OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2019年8〜9月の演奏会 backnumber


8月25日(日)14:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
いしかわミュージックアカデミー・フェスティバルコンサート
指揮:黄維明,ピアノ:古海行子
オーケストラ:いしかわミュージックアカデミー出身者とOEKによるフェスティバルオーケストラ

夏休み後半の恒例イベント,いしかわミュージック・アカデミー(IMA)は,「若手アーティストを育成する講習会」というのが,主目的ですが,それと関連して,過去,色々な切り口で公演が行われてきました。その中で,ありそうでなかったのが,IMA出身者とOEKとが,一つのオーケストラとして演奏するコンサートです。

IMA出身者の多くは,ソリストとして活躍していますので,OEKと一緒になると...もの凄いヴィルトーゾ・オーケストラになるのでは,という期待が高まります。演奏される曲は,その威力が存分に発揮されそうな,ロシア・プログラムです。

チャイコフスキーの交響曲第5番も注目ですが,個人的には,2016年のIMA音楽賞受賞者で,高松国際ピアノコンクールの優勝者でもある,古海行子さんとの共演による,ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に注目をしています。古海さんとOEKは,5月のファンタジック・オーケストラ・コンサートで既に共演をしていますが,協奏曲全曲を共演するのは,今回が初めです。OEKがこの曲を演奏したのは,かなり前に,メジャー・デビューする前のアリス=紗良・オットさんと共演して以来だと思います。古海さんとの共演も,後から振り返ると「記念碑的公演」になるような気もします。

ちなみに,今回出演する奏者として,次のような方の名前が上がっていました。こちらも「後から振り返ったら,びっくり」というメンバーになる気がします。

ヴァイオリン:入江真歩、城戸かれん、坂口昌優、関 朋岳、坪井夏美、毛利文香、吉江美桜
チェロ:上村文乃、増山頌子、松本亜優

  • ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
  • チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調 作品64

https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=1984
http://www.oek.jp/event/1984-2




■9月1日(日) 15:00〜 加賀市文化会館
加賀公演:ジュディ・オングとともに
指揮:鈴木織衛,歌:ジュディ・オング,合唱:加賀市合唱協会合唱団


OEKの新シーズンの開幕に先立ち,鈴木織衛さん指揮OEKとジュディ・オングさんが共演する公演が加賀市で行われます。ジュディさんは,岩城宏之さんの時代からOEKとのつながりの大きな方です。大変長いお付き合いになりましたね。大ヒット曲の「魅せられて」に加え,ジャズのスタンダード・ナンバーが歌われるようです。

  • 筒美京平 魅せられて
  • コウリー 想い出のサンフランシスコ
  • カーマイケル スターダスト ほか

http://www.oek.jp/event/1985



■9月7日(土) 15:00〜 富山県高岡文化ホール
高岡特別公演: 合唱団OEKとやまと共に、コダーイ「ミサ・ブレヴィス」
指揮:山下一史,ソプラノ:金川睦美,メゾソプラノ:高野百合絵,テノール:近藤洋平, バリトン:渡辺洋輔,合唱:合唱団OEKとやま


毎年,8月末に富山県で,山下一史さん指揮OEKと合唱団OEKとやまの共演で,ミサ曲を演奏するのも恒例になってきましたが,今年は時期と場所が変わり,9月の第1土曜日に高岡市で行われます。チラシには「TAKAOKA音楽文化のまちづくり事業2019」というフレーズが入っています。以前から高岡市はOEKによる学校公演を熱心に行っていましたので,そのつながりもあるのかもしれませんね。

そして演奏される曲の方はこだわりの作品となっています。「合唱団OEKとやま」の前身といってもよい「合唱団おおやま」の時代には,一般的に知られていないミサ曲を演奏し続けていましたので,その路線に戻るような形でしょうか。今年はハンガリーの作曲家コダーイの宗教曲が2曲演奏されます。ハンガリーは,アジア系民族ということもあるのか,どこか音楽の雰囲気に日本と共通するムードがある場合もありますね。どういう作品なのか大変楽しみです。

ソリストとして登場する歌手の皆さんも,富山県出身の方ばかりのようですね。特にメゾ・ソプラノの高野百合絵さんは,今年の北陸新人登竜門コンサートに出演されたばかりの方です。その時の堂々としたステージが大変印象的でした。

そしてもう1曲歌われるのが岩河三郎作曲による,富山県に伝わる民謡に基づく作品。コダーイもハンガリーの民謡を集めていた作曲家ですので,プログラムの構成的にもとても面白いと思います。

よくよく調べてみると...岩河三郎さんは,富山県出身でした。岩河さんといえば,私の世代(もしかしたら現在も?)では,中学校の卒業式に歌われる曲の定番が「巣立ちの歌」でした。私にとっては,この曲は永遠に不滅の名曲です。

  • 岩河三郎/富山に伝わる三つの民謡
  • コダーイ/ブダ城のテ・デウム
  • コダーイ/ミサ・ブレヴィス

http://www.oek.jp/event/1960



■9月8日(日) 開演 14:00〜 アイザック小杉文化ホール ラポール
郷土の演奏家&OEKメンバーによるコンサート 射水公演:安田健太、安田菜々子とOEKメンバーによるモーツァルトとウィンナ・ワルツ
ホルン:安田健太、クラリネット:安田菜々子,OEKメンバー


9月以降では,「郷土の演奏家&OEKメンバーによる...」と題した公演が富山県の各地で3回行われます。OEKは北陸新人登竜門コンサートなどを通じて,北陸地方の新しいアーティストの発掘に力を入れていますが,その続編的な公演だと思います。第1回目は,ホルンの安田健太さん,クラリネットの安田菜々子さんとOEKメンバーが小杉市で共演します。安田さんは,北陸新人登竜門コンサートの出演者ですね。

  • モーツァルト/ホルン五重奏曲 変ホ長調 K. 407 より 第1楽章
  • モーツァルト/クラリネット五重奏曲 イ長調 K. 581 より 第1楽章
  • ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ「美しく青きドナウ」作品314 ほか

http://www.oek.jp/event/2161-2



■9月14日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
岩城宏之メモリアル・コンサート
指揮:ユベール・スダーン,ピアノ:鶴見彩,木村かをり


毎年,9月上旬に行われている岩城宏之メモリアル・コンサートでは,その年度の岩城宏之音楽賞受賞者との共演+現代音楽が演奏されることが定番となっています。今回は,OEKのプリンシパル・ゲストコンダクターのユベール・スダーンさんの指揮で,岩城音楽賞を受賞されたピアニスト鶴見彩さんが出演します。

鶴見さんは,金沢のクラシック音楽ファンにはすっかりお馴染みの方です。ソロ活動に加え,OEKの定期公演への出演やOEKメンバーとの室内楽公演でも大活躍されています。その鶴見さんが選んだ協奏曲が,ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。この曲は鶴見さんにぴったりなのではないかと思います。

この鶴見さんに加え,今回は岩城さんの夫人でもある,木村かをりさんがソリストとして登場し,湯浅讓二作曲のピアノ・コンチェルティーノを演奏するのも楽しみです。この曲は,湯浅さんがOEKのコンポーザー・イン・レジデントだった時にOEKと木村さんのために作曲した作品で,その後,CD化もされています。岩城さんは生前,「初演魔」と呼ばれ,この曲もその一つでしたが,井上道義さんも以前語っていたとおり,「すぐれた作品は再演しないともったいない」という考え方もありますね。岩城さんが委嘱した作品の再演ということで,故岩城さんも納得されているのではないかと思います。

そして最後に演奏されるのが,ベートーヴェンの交響曲第5番です。言うまでもない,名曲中の名曲です。鶴見さんの演奏するピアノ協奏曲第4番を受ける曲として,最適の作品だと思います。スダーンさんは,昨年,現在の地位に就任して以降,OEKとウィーン古典派の作品を集中的に演奏しています。そのどれもが新鮮で説得力のある演奏ばかりでした。今回の交響曲第5番の演奏にも大いに期待したいと思います。

  • 湯浅譲二/ピアノ・コンチェルティーノ(1994年OEK委嘱作品)
  • ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
  • ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

http://www.oek.jp/event/1961-2



■9月22日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
第419回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮:ユベール・スダーン,ヴァイオリン:辻彩奈


9月前半は色々な公演が入っているので,やや開幕が遅くなった感じですが,2019/2020シーズンの開幕公演は,岩城宏之メモリアル・コンサートに続いて,ユベール・スダーンさん指揮によるベートーヴェンがメインとなります。2週連続で,ベートーヴェンの5番と7番を聞くというのも贅沢なことだと思います。

今回は,ソリストとして若手を代表するヴァイオリニスト,辻彩奈さんが登場します。辻さんは,石川県が毎年8月に行っている,いしかわミュージックアカデミー(IMA)に毎年のように受講生として参加されていた方です。IMA関連の公演でOEKと共演されるのを聞いたことはありますが,定期公演に登場するのは,今回が初めてです。辻さんは,モントリオール国際音楽コンクールで1位を受賞されて以降,活動の場を大きく広げていますが,金沢の音楽ファンにとっては(もしかしたらOEKメンバーにとっても),「定期公演に登場=故郷に錦を飾る」といった気分なのではないかと思います。演奏曲は,モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」です。

ちなみにこの日のプログラムは,この曲を起点に作られたのではないかと勝手に推測しています。以前もそうだったのですが,スダーンさんは同じ調性の作品を前半と後半で揃えるのがお好きですね。ベートーヴェンの7番も「トルコ風」もともにイ長調です。そして,最初に演奏する序曲はトルコ風の響きのする「後宮からの逃走」序曲。

こういう「理にかなった」選曲をされるのも,スダーンさんらしいなと思います。

  • モーツァルト 歌劇《後宮からの逃走》序曲 K. 384
  • モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K. 219 「トルコ風」
  • ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 作品92

http://www.oek.jp/event/1962-2

この公演ですが,恒例の大阪定期公演に加え,辻さんの出身地でもある名古屋でも行われます。こちらは,正真正銘「故郷に錦を飾る」公演と言えそうです。

9月23日(月) 14:00 ザ・シンフォニーホール
9月25日(水) 19:00 三井住友海上しらかわホール



■9月27日(金) 18:30〜 高岡市生涯学習センターホール
郷土の演奏家&OEKメンバーによるコンサート 高岡公演:澤山晶子とOEKメンバーによるオペラアリア、歌曲集
ソプラノ:澤山晶子,OEKメンバーによる弦楽四重奏

9月8日に続いて行われる「郷土の演奏家&OEKメンバーによる...」公演です。今度はソプラノの澤山晶子さんとの共演で,高岡市で行われます。ソプラノの名アリアが色々歌われるようです。

  • モーツァルト/歌劇《フィガロの結婚》より 愛の神よ照覧あれ
  • モーツァルト/歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》より 岩のように動かずに
  • プッチーニ/歌劇《ラ・ボエーム》より 私の名はミミ ほか

http://www.oek.jp/event/2108-2


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2001年9月6日開設