OEKfan   オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。 OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2023年3月の演奏会 backnumber

■2023年03月11日(土)14:00~ 
オーケストラ・アンサンブル金沢第465回定期公演マイスター・シリーズ
出演者:イェルク・ヴィトマン(指揮、クラリネット)

OEKのここ数年の定期公演に頻繁に出演している,”常連指揮者”の一人が,イェルク・ヴィトマンさんです。ヴィトマンさんは,クラリネット奏者兼指揮者兼作曲家という,いわば”三刀流”アーティストとして知られています。今回の公演では,その3つの顔のすべてに接することができます。

作曲家としての顔は,「コンブリオ」と「ソロ・クラリネットのためのファンタジー」の2曲で聴くことができます。「コンブリオ」はベートーヴェン好みの用語ということで,ベートーヴェンにインスパイア。後者は無伴奏クラリネットのための小品ということで,協奏曲の後に演奏される”ソロ・アンコール”のような曲でしょうか。

メンデルスゾーンの「アンダンテ」は,クラリネット・ソナタの第2楽章をヴィトマンが独奏クラリネットとオーケストラ用に編曲したものです。編曲者としても顔も聴けることになります。

指揮者としての顔はメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲(この曲にはとても印象的にクラリネットが使われていますね)とモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」で聴くことができます。今シーズンのOEKの定期公演は,原点に立ち返ったように古典派交響曲がメインの公演が続いています。ヴィトマンさんがどういうアプローチで聴かせてくれるのか楽しみにしたいと思います。

  • メンデルスゾーン(ヴィトマン編)/アンダンテ(クラリネット・ソナタより)
  • メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
  • ヴィトマン/コン・ブリオ
  • ヴィトマン/ソロ・クラリネットのためのファンタジー
  • モーツァルト/交響曲 第41番 ハ長調 K. 551 「ジュピター」

https://www.oek.jp/event/4579-2



■2023年03月15日(水) 19:00~石川県立音楽堂 コンサートホール
山田和樹@音楽堂「未来へのメッセージ」
出演者:山田和樹(指揮),東京混声合唱団

近年ますます国際的に活躍の場を広げている山田和樹さんが東京混声合唱団(東混)とOEKを指揮する特別公演です。山田さんが初めてOEKを指揮したのは,岩城宏之さんが亡くなる直前の北陸新人登竜門コンサート。岩城さんは亡くなられる直前まで東混の指揮をされていいましたので,現在,東混の音楽監督をされている山田さんは,いろいろな点で岩城さんの意思を受け継いだ指揮者ということがいえそうです。

今回は「山田和樹プロデュースによる東京混声合唱団&OEK特別公演!」というチラシの言葉どおり,オーケストラと合唱による作品が色々と演奏されます。日本の曲が多い点でも岩城さんの精神を引き継いでいるようです。この中でも特に注目は,佐藤眞の「土の歌」だと思います。この合唱組曲中の「大地讃頌」については,卒業式の定番曲として知られいますが(現在も同様でしょうか?時期的にぴったりですね),オーケストラ版での全曲演奏となると...結構珍しいのではと思います。

岩城さん自身も「土の歌」であるとか,武満さんの「うた」を東混とレコーティングで残していますので,岩城さんを意識した選曲なのかなと思います。宗教曲以外でプロの合唱団とオーケストラの共演を聴く機会は意外に少ないので,その点でも大変楽しみな公演です。

  • マーラー/花の章
  • 佐藤眞/土の歌
  • 武満徹/「うた」より
  • 唱歌: 春の小川、花の街、夏は来ぬ、この道、赤とんぼ、見上げてごらん夜の星を ほか

https://www.oek.jp/event/4779-2

※この公演のチケットのお持ちの方は,次のイベントに500円で入場できます。
音楽堂カルチャーナビ2022 vol.7 :山田和樹&東京混声合唱団メンバー 次世代に紡ぐ合唱の和
2023年3月16日(木)19:00~ 石川県立音楽堂交流ホール

https://ongakudo.jp/event/5665



■2023年03月21日(火)14:00~石川県立音楽堂 コンサートホール
第466回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
出演者:広上淳一(指揮),米元響子(ヴァイオリン)

OEKのアーティスティックリーダーに就任して半年,広上さんが指揮者として石川県立音楽堂コンサートホールに登場します。ゲリラ的に色々な場所でお顔を拝見しているのですが,指揮者としては意外に登場していませんので,「待望の登場」という感じですね。この辺も広上さんならではの盛り上げ方なのかもしれません。

9月の定期公演ではベートーヴェンの「英雄」を指揮されましたが,今回は一つ前の2番がメインになります。古典的な交響曲から一歩踏み出そうとする,熱さや若々しさに溢れた作品を広上さんはどう楽しませてくれるでしょうか。起伏に富んだ音楽なので,聞く前から広上さんの指揮の動作が想像できそうです。

もう1曲はシューベルトの交響曲第5番。この曲については,数年前,広上さん指揮OEKで,第1楽章と第2楽章だけ抜粋で演奏するという機会があったのですが,この時の暖かさに溢れた演奏が忘れられません。今回は待望の全曲演奏を楽しめます。

そしてもう一つの楽しみは,米元響子を迎えてのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番です。考えてみると昨年の7月の定期では小林美樹さん,9月の定期では神尾真由子さんとの共演でしたので,今回もまた同世代のヴァイオリニストとの共演ということになります。あまり性別を区別するのもよくないのですが,「広上さんと女性ヴァイオリニスト」シリーズに今回も期待したいと思います。

  • シューベルト/交響曲 第5番 変ロ長調 D 485
  • モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K. 218
  • ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36

https://www.oek.jp/event/4581-2

第39回東京定期公演 サントリーホール
2023年03月22日(水) 18:30~



■2023年03月25日(土) 14:00~ 不二羽島文化センター
レ・フレール with OEK スペシャルコンサート 羽島公演
出演者:角田鋼亮(指揮),レ・フレール(ピアノ・デュオ)

https://www.oek.jp/event/5081



■2023年03月31日(金) 14:00~ 石川県立音楽堂 コンサートホール
オーケストラの日2023

毎年恒例の「オーケストラの日」コンサート。今年は5部構成による多彩な内容となります。OEKとジュニアオーケストラの合同演奏が特に楽しみで。指揮者名は記載されていないのですが....サイトのデザインを見ると,どうみても松井慶太さんですね。

[第1部] いしかわ子ども邦楽アンサンブル
[第2部] OEKトークショウ
[第3部] OEKザ・ムービー
[第4部] OEKメンバーの「これが推し曲」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
モーツァルト:フルート協奏曲 第1番(第1楽章)

[第5部] 石川県ジュニアオーケストラとの合同演奏
ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」(第4楽章)

https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=5173



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2001 年9月6日開設