OEKfan   オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。 OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2023年5月の演奏会 backnumber

■2023年5月3日(水)~5日(金)石川県立音楽堂他
風と緑の楽都音楽祭 2023



■2023年5月14日(日) 15:00~ 文京シビックホール大ホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 in Bunkyo 2023
出演者:川瀬賢太郎(指揮),大谷康子(ヴァイオリン),阪田智樹(ピアノ)

ベートーヴェン/交響曲第8番
ヴィヴァルディ/「四季」~春,夏
ショパン/ピアノ協奏曲第1番



■2023年5月21日(日) 15:00~ 石川県立音楽堂コンサートホール
第21回北陸新人登竜門コンサート〈声楽部門〉
出演者:広上淳一(指揮),窪田早紀,小林彩乃,坂田茜,中田圭依,古岡和香奈,山元三奈(ソプラノ),伴野公三子(メゾ・ソプラノ),庄司慧士(テノール)

楽都音楽祭明け,金沢で最初に行われる公演は,恒例の北陸新人登竜門コンサートです。今年は「声楽部門」です。今年の特徴は,出演者が非常に多いことです。声楽部門の場合,1曲ごとの演奏時間が協奏曲と比べるとかなり短くなるので,沢山選ばれたのだと思いますが,それにしても賑やかです。今回は,広上淳一さんの指揮ということもあり,若手歌手による歌合戦のような華やいだ雰囲気になりそうです。出演される方の特徴としては,女性(ソプラノ)が大半,富山県出身者が大変ということです。宗教曲,古典派のオペラ,ベルカントオペラ,定番の名アリア...本当に多彩な曲が演奏されます。一人2曲ずつ歌われるので,ボリューム感もたっぷりですね。新人を応援するだけではなく,広上アーティスティック・リーダーの下での新しい趣向を期待できる演奏会になりそうです。

  • バッハ,J.S./カンタータ 第51番 第1曲より「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」(窪田)
  • ベッリーニ/《清教徒》より「あなたの優しい声が」(窪田)
  • レオンカヴァッロ/《ラ・ボエーム》より「ムゼッタは愛らしい唇で」(小林)
  • プッチーニ/《トゥーランドット》より「皇女様、愛なのです ? 氷のような姫君も」(小林)
  • モーツァルト/ミサ曲 ハ短調 K. 427(417a) より「精霊によりて」(坂田)
  • ドニゼッティ/《連隊の娘》より「もう望みはないわ ? フランス万歳」(坂田)
  • モーツァルト/《フィガロの結婚》より「とうとう嬉しい時が来た ? 恋人よここに」(中田)
  • モーツァルト/《コジ・ファン・トゥッテ》より「岩のように動かず」(中田)
  • プッチーニ/《妖精ヴィッリ》より「もしお前たちのように小さな花だったら」(古岡)
  • ヴェルディ/《椿姫》より「ああ、そは彼の人か ? 花から花へ」(古岡)
  • ドニゼッティ/《ランメルモールのルチア》より「あたりは沈黙に閉ざされ」(山元)
  • ベッリーニ/《夢遊病の女》より「ああ!信じられないわ」(山元)
  • ロッシーニ/《オテロ》より「柳の根元に座り ? ああ静めてください、おお天よ眠りのうちに」(伴野)
  • ビゼー/《カルメン》より ジプシーの唄(伴野)
  • チレア/《アルルの女》より「ありふれた話」(庄司)
  • ドニゼッティ/《愛の妙薬》より「人知れぬ涙」(庄司)
(順不同)  

https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=5124
https://www.oek.jp/event/5124-2



■5月27日(土)14:00~ 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢第468回定期公演マイスター・シリーズ
出演者:松井慶太(指揮),岡田奏(ピアノ),ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)

5月後半の定期公演には,昨年からOEKコンダクターを務めている松井慶太さんが登場します。ピアノの岡田奏さんともども,定期公演初登場ということで,新人登竜門コンサートに続いて,新鮮さ溢れる公演になりそうです。

演奏される曲は,ハイドンの交響曲第98番がメインです。この曲をメインにもってくる辺りに松井さんらしさが感じられます。ハイドン晩年の「ロンドン交響曲」集は,どの曲にも聴きどころのある傑作揃ですが,この98番は楽器使用法に特徴があります。第4楽章に鍵盤楽器のためのパートがあるのですが,今回はどういう形で演奏されるのでしょうか。

そして,前半では,このハイドンの弟のミヒャエル・ハイドンのトランペット協奏曲が演奏されます。独奏を務めるのは,ドイツの名奏者,ラインホルト・フリードリヒです。ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者を務める方とのことです。このフリードリヒさんがもう1曲ソロを担当するのが,ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番。OEKが過去何回も演奏してきた曲ですが,岡田奏さんとどういう掛け合いを聞かせてくれるか楽しみにしたいと思います。

演奏会の最初に演奏されるのは,2002年にOEKが初演した,松村禎三作曲の「ゲッセマネの夜に」の再演です。宗教的な題材による作品で,OEKが初演してきた新曲の中でも特に濃密な雰囲気のある作品です。岩城宏之さん指揮でCD録音もされている作品が松井さんの指揮でどう蘇るのか期待したいと思います。

  • 松村禎三/ゲッセマネの夜に(2002年OEK委嘱作品)
  • M. ハイドン/トランペット協奏曲 ニ長調 P52/MH104
  • ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35
  • ハイドン/交響曲 第98番 変ロ長調 Kob. I-98

https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=4586
https://www.oek.jp/event/4586-2



■2023年5月28日(日)14:00~ 金沢市民芸術村
ふだん着ティータイムコンサート Vol.26
出演:OEKメンバー

恒例のOEKメンバーによる無料コンサートです。従来どおり,前半は子どものためのコンサート,後半はメンバーが演奏したい曲を演奏するこだわりの室内楽コンサートという構成です。昨年はオープンスペースのみでの演奏でしたが,今年は「コロナ禍」前同様,PIT4ミュージック工房も使った公演になるようです。

14:00~子供のためのコンサート(PIT3 オープンスペース)
15:10~室内楽コンサート (PIT4 ミュージック工房)

入場無料の気軽に楽しめる公演。OEKメンバーとの距離感ととても近く感じられる演奏会です。後半には,かなりマニアックな曲が登場する(恐らく)のも楽しみですね。ドリンクサービスもあります。

https://www.geimura.com/music/ftc2023/









2001 年9月6日開設