98. 教えてください 一OEK会員  2005/10/15 (土) 21:00
11月24日のマイスターシリーズで演奏されるパガニーニの曲
ですが、ここのHPの「OEKの演奏会」ではバイオリン協奏曲1番となっていますが、OEK定期公演のパンフでは2番となっています。どちらが本当なのでしょうか?



97. モーツァルト・フェスティバル最終日 管理人hs [URL]  2005/10/09 (日) 17:57
今日はモーツァルト・フェスティバルの最終日ということで,合唱曲を中心とした「ビバ!モーツァルト&ザルツブルク」に家族で出かけてきました。このコンサートですが,前半が合唱曲,後半が室内楽だったのですが,間に45分ほどの休憩が入ったので,前半だけを聞いてきました。

交流ホールは超満員でした。多分,合唱団関係者が多かったのだと思いますが,休日の11:00からの無料の演奏会ということで出かけやすかったのだと思います。フェスティバル最終日らしい熱気のある演奏会でした。

今回登場した合唱団は,エンジェルコーラス,もりのみやこ少年少女合唱団,OEK合唱団でした。やはり,この中では佐々木正利さん指揮OEK合唱団の演奏が大変聞き応えがありました。特にヴェルプレ「聴聞僧のための夕べの祈り」という曲が本当に素晴らしい曲でした。女声ソロも非常に美しく,こういう曲があったことを知ることができたのは大きな収穫でした。

エンジェルコーラスの「モーツァルトの100面相」という曲も楽しい曲でした。一言でいうと「モーツァルト・メドレー」なのですが,いろいろな編成の曲が動作も交えて巧く組み合わせていました。「モーツァルト生誕250年」などという歌詞が入ったので,オリジナルの曲なのかもしれませんが,大変良くできたものでした。

もりのみやこ少年少女合唱団は「サウンド・オブ・ミュージック」メドレーでした。これもまた気軽に楽しめるものでした。

後半はOEKメンバーによる室内楽で,コンサートホールではニューハウス工業関係者ご招待の演奏会を行なっていました。モーツァルト漬けの1週間もこれで無事終わったようです。演奏者の皆様,関係者の皆様,ご苦労様でした。



96. Re: 「ハルとナツ」の音楽 管理人hs [URL]  2005/10/08 (土) 21:36
ねこさん,こんばんは。
> 岩城さんの復帰おめでとうございます。本当にすごい方ですね。
岩城さんもすごいですが,周りの方々のサポートにも敬意を表したいと思います。

>「2階席まで届きそうな長さ」とはいったいどんなものだったのか、見てみたかったです。
実は今日もアルペンホルンが登場したのですが,3mぐらいでした。ちゃんと3つに分解できるようでホッと(?)しました(ザルツブルクから持ってこられたはずなので分解できないはずはないのですが)。

> 話は変わりますが、先週NHKで放送されていた「ハルとナツ」という連続ドラマのテーマ音楽が渡辺俊幸さんの作品でした。

相変わらず渡辺俊幸さんは,NHKのテーマ音楽を沢山書かれているようですね。この番組は見なかったのですが,そのうちOEKのコンサートに登場することを期待したいと思います。

> 「浪漫紀行」は私が最もよく聴くOEKのCDのひとつなのですが、渡辺さんの新しい作品を集めて第2弾が出たらいいのにな、と思ったりもします。

このところ,渡辺さんはOEKのコンサートには登場していないのですが,「浪漫紀行」の後も「ローマ帝国」とかいろいろ曲を作られていますので,続編に期待したいところです。



95. SMFO+OEK合同演奏会 管理人hs [URL]  2005/10/08 (土) 21:29
今日もモーツァルト・フェスティバルin金沢に出かけてきました。今日は日中の「これがお薦め!モーツァルトの名曲コンサート」から,夜のオーケストラ・コンサートまでずっと聞いてきましたので6時間ぐらい音楽堂に居たことになります。交流ホールでは,半分昼寝状態で聞いてたのですが,今回の場合許されるでしょう。

夜のオーケストラ・コンサートは,ザルツブルク・モーツァルト・フェスティバルオーケストラとOEKとの合同演奏会でした。後半のジュピターが合同演奏となったのですが,岩城さんは変わったことを全然しませんので,本当に堂々とした演奏となっていました。大変余裕のある響きを楽しむことができました。

協奏交響曲では両オーケストラの管楽器奏者が2名ずつソリストとして登場し,のびのびと技巧を聞かせてくれました。この曲は偽作と言われている曲ですが,今回のようなイベント的な演奏会にはピッタリの曲だと思いました。

最後のアンコールですが,今回もヴィリー・シュヴァイガーさんのアルペンホルンが登場しました。この方はプレトークにも登場されましたが,日本語もかなり上手でな方でした。今回のフェスティバルのMVPを決めるならば,この方はその第1候補でしょう。

明日も交流ホールで合唱を中心とした無料のコンサートがあります。これにも出かける予定にしています。



94. 「ハルとナツ」の音楽 ねこ  2005/10/08 (土) 11:37
岩城さんの復帰おめでとうございます。本当にすごい方ですね。6日の演奏会の様子を読ませていただきましたが、アンコールに登場したというアルペンホルン、「2階席まで届きそうな長さ」とはいったいどんなものだったのか、見てみたかったです。

話は変わりますが、先週NHKで放送されていた「ハルとナツ」という連続ドラマのテーマ音楽が渡辺俊幸さんの作品でした。演奏は岩城さん指揮のN饗だったのですが、登場人物たちの苦難の人生を暖かく包み込むような素晴らしい音楽です。
5回連続で放送されたこのドラマ、何気なく1回目を見たら続きを見ずにはいられなくなって、結局全部見てしまいました。普段テレビのドラマなどあまり見ることのない私にしては珍しいことです。そして、毎回このテーマ音楽がとてもいい雰囲気を作ってくれてとても気に入りました。
この曲もいずれOEKポップスのレパートリーのひとつになって、またどこかで演奏されたらいいなと思います。「浪漫紀行」は私が最もよく聴くOEKのCDのひとつなのですが、渡辺さんの新しい作品を集めて第2弾が出たらいいのにな、と思ったりもします。



93. Re^2: 岩城さん復帰 管理人hs  2005/10/08 (土) 09:33
i3miuraさん,こんにちは。
> SMFOはOEKよりも編成が小さかった訳ですが(6.4.3.3.2)、あまりそう言った事を意識させない演奏を聞かせてくれたと思います。

このオーケストラはザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団のメンバーなどから成っているうようですね。さりげなく,だけどしっかりとモーツァルトの音楽を聞かせてくれました。

> 岩城さんも術後間もないと言うこともあって、全てを仕切ると言ううよりはオケの自発性にある程度任せるような感じの指揮振りで

岩城さんのエッセーの中に「若い頃,クナッパーツブッシュの省エネの指揮法を真似したら,ウィーン・フィルの古参団員に叱られた」というようなエピソードが書いてあった記憶があるのですが,岩城さん自身,クナッパーツブッシュの方に近づいてきたのかもしれないですね。

このフェスティバルですが,日中の無料のコンサートもなかなか面白そうです。1階エントランスから直接交流ホールに入ることができるというのは開放的な気分になって良いですね。

今日は,OEKとSMFO合同演奏会に出かけてみたいと思います。



92. Re: 岩城さん復帰 i3miura [URL]  2005/10/07 (金) 22:59
金沢での岩城さんの復帰演奏家でしたが、非常に充実感のある演奏家だったと思います。
SMFOはOEKよりも編成が小さかった訳ですが(6.4.3.3.2)、あまりそう言った事を意識させない演奏を聞かせてくれたと思います。
岩城さんも術後間もないと言うこともあって、全てを仕切ると言ううよりはオケの自発性にある程度任せるような感じの指揮振りでしたが、良かったと思います。




91. 岩城さん復帰 管理人hs [URL]  2005/10/06 (木) 22:21
岩城さんが見事復帰しました。今日はモーツァルト・フェスティバルin金沢の2晩目のコンサートに出かけてきました。岩城さん指揮のザルツブルク・モーツァルト・フェスティバル・オーケストラ(SMFO)による演奏会はディヴェルティメントに始まり,交響曲第40番で終わるという軽めのプログラムでしたが,大変聞き応えがありました。

SMFOはOEKよりも少ない人数で,弦楽器などは非常に軽い響きがします。岩城さんのテンポもすっきりとしたテンポなのですが,その音楽には何ともいえない落ち着きがあります。病気の後ということで,指揮の動作は以前よりも小さくなっていたような気がしましたが,そこから出てくる音楽は非常に引き締まったものでした。濃い表情付けがない分,モーツァルトの音楽だけを純粋に感じさせてくれました。明後日のOEKとSMFOの合同演奏会の方もとても楽しみになってきました。

この演奏会ですが,アンコールですごい隠し玉があり,お客さんは大喜びでした。これについてはまたレビューの方で紹介したいと思います。

1階エントランス付近にはカフェがあったり,グッズの販売があったりと楽しげな雰囲気がありました。無料で半日ぐらいは過ごせますので金沢駅方面にお出かけの方は是非,音楽堂に出かけてみてください。



90. モーツァルト・フェスティバルin金沢開幕 管理人hs [URL]  2005/10/04 (火) 22:21
モーツァルト・フェスティバルin金沢が石川県立音楽堂で開幕しました。今晩行なわれた響敏也さんのオープニング・トークを聞くことはできませんでしたが,明日からは時間の許す限り出かけてみたいと思います。

今回のフェスティバルは,岩城さんの復帰コンサートにもなります。これも楽しみです。その他,モーツァルト関連グッズの販売や期間中,カフェも営業されるようです。連日,午後からはモーツァルトのオペラのアリア集や室内楽曲など無料のコンサートも行われます。行かれた方は感想などお聞かせ下さい。

OEKの公式HPには岩城さんの復帰の会見の様子なども掲載されていますね。こちらもご覧になってみて下さい。
http://www.oek.jp/s-topics.html



88. ピアノ・リサイタル続き 管理人hs [URL]  2005/10/01 (土) 16:48
昨日は金澤攝さんのブゾーニのシリーズのリサイタルが行われたようですが,私の方は,来週のモーツァルト週間に備えて,今回は残念ながらパスしました。それにしても,10月はピアノ・リサイタルが多いですね。金沢市アートホールでの公演も含めると次のような感じです。

10月8日(土)高田匡隆ピアノ・リサイタル
10月13日(木)金澤攝 19世紀のブゾーニ第4回
10月22日(土)梯剛之ピアノ・リサイタル
10月29日(土)舘野泉ピアノ・リサイタル

すべて男性ピアニストで個性的なピアニストが揃っています。8日の高田さんはOEKのコンサートと完全に時間が重なっているので行くのは難しいのですが,技巧的な曲が並んでいてとても面白そうです。梯さんと舘野さんは,どちらもハンディを持ったピアニストですが,それぞれ独自の世界を強く感じさせてくれます。

10月はピアノ好きにとっては,忙しい月になりそうですね。



87. Re^2: ショパン心の旅第4回 管理人hs [URL]  2005/09/28 (水) 23:22
小人の踊りさん,こんばんは。
> バラード3番は曲自体の出来が良い事と、吉村さんの演奏スタイルが第3番に合っていたように私には思えたこともあり、充分楽しめました。

このバラード第3番は私も好きな曲です。最初に買った「ショパン名曲集」の最初にたまたま入っていた曲だったのですが,それ以来,好きになりました。もう20年以上も前に買ったCDです。

>第三楽章の「葬送行進曲」もそうですが、とりわけ第四楽章の速いユニゾンを生で聴く幸せを堪能させていただきました。

ピアノ・ソナタ第3番の方は金沢でも何回か生の演奏を聞いたことがあるのですが,不思議とこの第2番の方を聞く機会がありませんでした。私も,今回生で聴くことが出来てとても良かったと思います。

> 次回はバラードの頂点(と思う)第4番が演奏されるとのこと。当然、聴きに行きます!

このシリーズでは,演奏される曲の方を目当てに出かける人が多いかもしれないですね。次回は珍しいショパンの歌曲も演奏されるのも楽しみです。



86. Re: ショパン心の旅第4回 小人の踊り  2005/09/28 (水) 00:56
管理人さん、こんばんは。
バラード第3番を目当てに、今回初めて足を運びました。

吉村絵里さんの演奏による マズルカ op.24-1,4 と バラード第3番ですが、マズルカは少し退屈に感じたものの、バラード3番は曲自体の出来が良い事と、吉村さんの演奏スタイルが第3番に合っていたように私には思えたこともあり、充分楽しめました。


> 長野さんの演奏は,初めのうちは,ミスタッチが目立ったのですが,次第に調子が出てきて,大変聞き応えのある音楽を楽しむことができました。

長野良子さんのソナタ第2番は、管理人さんの仰るとおり、第一楽章でハラハラさせられましたが、第二楽章以降はとても良かったと思います。第三楽章の「葬送行進曲」もそうですが、とりわけ第四楽章の速いユニゾンを生で聴く幸せを堪能させていただきました。
演奏後、長野さんがハンカチで汗を拭いておられる様子が印象的でした。本当にご苦労さまでした。

次回はバラードの頂点(と思う)第4番が演奏されるとのこと。当然、聴きに行きます!



85. ショパン心の旅第4回 管理人hs [URL]  2005/09/27 (火) 23:25
「ショパン心の旅」のシリーズ第4回目に出かけてきました。このシリーズもすっかり定着してきました。毎回,交流ホールのステージには季節の雰囲気に合った照明が施され,大野由加さんの分かりやすい解説とともにとても気持ちよくショパンの音楽を楽しむことができます。

今回はジョルジュ・サンドとの幸福な生活を送っていた時期の作品が選曲されていました。その中では,長野良子さんによって演奏された「葬送」ソナタがプログラムの中心でした。ピアノ・ソナタ第3番を聞く機会は多いのですが,この「葬送」ソナタを実演で聞くのは,私にとっては初めてのことでした。

長野さんの演奏は,初めのうちは,ミスタッチが目立ったのですが,次第に調子が出てきて,大変聞き応えのある音楽を楽しむことができました。特に作品の核である葬送行進曲の堂々たる歩みと,いつまでも浸っていたいような中間部との対比が見事でした。

前半は,吉村絵里さん,梅木綾子さんという2人の若手ピアニストが登場しました。長野さんの演奏に比べるとインパクトが弱いところはありましたが,どちらもしっかりとしたショパンを聞かせてくれました。

このシリーズはこれで4回までは全部聞いたことになります。あと2回ですので,ここまで来たら全部制覇したいと思っています。



84. Re: OEK大阪公演 管理人hs [URL]  2005/09/25 (日) 00:00
ねこさん,こんばんは。
OEKが大阪で公演を行なっていた頃,私は奈良観光をしておりました。大阪公演の様子をお知らせ頂きありがとうございました。

>  後半の演奏の前に外山さんからこんなアナウンスがありました。「本日は岩城が病気のため私が代役で振らせていただいています。おかげさまで岩城は順調に回復していて、10月1日から指揮活動に復帰します。来年の今日は間違いなく岩城が指揮しますのでまたよろしくお願いします」とのこと。

これは嬉しいアナウンスですね。10月にはOEKの公演以外にも東京でもいろいろ公演があるようなので,本当に良かったと思います。

>  アンコールはベートーベンの「フィデリオ」の中の行進曲が演奏されたのですが、これで終わりかと思ったらそうではなく、聞き覚えのあるメンコンのカデンツァが・・・「六甲おろし」です!

このアンコールが演奏されるのは後20年後ぐらいかと思っていたのですが,意外に(阪神ファンの皆様失礼いたしました)早く再演になりましたね。

>外山さんという真面目で怖そうな指揮者がこんな遊び心をお持ちだということもちょっと意外でうれしい驚きでした。

数年前,仙台フィルとOEKが合同公演を行なった時は岩城さんと外山さんとで,NHKと日本テレビのスポーツ番組のテーマの行進曲を振り分けたことがあります。今回の「六甲おろし」は,「岩城さんになりきって」振られたのかもしれないですね。

>  会場は去年と同じく立ち見のでる盛況ぶりでした。北陸朝日放送の中継カメラが入っていましたので、また後日金沢でも放送されることと思います。

楽しみにしたいと思います。「ミス百万石」も全国ツァー...ということはないと思いますが,東京,大阪,名古屋ぐらいには同行しているのでしょうか?他の都市の公演を聞かれた方がありましたら,是非感想などお知らせ下さい。

>  OEKは明日は松江、そのあと熊本、鹿児島とまだまだツアーが続くようです。

さすがに鹿児島まで追っかけることは難しそうですが,井上道義さんのベートーヴェンというのも面白そうですね。外山さん,井上さん(それと,金聖響さんと小泉和裕さんにも),本当にありがとうございました,とOEKファンとしてはお礼を言いたいところです。



83. OEK大阪公演 ねこ  2005/09/23 (金) 22:31
OEK大阪公演に行ってきました。岩城さんがご病気のため指揮者は外山雄三さんに変更になったのですが、素晴らしい演奏を聴かせてもらって思いがけず外山さんを再発見するいい機会になったように思います。

 最初の「コリオラン」序曲はOEKらしい精緻な中にもダイナミックな演奏。「皇帝」のピアノの及川さんの演奏はとても堂々としたものでゆったりした気分で楽しむことができました。最後の「エロイカ」は堅実な中にも若々しさが感じられ、またいろいろ新しい発見もあってとても新鮮に感じられました。

 後半の演奏の前に外山さんからこんなアナウンスがありました。「本日は岩城が病気のため私が代役で振らせていただいています。おかげさまで岩城は順調に回復していて、10月1日から指揮活動に復帰します。来年の今日は間違いなく岩城が指揮しますのでまたよろしくお願いします」とのこと。「岩城さん復帰」の知らせに会場からは大きな拍手が起こりました。

 アンコールはベートーベンの「フィデリオ」の中の行進曲が演奏されたのですが、これで終わりかと思ったらそうではなく、聞き覚えのあるメンコンのカデンツァが・・・「六甲おろし」です!阪神はまだ正式に優勝を決めたわけではないのですが、もう時間の問題ということでやってくださったのでしょう。外山さんという真面目で怖そうな指揮者がこんな遊び心をお持ちだということもちょっと意外でうれしい驚きでした。

 会場は去年と同じく立ち見のでる盛況ぶりでした。北陸朝日放送の中継カメラが入っていましたので、また後日金沢でも放送されることと思います。また、これは初めて目にしたのですが、ロビーに「ミス百万石」のたすきをかけたピンクのワンピース姿の美しい女性が立ってチラシなどを配っておられました。

 OEKは明日は松江、そのあと熊本、鹿児島とまだまだツアーが続くようです。明日もエロイカですが今度は井上道義さん。今日とはまたぜんぜん違った演奏になることでしょうね。練習するほうは大変だと思いますが、今年の秋のツアーを全部追っかけて聴くことができたらどんなに面白いことかと思わずにいられません。演奏旅行が無事に成功のうちに終わりますように。そしてまた来年の大阪公演を楽しみにしています。




82. OEKの新譜情報 管理人hs [URL]  2005/09/21 (水) 23:59
OEK21のシリーズ第5弾が本日(9月21日)に発売になったようです。岩城さん指揮の「ザ・グレート」と松村禎三さんの「ゲッセマネの夜に」が組み合わされたCDです。ザ・グレートはとても速いテンポだった記憶がありますが,実際どれぐらいの速さだったのか買って聞いてみたいと思います。

avexからの遠藤真理さんと金聖響指揮OEKの共演の新譜ですが,これは10月の発売に延期になったようですね。レコード芸術の新譜情報によると,サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番,チャイコフスキーのロココ変奏曲,オッフェンバックのジャクリーヌの涙という組み合わせのようです。これも注目の1枚になりそうです。

話は変わりますが,「のだめカンタービレ」の登場人物である「千秋真一指揮R☆Sオーケストラ」とクレジットされているブラームスの交響曲第1番のCDが22日に発売されるようです。こういう企画はこれまでになかったものですが,どなたが演奏しているのでしょうか?OEKが演奏しているということはないと思いますが,ちょっと聞いてみたい気もします。「レコード芸術」の月評でどう扱われるのかも楽しみです。



81. OEK+井上道義+イングリット・フリッター 管理人hs [URL]  2005/09/19 (月) 19:35
9月のマイスター定期には岩城さんの代役としておなじみの井上道義さんが登場しました。メインのシチェドリン版のカルメン組曲では,打楽器陣を独奏者のようにステージ前面に配置し,ダイナミックで起伏のあるドラマを楽しませてくれました。井上さんは,こういうケレン味たっぷりの曲を楽しく聞かせてくれるのが本当に巧いと思います。

前半にはアルゼンチン出身のピアニスト,イングリット・フリッターさんが登場しました。サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番自体,とても聞きやすい曲なのですが,この曲を鮮やかな技巧で爽やかに聞かせてくれました。特に最終楽章の勢いの良さにはラテン気質がとてもよく現われていました。

これから月末にかけて,井上道義さんを中心としたOEKの国内演奏旅行が続きます。岩城さんの時とはまた違った魅力を引き出してくれるかと思いますので,お近くの方はお出かけになってみて下さい。



79. 弦楽四重奏楽団クアドリフォーリオコンサート 管理人hs [URL]  2005/09/17 (土) 21:48
現在,金沢21世紀美術館では「ゲルハルト・リヒター展」という展覧会が行われているのですが,その関連イベントとしてOEKの弦楽器奏者を中心とした弦楽四重奏団クアドリフォーリオによる演奏会が美術館内のホールで行われました。

このゲルハルト・リヒターという現代ドイツのアーティストは,その名前からしていかにもクラシック音楽好きそうな感じですが,バッハの音楽やジョン・ケージの音楽に影響を受けているということで,今回,バッハの室内楽曲を中心とした演奏会が行われました。

現代美術関連のイベントというと堅苦しいイメージがあるのですが,今回の演奏会はOEKの大澤さんのトークを中心とした,「内容があって楽しめる」ものでした。このホールは,残響が少ないので,演奏する方も聞く方も少々辛いところあるのですが,今回,階段状の座席を取っ払ったことで雰囲気が変わった気がしました。平面的になった分,演奏者が見づらくはなりましたが,黒い壁のホール内で,奏者たちを間近に取り囲んでの演奏というのはなかなか良い雰囲気がありました。

今回,弦楽四重奏だけではなく,ヴァイオリン・ソロ,チェロ・ソロの演奏も楽しむことができました。特に,有名なシャコンヌが坂本さんと上保さんのお二人によって2回演奏されたのは面白いアイデアでした。

演奏会の最後では,明日,美術館内でピアノの演奏を行う一柳慧さんのインタースペースという曲の一部が演奏されました。会場には一柳さんご本人も来られていましたが,この曲もこういう雰囲気で聞くにはぴったりの曲でした。一柳さんは,明日,美術館の展示室でピアノの演奏をされるようですが,これもまた面白そうです。

大澤さんたちは,音楽堂以外でも活発に活動をされていますが,これからもこういう,美術と音楽がクロスオーバーしたような,イベントが行われることを期待したいと思います。



78. Re: 岩城さん 管理人hs [URL]  2005/09/15 (木) 23:44
gontanさん,こんばんは。
> その岩城さんの昨年末のベートーヴェン全交響曲演奏会の
> CDがavexレーベルから発売されるようです。

情報をありがとうございました。この記念碑的な演奏会以来,岩城さんは,何も恐れるものがなくなったようで,独特の存在感を示すようになって来ていますね。発売されたらきっと買ってしまうと思います。岩城さん指揮のベートーヴェン全集もこれで3つ目ですが,日本人指揮者では朝比奈隆さんに次ぐ回数かもしれないですね。

> さらに、今年も東京芸術劇場で同じ企画をされるそうで、
> 「岩城宏之オーケストラ」と「晋友会合唱団」なっていま
> した。

岩城宏之&his Orchestraという感じでしょうか。北陸朝日放送で放送していた特集番組でも「今年もやる」とおっしゃられていましたが,やはり本当にやるんですね。今年の場合,まさに病み上がりという感じですので,あまり無理されない方が良いとは思うのですが...やるとなったら心から応援したいと思います。まずは,10月の復帰公演に期待したいと思います。



77. 岩城さん gontan  2005/09/15 (木) 23:06
皆様、こんばんは。
9月の定期は、岩城さんが大事をとって降板されたそうで、
驚きました。でも10月には復帰されるそうで、毎度のこと
ですが、その気力・体力に頭が下がります。

その岩城さんの昨年末のベートーヴェン全交響曲演奏会の
CDがavexレーベルから発売されるようです。
(既出の話題でしたらすみません。)
たしか、クラリネットにOEKから遠藤さんが参加してい
たように記憶しています。
合唱は晋友会合唱団、オーケストラはN響のメンバー達に
よる管弦楽団です。
さらに、今年も東京芸術劇場で同じ企画をされるそうで、
「岩城宏之オーケストラ」と「晋友会合唱団」なっていま
した。

また10月30日には、新日本フィルを指揮して、OEKの
委嘱作品「権代敦彦:84000x0=0」も演奏されるそうです。

退院後の岩城さんには、健康に留意されて、益々のご活躍
期待したいです!!




76. Re^2: 国際舞台で活躍する石川のアーティストたちVol.2 管理人hs [URL]  2005/09/12 (月) 21:05
i3miuraさん,こんばんは。

> 僕も2階のバルコニー席にいたんですよ。もしかしたら、近くだったかもしれませんね。

昨日はすれ違っていたかもしれないですね。私の方は通常は正面で聞いているのすが,バルコニー席だと冷静に(?)聞けないかもしれません。演奏の粗も目立つかもしれないですが,演奏者との一体感を味わえる席だと思いました。ただし,バルコニー席の後ろの方になるとかなり視野が狭くなるので,そのことを承知しておく必要はありそうです。

>以前は1階後から3列目だったのですが、音がコモリ気味で変更しました。

1階席の後ろの方は,庇がある分,音が届きにくい感じもありますね。拍手をしていても届きにくいような気がしました。

また,いろいろな席で聞き比べをしてみたいと思います。



75. Re: 国際舞台で活躍する石川のアーティストたちVol.2 i3miura [URL]  2005/09/12 (月) 12:07
管理人様、こんにちは。

> 2階のバルコニー席の前の方で聞いたのですが,この席でオーケストラを聞くと,自分がオーケストラの中に入っているような感じで聞くことができることがわかりました。

僕も2階のバルコニー席にいたんですよ。もしかしたら、近くだったかもしれませんね。因みに僕は定期も2階バルコニーなのですが、理由は書かれているように、音が非常にリアルだからです。以前は1階後から3列目だったのですが、音がコモリ気味で変更しました。

昨日演奏された3名の中では、特に中西さんが貫禄充分といった感じでしたね。他の2名の方も非常に良かったです。



74. 国際舞台で活躍する石川のアーティストたちVol.2 管理人hs [URL]  2005/09/11 (日) 18:56
今日はOEK定期会員ご招待の「国際舞台で活躍する石川のアーティストたちVol.2」に出かけてきました。この演奏会は,春に行われている新人登竜門コンサートの続編のような感じのコンサートです。この日はフルートの今永靖子さん,メゾ・ソプラノの中西富美枝さん,ヴァイオリンの水上由美さんの3人の金沢出身の女性ソリストが登場し,OEKと共演しました。

今回,招待券を複数枚入手できたのでそれに学生券を加え家族全員で聞きに行ってきました。2階のバルコニー席の前の方で聞いたのですが,この席でオーケストラを聞くと,自分がオーケストラの中に入っているような感じで聞くことができることがわかりました。

今回の3人の演奏とも音が大変クリアに聞こえ,オーケストラとの共演を楽しむことができました。特にそれぞれベルリンとウィーンで活躍されている今永さんと中西さんの演奏が堂々たる貫禄を感じさせるものでした。水上さんのヴァイオリンもとても端正で美しいものでした。

というわけで,とても満足できた演奏会でした。演奏会の名前のとおり,これからもこの3人の活躍を見守っていきたいと思います。



73. Re^2: OEK2005-2006シーズン開幕 管理人hs [URL]  2005/09/10 (土) 00:57
川崎さん,こんばんは。
高岡公演の感想をどうもありがとうございました。

>「タイスの瞑想曲」のオマケがありました。
金沢公演で大変盛り上がったので,急遽演奏することにしたのかもしれないですね。独奏者がオーケストラ伴奏付きでアンコールを演奏するのは珍しいですね。

> 4月に仕事が変わって思う通りに演奏会へ行けなくなっています。
富山県では,金沢とは違ってオペラ公演なども多いので,残念ですね。また,機会がありましたら感想などをお聞かせ下さい。



72. Re: OEKの記事 管理人hs [URL]  2005/09/10 (土) 00:35
一美様,こんばんは。ごぶさたしています。

> TOWER RECORDS発行の情報誌『intoxicate(イントキシケイト)』8月号インタビュー&ピックアップのコーナーに【オーケストラ・アンサンブル金沢/トーマス・オケーリー】というのがありましたのでお知らせしておきますね。

情報をどうもありがとうございました。最近,なかなかCDショップに行く機会がないのですが,週末にでも見てこようかと思います。先日のCD録音の話題などが書いてあるのでしょうか。

> 10/2日から5夜連続放送されるNHK放送80周年ドラマ「ハルとナツ」の音楽を渡辺俊幸さんが担当され、サウンドトラックには岩城宏之さん指揮NHK交響楽団演奏の曲も収録されています。

渡辺さんは相変わらず,NHKの音楽を数多く担当されているようですね。今年はOEKの方には全然登場されないようですが,そのうちまたポップスコンサートを開いて欲しいですね。



70. Re: OEK2005-2006シーズン開幕 川崎(富山市在住)  2005/09/09 (金) 23:39
お久しぶりです。
5日高岡で聴きました。「タイスの瞑想曲」のオマケがありました。感想は演奏会レヴューに送りました。
4月に仕事が変わって思う通りに演奏会へ行けなくなっています。



69. OEKの記事 一美  2005/09/09 (金) 13:02
管理人様 皆さま
久し振りに書き込ませていただきます。

TOWER RECORDS発行の情報誌『intoxicate(イントキシケイト)』8月号インタビュー&ピックアップのコーナーに【オーケストラ・アンサンブル金沢/トーマス・オケーリー】というのがありましたのでお知らせしておきますね。

10/2日から5夜連続放送されるNHK放送80周年ドラマ「ハルとナツ」の音楽を渡辺俊幸さんが担当され、サウンドトラックには岩城宏之さん指揮NHK交響楽団演奏の曲も収録されています。

金沢では、台風の被害があまりなかったようで安心しました。



68. 江原千絵,ヴァレリー・ハルック デュオ・コンサート 管理人hs [URL]  2005/09/07 (水) 22:33
今日は日中,能登半島沖を台風が通り過ぎる,ということでかなり警戒していたのですが,予想外に大したことはありませんでした。風は確かに強かったけれども,雨は全くといって良いほど降りませんでした。

「台風が無事去った」ということで今日の夜はOEKの第2ヴァイオリン首席奏者の江原千絵さんとピアノのヴァレリー・ハルックさんによるデュオ・コンサートに出かけてきました。この演奏会は何と言ってもプログラムが面白いものでした。前半後半ともにスペイン,フランスといったラテン系の作曲家の曲を並べていました。後半はピアソラの「ブエノスアイレスの四季」が全曲演奏されました。

ピアソラの曲は,クラシック音楽のコンサートでも非常によく聞かれるようになってきましたが,金沢で行われる室内楽の演奏会でこれだけまとめて演奏されることはまだ少ないと思います。

江原さんの音はヴィブラートが少なめで,スーッと伸びてくるような感じです。20世紀の作品にはよくマッチします。ラテン系の曲の場合,ハルックさんのピアノ演奏を含め,もう少し濃い味わいとか強いリズムのある演奏の方が個人的には好みなのですが,クラシック音楽としてのピアソラの気分には相応しかったのかもしれません。

最近,OEKの個々の奏者による室内楽や独奏の活動が増えてきています。そういう個人レベルでの活動を応援することで,OEKファン層はさらに深く広がっていくのではないかと思います。これからも,OEK団員による工夫された独自プログラムの演奏会活動などを期待し応援していきたいと思います。



67. Re^2: OEK2005-2006シーズン開幕 管理人hs [URL]  2005/09/06 (火) 21:30
i3miura様,こんばんは。
> 漸く待ちに待った新シーズンが始まりました。
いしかわミュージックアカデミーでの演奏はありましたが,定期公演でいうと7月6日以来の登場ということになりますね。

> メインの「ライン」もOEKの演奏会でもかなり点数の高い演奏だったのではないでしょうか?

ブラームスのシリーズに続いてはシューマンのシリーズというのも面白いかもしれないですね。シューマン響きというのは暑苦しい印象があったのですが,それを裏切るような響きでしたね。

> 川久保さんも、これで3度目?の競演だと思いますが、相変わらず若々しい音楽で良かったと思います。

川久保さんとOEKが共演したCDにも期待したいですね。

ところで,今日9月6日は岩城宏之さんの誕生日です。それにちなんで,このOEKfanもこの日を開設記念日としています。音楽堂が出来て丁度4年ということになります。この音楽堂ができて,金沢の音楽界も大きく変わりましたが,この秋の演奏会も楽しみな公演が多いですね。まずは岩城音楽監督に復帰していただいて,存分に秋の演奏会を楽しみたいと思います。



66. Re: OEK2005-2006シーズン開幕 i3miura [URL]  2005/09/06 (火) 10:29
管理人様、こんにちわ。
漸く待ちに待った新シーズンが始まりました。岩城さんの病気入院は残念でしたが、代役に久し振りの定期登場の金聖響さんと言うことで、非常に楽しい演奏会になりました。
メインの「ライン」もOEKの演奏会でもかなり点数の高い演奏だったのではないでしょうか?
ますます今後の競演が楽しみです。
川久保さんも、これで3度目?の競演だと思いますが、相変わらず若々しい音楽で良かったと思います。



65. OEK2005-2006シーズン開幕 管理人hs [URL]  2005/09/04 (日) 18:39
OEKの新シーズン最初の定期演奏会は,岩城音楽監督に代わって登場した金聖響さん指揮,川久保賜紀さんの独奏による若々しい気分のあるコンサートとなりました。

今回,指揮者の変更に伴い,メイン・プログラムがシューマンのラインに変更になったのですが,まず,この演奏が大変新鮮なものでした。金聖響さんは,古楽器奏法を取り入れていた上,音楽の作り方のキレがとても良いので,スリムにダイエットされたOEKならではのシューマンになっていました。ケルンの大聖堂を思わせる第4楽章の響きはバロック音楽の宗教曲を聞くようなところもありました。そのまま,休みなく入った第5楽章は,コーダの部分の歯切れ良さが本当に見事でした。

前半に登場した川久保さんのスペイン交響曲も見事でした。鮮やかさとたっぷりとした情感を兼ね備えており,この曲の持つスペイン風の情緒が生き生きと伝わってきました。

最初に演奏されたロッシーニも2曲ならべると非常に聞き応えがありました。というわけで,新シーズンのへの期待が広がる演奏会となりました。





64. Re^2: 菊池洋子さんのモーツァルト 管理人hs [URL]  2005/09/01 (木) 12:27
まさのふ様
こんにちは。書き込みをありがとうございました。

> また、リンクまでして頂きまして、感謝・感激です♪
OEKと共演したアーティストのページといろいろリンクをしてきたのですが,また一つ新しくリンクを増やすことができ,うれしく思います。

> 今回のCDでもまさに最高の演奏を
> されていまして、菊池さんのファーストアルバムに相応しい
> 演奏だと思いました。

今回のCDはSACDハイブリッドという通常のCDとは少しフォーマットですが,音質も非常に良いような気がします。OEKがモーツァルトの協奏曲を録音する機会は以外に少ないので,続編などできるとうれしいですね。

> どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願いいたします。



63. Re: 菊池洋子さんのモーツァルト まさのふ [URL]  2005/09/01 (木) 06:01
はじめまして♪

菊池洋子さんファンサイトの管理人をしています者です。
先日は、ファンサイトへの書き込みをありがとうございました。
また、リンクまでして頂きまして、感謝・感激です♪
OEKの技術の高さ、素晴らしい演奏に付きまして、かねがね
お聴きしていましたが、今回のCDでもまさに最高の演奏を
されていまして、菊池さんのファーストアルバムに相応しい
演奏だと思いました。
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。



61. 菊池洋子さんのモーツァルト 管理人hs [URL]  2005/08/29 (月) 23:56
OEKの新譜が2枚発売されたので買ってみました。ピヒラーさんのベートーヴェンの方は,実演を聞いたことがあるので,後回しにして,菊池洋子さんのピアノによるモーツァルトをまず聞いているのですが,これは素晴らしい演奏です。

OEKの定期公演でも第21番を共演していますが,沼尻さん指揮OEKの演奏ともども,非常に瑞々しい感覚に溢れています。音楽の流れもとてもすっきりしています。菊池さんのデビュー・アルバムなのですが,気負ったところが無く,堂々とした自身に裏づけされているのも素晴らしい点です。カデンツァが菊池さん自身のものであるのも大きな聞き所です。CDの録音も非常に艶やかです。

カップリングされている「トルコ行進曲付き」のソナタの方も,混じりけのない美しさが伝わってくる魅力的な演奏でした。第3楽章などでは,時折,即興的な音を交えているのですが,これが不自然でなく,センスの良さとして伝わってきます。

OEKが伴奏をするモーツァルトのピアノ協奏曲のCDは,市野あゆみさんのCDに続いて2枚目ですが,これからもCDで聞いてみたいと思います。avexからは,OEKの協奏曲録音が次々出ていますが,OEKと若手女流ピアニストとのモーツァルト共演シリーズといったCD企画があれば,面白そうな気がします。それと菊池さんの演奏をまた金沢で聞いてみたいと思います。今度はリサイタルを聞いてみたいですね。



60. 2005いしかわミュージック・アカデミー:オーケストラ・コンサート 管理人hs [URL]  2005/08/24 (水) 23:03
今年もまた,いしかわミュージック・アカデミーの時期になりました。本当は,室内楽コンサートの方にも行ってみたかったのですが,今年はオーケストラ・コンサートだけに行く予定です。

今回はグリーグのピアノ協奏曲とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を中心としたプログラムでしたが,そのどちらも味わい深い演奏でした。

パスカル・ロジェさんのピアノは以前も聞いたことがあり,今回もその期待どおりの演奏だったのですが,オレグ・クリサさんのヴァイオリンによるチャイコフスキーも期待を上回る素晴らしい演奏でした。決して派手な演奏ではなく,むしろ地味な感じの演奏だったのですが,普通は甘くロマンティックに演奏されるチャイコフスキーをこのように渋く聞かせるというだけでいいなぁと思いました。原田幸一郎さん指揮OEKの演奏もこの雰囲気によく合った演奏でした。

今回,このお二人の独奏者はそれぞれにアンコールの演奏をしましたが,そのアンコールもまた素晴らしいものでした。ロジェさんの曲名はわからなかったのですが,力の抜けた美しい曲でした。

クリサさんのアンコール曲は,非常に独創的なヴァイオリン・ソロの曲でした。会場で売っていたCDの中にあるはずだと思い(グラーヴェとかスケルツォといった複数の短い楽章からなる曲だということはクリサさんのトークで分かったので),探してみたところバルカウスカスっという東欧の作曲家の独奏ヴァイオリンのためのパルティータという曲だとわかりました。これは本当に面白い曲でした。というわけで,どちらも「さすが先生」という感じの充実した演奏でした。



59. Re^2: 9月の公演の指揮者交代 管理人hs [URL]  2005/08/23 (火) 23:58
めの・もっそさん,i3miuraさん,こんばんは。
岩城さんの過去の闘病記については,いろいろなテレビ番組などでも紹介され,そのたびに病気を克服されてきた姿に励まされた方も多いと思います。そういう岩城さんの復帰を皆さんと一緒に待つことにしましょう。

> ただ代役が、久し振りの定期登場の金聖響氏と井上道義氏と言うことで、こちらはこちらで充分楽しみな演奏会ではあると思います。

そうですね。1ヶ月の間に金聖響さん,井上道義さん,それに小泉和裕さんを金沢で聞けるというのは大変贅沢なことです。金沢公演以外での指揮をされる外山雄三さんを含めて,OEKのために代役で登場して頂く指揮者の皆さんにも感謝したいと思います。



58. Re: 9月の公演の指揮者交代 i3miura [URL]  2005/08/23 (火) 21:42
管理人様、ご無沙汰しております。
僕も、今朝の新聞の記事(日経にも出てました!!)を読んでビックリしました。
ただ代役が、久し振りの定期登場の金聖響氏と井上道義氏と言うことで、こちらはこちらで充分楽しみな演奏会ではあると思います。
岩城氏には一日も早い回復を願っています。



57. Re: 9月の公演の指揮者交代 めの・もっそ  2005/08/23 (火) 13:26
岩城さんの病の報、驚きました。
私、ここしばらく多忙でしたので、ぜひ来月の186回と187回は、連続で聴きに行こうと思っていた矢先でした。
186回での間宮さんの初演と、187回でのシチェドリンのカルメンという、いずれも、岩城さんならではのプログラムを楽しみにしていました。
それでも演奏会には行きますよ。そうすることが、一OEKファンとしてできる、岩城さんへのお見舞いだと思って。
10月からの復帰を希望されているそうですが(やはりすごい気力ですね)、ここはぜひ十分な治療とご養生の上、万全のご快癒を何より願っております。



56. 9月の公演の指揮者交代 管理人hs [URL]  2005/08/22 (月) 20:28
OEK公式HPの情報によりますと,岩城宏之音楽監督が8月17日に肺の手術を受けられ,1ヶ月余の安静が必要とのことです。そのため9月のOEKの公演はすべて指揮者が変更になります。変更等につきましては,次のページをご覧下さい。

http://www.oek.jp/s-topics.html

岩城さんは,これまでも何回も手術を受けられ,沢山の病気を克服されてきました。10月8日の定期公演に復帰される予定ということです。ゆっくり治して頂きたいと思うと同時に,OEKファンとしては一日も早い回復をお祈りしたいと思います。



55. Re: 昨日のコンサート 管理人hs [URL]  2005/08/22 (月) 20:16
倉知様,こんばんは。
昨日の「風のとおりみち」は,個人的な思い出も含めて,とても楽しく聞くことができました。この曲は児童合唱が歌うのにぴったりの曲ですので,これからもこのオーケストラ伴奏版で時々聞いてみたいと思います。

> マエストロとは以前オペラなどで仕事場を同じにしたこともあり、話し合う時間も多かったのですが、三善先生のオペラ「遠い帆」も冒頭の児童合唱の扱いに共通点がみられる、などの示唆にとんだ会話もできました。

倉知さんのHPには,映画音楽家の大家のジェリー・ゴールドスミスのページもありますが,鈴木織衛さんは,このジェリー・ゴールドスミスの作品集のCDも出されているんですね。映画を見ているとジェリー・ゴールドスミスという名前はよく見かけるのですが,じっくと聞いたことはありませんので,一度,鈴木織衛さんの指揮で聞いてみたい気がします。実現しないですかね?

> 最後の「歌えバンバン」は本当に急遽歌うことが決まったようですね。舞台裏の進行表にもこの曲だけ赤ペンで「追加」と手書きで書き込まれていました。御推察の通り、作曲は山本直純さんで弟子にあたる榊原さんが編曲された楽譜です。

情報をどうもありがとうございました。「直純さん作曲,榊原さん編曲」のこの曲もOEKエンジェル・コーラスも持ち歌にしていって欲しいです。

> 事務局の方もできればせっかくOEKを数多く指揮され、またOEKのための編曲作品もたくさん残っているので榊原さんのための演奏会を考えたいと、前向きにおっしゃっていました。

私も期待したいと思います。榊原さんの作曲されたユーモアのある曲を是非もう一度聞いてみたいです。

> さて、金沢にはまた年明け早々今度は邦楽器とオーケストラの曲を持ってお伺いすることになろうかと思います(まだ一音符も書いてはいませんが・・汗)。

邦楽器とオーケストラの曲というのはOEKも時々演奏していますが,どういう作品なのか今から楽しみです。演奏会には是非行きたいと思います。それでは。



54. 昨日のコンサート 倉知竜也 [URL]  2005/08/22 (月) 05:24
昨日の演奏会で「風のとおりみち」の編曲をしました倉知です。管理人様、書き込みは久しぶりですが、いつも楽しく拝見させていただいております。
2002年の朝日の際に全曲を書いたものの、初演の折には何故か冒頭の曲が演奏されず、今回やっと全ての音を聞くことができました。ことばあそびをしながら歌の場の中に子供達が集まり、やがて三々五々消えていくという構成がやっと具現化されてよかったと思っています。
マエストロとは以前オペラなどで仕事場を同じにしたこともあり、話し合う時間も多かったのですが、三善先生のオペラ「遠い帆」も冒頭の児童合唱の扱いに共通点がみられる、などの示唆にとんだ会話もできました。
最後の「歌えバンバン」は本当に急遽歌うことが決まったようですね。舞台裏の進行表にもこの曲だけ赤ペンで「追加」と手書きで書き込まれていました。御推察の通り、作曲は山本直純さんで弟子にあたる榊原さんが編曲された楽譜です。マエストロはその事をきちんと説明することを忘れてしまった、と後悔しておられたようです(笑)。
本番前の昼食の際も急逝された榊原さんのお話が中心となり、その早すぎる死を悼みました。事務局の方もできればせっかくOEKを数多く指揮され、またOEKのための編曲作品もたくさん残っているので榊原さんのための演奏会を考えたいと、前向きにおっしゃっていました。その企画が実現できれば素晴らしいことだと思います。
さて、金沢にはまた年明け早々今度は邦楽器とオーケストラの曲を持ってお伺いすることになろうかと思います(まだ一音符も書いてはいませんが・・汗)。その際にはまた宜しくお願い致します。



53. ジョイント・コンサート:朝日親子サマースペシャル 管理人hs [URL]  2005/08/21 (日) 17:13
毎年,夏休みの恒例となっているOEKと子供たちが共演するジョイント・コンサートに出かけてきました。例年は7月に朝日親子コンサートというのも行っていたのですが,今年の7月はOEKは7月に海外に出かけていましたので,今年はその朝日親子コンサートも兼ねる形になっていました。

例年,子供たちとOEKが共演するのを見るのは楽しいのですが,今年の選曲は特に良かったと思いました。三善晃の倉知竜也さん編曲による管弦楽伴奏版の「風のとおりみち」は数年前にも一度演奏されたことはあったのですが,たしか前回は,曲の始まりの部分がオリジナルと違い,はじめからステージに乗っていたと思います。今回は最初は合唱団がステージ上に乗っていず,歌いながら入ってくるというオリジナルどおりの形になっていました。かなり小さな子供もおり,児童合唱というよりは,わらべ歌そのもののような素朴な感じがよく出ていました。聞いていて懐かしさを感じました。

後半はジュニア・オーケストラとOEKのジョイントになり,リロイ・アンダーソンの曲を3曲演奏しました。シンコペーテッド・クロックとサラバンドはとてものんびりと演奏されており,曲の持つ温かみととぼけたユーモアがにじみ出ていました。タイプライターの方は通常どおりかなり速目のテンポでしたが,ジュニア・オーケストラは見事に演奏していました。タイプライター”ソロ”を演奏したチューバの少年の”演技”もとても良かったと思いました。

最後は全員で「美しく青きドナウ」を演奏したのですが,今回,アンコールの2曲目として,先日亡くなられた榊原栄さんを偲ぶ曲が演奏されました。「歌えバンバン」という山本直純さん作曲のおなじみの曲です(多分,編曲は榊原さんだと思います)。指揮者の鈴木織衛さんは,「通常の追悼の演奏と違い,演奏後は榊原さんのために盛大に拍手をしてあげてください」と言って演奏が始まりました。この曲をイントロを聞いた瞬間,私の方は思わずグッと込み上げてしまいました。悲しい曲ではそういうことはないのですが,明るい曲だとかえって悲しく感じてしまいます。榊原さんも何度か登場したこのコンサートでの追悼というのは,ある意味,とても相応しかったのではないかと感じました。私にとっては,大変印象深い演奏会となりました。



52. Re^2: カンタさん東大寺で演奏 管理人hs [URL]  2005/08/21 (日) 10:51
かずさん,こんにちは。

> 13日にサンダーバードに乗って、新大阪まで行ったのですが、カンタさんと同じ車両になりました。

夏のこの時期は皆さん,ダイナミックに国内外を動いていらっしゃるようですね。私は車で移動することが多いので,なかなか有名人には遭遇できません。とはいうものの,近所のスーパーなどでOEKの方に出会ったりする可能性はあるかもしれないですね。



51. Re: カンタさん東大寺で演奏 かず@富山  2005/08/21 (日) 06:51
> 14日の夜に東大寺大仏殿で終戦60周年万国戦没者慰霊法要というのがあって、そこでチェロの奉納演奏をされたそうです。

13日にサンダーバードに乗って、新大阪まで行ったのですが、カンタさんと同じ車両になりました。
同じく新大阪で降りられたようでした。
そういうことだったんですね、納得…。



50. NHK交響楽団金沢公演 管理人hs [URL]  2005/08/20 (土) 22:09
お盆休み明けの最初のコンサートはNHK交響楽団の金沢公演でした。この夏,N響は東海・北陸地方を数箇所回るようですが,その最初が金沢公演でした。指揮はクリストファー・ワーレン・グリーンさんで,ペール・ギュントとチャイコフスキーの悲愴の間にフンメルのトランペット協奏曲が入るというプログラムでした。

メインの悲愴ですが,一般的なイメージにある「暗い怨念の世界」という悲愴とは少々雰囲気が違いました。第1楽章や第4楽章などは,かなり間を取って,じっくりと演奏している部分があったのですが,全体としてオーケストラがうねるような感じはなく,さらりとした感触が残りました。オーケストラの音はどのパートも鮮やかに聞こえ,フォルテの音が引き締まっており,「さすがN響」と思いましたが,やはり全体にクール過ぎるかなという気がしました。この辺はワーレン・グリーンさんの好みなのかもしれません。ペール・ギュントの方も全体にとても冷静な演奏でした(残暑には丁度良かった?)。

2曲目のフンメルのソリストはアリソン・バルソムさんという若い女性奏者でした。金髪の女性が金色の楽器を持つというだけで,会場が非常に明るくなったように感じました。こちらの方はマイルドな音と鮮やかな技巧でよくまとまった演奏を聞かせえてくれました。

終演後,楽屋口の方を通ってみたら,OEKの方々とN響の方々が集まっていました。N響の団員の方々は,全国放送のテレビにもよく映っていますので,そのご本人の姿を生で見るだけでうれしくなります。明日は三重県の津まで飛ぶようですが,今日の金沢の夜はいろいろと宴会が開かれているのかもしれません。



49. Re: カンタさん東大寺で演奏 管理人hs [URL]  2005/08/19 (金) 22:46
夏休みでしばらく金沢にいませんでしたのでレスポンスが遅くなって失礼しました。

> お盆の帰省で数日留守にしていた間の新聞を見ていたらカンタさんの写真が目にとまりました。14日の夜に東大寺大仏殿で終戦60周年万国戦没者慰霊法要というのがあって、そこでチェロの奉納演奏をされたそうです。

大仏の前でチェロの演奏というのも面白い企画ですね。平和を祈るチェロの演奏としては,カザルスが演奏した「鳥の歌」が有名ですが,カンタさんの演奏にもそういう思いがこもっていたのではないかと思います。

> この夏から秋にかけてカンタさんは何度か関西での公演を予定されていて、今月末には京都でリサイタル、11月にはまた奈良で今回と同じピアニストの伊藤ルミさんを含めたピアノトリオの演奏会があるようです。

情報をありがとうございました。カンタさんは,金沢でも毎年定期的にリサイタルを開かれていますが,本当に地道に活動の範囲を広げられていますね。金沢では石川ミュージック・アカデミーも始まったようですが,その講師も担当されています。来週は室内楽コンサートも開かれるようなのでできれば聞きにいってみたいと思います。



47. カンタさん東大寺で演奏 ねこ  2005/08/16 (火) 00:58
お盆の帰省で数日留守にしていた間の新聞を見ていたらカンタさんの写真が目にとまりました。14日の夜に東大寺大仏殿で終戦60周年万国戦没者慰霊法要というのがあって、そこでチェロの奉納演奏をされたそうです。ピアニストの伊藤ルミさんという方との共演でバッハの曲など6曲を演奏したと書かれていました。
聴きに行けなかったのは残念でしたが、きっとこの場にふさわしい心のこもった素晴らしい演奏だったのではないかと思います。「浪漫紀行」というCDに収録されている阪神大震災の犠牲者追悼のための曲のカンタさんのソロを思い出しました。
この時期の奈良は「なら燈花会」といって奈良公園一帯を何千というろうそくの灯りで彩る催しや、春日大社の万燈会(参道や本殿の何百という灯篭に火が入ります)など夏の夜にぴったりの灯りを使った行事がいろいろ行われています。奉納演奏を終えたカンタさんにも楽しんでいただけたかもしれません。
この夏から秋にかけてカンタさんは何度か関西での公演を予定されていて、今月末には京都でリサイタル、11月にはまた奈良で今回と同じピアニストの伊藤ルミさんを含めたピアノトリオの演奏会があるようです。金沢以外の場所でもさかんに活動されていてすばらしいですね。



46. 榊原栄さん死去 管理人hs [URL]  2005/08/12 (金) 07:22
OEKの設立時から専属指揮者などとして活躍された指揮者の榊原栄さんが11日心不全で亡くなられたと新聞で報道されていました。

榊原さんは,県内のジュニア・オーケストラ,ユース・オーケストラの指導,ファンタジー公演での指揮など,幅広い方に親しまれていました。巧みなトークを交えたコンサートは,OEKのファン層を広げてくれたのではないかと思います。故山本直純さんの後継者的な存在で,ウィットに富んだ作品でも楽しませていただきました。

親しみのある髭がトレードマークでしたが,これからその姿が見られないと考えるとさびしいですね。心から哀悼の意を表したいと思います。



45. ショパン:心の旅第3回 管理人hs [URL]  2005/08/11 (木) 22:25
今日は「ショパン:心の旅」シリーズの第3回に出かけてきました。今回の演奏会では,ショパンのピアノ三重奏曲という非常に珍しい曲が演奏されたのが目玉でした。ショパンのかなり若い時の作品らしく地味な作品で,少々長いと感じさせるところもありましたが,ポーランドの舞曲風の第4楽章などは,いかにもショパンという感じでした。

この曲の演奏には,金沢出身のチェリストの福野さんとOEKのヴァイオリンの上島さんが参加していましたが,地元のピアニストと共演というのは良いアイデアだと思いました。これからもこういう企画に期待したいと思います。

前半はショパンの独奏曲がいくつか演奏されました。革命のエチュードなどはもう少し力強い演奏の方が良いかなと思いましたが,こうやってショパンのピアノ曲をまとまって聞ける機会というのは大変貴重です。

大野由加さんの進行は,相変わらず落ち着きのある素晴らしいものでした。今回も沢山のお客さんが入っていましたが,大野さんのナビゲーションのうまさが固定客を作っているような気もします。第4回以降にも期待したいと思います。



44. HPの契約更新 管理人hs [URL]  2005/08/09 (火) 12:25
このホームページは,広告なしの有料のHPサービスを利用しているのですが,その契約更新の時期が来ているのをうっかり忘れており,今日の午前中はずっと,OEKfanのページは見られない状態になっていたようです。アクセスして頂いた方には失礼いたしました。

数日前に確か更新手続きをしたつもりでいたのですが...。今後は気をつけたいと思います。



43. オーパス蔵のブラームス交響曲第3番他 管理人hs [URL]  2005/08/06 (土) 09:33
OEKの話題ではありませんが,レコード芸術8月号の宇野功芳さんの書いた「極上の復刻で聴く,ワルター/ウィーン・フィルのブラームス:交響曲第3番」という記事を読んでいたら,金沢にある金沢蓄音器館のことが書いてありました。

このCDはこの蓄音器館にあるSPレコードから復刻したものです。宇野さんが一昨年秋に蓄音機館のイベントに招待されたことがきっかけになったようです。というわけで,このイベントに出たものとしてはちょっと気になるCDです。

(参考ページ)
オーパス蔵のサイトhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~opuskura/index_j.htm
HMVのサイト
http://info.hmv.co.jp/p/t/1075/370.html

http://www.oekfan.com/review/2003/1012.htm



42. Re^2: シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団演奏会 管理人hs [URL]  2005/07/31 (日) 22:20
gontanさん,takaさん,こんばんは。
昨晩のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団の演奏は,エッシェンバッハさんの個性がストレートに出ていて,とても聞き応えがありましたね。

エッシェンバッハさんの要求を見事に音にしたこのオーケストラの実力も素晴らしいと思いました。

> 私は1曲目のハイドンの主題による変奏曲がこんな風に聴こえるのかと感激し、この曲の終盤にはもう胸がいっぱいでした。

この演奏も是非聴きたかったです。土曜日の演奏会というのは,開演時間がマチマチなので要注意ですね。今回はついつい油断してしましました。



41. Re: シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団演奏会 taka  2005/07/31 (日) 09:48
若々しいダイナミックな演奏会でしたね。
私は1曲目のハイドンの主題による変奏曲がこんな風に聴こえるのかと感激し、この曲の終盤にはもう胸がいっぱいでした。
もちろんメンデルスゾーンのあの溌剌としながらも甘美なヴァイオリンソロにも充分に満足しました。
圧巻はブラームスの第4番で、このダイナミックな演奏に久しぶりに「お腹いっぱい」といった感じで会場を後にしました。
本当に「行って良かった」と思える演奏会でした。



40. Re: シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団演奏会 gontan 富山より  2005/07/31 (日) 01:30
管理人hs 様
以前何度か書き込みさせてもらいました富山のgontanです。
3月のOEK以来、久々に音楽堂に足を運びました。金沢に行く度に、駅前周辺や地下が変わっていて驚くばかりです。

今日のブラームス4番は凄まじい演奏でした。
前回のNDRとの同曲は、プログラム前半だったこともあり、比較的あっさりした味付けでしたが、今回はオーケストラが若いこともあってか、随所に面白い表現や、独特のテンポ取りがあり楽しめました。
第一楽章のはじめをたっぷりと聴かせたあと、ゆっくりと音楽が進んでいく様子は、「ブラームスを聴いているんだ!」と思わせてくれる迫力を感じました。スコアにないクレッシェンドやテンポの揺れは、まさにエッシェンバッハ節でしたね。

1曲目のハイドンバリエーションも非常に面白い演奏でした。
かなりゆっくりとしたテンポで始まったのですが、冗長な感じにはならず、同じメロディーを少しずつ表情を変えて演奏させ色彩豊かに仕上がっていました。フィナーレでもホルンやトランペットを効果的に聴かせ、迫力満点でした。
個人的にこの曲は大好きで、たくさんCDを持っていますが、ここまで満足させる演奏はなかなかありません。

一緒に行った妻は、あまりの濃い表現に面食らっていましたが、私は、協奏曲・アンコールも合わせとても楽しめた演奏会でした。
(アンコールにスメタナが出てきたのは驚きましたね。)



38. シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団演奏会 管理人hs [URL]  2005/07/30 (土) 22:33
OEKはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭から戻ってきたばかりですが,そのお返しのような感じでシュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団の演奏会が行われました。指揮はクリストフ・エッシェンバッハさんでした。実は今回,開演時間を間違い,1曲目を聞き逃してしまったのですが(開演時間は18:00でした),2,3曲目を聞いただけで大満足でした。

特にブラームスの第4番がすごい演奏でした。この曲は数年前同じエッシェンバッハさん指揮の北ドイツ放送交響楽団の金沢公演でも聞いているのですが,その時よりもさらに表現が濃くなっていました。第1楽章の冒頭はすすり泣くようなゆっくりしたテンポで始まり,第2楽章の後半では弦が深い深い歌を聞かせ...という感じでこの若いオーケストラがエッシェンバッハさんの手足となっていました。第4楽章は特に凄く,最初の方などはホラー映画の音楽を聴くような不気味さがありました。

2曲目のメンデルスゾーンの独奏者のエリック・シューマンさんはとても若い奏者でした。エッシェンバッハさんの指揮同様,冒頭から非常に耽美的でねっとりとした音を聞かせてくれ,”悩める哲学青年(何だか訳のわからない比喩ですが)”という感じの雰囲気を出していました。それを振り切った第3楽章の爽快感も素晴らしいものでした。

アンコールは2曲演奏されました。エッシェンバッハさんについては,「堅物」という印象を持っていたのですが,このアンコールでは,一味違ったユーモアのある一面を見せてくれました。

というわけで,1曲目のハイドン変奏曲を聞けなかったのが残念でした。このオーケストラは,8月1日に石川県音楽文化振興事業団の主催で東京公演を行います。この公演も素晴らしいものになるのではないかと思います。



36. OEK新譜発売 管理人hs [URL]  2005/07/28 (木) 07:40
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でのOEKの公演も無事終わったようですね。

7月27日にはニコラス・クレーマーさん指揮OEKのモーツァルトのレクイエムが発売されました。クレーマーさんとOEKのCD録音は今回が初めてですので,どのように収録されているのか期待したいと思います。

当初,6月末にオリバー・ナッセンさん指揮OEKのCDが発売予定でしたが,これはいつの間にか中止(or延期?)になったようです。



35. Re: シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭 管理人hs [URL]  2005/07/23 (土) 09:56
地元の新聞記事によると,OEKとジェシー・ノーマンさんの公演も無事終わったようです。どういう公演だったのか「Cadenza」などでも紹介してですね。「音楽の友」「モーストリー・クラシック」などの記事にも期待したいと思います。

http://www.shmf.de/



34. 19世紀のブゾーニ 管理人hs [URL]  2005/07/19 (火) 23:53
現在,OEKはヨーロッパに出かけていますが,その間にも金沢ではいろいろ面白そうな演奏会が行われています。N響の篠崎さんを中心とした室内楽の演奏会やピアノラのタンゴを演奏する演奏会など面白そうなものが続いたのですが,連日出歩くのも大変なので,今回はパスしました。

今日は,昨年度ライネッケのピアノ曲の連続演奏会を行った金澤攝さんのリサイタルに出かけてきました。今年度はブゾーニの若い頃の作品を4ヶ月連続で取り上げます。今日はその第1回でした。

ブゾーニは作曲家兼ピアニストとして知られていますが,実際に曲が演奏される機会は多くありません。いちばんよく聞かれるのはブゾーニ編曲のバッハのシャコンヌではないかと思います。そういう意味で,今回のシリーズは大変貴重なものです。

どの曲も10代前半の作品とは思えない,完成度の高さを持っていました。バッハのような雰囲気を基本としながら,多彩な様式を楽しむことができました。その集大成がこの日の後半に演奏された24の前奏曲かもしれません。その名のとおりショパンの曲とまったく同じ発想で書かれている曲ですが,非常に聞き応えがありました。いつものことながら,作曲家に対する情熱を感じさせるような金澤さんの演奏も耳を引き付ける力を持っていました。

今回は,ご常連のお客さんが少なかったせいか(OEKの追っかけをしているのではないかと思います),お客さんの数は多くなかったのですが,平土間に置いてあるピアノを取り囲むようにして聞くスタイルというのも金澤さんのリサイタルの雰囲気にはぴったりです。

第2回目はお盆の頃に行われますので私は行けない可能性が高いのですが,関心のある方はお出かけになってみてください。



33. 小川典子&田部京子ピアノ・デュオコンサート 管理人hs [URL]  2005/07/15 (金) 23:40
今日は小松市まで出かけて,「小川典子&田部京子ピアノ・デュオコンサート」を聞いてきました。昨年出来た「こまつ芸術劇場うらら」に一度行ってみたかったこともあります。車で1時間ちょっとかかりましたが,JR小松駅前という分かりやすい場所にあるのですんなりと到着できました。立地条件は金沢駅前の石川県立音楽堂とほぼ同じです。

このコンサートですが,大変充実した内容でした。ピアノ・デュオのための聞き応えのある曲が並び,お腹一杯おいしいものを食べたような満腹感がありました。特にルトスワフスキのパガニーニの主題による変奏曲は,大変スリリングな演奏でした。豪華絢爛たるラ・ヴァルス,スケール感たっぷりの「惑星」からの3曲など,どの曲も聞き映えがしました。

今回,演奏会の行われた小ホールはリサイタルや室内楽にはちょうど良い大きさのホールでした。天井が高かったので,ダイレクトな迫力のある音だけでなく,間接的な響きもあり,大変聞きやすい響きでした。狭いホールにも関わらず空席が目立っていたのが”もったいない”と感じました。それほど満足できた演奏会でした。



32. シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭 管理人hs [URL]  2005/07/14 (木) 12:42
現在,OEKはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭に出演するためにドイツに出かけていますが,いよいよ7月15日(金)にOEKの登場する演奏会が行われるようですね。

ファンの中には,OEKを追いかけて出かけられている方もいると思いますが,私の方は金沢から応援したいと思います。この音楽祭には有名なアーティストが沢山参加しているようなので,これを機会に,例えばジェシー・ノーマンとかが,金沢公演を行ってくれると良いですね。

音楽祭のホームページは次のとおりです。ドイツ語を読める方はご覧になってみて下さい。

http://www.shmf.de/



31. Re: 安永徹+OEK レイトリー  2005/07/06 (水) 23:45
> 安永さんは,OEK団員の支持も非常に高いことが,ステージ上の雰囲気を見ていてよくわかりました。

やっぱり OEKの音、アンサンブルはすごいなーと感心していました。勝手に 「ヨーロッパへ行く最後の定演だから 皆さん 気持ちが入っているのかなー」などと 思いながら 聴いていました。 安永さんを聴くのはこれで2回目ですが すばらしい演奏を聴くことができ 感激です。



30. 安永徹+OEK 管理人hs [URL]  2005/07/06 (水) 22:31
今日はベルリン・フィルのコンサート・マスターでOEKにも過去2回客演している安永徹さんの弾き振りによる定期公演に出かけてきました。過去2回の定期公演同様,今回の演奏会もOEKの良さを見事に引き出した素晴らしい演奏会でした。

メンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノのための協奏曲,ウォーロックのキャプリオル組曲という珍しいプログラムも面白かったのですが,やはり後半のモーツァルトのプラハが凄い演奏でした。この曲がトリというのは,かなり珍しいと思うのですが,大変聞き応えのある演奏になっていました。

第1楽章序奏部では一音一音に意味がこもったような集中力の高さが印象的でした。前回のジュピターの時同様,オヤっと思わせるようなフレージングが随所にあり,聞いていて知的な好奇心をくすぐられるようなところが沢山ありました。最終楽章は「フィガロの結婚」のような雰囲気があるのですが,今回の演奏は,演奏会のトリらしく,立派な気分も出していました。

前半のメンデルスゾーンは,彼が14歳の頃の作品なのですが,30分以上も掛かる大作で,大変聞き応えがありました。隠れた名作だと思います。市野あゆみさんのピアノは「出しゃばり過ぎないのに主張をしている」という感じで安永さんのヴァイオリン同様,室内楽的な雰囲気にはぴったりでした。

ウォーロックの曲は初めて聞く曲でしたが,レスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」のイギリス版といった感じの曲で大変楽しめました。もう一度,じっくり聞いてみたい曲です。

今回のような,知られざる名曲を紹介してくれるようなプログラミングはOEKのレパートリーを広げていく上でも歓迎したいと思います。今回の演奏会は,ライブ録音していましたので,今からCDが楽しみです。特にウォーロックやメンデルスゾーンはCD録音も少ないので,注目を集めるのではないかと思います。

安永さんは,OEK団員の支持も非常に高いことが,ステージ上の雰囲気を見ていてよくわかりました。これからもOEKに客演をし,知られざる名曲+古典派交響曲」というプログラミングの演奏を聞かせてもらいたいと思います。



29. ラフィネ・ブラスバンド第5回定期演奏会 管理人hs [URL]  2005/06/26 (日) 16:26
今日は知人からもらった招待券でラフィネ・ブラスバンドという県内にあるアマチュアのブラスバンドの定期演奏会に出かけてきました。この団体はその名前のとおり”ブラス”バンドで,すべての楽器(パーカッション以外)が金管楽器でした。イギリス映画に「ブラス!」という素晴らしい作品がありますが,そこに出てくるブラスバンドと全く同じ編成でした。

コルネット,フリューゲルホルン,ユーフォニアム,トロンボーン,チューバ...と音色的に統一感のある楽器だけで演奏されており,全体にとてもまろやかで親密なアンサンブルを聞かせてくれました。

映画でもそうだったように,途中,フリューゲルホルンがソロを取る曲が入ったり,ポップスの曲が入っていたりプログラム的にも変化が付けられていました。ビリー・ジョエルの曲を演奏しても,カルメンを演奏しても,このブリティッシュ・スタイルにはまるとそれらしく聞こえるのがとても良いと思いました。

県内にも吹奏楽関係の団体が沢山ありますが,実はこれまでほとんどその演奏会に行ったことはありませんでした。この団体などは,その中でも独自の個性を持った団体なのではないかと思います。これからもこの路線で活躍をしていって欲しいと思います。私の方も,時には吹奏楽を聴きにいってみようかと思います。



28. 尾崎紀世彦+OEK 管理人hs [URL]  2005/06/24 (金) 22:17
今日は尾崎紀世彦さんが登場したOEKのファンタジー定期に出かけてきました。私にとっての尾崎さんは,「「また逢う日まで」を歌っていたレコード大賞を受賞した歌手」というイメージです。この曲は1970年代前半の熱い空気を伝える名曲です。そのイントロを生で聞いただけで感激しました。

このイントロに乗ってスポットライトの中,尾崎さんが登場するというのは最高にゴージャスです。尾崎さんの声は昔と変わらぬ伸びやかで豊かな声でした。大変堂々とした声なのですが,生で聞くととても軽やかで若々しさを感じました。叫ぶことがないので,どれだけ聞いても疲れません。ずっと歌い続けてきた年輪を感じました。アンコールに歌った曲(これは後でレビューの方で詳しく書くことにします)も見事でした。

歌に加えて,トークの方も楽しめました。モノマネまで見せてくれるとは思いませんでした(誰のモノマネかもレビューの方に書いてみたいと思います)。素晴らしいエンターテイナーだと思いました。

指揮者は榊原栄さんに代わって鈴木織衛さんが登場しました。この鈴木さんのトークも大変滑らかで楽しいものでした。今回のOEKの方は前座という感じでしたが,団員の皆さんも尾崎さんの歌とトークを楽しんだのではないかと思います。



27. Re: ごくろうさまです。 管理人hs [URL]  2005/06/24 (金) 22:00
レイトリーさん
書き込みありがとうございます。この掲示板の方は広告がつかなくて良いのですが,少しシンプル過ぎるかもしれません。

> 携帯の「非表示扱い」が着信した時は「絶対出ない」ことにしている私です(古いですか?)。

実は私は携帯電話を未だに持っていませんのでよくわかりません。最近は携帯電話で音楽を聞けたり,ホームページも見れたりするので関心は出てきているのですが...当面は携帯なしで行こうと思っています。

これからも書き込みよろしくお願いいたします。



26. ごくろうさまです。 レイトリー  2005/06/23 (木) 19:19
携帯の「非表示扱い」が着信した時は「絶対出ない」ことにしている私です(古いですか?)。この非表示処理を思い立ったシステムデザイナーこそが危ない人間ではと、思っています。世の中 わからないことを良いことにして 詐欺まがい、詐欺そのものが横行します。この掲示板だけは ガードしていきたいですね。



25. Re: 掲示板を新しくしました 管理人hs [URL]  2005/06/22 (水) 23:45
> 従来の書き込みもしばらくは参照可能にしておこうと思います。

従来の掲示板は次のページです。
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/oekfan/bbs_plain



23. 掲示板を新しくしました 管理人hs [URL]  2005/06/22 (水) 23:32
このところ変な広告の書き込みが多いので,掲示板を変えてみることにしました。これまでと違い,同一テーマ(スレッド)ごとにタイトルが並ぶような設定にしてありますが,これまで同様お気軽にご利用下さい。

従来の書き込みもしばらくは参照可能にしておこうと思います。