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オーケストラ・アンサンブル金沢第318回定期公演M
2012年3月23日(金) 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
1)ハイドン/協奏交響曲 変ロ長調 Hob.T-105
2)モーツァルト/協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
3)ハイドン/交響曲第94番 ト長調 Hob.T-94「驚愕」
4)(アンコール)武満徹/映画「他人の顔」〜ワルツ
●演奏
井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(コンサートミストレス:アビゲイル・ヤング)
オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー(アビゲイル・ヤング(ヴァイオリン),ルドヴィート・カンタ(チェロ),加納律子(オーボエ),柳浦慎史(ファゴット))*1
バンベルク交響楽団メンバー(カイ・フレンブゲン(オーボエ),ギュンター・フォルストマイアー(クラリネット),アレクセイ・トカチャク(ファゴット),サボルクス・ツェンプレーニ(ホルン))*2
Review by 管理人hs  

今回のオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の定期公演は、OEKのメンバーとバンベルク交響楽団の管楽器メンバーがソリストとして登場し,ハイドンとモーツァルトの協奏交響曲を演奏するという,独特の構成の演奏会でした。ただし...この時期,送別会のシーズンということで残念ながら行けませんでした。

とりあえず,JR金沢駅周辺で宴会があったので,プレコンサートだけは聞いてきました。第2ヴァイオリンの大村さんが3月末で定年のため退団されるということで、今回の演奏会が最後の定期公演ということになります。プレコンサートは,この大村さんを含む弦楽四重奏で,4曲ほど演奏していました。最後にルロイ・アンダーソンの「ブルー・タンゴ」を演奏していました。本当にたっぷりと歌い切った,別れの季節に相応しい情緒たっぷりの演奏でした。

大村さん以外にも,フルートの上石さんもこの日が定期公演最後ということです。

演奏会の方を聞かれた方は是非,感想をお聞かせください。ハイドンでは,どうも一ひねりあったようですね。数年前のグローフェの「グランド・キャニオン」と似た感じだったのでしょうか?

感想が何もないのも寂しいので,金沢駅周辺のラ・フォル・ジュルネのタペストリーの写真をご紹介しましょう。ここ数年で,「鯉のぼり」同様に春の季語になった感じです。

   
(2012/03/25)


関連写真集


公演の立看



プレコンサートが終わった時の写真。トロイ・グーキンズさん,大村俊介さん,丸山萌音揮さん,ソンジュン・キムさんが登場

大村さん,長い間お疲れさまでした。