している様子を見ていると,第3楽章以降は譜面を見ながらの演奏に切り替わりました。あとで調べると,第3楽章以降は不完全ということで,パウル・バドゥラ・スコダが補作完成させた版などがあるとのことです。今回はどの版で演奏したのかは分かりませんが,完全に残っている第2楽章までとそれ以降とで,捉え方が少し違っていたのかもしれません。
第4楽章は,いろいろなメロディが沸いて出てくるようなシューベルトらしい曲でしたが,あと少しで終わりそうだ,というところでフッと終わってしまいました。シューベルトとしては,どう締めるべきか決められなかったのかもしれませんね。...などと勝手に想像しながら聞いてしまいました。
アンコールでは,シューベルトのアンコールの定番曲の一つと言ってもよい,即興曲op.90-2が演奏されました。勢いのある流れの良い演奏で,この公演をビシっと締めてくれました。
次の公演まで,フラフラと無料公演めぐり。これもLFJKの楽しみの一つです。
ANAクラウンプラザホテル金沢 アクアステージ
メリーウィドウ セレクション
浪川佳代,石川公美(ソプラノ),直野良平(テノール),加藤純子(ピアノ)
交流ホール 0才からのコンサート
青島広志(ピアノ),小野勉(テノール) 大人も,子供も総立ちで,手を上げたり下げたり。

金沢駅コンコース 千葉県柏市立柏高校吹奏楽部のリハーサル中。リハーサルなのに,大勢の人が注目
イベント広場 石川県高校選抜吹奏楽団が演奏中。白いトレーナーが目印。

もてなしドーム LFJKの常連になりつつあるスキヤキ・スティール・オーケストラが楽興の時第3番などを演奏。

【公演番号234】16:30〜 金沢市アートホール[テレーゼ・グローブ]
シューベルト/弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
●演奏
アンリ・ドマルケット(チェロ),ライプツィヒ弦楽四重奏団
この演奏は,当初,イザイ弦楽四重奏団が演奏するはずでしたが,大震災の影響で来日を取りやめることになり,代役でライプツィヒ弦楽四重奏団が演奏することになりました。ライプツィヒ弦楽四重奏団は,LFJK以外でも金沢ではお馴染みの団体です。今回,イザイ弦楽四重奏団の演奏を聞けなかったことは残念だったのですが,代役としてはこれ以上ない,信頼のおけるクワルテットだと思います。
さて,シューベルトの最晩年に書かれた弦楽五重奏曲ですが,この曲も一度実演で聞きたかった曲です。大学生の頃,クリーブランド弦楽四重奏団とヨーヨー・マによるCDを聞いてから,その天国的な長さと雰囲気にひかれ,何度も聞いていた時期があります。
今回の演奏でもその気分を堪能できました。特に第1〜2楽章に天国的な気分がありました。第1楽章の提示部の繰り返しも行っていたので,50分以上かかっていたと思います。チェロが1本多く加わることで,響きの密度が高くなると同時に,その長さに相応しいスケール感を作っていました。前半の2つの楽章は,派手な響きは少なく,音楽の起伏も大きくないので,私の席の近隣の人はウトウトしていましたが,私には,特に第2楽章の現世を超越したような静かで動きの少ない世界がこの上なく懐かしく感じられました。
第3楽章と第4楽章は音楽が外向的になります。内側にこもっていた感情が一気に外に向かって大きく羽ばたくような開放感を感じさせてくれる演奏だったと思います。
今回この曲を聞きながら,先ほど聞いた,ピアノ・ソナタ第21番と似た作りかもしれないと感じました。上述のとおり,これもまたラ・フォル・ジュルネならではの感じ方だと思います。
次の公演まで,フラフラと無料公演を視察。
ANAクラウンプラザホテル金沢 アクアステージ
坂口昌優(ヴァイオリン),平野加奈(ピアノ)

音楽堂交流ホール 「メリーウィドウ」ハイライト
浪川佳代,石川公美(ソプラノ),直野良平(テノール),門田宇(バリトン),加藤純子(ピアノ)
音楽堂前ホイリゲ ブラシシモ・ウィーン

音楽堂前では,テレビニュース用の中継を行っていました。池辺晋一郎さんが受け答えされていました。
【公演番号215】18:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール[シュウパン]
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
●演奏
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン),井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(コンサートマスター:サイモン・ブレンディス)
ここで,この日初めてコンサートホールに入りました。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をLFJKで聞くのは,1年目,庄司紗矢香さんとOEKによる共演以来のことです。シューベルトは協奏曲的作品をほとんど書いていないので,シューベルトの少し上の世代のベートーヴェンの協奏曲が演奏されるのは仕方がないことでしょう(「皇帝」も2回目ですね。)。この点は,シューベルトを音楽祭のメインに据える際のネックとなる点だったと思います。今回のLFJKは,無料公演は大盛況でしたが,コンサートホールのお客さんの入りが過去3回ほど多くなかったのは,この辺の理由があった気がします。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は,OEKも頻繁に取り上げているお馴染みの曲ですが,今回,シューベルトの曲ばかりを聞き続けた後に聞くと,非常にすっきりとした構成なんだなと改めて感じました。演奏時間的には45分ぐらいかかりますので,コンパクトとは言えないのですが,シューベルトのような天国的な長さを感じることはありません。シューベルトを聞くことによって,ベートーヴェンの良さも再発見する,というのがこの選曲の狙いと言えるかもしれません。
さて,今回のオリヴィエ・シャルリエさんの演奏ですが,過不足のない理想的な演奏だったと思います。ヴァイオリンの音色は暖かく,すべてが円満でした。時々,テンポを落としてたっぷり演奏する部分はありましたが,陶酔することはなく,曲全体としてはすっきりとまとまっていました。OEKの演奏もベートーヴェンらしくがっちりとしてもので,ヴァイオリンをしっかりサポートしていました。カデンツァは,お馴染みのクライスラーのものでした。
第2楽章でもじっくりと美音を聞かせてくれました。春のような音楽でした。第3楽章も焦ることはなく,円満な音楽を聞かせてくれました。
ということで,文句のない演奏だったのですが,ここまでハシゴを続けて,すっかり体力を消耗していたこともあり,少々ウトウトとしてしまいました。こういう「至福の時間」もまた,ラ・フォル・ジュルネならではあります。
【公演番号225】19:00〜 石川県立音楽堂邦楽ホール[マイアーホーファー]
シューベルト/弦楽三重奏曲第1番変ロ長調 D471
ベートーヴェン/弦楽三重奏曲ト長調 op.9-1
●演奏
鈴木秀美(チェロ),若松夏美(ヴァイオリン),高田あずみ(ヴィオラ)
ここからはハードスケジュールになり,すぐに邦楽ホールに移動しました。この公演もまた大震災の影響で演奏者が変更になったものです。当初はリチェルカーレ・コンソートという古楽アンサンブルによる声楽を含む小品集でしたが,バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーによる室内楽に変更になりました。
今回,シューベルトの歌曲を気楽に楽しむような有料公演があまりなかったので,リチェルカーレ・コンソートの演奏を楽しみにしていたのですが,仕方がありません。その分,日本を代表する古楽アンサンブルによる演奏を聞けることになりました。
今回の編成は,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロという弦楽三重奏でした。使っている楽器が古楽器なのかどうか,一見しただけでは分からなかったのですが,チェロの鈴木さんの楽器にはエンドピンがなく,足にしっかり挟んでいましたので,通常の楽器とは少し違っていたのかもしれません。
ピッチも心なしか低い気がしました。弓の当て方も軽く,大変涼やかな響きでした。ヴィブラートもほとんど掛けていませんでした(要所では軽く掛けていました)。楽器の音量的にはやや小さめでしたが,邦楽ホールでの演奏でしたので,特に問題はありませんでした。邦楽ホールは,残響が少ないないのですが,そのことは全く問題はなく,非常に緻密な演奏に聞こえたのはさすがだと思いました。
まずシューベルトの単一楽章の弦楽三重奏曲が演奏された後,ベートーヴェンの弦楽三重奏曲が演奏されました。ベートーヴェンの方は,かなり若い頃の作品ですが,4楽章からなる,かなり規模な大きな作品でした。今回のような,さりげないけれども緻密な演奏で聞くと,大変味わく感じられました。
ただし...ここでもまた,気持ちの良い響きに満たされていたこともあり,後半の楽章ではウトウトとしてしまいました。
【公演番号216】18:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール[シュウパン]
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D944「ザ・グレート」
●演奏
ヨンミン・パク指揮ウォンジュ・フィルハーモニー管弦楽団
この日最後は,コンサートホールでの「ザ・グレイト」で締めました。前の2つの公演で,ウトウトしてしまったので,一体どうなるか,と思ったのですが...これがとっても良かったですね。
「ザ・グレイト」は,シューベルトを中心とした音楽祭の核となる作品なので(ローカル放送で流れていたLFJKのCMでも「ザ・グレイト」を使っていましたね),井上道義さん指揮OEKで聞きたかった気もしますが,ヨンミン・パクさん指揮ウォンジュ・フィルの演奏も思いの他,楽しむことができました。韓国と言えばキムチですが,どちらかというと醤油味という感じのさっぱりとした演奏で,疲れた体に大変心地よく音が染み込みました。
実は,ウォンジュ・フィルの前日の演奏を聞いて,イマイチかなと思ったのですが(やはり指揮者2人のコンサートというのは難しい面が多かったのだと思います),韓流俳優のようにスマートなヨンミン・パクさんの熱くなり過ぎない指揮ともども,独特の持ち味を感じました。
第1楽章序奏部は非常にゆっくりと(というか,ゆる〜い感じで)始まりました。主部に入ると,軽快にテンポアップしていきました。それでも汗臭くなるところはありません。色男風の演奏という感じだと思いました。ちなみに第1楽章の提示部は繰り返しを行っていました。
この日はシューベルトの晩年の大曲ばかり聞きましたが(調べてみるとシューベルトの死の3年前以内の作品ばかりでした),それら同様に第3楽章以降はテンポが速くなります。今回の演奏でも非常に爽快なテンポで聞かせてくれました。豪快さはなかったのですが,薄味のポリシーが一貫しており,曲全体としてのキャラクターがしっかりと打ち出されていたと思いました。何よりも,疲れた体に非常に心地よく響く音楽となっていたのが嬉しかったですね。
終演後,音楽堂の玄関に出ると,今日もまた楽しげな音楽が...今晩はエーデルワイス・カペレの皆さんでした。今日もまた「出来上がっている方」が大勢いたのですが,そこに演奏会帰りの人々が加わり,さらに雰囲気が盛り上がりました。途中で井上道義さんと池辺晋一郎さんがダンスで乱入したり,「熱狂の日」ならではの楽しいステージが続きました。
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窮屈そうにダンスをしていて大受けでした。
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アルプホルン登場
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2本に増殖 |
シンバルも登場 |
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お待ちかね。カウベルの早業 |
別の角度から |
お客さんも沢山入っていました。 |
今年はコンサートホールの有料公演のお客さんの入りは,全般的に悪かったのですがが,反対に無料公演でのお客さんの盛り上がりは例年以上でした。これは悪いことではないと思います。特に「アフターコンサート」と言っても良い夜9:00過ぎからの盛り上がりが凄いですね。ラ・フォル・ジュルネ金沢も,クラシック音楽のカテゴリーを離れ,「音楽を肴に自由に楽しもう」という地域イベントに定着しつつあるのかもしれません。これは,恐らく,東京のラ・フォル・ジュルネとは全く違う方向性なのではないかと思います。
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(2011/05/08)
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全日空ホテル前のフラッグ

音楽堂周辺は通行止め

音楽堂周辺もシューベルトの顔だらけ

音楽堂では,”井上道義さん”がお出迎え

チケット売り場前

音楽堂の玄関付近の雰囲気

さすがに皆さん分かったと思います。

スマートフォンのアプリの宣伝を熱心にやっていました。

JR金沢駅コンコースも立派な演奏会場。今年のLFJKを代表するような団体が並んでいます。

もてなしドームのタペストリー。この光景はすっかり,LFJKのシンボルになりましたね。

もてなしドーム下では子供向けイベントをずっとやっていました。

音楽堂前はのんびりとしたムード

おなじみのイジー・ヴォトルバァさんのコーナー

音楽堂内の売店にもありました。

「魔王の館」一体何だったのでしょう?「お化け屋敷?

プレス・ルーム

コンサートホールから見る,音楽堂前広場ホイリゲ

今日も一日にぎわいました。
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