214. 第197回定期公演のことなど covariant  2006/03/14 (火) 01:09
マイスター・シリーズ会員である私は、第197回定期公演に行ってきました。
前日だったかの確か新聞で、音楽堂にちゃんとした能舞台がしつらえてあることを知り、
とても楽しみにして、双眼鏡持参で出かけました。

私はもう30数年前、東京で生活していた20代に、水道橋能楽堂で見た能の一コマを忘れません。
石川県育ちの私ですが、それまで特に謡や能楽に縁があったわけでもありませんでした。
しかしその日の能楽鑑賞は、私にとって特別変わったものを見に行ったつもりでもなく、
それゆえか、あれほど感動したその舞台が、どういう演目の能で、シテもどなただったのか、
不覚にも覚えていないのです。
その感動というのは、−−−演者がほとんど身体を動かしていないのに、一目散に駆けていく姿を、ありありと見せ付けられたのでした。私は、自分が見ている実体と、感じている動きとのあまりの乖離に、自分の視覚を疑い、驚きました。まさに「渾身の演技」でした。それ以来能楽のファンなのですが、残念ながら能楽鑑賞の機会はなかなかありません。
私が能楽を好きなもう一つの理由は、それが多くの場合、「ヒトの魂」をテーマにしていることです。
西洋の学問を先行して教えられた私達世代の言葉でいえば、潜在意識や深層心理学のテーマを、能楽はその始まりの時代から扱ってきている、と思うのです。

このような私にとって、今回の「葵上」公演はほんとうに嬉しいものでした。もう2、3回は見たい、私などは1回じゃ消化不良、駄目です。(笑)

今回もう一つ感動したのは、オーケストラと一緒に演奏された和楽器の、緊迫した音色の美しさでした。
私は、特に大相撲で呼び出しが打つ、柝(キ)の音色が大好きですが、私の中ではそれと同様のピカイチの、
鼓等の音色が際立って、まことに快い気分でした。


今回、自分がマイスター・シリーズの会員でよかったと、心底しあわせに思いました。(アンサンブル・金沢友の会会員でいられることにも、常日頃感謝しています。)
実は、先般のファンタジー・シリーズの岩崎宏美さんも、大好きなのに、聴きに行かなかったことを、とても悔いています。彼女のヒット曲を私はあまり理解できていないのですが、その伸びやかな歌声が大好きなのです。OEKをバックに歌うなんてもうないかもしれない、と思うと残念ですね。



213. Re: 能とオーケストラのコラボレーション i3miura [URL]  2006/03/13 (月) 11:25
ここのところ仕事の都合で少々出席率が下がっているのですが、今回は行くことができました。
金沢と言う土地柄、能とのコラボレーションと言うのはあっても良さそうですがなかなか無かった企画で面白かったと思います。正直僕自身も能を見るのは小学校の時と薪能位でホント数回しかないです。
音楽的にも劇付随音楽のような感じで、でしゃばることも無く適度な緊張感を持って聴くことができました。プロンプターがあったのも大変助かりました。二度三度見る(聴く)とより良さが判るのではないでしょうか?
モーツアルトの方も安心して聴くことができ良かったです。



212. 能とオーケストラのコラボレーション 管理人hs  2006/03/12 (日) 18:13
今日は,「能とオーケストラのコラボレーション」と題されたOEKの定期公演に出かけてきました。金沢は能が盛んな土地ですので,金沢ならではの企画と言えます。ただし,その金沢でも能に日頃から親しんでいる人となるとかなり限られてくると思います。私自身,本格的な能を見た記憶というのは,一度しかありません(百万石まつりの時の薪能です)。

というわけで,音楽堂を舞台にどういう能が展開されるのか期待してコンサートに臨みました。今回上演された作品は,高橋裕さんによる「葵上」という作品でした。これは,能の「葵上」(源氏物語を題材にした能)の上にOEKのオーケストラ演奏を重ね合わせたものです。今回舞台横に状況を説明する電光掲示板があったこともあり,私でも十分理解できる内容となっていました。

能というのは,極度に切り詰められた密度の高さを持つ,一種のオペラですが,オーケストラが加わることで,そのことが鮮明になっていました。能は普通,前半と後半に分かれており,「実は鬼だった」という展開になるのが多いのですが,オーボエの間奏を挟むことで,2幕もののオペラに通じるような能の構造をはっきりと示していました。というわけで,私のような能の初心者にも大変楽しめる内容となっていました。

それにしても,音楽堂のステージ上に松羽目モノの能舞台が出来ていたのには感激しました。今度は,純粋に新作の能をオペラのような感じで上演しても面白いのではないかと感じました。

前半のモーツァルト2曲も充実していました。小泉和裕さんの指揮は,大変すっきりとしたもので,モーツァルトの音楽が生き生きと流れていました。特にアビゲイル・ヤングさんを中心とした弦楽器の新鮮さが,いつもながら見事でした。



210. 岩崎宏美withOEK 管理人hs  2006/02/28 (火) 22:28
今日は岩崎宏美さんとOEKとが共演したコンサートに出かけてきました。私にとって,岩崎さんは,少し上の世代ではあるのですが,「同時代を生きてきた歌手」ということで非常に親しみを感じています。アイドル歌手ではあったのですが,デビュー当時から誰からも一目置かれるような存在感のある歌手でした。1970年代後半〜1980年代前半にかけて,岩崎さんが頻繁にテレビの歌番組に出ていた頃には,こうやって生のステージを見ることができる時代が来るとは思いもよりませんでした。というわけで,存在そのものがノスタルジックな「憧れの歌手」ということになります。

岩崎さんの歌声は,デビューの頃から一貫しています。テレビで聞いたそのままの透明で落ち着きのある素晴らしい歌声でした。「ロマンス」(デビュー2曲目の大ヒット曲)などを聞くと,非常に懐かしい気分になります。

今回歌われた曲の中でいちばん,印象に残ったのは,ミュージカル「レ・ミゼラブル」の中の1曲でした。岩崎さんの歌手としての年輪を感じさせてくれるような迫力のある歌でした。

アンコールでは「聖母たちのララバイ」が歌われました。これも良かったですね。こういうスケールの大きな曲が本当にぴったり来る歌手になってきたと思います。

というわけで,会場でCDを購入し,演奏会の後に行なわれたサイン会にも参加してきてしまいました(サイン入り色紙が用意してありましたので,サイン会というよりは握手会だったのですが)。

OEKの演奏の方では,何と言っても「イナバウアー」ならぬ「誰も寝てはならぬ」をヴァイオリン独奏版で急遽演奏してくれたのには驚きました。この機動力の高さ,融通無碍のプログラム変更には感動してしまいました。オリジナルのアリアのテノールの部分をヴァイオリン独奏に変更していただけのような感じでしたが,松井直さんの素晴らしい独奏を堪能できました。この「売れているものにすぐに飛びつく」精神に拍手を送りたいと思いいます。お客さんも大喜びでした。



209. Re: いやー 汗かいっちゃった・・・ 管理人hs  2006/02/24 (金) 21:35
レイトリーさん,こんばんは。
ベックさんの作る音楽は本当にがっしりと,しっかりとした音楽でしたね。

> まうしろで 「ブラボー」の連発 3回目ぐらいから なんか こっちが照れくさく
私は下の階にいたのですが,かなり盛大でしたね。演奏は素晴らしかったのですが,ミサ曲ということで,私もちょっと違和感を感じました。

話は変わって,今日は女子フィギュアに浮かれていたような1日でした。トゥーランドット,蝶々夫人,ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とクラシック音楽の人気がこれを機会に高まるかもしれないですね。今回のオリンピックの開会式でパヴァロッティが「誰も寝てはならぬ」を歌いましたが,その時点で荒川さんの金は約束されていたのかもしれませんね。日本中を幸せにしてくれた金メダルでした。



207. いやー 汗かいっちゃった・・・ レイトリー  2006/02/24 (金) 00:14
結構 楽しめました。4番も やっぱ ドイツの方だなー なんて 思ったり OEKはしっかりしているな・・・なんて 思いました。マニフィカートほどではありませんが 聴かせてくれました。   それにしても 
まうしろで 「ブラボー」の連発 3回目ぐらいから なんか こっちが照れくさく 汗をかいたりして そそくさ 逃げて帰りました。  ミサ関連で「ブラボー」には慣れていないもんで・・・。 まあ 今回は戴冠ミサだし いろんな曲の集合だから・・・ なんて 納得しながらの 帰宅でした。



206. 第195回定期公演 管理人hs  2006/02/23 (木) 23:11
今日は久しぶりにOEKの定期公演に出かけてきました。前回の定期公演には行けませんでしたので,今年,2回目の定期公演ということになります。

今回はロルフ・ベックさん指揮による,モーツァルトの「戴冠式」ミサが中心のプログラムでした。この曲は音楽堂が開館した直後の定期公演で演奏されているのですが,その時の合唱指揮がベックさんでした。その時のバンベルク交響楽団合唱団の充実した声も素晴らしかったのですが,今回のOEK合唱団による演奏も聞き応えのあるものでした。

ベックさんは,見るからに立派な雰囲気の方ですが(シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭の音楽監督もされていますね),その音楽も大変立派で,常にピンと背筋が伸びているような音楽を聞かせてくれます。この曲はそれほど長い曲ではありませんが,ミサ曲の要素が凝縮して詰め込まれており,飽きることなく楽しむことができました。

ソリストも大変充実していました。前半で別のアリアを2曲歌ったソプラノのシャトゥローヴァさんの歌が何と言っても印象的でした。テノールのハルトムート・シュレーダーさんの透明な歌も素晴らしいものでした。

前半はベートーヴェンの交響曲第4番が演奏されました。こちらの方は,「ちょっと硬過ぎるかな」「もう少し愛嬌があっても良いかな」という気もしましたが,久しぶりにOEKのサウンドを堪能できました。オケーリーさんのティンパニの強靭さも相変わらずでした。

というわけで,正統的なドイツ音楽を聴いたという実感の残る演奏会となりました。



204. 大曲続き 管理人hs  2006/02/22 (水) 00:02
この前の日曜日にはチャイコフスキーの交響曲第5番を聞いたばかりですが,これからしばらくは,金沢で演奏される機会の少ない大曲がいくつか登場しますね。次のような感じです。

マーラー/5番(チョン・ミョンフン指揮ロンドン響)
ブラームス/交響曲第3番(岩城指揮OEK)
リムスキー=コルサコフ/シェエラザード(岩城指揮OEK)
マーラー/巨人(ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ)

大都市圏では全然珍しいことではないと思いますが,金沢では大変貴重です。どれも楽しみですが,皆さんはどれに行かれますか?



203. 石川県学生オーケストラ&オーケストラ・アンサンブル金沢合同公演 管理人hs  2006/02/19 (日) 18:13
今日は石川県内の大学生の合同オーケストラとオーケストラ・アンサンブル金沢の合同公演に出かけてきました。今月になってから,外国に出かけたり,東京に出かけたりとあわただしかったので,金沢の演奏会に出かけるのは久しぶりのことです。

今回の注目は,指揮者として金聖響さんが登場することと,チャイコフスキーの第5交響曲が演奏されることです。その期待どおり,大変楽しめる演奏会となりました。

学生オーケストラの方は大部分が金沢大学のオーケストラのメンハバーでしたが,合同演奏では,すべて第1奏者を学生側が担当しいていました。つまり,第5交響曲第2楽章の長いホルンのソロや第1楽章冒頭のクラリネット,要所要所で華やかに出てくる金管楽器やティンパニ...これらは,ほとんどすべて学生が演奏していました。OEKはサポートに回っていましたが,学生オーケストラは,立派に演奏していました。

特に第2楽章のホルンには大きな拍手を送りたいと思います。弦楽合奏が静かに伴奏する中,ホルンの独奏が入ってくるというシチュエーションは非常にプレッシャーが掛かると思うのですが,大きな破綻なく,この部分を演奏し切っていました。この後,音楽全体にも勢いがついた気がしました。

第4楽章コーダも大変な聞き物でした。一旦,全休符になった後,悠然とコーダになる部分ですが(間違って拍手が入ることのある部分ですね),この休符をほとんど入れず,その部分までの音楽の勢いをそのままコーダに持ち込んでいた感じでした。聖響さんのこの部分で,指揮台を踏み鳴らし,情熱的に棒を振っていましたが,まさにオーケストラ全体に火を付けたような感じでした。

前半は学生オケのみによるスラブ行進曲,OEKのみによる弦楽セレナードが演奏されました。こちらの方は,やはりOEKの瑞々しい演奏の方が印象に残りました。

金沢でチャイコフスキーの曲を聞く機会は少ないのですが,こういう企画はなかなか良いなと感じた演奏会でした。



202. 東京都交響楽団 管理人hs  2006/02/16 (木) 07:46
現在,東京に出張に来ています。昨晩は仕事が終わった後,これまで出かけたことのない東京芸術劇場に出かけ,こちらも聞くのが初めてとなる東京都交響楽団を聞いてきました。

都民芸術フェスティバル助成公演ということで,非常に安価な公演でした。指揮のヤン=パスカル・トルトゥリエさんの作る音楽もとても明快で,ホールの雰囲気同様ゆとりのある演奏を楽しむことができました。

2曲目に演奏されたモーツァルトのクラリネット協奏曲では,バセットクラリネットが使われていました。音色的な違いはよく分からなかったのすが,今回の独奏の三界さんの演奏には抑制された美しさに溢れ,見事でした。

このホールですが,昨年末,岩城さんがベートーヴェンの交響曲全集を指揮した場所ですね。通路もゆったりしており,とても気持ちの良いホールでした。

それにしても沢山のチラシをもらいました。荷物になるので捨てて帰りますが,毎日毎日,よくこれだけ沢山コンサートがあるな,と感心してしまいます。



201. Re: 対向配置について covariant  2006/02/15 (水) 02:36
対向配置に関する、皆様の書き込み、とても参考になりました。
ありがとうございました。



200. ”のだめカンタービレ”千秋真一デビューの裏側に迫る 管理人hs  2006/02/12 (日) 18:15
今日は金沢蓄音器館で行われた「”のだめカンタービレ”千秋真一デビューの裏側に迫る」という興味をそそるイベントに出かけてきました。音大生の登場するマンガとして非常に人気のある「のだめカンタービレ」ですが,昨年後半には,ついにマンガのキャラクターである千秋真一指揮なるCDまで登場し,何かと話題を集めています。

今回はこのCDの仕掛け人である音楽ライターの山野雄大さんとキング・レコードのディレクター松下久昭さんのお二人による対談が行われました。結果として,千秋真一の正体は千秋真一のままでしたが,かなりマニアックなお話を聞くことができました。

今回のイベントの中心となっていたのは,ブラームスの第1番の第4楽章の聞き比べコーナーでした。いちばん違いが分かりやすい,第4楽章後半に出てくる,コラール風のテーマの部分のティンパニの部分の聞き比べを何と13種類もの演奏で行いました。千秋盤のオリジナルとなっている演奏なども教えてもらい,とても楽しいものでした。かつて,NHK−FMで金子健志さんが行っていた聞き比べを彷彿とさせるものでした。

その他,ドヴォルザークの8番の「間違い探し」のコーナーもありましたが,これは素人には絶対分からないと思いました。

千秋真一のCDの第2弾は出るのか?といった質問コーナーがあっても良かった気はしましたが,やはり秘密は秘密のままにしておいた方が良いのかもしれません。

それにしても今回のオーディオ装置はとても良い音でした。モノーラル録音でもストレスなく聞けるのは,さすがだと思いました。また,楽しくマニアックな企画に期待したいと思います。



199. Re: 対向配置について 管理人hs  2006/02/09 (木) 07:22
がくゆうかい様
どうもありがとうございます。
> 昨年の9月に行われた楽友会主催の「音楽アラカルト」で、ステージマネージャーの山本さんに「後ろから見たオーケストラ」というタイトルで講演をしていただきました。

私も行きたかったのですが,残念ながら行けませんでした。配置の話題とは別にしても「バックステージ・ツァー」というのは面白そうですね。パイプオルガンを近くで見る企画なども面白いと思います。



198. 対向配置について がくゆうかいより  2006/02/08 (水) 11:11
昨年の9月に行われた楽友会主催の「音楽アラカルト」で、ステージマネージャーの山本さんに「後ろから見たオーケストラ」というタイトルで講演をしていただきました。
その折にも対向配置のお話があり、とても興味深く聞かせていただきました。その時は楽友会の方々のみの集まりでしたが、一般のファンの方々にも聞いていただく機会があればと思いました。幹事の方々、いかがですか?



197. Re: 対向配置について 管理人hs  2006/02/08 (水) 00:06
ねこさん,こんばんは。対向配置についての話題をどうもありがとうございます。
>
> 高関さんが大阪センチュリー響の常任指揮者をされていた頃に定期会員向けのレクチャーでお話されたことです。

私も一度,大阪のザ・シンフォニーホールで高関さん指揮のセンチュリー交響楽団の演奏を聞いたことがあります。ベートーヴェンの英雄が演奏されたのですが,確かに対向配置だったことを覚えています。

>現在のようにファースト、セカンドの二つのバイオリンパートが並べて配置されるようになったのはここ100年足らずのことなのだそうです。

現在の配置は,確かレオポルド・ストコフスキーが考えた配置だったのではないかと思います。

チャイコフスキーの「悲愴」の第4楽章の最初の方も弦の掛け合いのような隠し味になっていますね。この辺の話は池辺晋一郎さんに是非お話して頂きたいところです。



196. 対向配置について ねこ  2006/02/07 (火) 18:48
話題になっている対向配置について、指揮者の高関健さんが以前たいへん興味深いお話を語ってくださったのを思い出したのでご紹介したいと思います。

高関さんが大阪センチュリー響の常任指揮者をされていた頃に定期会員向けのレクチャーでお話されたことです。それによると、ベートーベンの時代にはこの「対向配置」が普通だったとのこと。というよりも、現在のようにファースト、セカンドの二つのバイオリンパートが並べて配置されるようになったのはここ100年足らずのことなのだそうです。音楽が録音されるようになり、ステレオ録音初期の頃に、弦楽器のパートを高音と低音に分けて配置しようとした結果こうなったというわけです。

さらに高関さんは「ベートーベンの作品には明らかに視覚的にもこの対向配置を意識して書いたと思われる部分がある」とおっしゃっていました。第九の第4楽章のフーガの弦楽器パートの出の順番などはこのいい例だそうです。これはほんとに目からうろこのお話でびっくりしたのをよく覚えています。

高関さんが常任指揮者をされていた頃のセンチュリーでは、高関さんが指揮される演奏会はほとんどすべて対向配置で、たまに客演指揮者が来たときに普通の配置に戻るとかえって違和感を覚えるくらいおなじみになっていました。金聖響さんもピリオド・アプローチということからこの配置を採用されておられるのでしょう。「ベートーベンの時代はこうだった!」と思って聴くとまたおもしろいのではないかと思いますよ。



195. Re: 1/29公演Mのこと、追伸 管理人hs  2006/02/06 (月) 22:05
Covariantさま,書き込みをどうもありがとうございます。

> (1)金聖響さんは、5日(日曜)朝のテレビ朝日系「題名のない音楽会21」に下野竜也さんと若手指揮者として出演され

私も面白そうな企画でしたので,録画をして見てみました。この番組も黛さんが亡くなられた後,あれこれ試行錯誤をしているようですが,こういう企画は面白いですね。今回のリハーサルの様子を見ながら,下野さんの指揮による演奏も聴いてみたいなと思いました。

> (2)OEK定期公演での、「田園」演奏時のオーケストラの(楽器の)配置は、通常のものとは異なっていましたが、
> これは「田園」交響曲の場合、元々そうなのでしょうか?

「題名のない音楽会21」の時もそうでしたが,金聖響さんが古典派の曲の指揮する場合は,いつもこういう感じの「対向配置」を取っているようです。特に「田園だから」というわけではないと思います。

昨日はN響アワーも一瞬見たのですが,そこで放送されていたブロムシュテット指揮NHK交響楽団によるブラームスの交響曲第1番もコントラバスが第1ヴァイオリンの方に来る,対向配置だったようです。というわけで,以前に比べるとこの配置を取る指揮者が増えてきているのかもしれません。



194. 1/29公演Mのこと、追伸 covariant  2006/02/06 (月) 01:43
管理人hs様、お帰りなさいませ。さっそくのレスをありがとうございました。下記2項目を追加投書させていただきます。

(1)金聖響さんは、5日(日曜)朝のテレビ朝日系「題名のない音楽会21」に下野竜也さんと
若手指揮者として出演されて、ベートーベン交響曲第7番の「公開リハーサル」に出演されました。
「題名のない音楽会21」はいつも見るようにしているのですが、今回の内容は事前に知らず、
私にとってタイムリーな放送を喜びましたが、忙しいので横目で見るしかなく、録画もできず、残念でした。
金聖響さんの、演奏者に対する非常に具体的な指示内容は、とても興味深いものでした。
金聖響さんの公式ホームページを覗くと、ご本人もいろいろ書かれているんですね。「田園」のCDが本当に楽しみです。

(2)OEK定期公演での、「田園」演奏時のオーケストラの(楽器の)配置は、通常のものとは異なっていましたが、
これは「田園」交響曲の場合、元々そうなのでしょうか?
残念ながら私には、第1バイオリンの後方左端まで、低音域の弦楽器が並んでいました、という報告しかできませんが。。。



193. Re: 1月29日定期公演Mのこと 管理人hs  2006/02/05 (日) 16:16
covariantさま,こんにちは。
私の方は,昨晩シドニーを出発し,今朝成田空港に到着し,先ほど金沢に戻ってきました。さすがに寒いですね。身が引き締まる思いがします。先週の公演の感想をどうもありがとうございました。

> 恥ずかしながら、森麻季さんがコロラトゥーラの名手であることは知らなかったこともあり、

森さんは,この前のカウントダウン・コンサートにも出演されましたが,是非またOEKと共演して頂きたいですね。オペラの主役として登場して頂きたい気もします。確か「ホフマン物語」の何かの役を得意にされていたののではなかったでしょうか?

> 用意した森麻季さんの、60枚のCD全てが売り切れたとのことでした。

今度の夏にはOEKとの共演のCDも発売されるということですので,こちらも楽しみですね。

> かつてのOEKの演奏会で、その当時を彷彿と思い出し、涙を流した曲です。

岩城さんが,以前手術で休養されていた後,この「田園」で復活されたことがあります。その時の演奏を聴きながら,音楽を演奏したり聴いたり出来ることは良いことだと実感したことがあります。第4楽章から第5楽章については,そういう気持ちで聞いてもぴたりと来ます。

> 第4楽章「雷鳴と嵐」の迫力には、大多数の聴衆の驚きを誘っていたのではないでしょうか?

CD録音で聞くのが楽しみになりました。以前聞いた,「英雄」でもティンパニの迫力が物凄かったのですが,今回の「田園」もまた迫力のあるティンパニを楽しむことができたようですね。

> 残念なことは、Hudgkinさんもご指摘の、最後の、余韻をぶち壊す拍手。私もがっくりきました。

この辺については,いっそ「鑑賞の手引き」みたいなものを作って配布するとかした方が良いのかもしれないですね。

それでは,また,よろしくお願いします。



192. 1月29日定期公演Mのこと covariant  2006/02/05 (日) 03:48
マイスターシリーズ会員の私としては、今回の森麻季さんと金聖響さんの「田園」に関する管理人さんの「演奏会レビュー」を楽しみにしていたのに、オーストラリアにご出張中とは残念でした。
管理人さんからのご要望もありましたので、私も演奏会の感想を、拙いながらご報告させていただきます。

当日は、急に80歳代半ばの両親を入院させることになり、開演時間には間に合うと思ったのですが、
計算外の交通渋滞で遅れて、演奏会には遅刻してしまいました。
(お蔭様で、両親は二人とも明日(2月5日)退院、私は50代の男です。)
森麻季さんの曲は、最後のモーツアルトのモテットのみを、「立ち見」しました。
恥ずかしながら、森麻季さんがコロラトゥーラの名手であることは知らなかったこともあり、
ほんとうに感激しました。
休憩時間にCD販売とサイン会をやっていましたが、私が見に行ったときには、すでに
用意した森麻季さんの、60枚のCD全てが売り切れたとのことでした。

私もHudgkinさん同様、音楽堂への車中で、たまたまFMの岩城宏之&OEKの「田園」を聞き、
会場で、金聖響&OEKの「田園」を聞くことになり、愉快になりました。
私にとって「田園」交響曲は、とてもゆかりのある曲です。
高校時代、オープンリール型の「テープ・コーダー(ソニーの商品名)」で好んで聴いた曲。
かつてのOEKの演奏会で、その当時を彷彿と思い出し、涙を流した曲です。
金聖響さん指揮の今回の「田園」は、i3miuraさんがおっしゃることと共通しているでしょうか?、「音楽の対比の際立った」演奏に、感嘆しました。特に、他の楽章の穏やかな美しさに比べ、
第4楽章「雷鳴と嵐」の迫力には、大多数の聴衆の驚きを誘っていたのではないでしょうか?
私のような鈍感な者にも、この楽章が「雷鳴と嵐」であることを
今回初めてハッキリ知ることができたと言っていいくらい、秀逸な(と思いました)表現でした。

残念なことは、Hudgkinさんもご指摘の、最後の、余韻をぶち壊す拍手。私もがっくりきました。



191. シドニー・オペラハウス 管理人hs  2006/02/03 (金) 22:11
シドニーでの「仕事」が何とか終わりましたので,今日は夕方からシドニー・オペラハウスに出かけ,たまたまやっていたヴェルディの「ファルスタッフ」を見てきました。当日券はあるかな?と少々心配でしたが,いくらか余裕があり,無事入ることができました。

このホールは何と言っても港にあるのが売り物です。ロビーから見える夜景は非常にゴージャスでした。ホールの外観はモダンですが,中味の方は非常に重厚でした。劇場の形はオペラ・ハウスによるある馬蹄形ではなく,全体に緩やかに傾斜がついているような感じでした。恐らく,どこからも見やすくなっているのではないかと思います。

「ファルスタッフ」については,「渋いオペラ」という印象を持っていたのですが(今回初めて見ました),オーストラリア人は大変良く笑っており,古典的な喜劇を見ているような感じがありました。シェークスピアのオリジナル「ウィンザーの陽気な女房たち」の気分がよく出ていた演奏だったと思います。

このオペラはタイトル役も重要ですが,全体のアンサンブルも大変重要です。今回のオペラ・オーストラリアの公演は,そのどちらも満たしており,大変堅実にまとまっていました。歌手の水準も高いと思いました。

今回のシドニーで5泊というのもなかなかできないことでしたが,今日はさらにシドニーでオペラ鑑賞という滅多にできない旅の思い出を作ることができました。



190. Re: チケットの振り替え 管理人hs  2006/02/03 (金) 05:43
ねこさん,こんにちは。
>オーストラリアでの滞在を楽しんでおられるようで何よりです。真冬の金沢から真夏の国へ行くのはどんな気分ですか?

シドニーは30度以上ありますが,それほど違和感なく過ごしています。きっと日本に戻ったときに(今回は関西発で成田に帰国なのですが),「びっくり」ということになりそうです。

>せめて楽団側が無駄になりそうなチケットを寄附してもらって留学生や高齢者に廻す、などといったシステムでもあればいいのに、と思うことがあります。

留学生にチケットを回すサービスは金沢でも既に導入しています。OEKでもきっと欧米のシステムを研究しているのではないかと思います。

> チケット振り替えサービスがあるというのは素晴らしいことですから、改善すべき点は事務局に意見しながら更に利用しやすいシステムにして、これが他のプロのオーケストラにも広まればいいな、と感じています。

私もこのように感じています。

何とか今日の夜か明日にオペラハウスでの公演を聞いてみたいと思っています。それでは。

PS.掲示板の書き込みとメールの送受信はできるのですが,ホームページの更新はなかなかうまく行きません。ホームページのトップが1月のままになっていますが,しばらくご了承下さい。



189. チケットの振り替え ねこ  2006/02/02 (木) 23:13
管理人さん、オーストラリアでの滞在を楽しんでおられるようで何よりです。真冬の金沢から真夏の国へ行くのはどんな気分ですか?日本はここ数日雨をともなった暖かい日が続いていたのですが、明日から週末にかけてまたぐんと冷え込むそうです。金沢あたりはまた大雪になるかもしれません。

さて、少し前にチケットの振り替えサービスについてのお話がありましたが、そういうサービスがあること自体、金沢の皆さんは恵まれているように思います。私が定期会員になっている大阪のオーケストラにはそんなありがたい制度はなく、他のオケでも聞いたことがありません。OEKは定期会員を3つのコースに分けて募集しているからそんなことができるのですね。私の場合、行けなくなったら自分で代わりに行ってくれる人を探すしかありません。せめて楽団側が無駄になりそうなチケットを寄附してもらって留学生や高齢者に廻す、などといったシステムでもあればいいのに、と思うことがあります。(これは欧米では普通に行われているそうです)
チケット振り替えサービスがあるというのは素晴らしいことですから、改善すべき点は事務局に意見しながら更に利用しやすいシステムにして、これが他のプロのオーケストラにも広まればいいな、と感じています。



188. Re: 二つの「田園」 管理人hs  2006/02/02 (木) 20:20
Hudgkin様
> 定期公演、チケット完売でしたね。
やはり,金聖響さんとOEKはベートーヴェンの交響曲シリーズをレコーディングしていることもありとても人気が高いようですね。2月の学生オケとの公演も楽しみにしたいと思います。

> 当日は、14時からNHK-FMで岩城宏之&OEKの「田園」をやっており、15時からはホールで金聖響&OEKの「田園」LIVE。
岩城さんのベートーヴェンも(9曲まとめてですが)話題になっていますね。OEKの場合,指揮者によって全然違った感じになるのが面白いところだと思います。

> あの、余韻をぶち壊す、無神経な拍手。

この問題は,静かに終わる曲の場合の「永遠の課題」という感じになってきましたね。全国的な問題なので,「静かな曲の時は,ゆとりを持って拍手をしましょう」というキャンペーンでも行った方が良さそうですね。

それでは,今後ともよろしくお願いします。



185. 二つの「田園」 Hudgkin  2006/02/02 (木) 07:06
定期公演、チケット完売でしたね。
当日は、14時からNHK-FMで岩城宏之&OEKの「田園」をやっており、15時からはホールで金聖響&OEKの「田園」LIVE。
これがまた、ぜんぜん違うんですね(当たり前ですが・・・)。
いやー、楽しかったなー。

・・・それなのに・・・
あの、余韻をぶち壊す、無神経な拍手。
がっくりです。



184. Re: 森麻季さん やっと 聴けました! 管理人hs  2006/01/31 (火) 23:06
皆さん,こんばんは。私の方は,今,オーストラリアのシドニーに仕事で来ています。ホテルの壁の穴にケーブルに差し込んでみて,何とか書き込みができるようになりました。

金聖響さんと森麻季のコンサートは是非聴きたかったのですが,今回は仕方がありません。聖響さんの「田園」の方はCDになるのを待ちたいと思います。森さんの方もOEKとのCD録音が行われるということですので(今回,歌われたような曲?),それに期待したいと思います。

> 前回の書き込みで 振替えの件で事務局側がもう少し 配慮して欲しい旨の発言をしましたが やはり 同じように不満を言われている方が 当日、並びながら数人 ぶつぶつ言っていました。

複数の定期公演シリーズに入っている人の場合,交換できる公演がない場合もあります。同じ金額のコンサートと交換というのもなかなか難しいですね。金額的な価値もさることながら,個人的な好みを加えた価値となると,さらに難しくなります。

昨年末から1月末頃にかけてOEK事務局からアンケートが来ていましたので,同様の質問があれば,何か検討して頂けるかもしれません。ただし,大変難しい問題ですね。



183. 森麻季さん やっと 聴けました! レイトリー  2006/01/30 (月) 23:02
フイルハーモニーの1月定期をこれに振り替えてもらい やっと生の森麻季さんを聴けました。立山でガイドをしているぶさいく(?)で 年のいった友が森麻季さんのすばらしさを自慢げに語るのです。確かにすばらしい! この感激 だいぶ前 中丸さんを聴いて以来かもしれない。タイプは違いますが 澄んだ声で レパートリーの幅を感じました。 これからも ぜひ 金沢に何度も来て欲しいですね。

追)前回の書き込みで 振替えの件で事務局側がもう少し 配慮して欲しい旨の発言をしましたが やはり 同じように不満を言われている方が 当日、並びながら数人 ぶつぶつ言っていました。
まっ   音楽がよかったから   いいっか?



182. 金聖響氏の「田園」 i3miura [URL]  2006/01/29 (日) 23:01
今日の演奏会は約4ヶ月ぶりの金聖響氏の登場でしたが、非常に中身の濃い演奏でした。
定期初登場の森麻季さんの非常に透明感のあるリリカルな声で、彼女の特徴を遺憾なく発揮していました。
メインの「田園」は良い意味で期待を裏切ってくれる出来栄えでした。今迄の彼の演奏を聴いていたので、もっと小気味の良い演奏だと思っていたのですが、非常に音楽の対比の濃い、歌心に満ちた演奏で正直ビックリしたしました。
ますます彼の今後に期待したいです。



181. 金聖響指揮OEKの「田園」 管理人hs  2006/01/26 (木) 23:25
今度の定期公演では,金聖響さん指揮OEKによってベートーヴェンの「田園」交響曲が演奏されますが,これはCD録音されるようです。このシリーズも充実した録音が続いていますので,今回の「田園」も非常に楽しみです。私の方は残念ながら今回の定期公演は聞けませんので,聞かれた方は,是非感想などお聞かせ下さい(明日27日は,地方都市オーケストラ・フェスティバル2006の一貫としてすみだトリフォニーホールでも同様の公演がおこなるようです)。

その他,今日は音楽堂から演奏会のチラシなどが送られてきていました。
3/30池辺さんとOEKによる「モーツァルトの作品をたねあかし!」
6/4ヨーヨー・マ,ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
5/22アルバン・ベルク四重奏団

これからも続々と楽しみな公演が続きそうです。



180. Re^4: ニューイヤーコンサートin大阪その2 管理人hs  2006/01/24 (火) 21:53
Cissieさん,こんばんは。

>年数を経て磨かれていくOEKは勿論素敵ですが、設立当初の初々しさも懐かしいなぁ・・・と思うこの頃でもあります。

考えてみるとOEKができて,18年目になるんですね(もうすぐ成人式です)。OEKはそういう意味では円熟してきていると思いますが,マーラーの大地の歌を演奏したり,シューマンやブラームスを演奏したち,といろいろ新たなことに挑戦しています。新鮮さと円熟の両方をこれからも聞かせて欲しいと思います。

> オーストラリアでのお仕事、楽しんで(?!)いらして下さい。よい音楽に触れる機会がどこかでおありになればいいですね。

まだそこまでの余裕ができるか分からないのですが,できればコンサートに出かけてみたいと思っています。

それでは。これからもよろしくお願いいたします。



179. Re^3: ニューイヤーコンサートin大阪その2 Cissie  2006/01/23 (月) 15:57
お返事有難うございました。年数を経て磨かれていくOEKは勿論素敵ですが、設立当初の初々しさも懐かしいなぁ・・・と思うこの頃でもあります。これからもまた心のこもった演奏会が聴けることを期待しています。

オーストラリアでのお仕事、楽しんで(?!)いらして下さい。よい音楽に触れる機会がどこかでおありになればいいですね。



178. Re^2: ニューイヤーコンサートin大阪その2 管理人hs [URL]  2006/01/20 (金) 01:15
Cissieさん
はじめまして。OEKの大阪公演についてはいろいろ事情があるのかもしれないですね。「ふつうのOEK」を聞かせてくれるような演奏会であってほしいと私も思います。

大阪から金沢はJRの特急だと意外に近いので,小旅行ついでに聞きに来て頂くというのも良いと思いますが,やはり全国各地でOEKの良さを味わって頂きたいものです。

これからもよろしくお願いします。

PS.1月30日から仕事でオーストラリアのシドニーに行く予定になっているのですが,いろいろ調べてみると,この日シドニーのオペラハウスで行なわれるシドニー交響楽団の演奏会にマイケル・ダウスさんが登場し,ヴァイオリンのナイジェル・ケネディさんと共演登場するようです([URL]からリンクしてあります)。時間的には行けないのですが,こういう偶然というのはうれしくなりますね。




177. Re: ニューイヤーコンサートin大阪その2 Cissie  2006/01/19 (木) 22:11
>私たち関西の人間にとっては数少ない貴重な地元での公演です。>OEKの演奏を本当に聴きたいと思っているファンの思いをもっと
>真剣に受け止めて欲しいと思った演奏会でもありました。

前のお話をぶり返すようですみませんが、ねこさんに全く同感です。長らくOEKの演奏を聞いてきて、ニューイヤーコンサートの雰囲気も段々良くなってきたなぁ〜と以前は思っていました。しかし昨年はチケット購入の段階から今までと異なっており、コンサートの日も余り楽しめる雰囲気ではなかったので今回は気が失せてしまい行きませんでした。その上ねこさんの感想を拝読して「今年もか・・・」と残念に思った次第です。昔より関西での演奏会も少なくなり、東京・名古屋公演に比べてその機会も少ない上に、シンフォニーホール等では早くに完売になります。内部事情は分かりかねますが、素敵な音楽に素朴な気持ちでささやかな癒しを求めに行く足を止めないように考えて頂けたらと願っています。



176. ショパン:心の旅第6回 管理人hs [URL]  2006/01/14 (土) 22:47
2005年度になってから6回に渡り行なわれてきた「ショパン:心の旅」シリーズの第6回=最終回に出かけてきました。今回は最晩年の作品が中心でしたが,こうやってほぼ1年に渡りショパンの作品を聞いてくると,ショパンの人生を追体験したような気分になります。大野由加さんのアイデアと語りが何と言っても素晴らしい企画でした。

この日は,OEKのチェロ奏者ルドヴィート・カンタさんをゲストに招いてのコンサートでした。ショパンのチェロソナタがメイン・プログラムでしたが,これが本当に素晴らしい演奏でした。ピアノの長野さんもカンタさんに負けることなく,1対1の火花を散らすような熱演を楽しむことができました。ステージと客席が近い交流ホールならではの迫力を楽しむことができまた。

前半に木下由香さんによって演奏された,舟歌,幻想ポロネーズという晩年の名作2曲と併せ,ショパン晩年の苦悩と音楽に対する情熱を感じさせてくれる演奏会となりました。

来年度は今回好評だったシリーズ企画を受けて,「ピアノの翼コンサート」と題して,ピアノ音楽史を6回に渡って俯瞰するようなシリーズが行なわれます。これにも大いに期待したいと思います。



175. あなたが主役 音楽のある街で」再放送 管理人hs [URL]  2006/01/14 (土) 14:18
昨年末,NHKの衛星放送で放送された「あなたが主役 音楽のある街で」の再放送が今日あったので(石川県だけ?),見てみました。この回にはコバケンさん指揮のOEKが登場したのですが,とても楽しめました。

OEKの団員の方へのインタビューがあったり,団員皆さんのにこやかな表情が映ったり,とても楽しそうな雰囲気でした。

この番組は,地元の音楽愛好家がプロ・オーケストラと共演するという内容なのですが,今回登場された方々も気持ちの良い方ばかりでした。機会があれば,またこの番組のゲスト・オーケストラとして登場してもらいたいものです。

ちなみに次のような内容でした。

http://www.nhk.or.jp/shuyaku-ongaku/backnum/bucknum_051217.html



173. Re: ニューイヤーコンサートin大阪その2 管理人hs [URL]  2006/01/13 (金) 00:28
ねこさん,こんばんは。
大阪公演の様子をお知らせ頂きありがとうございました。金沢公演同様の楽しい公演になったようですね。

> 開演前のホール内の風景はちょっと異様な感じがしました。ロビーにダークスーツの男性がずらりと並び、招待したお客さまをお出迎え。

金沢公演の方も毎年,キリンビールがスポンサーなのですが,こちらの方は定期公演ということもあり,「ダークスーツ」の方はいらっしゃいません。毎年,トロイさんが,ステージ上でワインをぐいっと飲んでいらっしゃいますが,その姿が意外にスポンサーの良い宣伝になっているような気がします。

ただし,定期公演以外で企業名が付く演奏会の場合は,「ダークスーツ」の方が大勢いらっしゃる場合があります。企業の方自身,自分たちがどのように見られているのか,宣伝になっているのか逆効果になっているのか,というのを反省してもらえば,自明だと思うのですが,「コンサート=接待」という発想の方が勝ってしまうようですね。

>そして1楽章が終わったところで盛大な拍手が・・・通常のコンサートではとても考えられないことです。

実は金沢公演でも盛大が拍手が入りました。こちらも通常の定期公演と微妙に違う方々が来られていた可能性があります。しかし,その拍手は純粋に「良かったなぁ」という感じでしたので,悪くはなかったと思いました。

> チケット発売初日に電話したのにバルコニー席しか買えなかった私としてはどうも納得できないものがあります。

いちばん熱心に聞きたいと思っている人が後回しになるというのは理不尽ですね。ニューイヤー・コンサートというのは競合するものが多いと思いますが,OEKのニューイヤーコンサートも,もっと幅広く宣伝して,普通の演奏会にしてもらった方がファンとしては嬉しいですね。

いずれにしても,今年もまた応援をよろしくお願いいたします。



172. ニューイヤーコンサートin大阪その2 ねこ  2006/01/11 (水) 23:19
演奏面では本当に素晴らしく楽しむことができたのでよかったのですが、ここからはちょっと別の面についてお話したいと思います。
開演前のホール内の風景はちょっと異様な感じがしました。ロビーにダークスーツの男性がずらりと並び、招待したお客さまをお出迎え。連れの女性客の多くは着物や高級そうなスーツで着飾って、いかにも会社関係の招待で来られたことがよくわかります。おそらく普段クラシック音楽の演奏会によく出かける人たちではないことは見ただけでわかりましたが、案の定チャイコフスキーではぐっすりおやすみの方がたくさん見受けられました。そして1楽章が終わったところで盛大な拍手が・・・通常のコンサートではとても考えられないことです。2楽章が始まったときには「え、この曲まだ続くの!?」というため息のようなものが会場いっぱいに広がったのが感じられました。あんなにすごい演奏だったのにほんとにもったいない!

スポンサーがつく演奏会とはこういうものなのでしょうか?後半のトロイさんとメラニーさんのトークの中でもスポンサー企業の名前を出して感謝の言葉を述べるくだりがありました。昨年のガラガラの会場のことを思えば8割がた埋まったのは喜ぶべきことなのでしょうが、チケット発売初日に電話したのにバルコニー席しか買えなかった私としてはどうも納得できないものがあります。オフィシャルホームページでは早々に「完売」となっていましたが当日はそこそこ空席もあり、わずかですが当日券も売りに出ていたようでした。おそらく1階席は全部スポンサーの会社が買い占めて招待客に配ったのでしょうが、せめて後ろの数列だけでも一般のお客さまのために売り出すことはできなかったのか?
今回も宣伝らしい宣伝はなされてなかったようで、いずみホールにチラシは置かれていませんでしたし、送られてきたチケットにも添えられていませんでした。9月のシンフォニーホールでのOEKの公演は毎年いっぱいになるのです。内容の点では決して勝るとも劣らないこのニューイヤーコンサート、もっと上手に宣伝すればスポンサーに全面的に頼らなくても席を埋めることはできるのではないでしょうか。私たち関西の人間にとっては数少ない貴重な地元での公演です。OEKの演奏を本当に聴きたいと思っているファンの思いをもっと真剣に受け止めて欲しいと思った演奏会でもありました。



171. ニューイヤーコンサートin大阪 ねこ  2006/01/11 (水) 23:17
ニューイヤーコンサート大阪公演に行ってきました。こちらも開演前にロビーでプレコンサートがあり、プログラムの内容やメラニーさんやダウスさんの衣装も金沢と同じものだったようです。前半の演奏の充実して素晴らしかったこと、そして後半の華やかで楽しかったこと、本当にサービス満点の素敵な演奏会でした。

チャイコフスキーは指揮者なしだから安全運転で行くのかと思ったらさにあらず、3楽章などどんどんテンポをあおってスリリングな響きを聞かせてくれて、本当にすごいなと思いました。ゆったりした2楽章ではダウスさんが歌うのにちゃんとオーケストラが反応しているさまがおみごと。時々ルバートがかかるメロディに合わせていく低弦のピチカートがまったくバラけないのが不思議でなりません。昨年も同じことを思ったのですが、指揮者なしでここまで見事にコンチェルトをやってくれるとなると、指揮者なんて要らないんじゃないの?と言いたくなります。
後半のステージのメラニーさんは本当に素晴らしかったですね。ウィーンで活躍されているようなので気がつかなかったのですが、ご出身はアメリカとのこと。いい意味でアメリカ流の開放的でフレンドリーな雰囲気をお持ちだと思いました。ステージから客席に降りる階段が用意されていたので金沢と同じような演出があるのかと思ったのですが、残念ながらそれは行われませんでした。(字数オーバーのため一旦区切ります)




170. Re: OEKのニューイヤーコンサート i3miura [URL]  2006/01/08 (日) 22:56
ご無沙汰しております。
毎年恒例の演奏会ですが、充分楽しい演奏会でした。前半協奏曲&後半ワルツ集という組合わせはパターン化してきましたが、非常に満足できる物だと思います。
チャイコのVn協奏曲ではM.ダウスさんの非常にゆったりとしたテンポ設定で、楽器の音色を充分に堪能でき良かったと思います。
後半のプログラムもM.ホリデーさんらしい、見て聴いて大変満足できる演奏で楽しいの一言だったと思います。



169. OEKのニューイヤーコンサート 管理人hs [URL]  2006/01/08 (日) 19:52
今日はOEKのニューイヤー・コンサートに出かけてきました。私自身,今年の「コンサート初め」になります。登場したのは例年通り,マイケル・ダウスさんです。「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートも良いけれども,新年はやはりダウスさん」という方も金沢には多いのではないかと思います。その期待に応える楽しいコンサートでした。

今年は前半はダウスさんの素晴らしい独奏によるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲,後半はダウスさんの弾き振りによるウィーンの音楽ということで,ダウスさんの魅力を存分に味わうことができました。後半では,こちらもすっかりお馴染みとなったメラニー・ホリディさんが登場しました。相変わらず,素晴らしいサービス精神を発揮され,演奏会を大いに盛り上げてくれました。

最初の「フィデリオ」序曲では,いきなりホルンが大きなミスをしたので,聞いている方も冷や汗をかいてしまいましたが,その後はダウスさんを中心に楽しい音楽が続き,いつもながらのニューイヤーコンサートを楽しむことができました。OEKのニューイヤーコンサートは今年も全国数箇所で行なわれますが,お近くの方は是非お出かけになってみてください。



168. あけましておめでとうございます。 管理人hs [URL]  2006/01/01 (日) 01:29
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

OEKのカウントダウン・コンサートの方は無事終わったでしょうか?岩城さんのベートーヴェン交響曲全曲連続演奏会の方は無事終わりました。

12時頃から最後の第9の演奏をインターネットで全曲聴いてみたのですが,オーケストラと指揮者と声楽とが一丸になったような素晴らしい演奏でした。岩城さんは,病み上がりのはずなのですが,最初から最後まで立って指揮されていました。見ていて勇気が出てくるような演奏でした。

岩城さんをはじめとして,参加された方々は(お客さんも含めて)本当にお疲れ様でした。インターネットの中継というのは,テレビの生中継で見るよりは,パーソナルに訴えかけてくる感じで,ラジオによる中継に近い親近感を感じました(パソコンにヘッドフォンを付けて聞いたせいもあるかもしれません)。休憩時間の風景を含めて,演奏会を丸ごと中継できるというのもインターネットならではです。テレビ中継とは一味違う,面白いメディアだと感じました。



167. Re^2: 年末はベートーヴェン交響曲全集で 管理人hs  2005/12/31 (土) 16:36
gontanさん,こんにちは。
「良いお年を」と書きながら,また書き込んでいます。

> いま、岩城さんのsym.1が始まりました。

私の方は次のページからインターネットで見ています。
http://www.ivig.jp/live.html
今,第2番の3楽章から4楽章をやっています。

最初,メディアプレーヤーのバージョンが低く,うまく表示されなかったのですが,バージョンを上げてみて,あれこれ触っているうちに何とかPC上に岩城さんの顔が出てきました。500kということで画面を大きくするとボケてしまいますが,結構ちゃんとスムーズに映像が表示されています。音もちゃんとステレオになっています。

> クラリネットには遠藤さんが参加されています。

遠藤さんの隣には,ファゴットの柳浦さんもいらっしゃいますね。この部分だけ見ると,一瞬,OEKが写っているように見えます。その他にもOEKの方がもしかしたらいるかもしれないですね。

今年のオーケストラもN響の篠崎さんがコンサートマスターですが,オーケストラの名称としては「イワキオーケストラ」ということで,いろいろなオーケストラから集まったメンバーのようです。

さすがに全曲は見られないと思うのですが,「紅白」の合間にでも時々眺めてみようと思います。このインターネット配信が手軽に出来るようになれば,演奏会のあり方にも影響があるかもしれませんね。



165. Re: 年末はベートーヴェン交響曲全集で gontan  2005/12/31 (土) 15:42
いま、岩城さんのsym.1が始まりました。

スカイAでの中継も恒例になりそうな感じがします。
クラリネットには遠藤さんが参加されています。



164. Re: 2005年のコンサートを振り返って 管理人hs  2005/12/31 (土) 15:15
*書いているうちに長くなり,字数オーバーになったので,2つに分けました。

■企画賞
ピアノの詩人ショパン:心の旅」シリーズ(5月〜)

音楽堂では,OEKの公演以外にも沢山の公演が行なわれました。その中では,シリーズもののコンサートが交流ホールを中心として沢山行われているのが素晴らしい点です。有名奏者の演奏でなくても,それぞれ趣向を凝らしているので,十分楽しむことができます。その中では地元のピアノ奏者たちによる「ショパン:心の旅」が大野由加さんの素晴らしい解説もあって,大変聞き応えがありました(あと1回残っていますが)。

■OEK以外
その他,次のような公演が特に印象に残りました。
・ペーター・シュライヤー「冬の旅」(カミロ・ラディケ(Pf)/01/30)
・シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団演奏会(エッシェンバッハ指揮,シューマン(Vn),07/30)
・梯剛之ピアノ・リサイタル(10/22)
・エマ・カークビー&ロンドン・バロック(11/23,小松市での公演)

それでは,今年の書き込みはこれぐらいにしておこうと思います。皆様,良いお年をお迎え下さい。



163. 2005年のコンサートを振り返って 管理人hs [URL]  2005/12/31 (土) 15:14
今年もあと数時間となりました。今年も沢山の演奏会が金沢で行われましたが,その中で個人的に印象に残ったものをいくつか挙げてみて,1年を振り返ってみたいと思います。

■OEK定期公演
今年もいろいろな編成のOEK,多彩なソリストとの共演を楽しむことができました。OEKが初めて取り上げた大曲を含んでいた,次の3公演が特に印象的でした(順不同)。

1.第175回定期公演PH シュライヤー指揮,OEK合唱団他によるマタイ受難曲(02/04)
2.第186回定期公演PH 金聖響指揮,川久保賜紀(Vn)によるシューマンのライン,ラロのスペイン交響曲他(09/04)
3.第190回定期公演PH ニケ指揮,白井光子(Ms),プレガルディエン(T)によるマーラーの大地の歌(11/11)

今年の夏〜秋,岩城音楽監督が手術をされ,その療養のためにいくつかの公演の指揮者が交替になりましたが,見事復帰されました。この復帰公演でのモーツァルトも味わい深いものでした。春の定期公演のブラームスの第1番も見事でした。

2回定期公演に登場した,井上道義さんも相変わらず楽しいステージで,魅せてくれました。ガブマイアーさんのモーツァルトとハイドンは,予想以上に濃い演奏で,OEKの魅力をしっかりと引き出してくれました。

今年のOEKの活動で,特筆されるのは,シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に登場し,ジェシー・ノーマンなど著名な演奏家と共演したことです。その時に指揮をされた,ルドヴィーク・モルローさんも新鮮な印象を残してくれました。

■ソリスト部門
独奏者では何と言っても,イヴリー・ギトリスさんの怪しさ存在感が圧倒的でした。第191回定期公演M(11/24)でのパガニーニの協奏曲は,いろいろな点で空前絶後の演奏だったと思います。

イングリット・フリッタ,リーズ・ドゥ・ラ・サール,アン・アキコ・マイヤースといった若い奏者との共演もそれぞれ大変鮮やかな印象を残してくれました。

■ファンタジー部門
今年の4月に金沢市観光会館がリニューアル・オープンし,オーケストラ・ピットが拡張されました。OEKも「トスカ」と「眠りの森の美女」でピットに入りました。特にヴィースバーデン歌劇場バレエ団と地元バレエ関係者の共演による,「眠りの森の美女」では,この作品の全曲を初めて見たこともあり,豪華な気分を堪能できました。

(続く)



162. 年末はベートーヴェン交響曲全集で 管理人hs [URL]  2005/12/29 (木) 21:15
年内のOEKのコンサートは,大晦日に行なわれるカウントダウン・コンサートが納め(兼,仕事初め)ですが,同じ頃,東京では岩城さんが昨年に続いて,ベートーヴェンの全交響曲を一人で指揮するコンサートを行ないます。

それとの関連があるのかどうかわかりませんが,明日,金沢蓄音器館で「SP盤で聴くベートーベン全交響曲〜巨匠たちの年忘れ競演」という面白い企画があります。明日の夕方16:00からSP盤でベートーヴェンの交響曲全曲を聴いてみようという内容です。お暇な方(?)は是非参加されてみて下さい。

ちなみに全9曲を9人の指揮者に分担させるようです。だれが何番を振るかというのも興味深いですね。



161. Re^4: メサイア公演 管理人hs [URL]  2005/12/29 (木) 07:58
いぬさん,こんにちは。

> 楼蘭さんも出演されていたんですね.全く気づきませんでした.
今回,合唱団は女性が多かったですね。私の方も知人が参加していたのですが,客席から探すのもなかなか大変でした。

> もう少し曲が多くても良かったですね.私の好きな曲がことごとくカットされていて寂しかったです(rejoiceのソプラノもなかったし).

そうですね,私ももう少し聞きたかったです。

> お気づきかとは思いますが,アーメンコーラスの前の立ち忘れ,

こちらの方も言われなければ分からなかったのですが,そういえば曲が始まってから立ち上がっていたような気がします。コンサートというのは,舞台裏(というか表?)ではいろいろあるんですね。



160. Re^3: メサイア公演 いぬ [URL]  2005/12/28 (水) 20:33
hsさん,ご来場ありがとうございました.
楼蘭さんも出演されていたんですね.全く気づきませんでした.

> > 合唱の入場時、「大きな物音」立てたのは、私です。(笑)
> 実は...全然気付きませんでした。

気づきました〜(笑).

個人的には,指揮者と相性が良くなかったですが,合唱がまずまずだったそうで何よりです.もう少し曲が多くても良かったですね.私の好きな曲がことごとくカットされていて寂しかったです(rejoiceのソプラノもなかったし).

お気づきかとは思いますが,アーメンコーラスの前の立ち忘れ,最後のアンコール等,サプライズもり沢山で,舞台に立っている方もなかなか楽しめた演奏会でした(^^)



159. Re^2: メサイア公演 管理人hs  2005/12/27 (火) 22:48
楼蘭さん,こんばんは。お久しぶりです。

> 合唱の入場時、「大きな物音」立てたのは、私です。(笑)
実は...全然気付きませんでした。意外にステージの上と客席では響き方が違うのかもしれないですね。

> hsさん、ご指摘のとおり、41番は、かなり
> 危なかったような気がします。
私も音楽の専門家ではないので詳しいことは分かりませんが,この曲はリズムとかがとても難しいそうな曲ですね。だけど,今回の合唱はとても素晴らしかったと思います。

> ちなみに、オーケストラは、ギドーン・クレーメルの
> 主宰する合奏団が中心になっていた模様です。

何となく東欧〜ロシア的な感じの外国人の名前が多いな,と思ってメンバー表を見ていたのですが,クレメラータ・バルティカのメンバーの皆さんが多かったようですね。とても新鮮な演奏だったと思います。

それでは。



158. Re: メサイア公演 楼蘭 [URL]  2005/12/27 (火) 22:38
hsさま、こんばんは。
ご無沙汰しています。楼蘭です。

今回は、2年ぶりに、合唱に参加しました。
合唱の入場時、「大きな物音」立てたのは、私です。(笑)

hsさん、ご指摘のとおり、41番は、かなり
危なかったような気がします。

いろいろ、アクシデントがあったにしろ、
今回、参加できてよかったなと思っています。

ちなみに、オーケストラは、ギドーン・クレーメルの
主宰する合奏団が中心になっていた模様です。

脈脱がありませんが、失礼します。

それでは、また。




157. メサイア公演 管理人hs [URL]  2005/12/25 (日) 22:04
今日は年末恒例の北陸聖歌合唱団のクリスマス・メサイア公演に出かけてきました。昨年は,パイプオルガンとの共演でしたが,今年はOEKとの共演でした。ただし,今日のOEKは,サイモン・ブレンディスさんがコンサートマスターだったものの,大半のメンバーはエキストラで,メサイア用特別編成オーケストラという感じでした。編成もかなりこじんまりとしたものでした。ただし,メサイアをこれぐらいの編成で演奏する方がぴったり来るような気もしました。

昨年の公演からの連続登場となるソプラノの朝倉さん,メゾ・ソプラノの池田さん,テノールの君島さんをはじめ,独唱者の皆さんは昨年同様,非常に安定感のある晴らしい歌を聞かせてくれました。特に金沢のメサイアに欠ことのできない朝倉さんのソプラノは,毎回本当に雰囲気にぴったりの聞かせてくれます。

合唱団の方は,ところどころ粗が目立つところはありましたが(今回,かなり前の方で聞いたせいもあるかもしれません),各曲とも念入りにニュアンスやダイナミックスを付けて歌われおり,聞き応えがありました。今回はかなり省略されたハイライト版での演奏でしたが,それでも最後のアーメン・コーラスを中心に,随所で年季の入った合唱団ならではの情熱を感じさせてくれました。

今回,特に素晴らしかったのはトランペットです。ハレルヤ・コーラスなどでも輝かしい音を聞かせてくれていましたが,後半の48曲ではソリストを上回るような存在感を聞かせてくれました。

前半では,OEKエンジェル・コーラスと北陸学院高等学校の合唱団が登場し,明るく健康的なクリスマス・ソングメドレーを聞かせてくれました。

というわけで,これで今年のコンサート通いは(多分)最後になります。



156. Re^3: どなたか 交換しませんか・・・ 管理人hs [URL]  2005/12/25 (日) 15:05
レイトリー様,こんにちは

> 先日 音楽堂へ行き 振替え依頼しました。ありがとうございます。
> 現在 空いている席を提示し交換する席に見合ったものを選択できるように、

恐らく,音楽堂の方もこのメッセージを読んでいらっしゃると思いますので,もっと合理的なシステムにして頂けるとありがたいですね。OEKの事務局の方も,他ホール,他オーケストラのサービスとの比較をされていると思いますので,期待したいと思います。



155. Re^2: どなたか 交換しませんか・・・ レイトリー  2005/12/25 (日) 13:12
> ・・そちらを検討しても良いかもしれないですね。

こんにちわ 管理人さん。
先日 音楽堂へ行き 振替え依頼しました。ありがとうございます。   このとき ちょっと 思ったのですが、
現在 空いている席を提示し交換する席に見合ったものを選択できるように、OEKサイドがもう少し 融通を働かすと会員サービスとして、有効であり 定期会員の定着につながると思うのですが、 いかがでしょう? 



154. Re: ジャン・フルネさん 管理人hs [URL]  2005/12/24 (土) 00:44
gontanさん,こんばんは。
> こちらは雪がひどいですが、金沢はいかがですか?

今日は少し解けましたが,まだ40cmぐらいは積もっていそうです。12月末というのは,「一年の締め」「正月の準備」と雪かき以外にやることがたくさんある時期なので,この時期の大雪というのは予想以上にめんどうですね。

> さて、OEKとは直接関係はないのですが、2度ほど客演された、フルネさんが先日東京都響で引退公演をされました。
> 実は、私が始めてお小遣いでチケットを買って聴きに行ったのが、OEKの第57回定期で、フルネさんのフランスもの特集でした。

私がフルネさんの名前を知ったのは,20年前以上のFM放送だったのですが,そのフルネさんが,金沢に登場するということで,私も楽しみに出かけた記憶があります。とても物静かな雰囲気の方で,神々しさのようなものを感じました。その後,もう一度定期公演に登場されていますね。是非,音楽堂にも登場して頂きたかったですね。



153. ジャン・フルネさん gontan(富山)  2005/12/23 (金) 23:27
こちらは雪がひどいですが、金沢はいかがですか?
先日、PFUコンサートに嫁と両親わ連れて行ってきました。
「ジュピター」はいつ聴いても素晴らしい作品です。ピヒラーさんの指揮で、また新たな発見できました。

さて、OEKとは直接関係はないのですが、2度ほど客演された、フルネさんが先日東京都響で引退公演をされました。
実は、私が始めてお小遣いでチケットを買って聴きに行ったのが、OEKの第57回定期で、フルネさんのフランスもの特集でした。
ラヴェルの「マメールロワ」「ピアノ協奏曲」、ビゼーの「交響曲」で、あのふくよかな、それでいて粋なサウンドは今でも忘れられませ
ん。私はこの演奏会で「生演奏」の魅力にハマってしまいました(笑)。それから、フルネさんを聴きにいろいろなオケの演奏会に足を運びましたし、またOEKのファンにもなりました。
そんなきっかけをくれたフルネさんの引退はとても寂しいです・・・。

1913年生まれの92歳。本当にお疲れ様でした。



151. Re: メサイア公演チケットあります 管理人hs [URL]  2005/12/21 (水) 21:38
いぬさん,こんばんは。
> 25日のメサイア公演に4年ぶりに出ることにしました.
メサイア公演は私も聞きに行く予定にしています。是非,頑張って舞台に出てくださいね。昨年はオルガン伴奏でしたが,今年はオーケストラ伴奏ということで,期待したいと思います。

年末恒例といえば,今年はミサ・ソレムニスの公演にもOEKが登場します(こちらの方は出かけない予定です)。今年あたりは,浅田真央さんにちなんで「くるみ割り人形」など見てみたかったところですが,さすがに,「メサイア」「ミサ・ソレムニス」「くるみ割り」を3つ演奏するのは難しいですね。



150. メサイア公演チケットあります いぬ [URL]  2005/12/21 (水) 12:54
hsさん,大変ご無沙汰しております.
25日のメサイア公演に4年ぶりに出ることにしました.とはいえ風邪をひいてしまい,本番に舞台に立っているかどうかは神のみぞ知るといった感じです.
チケット(一般前売り)が少しだけ手元にありますので,聴きに行くかどうしようか迷っている方がいればお安く提供します.詳細はメールにてお問い合わせください(できれば23日まで).



148. Re: どなたか 交換しませんか・・・ 管理人hs  2005/12/19 (月) 23:50
レイトリーさん,こんばんは。
> すごい雪ですね・・・年寄りにはこたえます?
私も今日は朝から職場の方の雪かきもしたので,身体全体がだるい感じです。

1月の定期公演ですが,実は私の方は29日の公演に行けなくなりました。チケットをどうしようか迷っているところですが,連続2席ではないので難しいですね。定期公演については別公演に振替えるサービスもありますので,そちらを検討しても良いかもしれないですね。



147. どなたか 交換しませんか・・・ レイトリー  2005/12/19 (月) 20:14
すごい雪ですね・・・年寄りにはこたえます?  皆さん! お願いがあります。1月8日のニュウイヤーコンサート:メラニーホリディと1月29日の金聖響 誰か 交換していただけませんか。こちらはSS席で11列のセンター左で連続の2列です。結構いい席です。1月29日の席は連続2席であれば最前列でもかまいません。1階通路より後ろは困ります。  どなたか いませんか。 お金で買っていただいても OKです。1枚3000円:合計6千円でお分けします。(お早めに。)




146. 石川県内は大雪 管理人hs [URL]  2005/12/18 (日) 11:49
先週から北陸地方では12月に珍しい積雪になっています。朝から雪かきで少々疲れ気味です。今日(12月18日)のOEKは能登の七尾市で公演を行ないますが移動がかなり大変そうですね。一度,七尾での演奏会にも行ってみたかったのですが(特に今回登場する高田さんのピアノを聞いてみたかったのですが),今日はパスしようと思います。

昨日は先日白山市で収録が行なわれた「あなたが主役:音楽のある街で」の放送があったようですが,こちらはすっかり忘れていました。そのうちに再放送されることを期待したいと思います。



145. 魅せられました 管理人hs [URL]  2005/12/15 (木) 22:19
今日はジュディ・オングさんとOEKが共演したファンタジー公演に出かけてきました。ジュディさんは,前半は「動物の謝肉祭」の語り手として,後半は歌手として登場しました。後半のステージではジュディさんの版画の映像も舞台奥に大きく映し出されていましたので,版画家としてのジュディさんの活躍を知ることができました。まさにマルチ・タレントといえます。

前半の「動物の謝肉祭」については,以前,北陸朝日放送で浜離宮朝日ホールでの公演を放送されたのを見たことがあります。シナリオはそれと同じものでした。とても良くできた内容で(ちょっと「サラリーマン川柳」的で感覚が古いところもありましたが),大人が楽しむのにぴったりの演奏&ナレーションでした。オリジナルの室内楽編成だったのも良かったと思いました。

後半はジュディさんのショーになりました。華やかな衣装,確かな歌唱力,余裕のあるトークと非常にリラックスして楽しめるステージとなりました。岩城さん(後半は水木さんでしたが)の「老人力」溢れるトークとあわせ,楽しい時間を過ごすことができました。

ジュディさんの看板となっている”あの曲”は,プログラムには入っていなかったのですが...ニューイヤーコンサートのラデツキー行進曲のようなもので,当然,歌われました。しかも,「あの衣装」でした。というわけで,今回の演奏会は,ジュディさんにすっかり魅せられたファンタジー公演でした。公演後,サイン会があったのも嬉しかったですね。大変賑わっていました。



144. PFUクリスマスチャリティコンサート 管理人hs [URL]  2005/12/03 (土) 18:21
今日はPFU主催でOEKの登場するチャリティコンサートに出かけてきました。内容は,ギュンター・ピヒラーさん指揮OEKによるオール・モーツァルト・プログラムでした。

ピヒラーさんのモーツァルトといえば,これまでかなり厳しい印象を持っていたのですが,今日の「ジュピター」などは,厳しさの片鱗を残しつつもどことなくまろやかのたっぷり加わった暖かみを感じました。2曲目のピアノ協奏曲「ジュノム」にはマーク・マークハムさんというピアニストが登場しました。この方の演奏もOEKと溶け込むようなマイルドな演奏で室内楽的な居心地の良さを感じました。

それと,今回1曲目のヴァイオリンとオーケストラのためのアダージョでピヒラーさんのヴァイオリンを聞くことができました。ピヒラーさんがヴァイオリンを弾いたのは,金沢では初めてのことだと思います。やはりピヒラーさんはウィーンにルーツがあるのだ,と思わせるような暖かみのある音色でした。

音楽堂の正面玄関にもクリスマス飾りが登場していましたが,これからの寒い季節にぴったりの演奏でした。



143. Re^2: ギトリスさんの世界 管理人hs [URL]  2005/11/25 (金) 23:30
i3miuraさん,こんばんは。
> 今晩の演奏会は非常にお腹の一杯になるプログラムでしたね。

4曲とも全然違った雰囲気の曲でしたね。特にギトリスさんの「怪演」にはハラハラ(?)しました。

> 間宮氏の新作もなかなか面白い作品で、また今度聴いてみたいと思わせる物だったと思います。

私はどちらかというとアンコールで演奏された曲の方が親しみやすくて好みでした。この曲は1月に再度演奏されるようですね。



142. ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団&五嶋みどり 管理人hs [URL]  2005/11/25 (金) 23:26
今日は富山のオーバード・ホールまで出かけ,ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団の演奏会を聞いてきました。一度,このホールに行ってみたいと常々思っていたのですが,今回,D席(5階席)4500円という安さで五嶋みどりさんとの共演も聞けるということでJRを使って行くことにしました。

オーバード・ホールはオペラ上演も出来るホールということで,東京文化会館などと似た感じがありました。5階席でしたが,ステージはそれほど遠い感じもせず,ヤンソンスさんとバイエルンのオーケストラの作り出す格好良い響きを楽しむことができました。「トリスタンとイゾルデ」「火の鳥」など,どれも大変聞き栄えがしました。

五嶋みどりさんの独奏によるシベリウスの協奏曲は,非常に内向的な演奏でした。昨日聞いた,ギトリスさんとは全く別の次元の演奏で,細部にいたるまでみどりさんの思いがこもっていました。弱音主体の演奏で,外面的な華やかさとは無縁の真剣勝負の演奏という感じでした。

演奏後はみどりさんと交流する会がロビーで行なわれ,ものすごい人だかりになっていました。帰りの電車の時間までかなり余裕があったので,私も参加してきて,みどりさんと握手をしサインを頂いてきました。よい思い出になりました。

こうやって富山まで行ってみると,少々交通費はかかるものの,非常に気軽に行けることが分かりました。今回も結構金沢から聞きに来ている人がいらっしゃいました。機会があれば(オペラなど見てみたいですね),また是非出かけてみたいと思います。



141. Re: ギトリスさんの世界 i3miura [URL]  2005/11/24 (木) 23:23
今晩の演奏会は非常にお腹の一杯になるプログラムでしたね。
I.ギトリスさんは今回お別れコンサートの一環で金沢に来たらしいのですが、確かに往年に比べるとかなり丸くなった感はありましたが、それでも怪しい雰囲気一杯で非常に楽しめました。
間宮氏の新作もなかなか面白い作品で、また今度聴いてみたいと思わせる物だったと思います。
最近私用でなかなか演奏会に足を運べなかったのですが、今回は非常に充実した演奏会だったと思います。



140. ギトリスさんの世界 管理人hs [URL]  2005/11/24 (木) 22:50
今日は世界のヴァイオリン界の最長老イヴリー・ギトリスさんの登場するOEKの定期公演に出かけてきました。ギトリスさんが,ステージに登場した瞬間から,OEKもお客さんもすべてギトリスさんのペースに巻き込まれてしまいまった感じでした。演奏の方は,悪く言えば,ホロヴィッツが初来日したときの「ひびの入った骨董品」的な演奏ではあったのですが,もともとギトリスさんの演奏には,「怪しげな魅力」というのがありましたので,80歳を超えたギトリスさんならばこう弾くだろうなという「期待通り」の演奏でもありました。良く言うと「技巧を超越した世界」ということになりますが,「伝説のヴァイオリニスト」ギトリスさんだから許される演奏だったと思います。

それにしても80歳を超えるヴァイオリニストのパガニーニというのはいろいろな意味で凄いものがありました。基本的に弾いているうちに段々遅くなっていくのですが,突如思い出したように非常に速いテンポになったり...岩城さんとOEKは非常によく頑張って合わせていました。それでも合わせきれないテンポ感でしたので打楽器の方々など大変だったと思います。NHKのど自慢に出場する「特別賞を受賞するお年寄りの歌」的なハラハラ感もあり,聞いていて結構疲れはしたのですが,演奏し終わった後は心底拍手したくなりました。OEKの演奏史上初の個性的な演奏だったことは確かです。

その他,メシアンのキラキラとした曲,間宮さんの初演の作品,と個性的な曲が並び,少々疲れてしまった部分があったのですが,それを癒してくれたのが最後のビゼーの交響曲でした。

これはOEK十八番の曲ですが,素晴らしい演奏でした。古典的にキリっと締まっていながら,2楽章や3楽章ではたっぷりとした歌を聞かせてくれました。水谷さんのオーボエもせつない美しさがあり素晴らしかったのですが,その後の弦楽器群の熱いカンタービレも素晴らしいものでした。最終楽章の無窮動風の音の動きの軽さもさすがOEKという響きでした。

というわけで,ギトリスさんの世界とOEKらしさを同時に堪能できた演奏会でした。

PS.終演後,ギトリスさんのサイン会もありましたが,とても大勢列に並んでいた上,ギトリスさんのペースがここでもマイペースでしたので,結構時間が掛かっていました。果たして何時に終わったのでしょうか?



139. エマ・カークビー&ロンドン・バロック 管理人hs [URL]  2005/11/23 (水) 21:42
今日の午後からは小松市まで出かけて,エマ・カークビーさんとロンドン・バロックの演奏会に出かけてきました。石川県内にこれだけ有名な古楽演奏家たちが登場するのは恐らく初めてのことだと思います。会場の方はかなり空席が目立っていましたが,聞きに来ている人たちはとても熱心でとても良い演奏会になりました。

カークビーさんは,かなり長いキャリアをお持ちの方ですが,相変わらず見事な歌を聞かせてくれました。声の美しさはもちろんですが,表情の多彩さが見事でした。特に最後に演奏された新発見のヘンデルのグローリアという曲は聞き応えがありました。いろいろな曲想を含む曲で,深みのあるミゼレーレと技巧的なアーメンの対比が見事でした。

ロンドン・バロックの演奏も素晴らしいものでした。古楽演奏といっても過激なところはまったくなく,すべてがしっくりと行っている演奏でした。

演奏後はサイン会を行なっており,大変賑わっていました。演奏会の運営にはボランティアの方が沢山関わっていましたが,とても気持ちの良い演奏会でした。



137. OEKfan NEWS 管理人hs  2005/11/18 (金) 01:51
これまでOEK関連のお知らせを日記帳のようなツールを使って書いていたのですが,このサービスが無くなり,ブログに移行するという連絡があったので,OEK関係のニュースについてはブログ形式にすることにしました。

使い方はまだよく分かっていないのですが,コメントなどを付けられるようですので,これまでとは違った使い方ができそうです。



136. Re^3: 突然 チェコフィル? 管理人hs  2005/11/17 (木) 23:30
takaさん,レイトリーさん,こんばんは。

私はいつもとは違い3階席で聞いたこともあり,ちょっと冷静に聞いてしまいましたが,今回演奏された2つのプログラムは大編成オーケストラの面白さを堪能できる曲でしたね。今回のデュトワ/チェコ・フィルのツァーでは「春の祭典」を指揮するプログラムもあったようですが,これもきっと凄かったでしょうね。

>でも つくづく 思うのは 金沢もいろんな楽団が来て 楽しめます。曲も結構 面白いものが多くなってきています。

音楽堂の開館以後,ウィーン・フィル,サンクトペテルブルク,ベルリン・フィル,シュターツカペレ・ドレスデン,北ドイツ放送交響楽団...といったオーケストラが続々登場していますね。

東京などでは,毎月のようにこういった公演が行なわれていますが,経済的にみても,金沢のように「1年に1回メジャー・オーケストラ」という感じの方が良いかもしれないですね。



134. Re^2: 突然 チェコフィル? レイトリー  2005/11/17 (木) 22:35

> コシュラーさんは,かなり以前にお亡くなりになられています。たしか,OEKの定期に登場するはずだったのが,キャンセルになった記憶があります。

いやー そうみたいですね。友達と電話で話したら そんな風でした。東響で昔 第九など唄い あの大柄な体に似合わず 細やかな指揮を待つかしく思います。 デュトワさんのチェコフィル 聴きたかったのですが 都合が悪くいけませんでした。 でも つくづく 思うのは 金沢もいろんな楽団が来て 楽しめます。曲も結構 面白いものが多くなってきています。



133. Re^2: デュトワさん taka  2005/11/17 (木) 21:22
本当にいい演奏会でした。
OEKを聞き慣れた耳には少しヘビーに感じるところもありましたが、実に豊かで、かつ繊細な表情の音楽を聴くことができたと思っています。指揮者の才覚、オケの持つ伝統に根ざした音と大編成が持つ自由度の広さと云うものを充分に楽しませてもらいました。



132. Re: 突然 チェコフィル? 管理人hs [URL]  2005/11/16 (水) 23:52
レイトリーさん,こんばんは。

> 今日 私の店に「インターネットしたい」と外人?が飛び込んできました。どうもネットカフェと間違えたらしい。

チェコ・フィルのトランペット奏者の方が来られたのでしょうか?
これはすごいですね。金沢公演の後,1日オフがあったので,インターネットを使いに来たのかもしれないですね。

>一番驚いたのが 昔ある交響楽団で指揮していただいたツデネーク・コシュラーさんがなくなられたことです。
コシュラーさんは,かなり以前にお亡くなりになられています。たしか,OEKの定期に登場するはずだったのが,キャンセルになった記憶があります。

スロヴァキア・フィルとの金沢公演にずっと以前に聞きに行ったことがありますが懐かしくなりました。ノイマンさんと双璧のような時代がありましたね。



131. 突然 チェコフィル? レイトリー  2005/11/15 (火) 23:34
今日 私の店に「インターネットしたい」と外人?が飛び込んできました。どうもネットカフェと間違えたらしい。とりあえずPCを提供すると なんだかわからない言語・・・、どこの言葉?と訊くと「チェコ」、そこで音楽堂を言えず・・OEKというとYES。彼はトランペットプレイヤー。明日松戸へ行くこと、その後熊本へ行くことなど聞きましたが、一番驚いたのが 昔ある交響楽団で指揮していただいたツデネーク・コシュラーさんがなくなられたことです。コシュラーさんをしっている事にもびっくりだったようですが、私は私で 自分の年を実感した今日でした。



130. Re: デュトワさん 管理人hs [URL]  2005/11/14 (月) 22:30
gontanさん,こんばんは。
デュトワさん指揮のチェコ・フィルの演奏会に行ってきました。チャイコフスキーの4番がメインということで,会場はやはり大変盛り上がりました。

私はどちらかというと前半の「ロメオとジュリエット」の方が気に入りました。一度,生で聞いてみたかった「タイボルトの死」をはじめとして,どの曲も大変鮮やかに演奏されていました。チェコ・フィルは弦楽器の表情が大変豊かで,華やかな部分でも薄っぺらな感じにならないのが素晴らしいと思いました。

後半のチャイコフスキーはかなり遅めのテンポの演奏でした。競馬でたとえると,最初から最後までデュトワさんは手綱を緩めることない感じで,ちょっと窮屈な感じはしたのですが,その分,最終楽章などではたっぷりとした重量感がありました。デュトワさんの強力なリーダーシップを感じさせてくれる演奏でした。

アンコールには「白鳥の湖」のワルツが演奏されました。これもまた豊かなニュアンスが付けられた演奏で,デュトワさんの個性が強く現われていました。

デュトワさんとチェコ・フィルというのは少々意外な組み合わせだと思ったのですが,相性はとても良いと思いました。チェコ・フィルの個性を感じさせながらも,デュトワさんの指揮のすごさが随所に発揮された演奏会だったと思います。



129. デュトワさん gontan@富山  2005/11/14 (月) 21:04
こんばんは、富山在住のgontanです。

今日は音楽堂はデュトワ指揮チェコフィルということで、ニケさん
のOEK定期同様、盛り上がっていることと思います。

私は大のデュトワさんファンでして、こんな近くにいるのに、本日
聴きにいけないことが、悔しいやら寂しいやらで、涙が出そうです。

外来オケでは、97、99年のモントリオール、昨年のヴェルビエフェ
ス以来の来日でしたので余計に・・・。

チャイコフスキー、プロコフィエフとなかなか北陸では聴けない演
目ですので、聴きにいかれた方、ぜひ感想を聞かせてください。
私はCDを聴きながら、音楽堂に行った気分に浸ります・・・。



126. Re^2:自己レス 初めてOEK聴きました pipin  2005/11/14 (月) 00:48
ニケさんの名前が間違ってました。訂正しお詫びします。
「大地の歌」は本当によかったです。ニケさん独自の編成が実にすばらしくピアノの使い方も絶妙。フルオーケストラの姿も十分に想像できますが、それぞれの音が際立つのが小編成素晴らしさです。
それよりすばらしいのがオケの皆さんの質の高さです。弦もすばらしいですが管は感動です。東京のオケでもあれだけ安定した管を聴かせてくれることは多くないでしょう。



125. Re: 初めてOEK聴きました 管理人hs [URL]  2005/11/13 (日) 20:36
pipinさん,はじめまして。横浜公演の様子をお知らせ頂き,ありがとうございます。

> MOZARTはピケさん古学を学ばれていることの成果か古学風でハイテンポ、ホグウッドなどに代表される古楽器演奏風です。

パリ交響曲の演奏は本当に大胆な演奏でしたね。そういうニケさんの指揮による「大地の歌」ということで,関東方面でもかなり注目を集めた公演なのではないでしょうか?

> ただ残念だったのは会場の雰囲気です。

金沢の方は,夜の定期公演ということで落ち着いた雰囲気でした。定期公演とそれ以外の公演で,お客さんの質が違ってくるのはある程度仕方がないかもしれないですね。金沢公演でも演奏後の拍手はもう少し間があった方が良いような気はしましたが,静かな曲の後の拍手の問題というのは本当に難しいものです。ホールの対応の方は,都会の方が進んでいるかと思っていたのですが,少々意外です。

> 最後に演奏者の皆さんに感謝いたします。次回のOEKの東京公演はぜひ聴きたいと思います。

来年1月27日に行なわれる「地方都市オーケストラ・フェスティバル2006」にOEKが登場します。金聖響指揮,森麻季さんのソプラノでベートーヴェンの田園を中心に多彩な曲が楽しめそうです。

それでは,これからも是非OEKの演奏をお聞きになってください。



124. 初めてOEK聴きました pipin  2005/11/13 (日) 19:51
横浜での大地の歌です。大変すばらしい演奏でいた。ただしお二人の声はマチネーのせいかやや前半は不調でしたが後半は安心して聴けました。特に終楽章の白井さんオケのアンサンブル弦も管も絶妙です。OEKのレベルの高さに感動です。
MOZARTはピケさん古学を学ばれていることの成果か古学風でハイテンポ、ホグウッドなどに代表される古楽器演奏風です。岩城さんの指揮では聴いたことありませんがだいぶ違うでしょうねきっと。
ただ残念だったのは会場の雰囲気です。この会場でのマチネーは2回目ですが会場内は1回目同様ざわついていてとどめに大地の歌でピケさんが終演後手を下げてもいないのに間髪いれず大きな拍手を入れて雰囲気を台無しにした方までいました。
ホールスタッフも最悪でマナーの悪いお客さんを注意するのに演奏が始まってもづかづか足音させて歩く始末です。
すっかり興ざめですし、演奏者の皆さんに聴衆の一人として申し訳ない気持ちでいっぱいでした、もしこの掲示板をご覧の方でみなとみらいホールによくいかれる方、ぜひご意見を投稿してください。
最後に演奏者の皆さんに感謝いたします。次回のOEKの東京公演はぜひ聴きたいと思います。横浜はこりごりです。



123. Re: OEKの大地の歌 管理人hs [URL]  2005/11/13 (日) 01:46
ピースうさぎさん,こんばんは。
わざわざ名古屋からお越し頂きありがとうございました。

> 私の座席(2階6列36番)から聴いた分には、独唱には少し辛い印象を持ってしまいました。

私も最初の曲の時は独唱がオーケストラに埋もれてしまうように感じたのですが,段々と調整されてきたような気がしました。今回,ニケさんの要望で室内楽版→室内オーケストラ版になっていた辺りが微妙に影響したのかもしれないですね。

> モーツァルトは私にはちょっと違和感がありました。(それも楽しみの一つですけれど)

OEKのモーツァルトは指揮者によっていろいろ変わりますねぇ。10月の岩城さんの時とは全然別のオーケストラのようでした。それにしても速い演奏でした。

また,機会がありましたら金沢の方にお越しになってください。



122. OEKの大地の歌 ピースうさぎ [URL]  2005/11/12 (土) 19:57
こんにちは。

今日金沢から名古屋に帰ってきました。
私の座席(2階6列36番)から聴いた分には、独唱には少し辛い印象を持ってしまいました。

モーツァルトは私にはちょっと違和感がありました。(それも楽しみの一つですけれど)

マーラーは、オケが涙モノの演奏でした。私のサイトにも感想をアップしたのでよろしかったら、ご覧ください。



120. Re: 久しぶりにマーラーの音にしびれました。 管理人hs [URL]  2005/11/12 (土) 16:06
レイトリーさん,こんにちは。
> オケが第一音を出した途端 そこにはマーラーの世界が広がっていました。

私も最初聞いた瞬間,オリジナル版なのかと一瞬思ってしまいました。マーラーの曲は金沢では滅多に聞けませんが,どの曲も独特の世界を持っていて楽しめますね。

今回のソリストのお二人ですが,横浜公演の後は,京都市交響楽団と通常版の「大地の歌」に出演されるようです。できれば聞いてみたいものです。



119. 久しぶりにマーラーの音にしびれました。 レイトリー  2005/11/11 (金) 22:17
オケが第一音を出した途端 そこにはマーラーの世界が広がっていました。その昔 ブルックナーだ、マーラーだ、いやショーソンだなどとわかったようなことを言っていたころを思い出し、結構楽しめました。ありがとうございます。



118. OEKの大地の歌 管理人hs [URL]  2005/11/11 (金) 21:44
今日はエルヴェ・ニケさん指揮のOEKの定期公演に出かけてきました。ニケさんが定期公演に登場するのは2回目ですが,今回も刺激に満ちた演奏を聞かせてくれました。

注目の「大地の歌」の室内楽版は,予想していたよりもオリジナルの響きに近いと思いました。オリジナルの室内楽版は弦楽器が各1名なのですが,今回は4−4−3−2−1という編成になっていたせいもあると思います。室内楽編成にピアノ,チェレスタ,各種打楽器が加わっていたこともあり,くっきりとした鮮やかさのあるマーラーになっていました。ほとんどソリストのように活躍していた木管楽器群の響きも色彩的でした。この「大地の歌」という作品は暗い曲というイメージを持っていたのですが,その印象を塗り替えるような演奏でした(通常版を生で聞いたことがないので,憶測で書いているのですが)。

この路線で行くと,マーラーの交響曲第4番の室内オーケストラ版というのがあれば,OEKにぴったり来るのではないかと感じました。

白井光子さん,ブルガルディエンさんというお二人の独唱者も聞き応えがありました。今回,オーケストラの編成が小さかったので,歌いやすい面もあったのではないかと思いました。特に非常に正統的な雰囲気のあるブルガルディエンさんの歌が印象的でした。

前半に演奏されたモーツァルトのパリ交響曲は非常に速いテンポで演奏されました。OEKは古楽器風の演奏をたびたび演奏してきましたが,その中でも特に過激な感じの演奏になっていました。非常に軽快だったので,全曲合わせて1曲の序曲のように感じられるほどでした。

というわけで,ニケさんがOEKからいつもと違った響きを引き出してくれた演奏会でした。



117. 黒瀬恵パイプオルガンリサイタル 管理人hs [URL]  2005/11/05 (土) 18:17
石川県立音楽堂の開館以来,このホールのパイプオルガンをたびたび演奏してきた黒瀬恵さんのオルガン・リサイタルに出かけてきました。リサイタルといっても,ヴァイオリンやトランペットとの共演に加え,バレエとの共演まで楽しむことができましたので,パイプオルガンのいろいろな可能性を探るような演奏会だったと言えます。一般的にパイプオルガンといえばバッハなどのバロック音楽の印象がありますが,その多彩な魅力を楽しむことができました。

今回,面白かったのは後半の第1曲目でペダルを踏む足の様子をビデオで撮影し,それをステージ上のスクリーンに投影するという試みをしていたことです。日頃なかなか見ることのできない映像でしたので,お客さんも面白がって見ていました。

その他,ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」の一部をパイプオルガン連弾用に編曲していたのも面白い試みでした。この演奏に地元の川内幾子バレエスタジオの方々によるダンスも加わり,これまで味わったことのないような独特な雰囲気を楽しむことができました。

というわけで,いろいろな創意工夫に満ちた内容になっていました。音楽堂のパイプオルガンをいちばんよく演奏している人による演奏会ということで,今後も是非続けていって欲しい企画だと思いました。



116. Re: なんか もりあがっていますね・ 管理人hs [URL]  2005/11/03 (木) 09:46
レイトリーさん,こんにちは。
> 私も前回 白井さんを聴き逃したこともあり 大いに期待しています。

昨年,白井さんがシューベルトの歌曲のリサイタルを行なった時,「今度,OEKとまた共演します」と語っていたのですが,こういう形で実現するとは思いませんでした。室内楽版だとより歌曲的な側面が強調されそうですね。

>マーラーはブルックナーと同じくらい好きな作曲家で(比較がおかしい?)楽しみです。

さすがにブルックナーの交響曲はOEKが演奏するのは難しいと思うのですが,例えば,音楽堂にあるパイプオルガンを使って,パイプオルガン+室内オーケストラ用にオリジナルで編曲とかできないですかね。パイプオルガン用アレンジというのも結構面白いと思います。

マーラーの交響曲といえば,チョン・ミョンフン指揮ロンドン交響楽団が3月14日に音楽堂で交響曲第5番を演奏するようです。これも聞きものになりそうです。

話が余談になってしまいましたが。来週の「大地の歌」には大いに期待したいと思います。



115. なんか もりあがっていますね・ レイトリー  2005/11/02 (水) 23:28
なんか もりあがっていますね・・・ 私も前回 白井さんを聴き逃したこともあり 大いに期待しています。むかし 嘆きの歌を歌った事がありますが マーラーはブルックナーと同じくらい好きな作曲家で(比較がおかしい?)楽しみです。OEKとマーラーも興味津々です。



114. Re: OEKの大地の歌 管理人hs [URL]  2005/10/31 (月) 22:16
ピースうさぎさん,こんばんは。

> 11月11日の定期演奏会金沢へ行きますよ。初音楽堂です。
この演奏会は本当に楽しみですね。今回のマーラーは,ヘルマン・プライさんと共演した「冬の旅」の管弦楽版のような感じになるのかなという気もしています。わざわざ名古屋から来ていただいて,とても嬉しく思います。

> しかし、演奏会後名古屋への交通は絶たれてしまっていますので、(終電が早いんです)
> その日は駅付近のホテルに泊まって翌朝しらさぎにでも乗って帰ろうかと思います。

翌日は土曜日ということですので,是非ゆっくりと金沢を楽しんでいってください。



113. OEKの大地の歌 ピースうさぎ [URL]  2005/10/31 (月) 18:42
大変お久しぶりです。

11月11日の定期演奏会金沢へ行きますよ。初音楽堂です。

OEKがマーラーを演奏するとはこれは名古屋からでも聴きに行く価値ありと思いました。

しかし、演奏会後名古屋への交通は絶たれてしまっていますので、(終電が早いんです)
その日は駅付近のホテルに泊まって翌朝しらさぎにでも乗って帰ろうかと思います。



112. OEK+ヴィースバーデンの「眠りの森の美女」 管理人hs [URL]  2005/10/29 (土) 21:55
この土日,2日連続で行なわれる,ヴィースバーデン歌劇場バレエ団のソリストとOEKによる「眠りの森の美女」を見てきました。前回の「白鳥の湖」は音楽堂で行なわれたのですが,今回は金沢市観光会館での公演ということで,群舞も十分に楽しむことができました。

この作品自身,非常に華やかなムードがあるのですが,これをオーケストラの伴奏付きで見るというのは最高の贅沢です。有名なローズ・アダージョやオーロラ姫とデジレ王子によるパ・ドドゥなど見所もビシっと決めてくれました。

今回の特徴は,ヴィースバーデン版といっても良いほど,独特の曲順で演奏していた点です。開幕直後にカエルが出てきたり青い鳥のパ・ドドゥが前半に出てきたり,このバレエを見慣れている人は途惑ったかもしれません。物語の流れはよくなっていたと思うのですが,この辺は好みが分かれたかもしれません。最後,王子が城に向かう途中に出てくるはずだった有名な「パノラマ」がカットされていたので,やけにあっさりと姫は目を覚ますなぁと思ったりもしました。

オーケストラの演奏は本当に力強いものでした。チャイコフスキーの音楽は非常に派手なので,2時間以上演奏したOEKの皆さんは本当に大変だったと思います。特にサイモン・ブレンディスさんのヴァイオリン・ソロは大活躍でした。

これでOEKの伴奏でチャイコフスキーの3大バレエを全部見たことになるのですが,やはりバレエは良いですねぇ。これからも毎年1本ぐらいはオーケストラ伴奏付きでバレエを見てみたいものだと思いました。



111. Re: 素敵でした 管理人hs [URL]  2005/10/25 (火) 18:53
うらべさん,こんばんは。
>とくにシューベルトの即興曲を4つ同時に聞くことができ大変満足でした。
私はこの曲集が非常に好きなのですが,理想的な演奏だったように思えました。そのうちレコーディングして頂けると嬉しいですね。

>  いっしょにいたわが家の子供は梯さんの手を引かれていたお母様をみてお嫁さんかな?なんていってました。
私の席はステージから非常に遠かったので,私も一瞬「お嫁さん?」と思ってしまいました。

>  今週は、定期公演ファンタジーのバレエに行きます。
私も行きます。新装観光会館での公演ということで期待しています。今,このバレエのビデオを見ているのですが,本当に見所の多い作品です。地元のバレエ関係者の活躍する場も多そうな気がします。また,感想などお聞かせ下さい。



110. Re: +.(ノ*`・Д・)ノ*.オオォォ☆゜・:*☆ 管理人hs [URL]  2005/10/25 (火) 18:48
よっさん,こんばんは。,
お元気でしょうか。前の掲示板の方は関係ない書き込みが多かったので,こちらの方に変えてみました。

> 岡山に住んでいたよっさんです。
> 今は香川に住んでるんですが・・・・・・・・
今年はOEKの四国公演というのはあったでしょうか?近くに行くことがありましたら,また,書き込んでください。



109. +.(ノ*`・Д・)ノ*.オオォォ☆゜・:*☆ よっさん [URL]  2005/10/25 (火) 17:21
超久しぶりにきたら
掲示板とかすっかりかわっちゃってますね・・。

覚えてますか?
岡山に住んでいたよっさんです。
今は香川に住んでるんですが・・・・・・・・




108. 素敵でした うらべ  2005/10/25 (火) 01:55
 こんばんは。私も音色の美しさに魅入られました。とくにシューベルトの即興曲を4つ同時に聞くことができ大変満足でした。ショパンのアンコール曲を聞きながら、幻想の世界に入っていきましたよ(笑)
 いっしょにいたわが家の子供は梯さんの手を引かれていたお母様をみてお嫁さんかな?なんていってました。お若く見えたのでしょうか。それにしてもショパンコンクールでの5年前の梯さん。今年の辻井さんといい本当に目が不自由なのかしら?と疑ってしまいます。
 今週は、定期公演ファンタジーのバレエに行きます。




106. 梯剛之ピアノ・リサイタル 管理人hs [URL]  2005/10/22 (土) 22:05
うらべさんが書かれていた梯剛之ピアノ・リサイタルに出かけてきました。素晴らしい演奏会でしたね。梯さんのピアノの音は明るく透明で,シューベルトにはぴったりでした。全体に平静な気分に覆われていて,聞き進むにつれて,どんどん音が冴えてくるようでした。

シューベルトの即興曲は大好きな曲です。ピアノ・ソナタ第20番の方は実演で聴くのは初めてでしたが,ベートーヴェン的な重さとシューベルトならではの歌を兼ね備えた曲で,こちらも大変聞き応えがありました。梯さんの演奏はどちらも理想的な演奏だったと思いました。

演奏会の後はサイン会が行なわれました。梯さんのお母さん(だと思います)は,ステージ上での出入りでもずっと付き添われていましたが,サイン会でも梯さんの手を取って沢山のサインをされていました。その二人三脚ぶりも素晴らしいなと感じました。



105. バロック音楽の愉しみV 管理人hs [URL]  2005/10/21 (金) 22:44
石川県立音楽堂の交流ホールでは,いろいろとシリーズものの企画を行なっていますが,今日は「バロック音楽の愉しみ」の第5回目に出かけてきました。

今回はバロックヴァイオリン+チェンバロ+ソプラノ/メゾ・ソプラノという演奏にバロックダンスが加わるとても面白い企画でした。室内楽に合せてバロック音楽の歌を聞くだけでも優雅な気分になれるのですが,それに美しい衣装を着たダンサーが加わると,別の空間に入ったようでした。

バロック・ダンスは,いわゆる「バレエ」のように足を高く上げたり,大きくジャンプしたりということはなく,常に背筋をピンと伸ばして,バランスが崩れることがないような踊りです。それがまた新鮮に感じました。今回出演された浜中康子さんと北條耕男さんのダンスには常に余裕があり,ルイ14世時代の気分をしっかりと伝えてくれました。

これまでバッハ,ヘンデル以外のバロックの声楽曲を聞く機会は全然なかったのですが,長澤さんと横町さんによるデュオは,その味わい深さを十分に伝えてくれるものでした。

というわけで,今回もまた,非常に面白い企画でした。次回はどういう切り口で聞かせて(見せて)くれるのか期待したいと思います。



104. 残念ですが・・・ ウラベ  2005/10/21 (金) 08:54
 管理人さま。挨拶もなしですみませんでした。梯さんの券の希望者を募りましたが、誰からも連絡がありませんでしたので、削除しました。いよいよ明日になりましたので友人などに直接アタックしてみます。
ありがとうございました。

 
 



103. Re: 差し上げます 管理人hs [URL]  2005/10/19 (水) 23:37
うらべさん,こんばんは。
>  10月22日音楽堂コンサートホールで行われる梯剛之さんのリサイタルの券を家まで取りに来てくださる方に差し上げます。

私もこのリサイタルに出かけようと思っています。これまで梯さんんは金沢で数回演奏会を行なっていますが,何故かめぐり合わせが悪く,私はまだ一度も聞いたことがありません。丁度ショパン・コンクールを行なっているというのも良いタイミングですね。今回は,シューベルトの曲を聞けるのが非常に楽しみです。

OEKの方は今日は,雪村いづみさんとの共演だったようですね。ディナーショーのような価格だったので,今回はパスしましたが,きっと楽しめるコンサートになったのではないかと思います。



101. ありがとうございました 一OEK会員  2005/10/16 (日) 16:31
パガニーニのバイオリン協奏曲は1番のようですね。
ギトリスさんのバイオリン、楽しみですね。



100. Re^2: 教えてください 管理人hs [URL]  2005/10/16 (日) 12:07
本日,再度確認してみましたところ,次のページの方も「第1番」に直っていました。というわけで,第1番ということでよろしいかと思います。第2番の方は以前アッカルドさんの演奏で聞いたことがあるので,初めての演奏となる第1番は楽しみですね。

> 音楽堂のHPの方も見てみたのですが...こちらは「第2番」となっていました。

http://www.ongakudo.pref.ishikawa.jp/set_ticket.html



99. Re: 教えてください 管理人hs [URL]  2005/10/15 (土) 22:30
一OEK会員様
こんばんは。
> 11月24日のマイスターシリーズで演奏されるパガニーニの曲
> ですが、ここのHPの「OEKの演奏会」ではバイオリン協奏曲1番となっていますが、OEK定期公演のパンフでは2番となっています。

ご指摘頂きありがとうございます。私の手元にある公演チラシ及び情報誌「CADENZA」では「第1番」となっています。以下の公式ホームページの情報も「第1番」となっています。
http://www.oek.jp/concert.html#200511

音楽堂のHPの方も見てみたのですが...こちらは「第2番」となっていました。
http://www.ongakudo.pref.ishikawa.jp/set_ticket.html

というわけで,どちらかが間違っているようですね。確かな情報がお分かりの方がありましたら,メールでも結構ですので,お知らせ頂けると助かります。