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いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019 レビュー・トップページ
いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2019
春待つ北ヨーロッパからの息吹:北欧とロシアの音楽:グリーグ,シベリウス,チャイコフスキー,ショパン

【5月2日の公演】

Review by 管理人hs  

吹奏楽の祭典
10:00〜 しいのき迎賓館 石の広場

この日は,午前10:00から午後3:00過ぎまで,音楽祭恒例の「吹奏楽の祭典」をしいのき迎賓館裏の石の広場で行っていました。


野外で吹奏楽を聞くのはとても気持ちが良いのですが,自分の体力を考慮して(本公演に向けて,体力を残しておきたかったので),ユベール・スダーンさん指揮による合同演奏だけを聞くことにしました。

しいのき緑地に行ってみると,大勢の人が集まっていました。






この日出演した高校の吹奏楽部メンバーによる合同演奏ということで,ステージ上のバンドの方もものすごい人数になっていました。この場所は,本当に吹奏楽気分にぴったりですね。


真ん中の緑色のジャケットを着ているのがスダーンさんです。

スダーンさんは,司会もされていた田中一宏さんによる「祝典行進曲」(オープニングコンサートでも聞いた,平成天皇の御成婚の時の音楽)に続いて登場し,古関裕而作曲の「オリンピック・マーチ」を指揮されました。スダーンさんは「とても緊張している。こんな大編成を指揮したことがないから(笑)」といった感じで語った後(多分),大編成にも関わらず,非常に軽快に聞かせてくれました。





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その後,吹奏楽公演が昼休みになったので,金沢市役所前へ。ここでは,おなじみ筒井裕朗さんを中心としたアクイユ・サクソフォン・カルテットが「くるみ割り人形」の中の曲を気持ちよさげに演奏中。ジャズイベントとの共催のような感じで,その中に紛れて,楽都音楽祭をアピールしているようでした。





ちなみに,お隣の金沢21世紀美術館の方も相変わらず大混雑。タレルの部屋で一休みした後,翌日以降に備えて,早目に帰宅しました。




(2019/05/14)