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バーンスタイン「ミサ」 : フェスティバルシティ・オープン記念,大阪フィルハーモニー交響楽団創立70周年記念:第55回大阪国際フェスティバル2017
2017年7月15日(土)14:00〜 大阪フェスティバルホール

バーンスタイン/ミサ(新制作, 原語上演(一部日本語),日本語字幕付き)

●スタッフ
総監督・演出:井上道義,照明:足立恒,美術:倉重光則,振付:堀内充,音響:山中洋一,副指揮:角田鋼亮,合唱指揮:s章恭,児童合唱指揮:大谷圭介,舞台監督:堀井基宏,ミュージック・パートナー:佐渡裕

●出演
井上道義指揮大阪フィルハーモニー交響楽団(コンサートマスター:崔 文洙)

歌手:大山大輔(バリトン),込山直樹(ボーイ・ソプラノ),小川里美,小林沙羅,鷲尾麻衣(ソプラノ),野田千恵子,幣真千子,森山京子(メゾ・ソプラノ),後藤万有美(アルト),藤木大地(カウンターテナー),古橋郷平,鈴木俊介,又吉秀樹,村上公太(テノール),加耒 徹,久保和範,与那城 敬(バリトン),ジョン・ハオ(バス)

合唱:大阪フィルハーモニー合唱団,児童合唱:キッズコールOSAKA
バレエ:堀内充バレエプロジェクト,大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース
助演:孫高宏、三坂賢二郎(兵庫県立ピッコロ劇団)



Review by 管理人hs  

大阪フェスティバルホールで,第55回大阪国際フェスティバル:大阪フィル70周年記念及びフェスティバルシティ・オープン記念として,レナード・バーンスタン作曲の「ミサ」の全曲公演が行われたので,特急サンダーバードで金沢から遠征し,聞いてきました。この公演は,2日連続で行われたのですが,私は2日目の土曜日の昼公演の方を聞きました。

この公演を聞きに行こうと思ったのは,何といってもSNSでの広報の力です。春頃から繰り返し,充実した公演情報や出演者のインタビュー動画などの情報が流れてきて,「四半世紀に1回ぐらいのビッグイベントかも」という気分が自然に盛り上がってしまいました。もちろんオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督でもある,井上道義さんが本気で取り組んでいる難曲であること,そして金沢でもお馴染みの若手の歌手たちが大勢出演していること,そして...7月の3連休初日であったこともその理由です。さらには新しくなった大阪フェスティバルホールに行ってみたいという気持ちもありました。

このバーンスタインの「ミサ」は,大まかに言うと,ミサを取り仕切る司祭の苦悩とミサの自体の崩壊。そして回復。これらを歌あり,踊りありの約2時間のシアターピースのスタイルで描いたものです。いちばんの特徴は,クラシック音楽の枠に留まらない多彩な音楽を使っている点です。バーンスタインの生まれたアメリカは,民族的に多様なルーツを持つ国です。民族面と同様の音楽面での多彩さを表現した作品と言えます。

録音された無調音楽,親しみやすいミュージカル風の曲,ロック,ブルース,行進曲,荘重なクラシック音楽,慰めるような音楽,扇情的な音楽....。演奏の編成についても,独唱,合唱,少年合唱と多彩です。オーケストラのうち弦楽器と打楽器はピットに入り,木管楽器,金管楽器がそれぞれ下手袖,上手袖にバンダのような感じで配置。ステージ上中央に祭壇。その両脇にロックバンドとブルースバンド。そしてステージ奥に合唱団が配置していました。歌手については,役が決まっているのは司祭役ぐらいで,その他の歌手は,アンサンブルで歌を歌ったり,ダンスや演技をしたりするストリートコーラスということになっていました。

「こんな作品他にない」という構成・編成の作品でした。この曲が滅多に演奏されないのは,まず,このことが理由でしょう。それに加え,「ミサ」というタイトルでありながら,キリスト教を冒涜するような場面が出てくることも演奏回数が少ない理由となっているようです。

曲全体として,明確なストーリーはありません。伝統的な権威の象徴である司祭が,民衆たちからの激しい突き上げに合って,ミサ自体が崩壊してしまいます。最後はボーイソプラノの声が象徴する大きな存在の力(この辺はよくわかりませんが)で,平和は回復されるのですが,宗教的な儀式を司祭が放棄してしまう,という展開は前代未聞だったようです。「ミサ」というタイトルが付けられていますが,宗教音楽としての「ミサ」ではなく,文字通り「ミサ」というタイトルを持つ,シアターピースということが言えます。

曲は,全17曲からなっており,基本的には,通常のミサ曲の順番に従っているのですが,ところどころ,オーケストラのみによる,間奏曲のような曲が入ります。今回は,事前にWebに掲載されていた山田治生さんによる「作品構成」を読みながら,CDを聴き(バーンスタイ自身による初演時の録音です),大体の流れを頭に入れておきました。次のページです。
http://blog.osakafes.jp/archives/2266

 
↑予習で聞いたCDです。ミサだけで良かったのですが,実は7枚セットの方が安く入手できてしまったので,これを購入

山田さんによる解説は,公演プログラムにも掲載されており,大変参考になりました。以下,この順番に振り返ってみたいと思います。ちなみに,今回の私の席は3階の最後列(本当にいちばん後ろの列でした)でしたが,歌手の声も含め,大変良く聞こえました。ステージ全体も気持ちよく見渡せました。歌手をアップで観たい時は,小型の双眼鏡で眺めていたので,バランス良く(神のような視点から)この曲を楽しむには,良い席だったと思います。

 

日本語字幕は,ステージ中央の「十字架」の”横棒”の部分に横書きで出ていました。この訳も井上道義さんが担当されたようです。が,今回,私はほとんど読みませんでした(色々見所があり,読む暇がありませんでした)。

第1曲「ミサ前の祈祷」は,導入部のような形でした。最初の場は,バーンスタインが作曲した作品名(「ウェストサイド物語」「キャンディード」とか)のステッカーが貼られたジュークボックスを一人の男性が覗き込むという場でした。起動すると現代音楽風なのか古いのか分からないような混沌とした声楽曲(録音された音源)が始まりました。

この部分が終わった後,ジャランとギターの音が入り,「シンプル・ソング」になります。どういう服装を着ていたか忘れたのですが,「司祭=レナード・バーンスタイン」という設定になっており,ギターの伴奏に合わせて,親しみやすい曲を歌い始めました。ベートーヴェンの第9ではありませんが,バーンスタイン自身の音楽の原点を示しているようで,後から考えると重要な曲だったのではないかと思いました。この曲の後でも,「ラウダ,ラウデ」という言葉が何回か出てきましたが,曲全体のキーワードのようになっていました。司祭役の大山大輔さんは大変柔らかで,気持ちの良い声を聞かせてくれました。

その後,録音音源によるスキャット風の曲になります。こういう音楽を聞くと,1970年代前半という気分になりますね。音がホール内を飛び交うような感じでした。この部分では,ダンスも入っていました。

第2曲は「第1入祭文」なのですが...何とマーチングバンドがステージの袖から入ってきました。副指揮者の角田鋼亮さんを先頭に,大阪フィルの木管と金管の奏者たちがリラックスしたマーチを演奏し,気分が一転しました。この時,一緒にストリートコーラスと呼ばれる,15人ぐらいの声楽家たちも入ってきます。ストリートコーラスのメンバーは,上記のとおり,大変豪華なメンバーでした。

井上道義さんとのつながりが深いアーティストが多かったこともあると思うのですが,私がこれまで金沢で実演を聞いたことのある人を列挙すると,小川里美、小林沙羅、鷲尾麻衣(この公演の1週間前に金沢で聞いたばかり!)、藤木大地、久保和範、与那城 敬、ジョン・ハオ...。記念公演ならではの,華やかさでした。

このストリートコーラスは,民衆が教会に来るようなイメージを表現していたのでしょうか。ステージ全体にメンバーが広がり,スケール感を実感できました。音楽自体は,ユーモアを感じさせてくれるものでした。

第3曲の「第2入祭文」も,リズミカルで,一般的な「ミュージカル」的な気分がありましたが,途中からはシリアスで敬虔な気分に変わります。そして,録音音源によるオーボエ独奏になります。この部分は現代音楽風ということで,次々と表情が変わっていきます。

第4曲の「告解」になると,ロック歌手が「I don't know」と歌い,ブルース歌手たちが「Easy」と歌います。いつもはオペラを歌っているストリートコーラスの声楽家たちが,大変気持ちよさそうに,リラックスした歌を聞かせてくれました。ちなみにステージ上には,ロックバンドとブルースバンドがしっかりと乗っていました。ステージの両袖には,マーチングバンドも乗っていましたので,なかなか不思議な光景が広がっていました。

最後の方で「主よ,あんたがそんなに偉大なら,教えてくれ」と歌われるのに対し,司祭は「祈りましょう」とのみ,答えます。この辺から,既に後半のカタストロフィの気配を感じてしまいました。続く,第5曲「瞑想第1番」は,オーケストラのみによる間奏曲でしたが,そのシリアスな響き(井上さんが指揮しているせいか,ショスタコーヴィチの音楽を思い出してしまいました)の中にも,不吉な気分が漂っているようでした。

第6曲「グローリア」は,前半の山場という感じでした。

5拍子のリズムに乗って,司祭と少年合唱が歌う曲は,ちょっと「ウェストサイド物語」の中の「アメリカ」のような気分がありました。この時は,幕がステージ前方に下りていたのですが,その間から少年合唱のメンバーが顔を出したりして,気分をほぐしてくれました。

続く「グローリア・イン・エクセルシス」では,ステージ上の背景の部分に階段状に着席していた,大阪フィルハーモニー合唱団の皆さんの力強い「民衆の声」を楽しむことができました。この曲は,今回の公演のプロモーション動画でも使っていましたが...どうも,この曲を聞くと,「ひょっこりひょうたん島」のテーマ曲を思い浮かべてしまいます。私だけでしょうか?
http://blog.osakafes.jp/archives/2453

この曲は,ストリート・コーラスのメンバーに引き継がれていきます。ビートを効かせたエレキ・ギターや電子オルガン(この音を聞くと,どこか1960〜70年代のアメリカといった気分になります)などと一緒に歌われると,通常のクラシック音楽にはないエネルギーを感じます。

その後,カウンターテナーの藤木さんのソロによる「ありがとう」になりました。通常はソプラノで歌われる曲のようです。暖かな声が印象的でした。全曲を通じて,いちばん敬虔な気分のある曲だったと思いました。

その後に続く,第7曲「瞑想第2番」は,2回目の間奏曲で,弦楽器と電子オルガンによる深刻な音楽の後(一瞬,第9の「歓喜の合唱」のメロディが出て来ます),チェロの独奏が入ります。深刻さと優しさの同居というのは,この曲の色々な部分に出てきました。

第8曲「使徒書簡」の部分は,ストリート・コーラスのメンバーの見せ場でした。小林さん,小川さん,ハオさんなどが登場し(すみません,その他の方の名前ははっきりわかりませんでした),歌うというよりは,文字通り「手紙を読む」ような場になっていました。それぞれの歌手のバックグラウンドをカミングアウトするような雰囲気があり,ミュージカル「コーラスライン」を思い出してしまいました。この部分は,日本語で歌われていたこともあり,全曲を通じて,唯一,個々の歌手の素顔に近づくとのできる,印象的な場だったと思います。

その後,第9曲「神は云われた」に続きます。手拍子の入るリズミカルな曲で,「神さんは言わはった」と大阪弁(?)で歌っていたとおり,社会風刺を効かせた曲になっていました。「ウェストサイド物語」には,「クラプキ巡査殿(Gee, officer Krupke)」という曲が入りますが,ミュージカルには,大体,こういうタイプの曲が1曲入っているなあ,という感じの曲でした。

その後,20分の休憩が入りました。
 
3階から1階の飲食コーナーを見下ろしたところ。過去,ホールに登場したアーティストの写真が掲示されていました。

後半は第10曲「クレド」から始まりました。最初の場面は,合唱団のメンバー列を作ってグルグル回っている感じで,呪術的な雰囲気がありました。その後の部分では,ストリート・コーラスのメンバーがステージ上のバンドと共にディープな音楽を聞かせます。この部分では,サクソフォーン2本と共に味のある声を聞かせてくれた「急いで」での森山京子さん声が印象的でした。続いて,小川里美さんが「終わりなき世」という,どこか意味深な曲を美しく聞かせてくれました。

その後の曲になると,次第に信仰に対する疑いが増してくる感じで,ひたひたと破滅が迫ってくる気配が迫って来ます。司祭の方は,これに対して,相変わらず「祈りましょう」と言うのですが,いつまでもワンパターンのこの回答で良いのだろうか?と不安な気持ちになります。

その不安が爆発するように,第11曲「瞑想第3番」になります。

第12曲では,手拍子入りのゴスペル風の雰囲気になります。遠くからだと裸に見える,ダンサーたちが登場し,強烈で扇情的な雰囲気になっていきます。このダンサーが何を象徴していたのかは,定かではなかったのですが,司祭の心の中の葛藤のようにも感じられました。

続く第13曲では,疲れた司祭が幻影を見ているような雰囲気になります。クラリネットとギターの伴奏で司祭が曲は,全曲を通じてもっとも静かな曲だったと思います。後から振り返ってみると,「ラウダ,ラウテ」と歌っていたこともあり,前半最初で,気持ちよく歌われていた「シンプル・ソング」に対応するような曲だと思いました。私自身,司祭でも何でもないのですが,自分自身の個人的な思いと重ね合わせて聞いてしまいました。特に感動的な曲だと思いました。

第14曲「サンクトゥス」は,一服の清涼剤といった音楽でした。青のLEDの照明の中,ファルセットの3人が不思議な浮遊感のある音楽を聞かせてくれました。

そして第15曲「アニュス・デイ」で全曲の山場を迎えます。前曲とは対照的に照明は赤になり,ミサのクライマックスになります。音楽の雰囲気としては,「ウェストサイド物語」の「トゥナイト(アンサンブル)」のような感じで,ヒタヒタと司祭を破滅に追い詰めていくような感じになります。この場面,裸に見えるダンサーたちとストリートコーラスのメンバーは,舞台を左右に分けるような感じで配置していたのですが,ブルース風の音楽が執拗に繰り返され,民衆の狂乱を示すように盛り上がっていくと,全員がぐちゃぐちゃに入り乱れます。女声の高い声が加わると,熱狂がさらに増すと感じます。この部分の音楽は,ブルースがクラシック音楽に挑戦を挑んでいるようにも聞こえあした(どこか尾崎豊の「卒業」とリズムの感じが似ていたかも)。この「狂乱の場」は,音楽自体の異様な迫力と照明とダンスの相乗作用で,客席にいながら,「これは大変な場に遭遇してしまったな」と,血圧が上がってしまいました(多分)。

そして,その混乱のクライマックスで司祭が「平和を」と叫んで,聖杯を投げつけ「ガチャン」ということになります。そして,祭壇を壊すと,白いピアノが出てきます。この第16曲は,司祭役の大山さんの見せ場です。激しく落ち込んだり,躁状態のような歌になったり,多彩な表情を持った歌を聞かせてくれました。最後は「物事なんて簡単に壊れてしまうのだ」といったセリフのとおり,諦めの気分に溢れた,心に染みる歌を聞かせてくれました。

司祭がミサを放棄した理由については,初演当時のアメリカの抱えていた社会問題を象徴的に表現しているようですが,今回の井上道義さんの演出(今回は指揮だけではなく,全体も取り仕切っていました)を観て,もっと普遍的な理由を感じました。現代人の多くが共通して抱えている心の中に秘めた葛藤のようなものが,多彩な音楽の積み重ねを通じて,段々と高まって行くような印象を持ちました。そして,作曲者レナード・バーンスタイン自身の芸術家としての,あるいは人間としての,心の葛藤を描いていたと感じました。今回の司祭役の大山大輔さんは,レナード・バーンスタインがよく首に巻いていたマフラーをつけていました。その声には,司祭にふさわしい立派さだけではなく,弱さを持った等身大の人間らしい優しさと柔らかさがありました。

最後の「平和の回復」の部分では,シアターピースならではの,「見せる演出」がありました。ステージ奥の高いところにフルート奏者が登場。青い光に包まれた人形が天井から降りてきました。いつの間にか字幕は撤去されており,そこに滑り台(!)ができていました。ボーイソプラノの又山直樹さんが滑り降り,白いピアノの上へ。そこで文字通り「天使のような歌」を聞かせてくれました。今回の公演の成功は,この最後の歌と演出に負うところが大きかったと思います。ブラーヴォ。

その後,平和が訪れたことを示すように,ずっと倒れたままになっていた,ストリート・コーラスのメンバーが一人ずつ立ち上がり,復活します。

全曲を振り返ってみると,司祭が最初に歌っていた「シンプルソング」の美しさが,懐かしく思いだされます。べートーヴェンの第9の4楽章ではありませんが,こういったシンプルな曲が音楽の原点なのかもしれません。そして,最後,ボーイソプラノの声で救済されたことも意味深だと思います。ボーイソプラノという声自体,非常に儚いものだからです。世界の平和は儚さの上に成り立っている,,,ということになります。司祭が語っていた「何事もすぐに崩れやすい」とやすい,という言葉はやはり解決されないのだな,と思いました。深い作品だと感じました。

そして,音楽の最後の最後の部分で,「ミサは終わった」という感じのナレーションが入り,全曲が終わりました。このナレーションは,後から確認したところによると,井上道義さん自身が生で語っていたとのことです。そう考えると,「シアターピース「ミサ」」全体を仕切っていた司祭は,実は井上さんだったとも言えます。この二重構造も面白いと思いました。

音楽の性格としては,もちろん正統的なミサではなく,「ミサ」というタイトルの「ほとんどミュージカル」といった作品だった思います。キリスト教を題材にし,ロックを使ったミュージカルという点では,「ジーザス・クライスト・スーパースター」と共通する部分もあったかもしれません。多ジャンルの多彩な音楽が詰め込まれていた上に,今回の演出では,色々と深読みをしたくなるようなアイコンが沢山埋め込まれていました。そして,この1曲で,一つの世界を作り上げているようでした。

色々な点で上演自体が難しい作品ではあることも再認識しましたが,何よりも,良かったのは,多様な音楽が詰め込まれた,「アメリカ的作品」の魅力を体感できたことです。今回の再演を機会に,レパートリーとして定着していってもよい作品だと思いました。強いリーダーシップとエネルギーとで再演を実現させた井上道義さんに,心から拍手を送りたいと思います。

PS 久しぶりに出かけた大阪フェスティバルホールは,大変豪華な雰囲気がありました。赤じゅうたんと大階段がそのまま残っていたのも嬉しかったですね。
 

せっかく大阪まで来たので,大阪駅からフェスティバルホールまでの写真も掲載しましょう。

 
大阪駅のホームです。高い屋根が付いていました。

 
大阪駅の外観です。駅の建物が新装されてから,大阪に来たのは初めてでした。10年ぶりぐらいかもしれません。

 
フェスティバルホールまで歩いて行こうと思ったのですが....いきなり分からなくなりました。何とか四ツ橋筋へ

 
中之島付近には,レトロな感じの建物も残っていました。

 
堂島川の傍に立っていたのが,目的地の大阪フェスティバルホール。中之島フェスティバルタワーという高層ビルの中に入っている形になっていました。

(2017/07/23)




公演のポスター


背後にあるのは,大阪国際フェスティバルのフラッグ。


フェスティバルホールの入口


この立派な赤じゅうたんの階段を登ると...


ホールの入口です。


これからの公演のポスター


ビアホールなど飲食店もいくつかありました。


公演のチラシコーナー


飲食コーナーは大きな吹き抜けになっていました。


終演後。レリーフが貼ってあるのを見つけました。


ホールの入口付近にDELPHONICSの店舗があったのですが,今回は入りませんでした。


「バベルの塔展」の広報のオブジェ。東京都美術館で行っていたものですが,現在は大阪で行っているようですね。


この公演の3日後,たまたま金沢で井上道義さん指揮OEKの定期公演が行われました。その時に,井上さんからサインをいただきました。