OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)
OEK FAQ 
オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)についての”よくある質問”(Frequently Asked Questions, 「ありそう?」と私が思っているだけですが)に勝手に答えを書いてみました。ご質問のある方,回答されたい方はお知らせ下さい(2007年10月21日改訂)。
  1. OEKはどういうオーケストラ?
  2. 「オーケストラ・アンサンブル金沢」の略称は?
  3. 石川県立音楽堂に車で行くには?
  4. 石川県立音楽堂に自転車で行くには?
  5. 石川県立音楽堂で待ち合わせをするには?時間をつぶすには?
  6. 石川県立音楽堂の中に入ったら注意することは?
  7. 石川県立音楽堂の座席はどこが良いか?
  8. 音楽を聞くマナー,拍手はどうすれば良いのか?
  9. OEKのチケットを買うには?
  10. 定期会員のメリットは?定期会員の種類と内容は?
  11. 定期会員が公演を欠席する場合は?
  12. OEKと共演したい
  13. OEKのCDを買いたい。
  14. 演奏者からサインをもらいたい。
  15. OEKの団員はどういう人たち?


1.OEKはどういうオーケストラ?

演奏会に来て聴いてもらえればわかります―という回答はあまりにも不親切ですので,パンフレットなどに書かれた,OEKのプロフィールなどに良く出てくるフレーズをまず列挙してみましょう。次のようなことがよく書かれています。
  1. 日本初のプロの室内オーケストラ
  2. 故岩城宏之氏が1988年の設立したオーケストラである。
  3. (故に)古典派音楽同様に現代音楽の演奏に積極的である。
  4. 石川県と金沢市が作ったオーケストラである。
  5. 国内のプロオーケストラの中では,外国人の割合が最も高い部類に入る。
  6. 石川県立音楽堂という専用ホールを持つオーケストラである。
一度演奏会に行けばわかる点は,次のような点です。
  1. 女性団員が多い(といっても半々ぐらい)
  2. 若い(or若く見える?)団員が多い
  3. 学校の1クラス分ぐらいの人数である
実際のところ,演奏会に行かないのにOEKに対する具体的なイメージを持つことは難しいと思います。また,出かける前に先入観を持つのも良くないと思います。というわけで,最初に戻ってしまいますが,是非,一度OEKの演奏会に出かけてみてください。



2.「オーケストラ・アンサンブル金沢」の略称は?

ここまで,「OEK」と書いてきて(そして,ホームページの名前からしてOEKfanなので)今更という感じですが,やはり,いちばん一般的なのは「OEK」だと思います。岩城さんが,インタビュー番組の中で「OEK」という略称を使っているのを聞いたことがあるし,オーケストラ・アンサンブル金沢の公式ホームページのURLもhttp://www/oek.jp/です。新聞等の記事の中でも「オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)という記載をよく見掛けます。OEKという英語の略称になっていること自体,このオーケストラの国際性を示していると思います。

ただし,「オー・イー・ケー」というのは,日本人にはちょっと発音しにくいと思います。そのせいか,この略称は,お客さんの方にまではあまり広がっていないようです。「N響」「東フィル」といった感じの,日本語の字面の略称がしにくいのがその原因だと思います。略するとしたら「アン金(あんかな)」になりそうですが,これももう一つ浸透していません。というわけで,呼称としていちばん使われているのは,「アンサンブル金沢」という辺りになると思います(ちょっと長目ですが)。

ちなみに,金沢には,「演劇アンサンブル金沢」という劇団もあります。OEKよりも歴史は長いようです



3.石川県立音楽堂に車で行くには?

OEKの本拠地の石川県立音楽堂は,JR金沢駅のすぐそばにあります(→アクセスマップ)。ホール周辺に駐車場は沢山ありますので,スペース的には十分です。ホールの地下にも駐車場はありますが,それほど台数が入らない上,料金が高いので,車で行く場合は,金沢駅西口の駐車場に停めて,金沢駅の中を突っ切って石川県立音楽堂に行く方がおすすめです。

(その後の情報)石川県立音楽堂地下の駐車場も通常の公演でしたら,かなり余裕があるようで,開演ギリギリでも大体入れます(超満員の公演の時は要注意ですが)。演奏会のために来たお客さんに対しては,料金800円にしているようなのでそれほど高いわけでもありません。歩くのが面倒な方,急いで会場に入りたい方にはおすすめです。

駅西にある駐車場では,西口時計駐車場(文字通りPの字の中に時計のある看板が目印です)がいちばん安く,車の収容台数も多いようです。私が車で出かける時もいつもここに停めています。音楽堂からの距離はその分長いのですが,それでも駅の中を直線的に突き抜けていくと意外に時間はかかりません。5分ぐらいで着くのではないかと思います。かなり割引になるプリペイド・カードもありますので,毎回車で行く人は,このカードを買っておくと良いと思います。

(その後の情報)2006年フォーラスという大型の商業施設が金沢駅前に完成しました。それによって西口時計駐車場がかなり混み合うようになりましたので,ご注意下さい。

その他の駅西の駐車場は,金沢駅ビルにある百番街で買い物をすると割引になります。買い物をするかしないかによって,どの駐車場を使うかが分かれてくると思います。

(その後の情報)西口時計駐車場についても金沢駅百番街で買い物をした場合,割引券が出るようになりました。

ちなみに音楽堂地下の駐車場ですが,短い時間なら無料で駐車できます。入口にははっきり書いてないのですが,30分以内ならば無料で駐車できるようです。ただし,金沢駅東の全日空ホテル前の駐車場は20分間駐車無料ですので(車でお出迎え用スペースなのです),ちょっと音楽堂に用事がある,といった場合はここを利用すると良いでしょう。

駅周辺の各ホテルにも駐車場はありますが,使ったことがないので,よくわかりません。その他,「格安の穴場的な駐車場」もいくつかあるようです。何かお得な情報がありましたらお知らせ下さい。

●参考ページ 金沢市駐車場案内



4.石川県立音楽堂に自転車で行くには?

音楽堂まで自転車で行く場合は,金沢駅の駐輪場に停めるのが良いでしょう?音楽堂のチケットボックスを出たすぐあたりに駐輪場があります。ただし,この駐輪場は夜10時になると締ってしまうので注意が必要です。駅西の方にも駐輪場ができたようです。その他,全日空ホテルの音楽堂側にも駐輪場があります。ちょっと遠いですが,ホテル日航の裏通り側にも駐輪場があります。

あと,これはあまり大きい声では言えないのですが,「どこもいっぱい」という場合は,全日空ホテル横の旧Book Off前の歩道上に停める手もあります。現在Book Offは移転しましたが,進学塾が近くにありますので,デ・ファクト駐輪場という感じになっており,絶えず歩道上に自転車が停まっています。ここに自転車を置いて,全日空ホテルの間の通路と通り抜けるとすぐに音楽堂に着いてしまうので,最後の手段としては,ここを使うのも一つの手です。



5.石川県立音楽堂で待ち合わせをするには?時間をつぶすには?

音楽堂で待ち合わせをするとしたら,金沢駅側入り口前の謎のトロピカル風巨大植物前(右の写真)が良いでしょう。巨大なパイナップルのようですが,椰子の木だそうです。

時間をつぶす方法については,皆さんに(団員の方にも?)ご意見をお聞きしたいところです。いちばん普通に考えられるのは,音楽堂2階のカフェコンチェルトでコーヒーを飲んだりすることです。OEKの定期公演では,演奏45分ぐらい前にプレコンサートとして室内楽演奏を行うのが恒例になっていますので,優雅な気分を味わうことができいます。その他,音楽堂地下の資料室に行って,読書をしたり,CD,DVDを視聴したりすることもできます。

その他,邦楽ホールの前〜チケットボックスの辺りにある,いろいろな展示を見て回るのも良いですね。特におすすめは,勧進帳の人形です。ボタンを押すとかなり細かい芸までしてくれます。

私は,本やCDを探すのが好きなので,上述のBook Offや駅ビルの百番街の中の新星堂+うつのみやに行くこともあります。2004年に開店した金沢駅から武蔵ケ辻に行く途中のリファーレビルにもLibro Booksという大型書店+CDショップがあります。こちらの方が芸術的な雰囲気があり,音楽関係書籍も豊富です。とちらも,少し距離があるのが難点です。

百番街やフォーラスには飲食店もたくさんあります。最近,百番街内のマクドナルドは,音楽堂に非常に近いことに気付きました。演奏会直前に素早くお腹を膨らますには便利ですが,音楽堂の雰囲気とはかなりギャップがあります。音楽堂の対面にある,スターバックスコーヒーの方がその点では良いかもしれません。



6.石川県立音楽堂の中に入ったら注意することは?

邦楽ホールの入口です。石川県立音楽堂は,4階建の建物です。その中に3つのホールがあります。どこのホールに行くのかまず確認する必要があります。コンサートホールへは2階から入ります。邦楽ホールには,金沢駅と逆の方向にある入口から入ります(右の写真)。交流ホールは地下にあり,金沢駅と地下道でつながっています(この前,「能楽堂はどこですか?」という質問をしている人を見かけましたが,以外に邦楽ホールと紛らわしいようです。能楽堂は兼六園周辺にあります。)

コンサートホール側の入口(金沢駅東口から見えます)コンサートホールは3層になっています。喫茶コンチェルトを抜けるとホールの入口がありますが,このフロアがコンサートホールの1階です。つまり,2階席の人は建物の3階へ,3階席の人は建物の4階に上らないといけません。階段の案内サインは,建物の階数が書いてありますので,ホール開館当初はかなり混乱している人が多かったようですが,最近では,「2階席」といった表記も見られるようになったので,間違えることはないでしょう。


エレベータは,ホール入口の左手の方にあります。私は,右へ右へと回りたく習性があるので,左手の方にある,エレベータはつい見落としてしまいます。

3階サイド席2〜3階の座席に入るときは,入口に気をつける必要があります。サイドの席に座る場合は,両サイドの廊下側から入る必要があります。正面の席に一度入ってしまうと,簡単に両サイドには行けませんので注意が必要です。逆に両サイドの席から正面に行くのも至難の技です。







7.石川県立音楽堂の座席はどこが良いか?

音響については好みがあるし,あまり断定的に書くと責任(?)を取らされそうなので「ここがいちばん」という書き方はできませんが,一般的に次の場所はあまり良くないと思います。「庇の下(音が届きにくい)」「前過ぎる座席(全体のバランスがわからない。ソリストや指揮者の熱烈なファン向け?)」。音響の面からいうと3階席も悪くないようです。

視覚的な面からいうと,両サイドの座席は,ちょっと不利になります。特に3階のサイドだと,椅子に深く腰掛けるとステージの半分ぐらいは見えなくなるような場所があります。その代わり,普通の席では見られないような角度からオーケストラを観ることのできる場所もあります。また,ステージに近い方だと,昔の王侯貴族のように他のお客さんからの視線を集めることができるかもしれません。

結論としては,「いろいろな座席で試してみるのも面白いでしょう」ということになります。



8.音楽を聞くマナー,拍手はどうすれば良いのか?

音楽は所詮,娯楽の一つですので,基本的には,公共の場所でのマナーさえ守っていただければあとは自由に楽しめば良いと思います。ただし,クラシック音楽の演奏会場は,通常よりも「静けさ」に対する基準が厳しくなります。例えば,次のような点には十分気をつける必要があります。

  • 携帯電話,アラーム付き時計など,自分の意思とは別にうっかり音が出てしまうものの電源は切っておく。
  • ホール内で飲食はしない。のど飴などは微妙なところですが,飴を包んでいる包装を取る音などは意外に気になりますので,これもダメでしょう。
  • 紙類をガサゴソさせない。入場した後,ビラ類を沢山もらいますが,演奏中はこういったものがノイズの原因になります。その他,カバンの中のものをガサゴソ探している人もいますが,これもノイズになります。不必要な荷物はクロークに預けておくのがスマートでしょう。
  • 演奏中はしゃべらない。席を立たない。この辺になると幼稚園・保育園レベルなのですが...。このことが守れそうにない幼稚園児・保育園児は当然入場することはできないことになります。

と,あれこれ堅苦しい感じはしますが,その分,演奏後の拍手については,盛大な方が良いマナーということになります。もちろん,よくないと思えばしなくても良いのですが,コンクールの審査員をしているわけではないですから,基本的には「楽しもう」という気分で演奏は聞くべきでしょう。某首相のように「感動した」という意思表示を熱烈に示すには「ブラボー」と叫んでも良いでしょう(正確には「ブラーヴォ」というらしいですが)。拍手については,「楽章間に拍手ををしない」という暗黙のマナーはありますが,チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の第1楽章の後など,「当然,拍手だ!」という終わり方なので,結構難しいですね。この辺は,演奏家の方も大目に見てくれるでしょう。

拍手の作法には,なかなか奥の深いものがありますが,大体次のような感じでよいのではないかと思います。
  • 原則:指揮者の手が止まり,残響が消えてから拍手する。
  • 例外:ノリの良い終わり方の曲の時は,フライイング気味でもOK。
  • 時には,曲の途中に手拍子を入れても可(ラデツキー行進曲など)。



9.OEKのチケットを買うには?

石川県立音楽堂ができてからは,OEKの公演のチケットは音楽堂1階のチケットボックス(右の写真)で買うのがいちばん便利になりました。OEK以外の音楽堂で行なわれる公演のチケットはすべて入手できます。演奏会に出かけたときに次の公演の分も買っておくのが良いでしょう。

OEKの公式ホームページから注文できるものもありますが,通常の料金に送金の手数料などがかかりますので,金沢市近辺の人は無理に利用する必要はないでしょう。



10.定期会員のメリットは?定期会員の種類と内容は?

定期会員のいちばんのメリットは,チケットを買いに行く手間が省ける点です。また,1年分まとめて会費を払いますので,1公演あたりの単価も安くなります。定期会員には,フィルハーモニー,マイスター,ファンタジーの3種類がありますが,単価に直すといちばん高額なものでも4000〜3500円になります。会員種別は,大体,次のような感じです。
  • フィルハーモニー(PH)会員:OEKのいちばんベーシックなプログラムです。歯ごたえのあるプログラムが並ぶこともありますが,OEKの実力がいちばん発揮されるともいえます。
  • マイスター(M)会員:PHと同様なのですが,編成が少し大きめのプログラムが演奏されることがあります。公演回数がPHより少ないので,「時々聞きたい人」「時々行ける人」向けのシリーズといえます。
  • ファンタジー(F)会員:OEKがクラシック音楽以外の音楽家と共演したりクラシック音楽以外のレパートリーを演奏するような公演です。近年は,オペラやバレエ公演もファンタジー・シリーズに含まれてきています。日頃,クラシック音楽を聴いていない人に「こういうのどう?」と誘うのに相応しいでしょう。

その他のメリットとしては,次のようなものがあります。
  1. 毎回同じ指定席で聴くことが可能(F会員は毎回同じ場所ではありません)。
  2. 定期公演及び室内楽定期のチケットを会員優待料金で購入できる(自分がすでにあるシリーズの会員の場合,そのシリーズについては対象外)
  3. 音楽堂やOEK主催の公演の多くで一般に先駆け優先予約・優待予約が可能。
  4. 会員証を提示すると,全日航ホテルなどの提携ショップ・レストランやホール内託児所で優待サービスを受けることができます。OEKのCDも割引で購入できます(CD割引は最近はなくなっていますが,会場だと以前のCDをかなり割引で売っています)。
  5. 公演に行けなくなった場合,チケットを別の公演に振替できます(欠席する公演の前日まで申し込む必要があります。席は当日指定になります。)。
  6. チケット振替等で欠席の連絡をした場合,当日のプログラムとドリンク券が送付されてきます。
※定期会員についての情報は,OEK公式ホームページで調べて頂いたほうが確かですので,そちらをご覧下さい。



11.定期会員が公演を欠席する場合は?

せっかく入場券を持っているのに当日行けなくなったら場合,OEKでは事務局まで連絡すれば,そのチケットを別の公演に振替えることが可能です。最近「チケット完売のはずなのにどうして座席が空いているのか?」という疑問が出ているそうです。座席の有効利用のためも,行けない場合は,事務局まで連絡しましょう。

この欠席の連絡ですが,次のいずれかのような特典があります。
  • 他の定期公演に振替(公演前日までに連絡の場合)
  • 謝礼(ドリンク券,プログラム,ご招待券)を送ります(こちらは開演直前受付。招待券の内容は選べません)
※「ファンタジー会員は特典対象外ですがご協力下さい」とのことです。



12.OEKと共演したい

本当に(?)共演したいのなら,子供の頃から音楽の勉強を続け,プロの音楽家になるしかないと思います。OEKは,毎年,北陸新人登竜門コンサートというのを行なっており,オーディションに合格にした方は,4月にOEKと共演することができます。こういう,地元の新人に門戸を開いているオーケストラはあまりないようです。

とりあえず同じステージに立ちたい」というので良いのでしたら,次のような方法があります。下に行くほどやさしい方法です。
  1. OEK合唱団に入る。この「OEKの専属合唱団」に入れば,毎年,レクイエムなどの合唱曲を演奏する時に共演できます。ただし,OEK合唱団に入るためにもオーディションがありますので,歌の素養が必要です。
  2. OEKエンジェルコーラス,石川県ジュニア・オーケストラに入る。どちらも小・中・高校生の団体です。毎年,夏にOEKとジョイントコンサートを行なっています。
  3. ふだん着ティータイムコンサート」に行って,飛び入り指揮者コーナーに参加する。OEKは,ファンのための演奏会も時々開いてくれます。そういう機会を利用すれば,OEKを指揮することも夢ではありません。


13.OEKのCDを買いたい。

OEKのCDは,全国的に発売されているものがほとんどですので,普通のCDショップで購入可能ですが,最近,クラシック音楽のCDは冷遇されていますので,県外のCDショップでは置いてないかもしれません。その場合は,OEK公式ホームページから注文することが可能です(ただし,送料等がかかります)。また,金沢にある有名なクラシックCDショップのクラシック・ヤマチクさんからも大部分は購入できると思います(OEKのCDのうち,ビクターから発売されているものは,CDのクレジットの中にもヤマチクさんの名前が書いてありますね)。

金沢近辺の方でしたら,音楽堂のチケットボックスで買うのがいちばん便利でしょう。当然のことながら,いちばん在庫が沢山あります。定期会員でしたら,少し割引で買うこともできます(ただし,ヤマチクさんのようなサービスカードは付きませんが)。



14.演奏者からサインをもらいたい。

OEKでは,定期演奏会の後,サイン会を行なってくれます。通常は,カフェコンチェルト付近で待っていれば,その辺りで始まります。

サイン会がない場合は,楽屋口に出てくる演奏者を待って,サインをもらうという手があります。楽屋口は2箇所ありますが,大体は,全日空ホテル側から出てきます。有名な演奏家になると,このあたりはサインをねだる人達でいっぱいになります。そういう時は,「臨時サイン会」を楽屋口付近で行なってくれることがあります。

演奏者は,上機嫌のことが多いですが,かなりお疲れの場合もありますので,「何枚もサインをもらう」といったことはしない方が良いでしょう。



15.OEKの団員はどういう人たち?

OEKを応援していると,団員の人たちが,どういう人たちかを知りたくなると思います。上述の「ふだん着ティータイムコンサート」や団員に対するインタビューのあるコンサートなどに行くと,何となく雰囲気がわかると思いますが,いちばん良いのは次の本を読むことです。

クラシック談話室:オーケストラ・アンサンブル金沢の響き/オーケストラ・アンサンブル金沢編;小橋繁好監修.能登印刷,2002.2. \1400. ISBN4-89010-395-3.

団員や,OEKに客演した奏者,OEKを支える人たちのエッセーを読むことができます。これは朝日新聞地方版に連載されていたものですが,ファンとしてはとても興味のある内容となっています。音楽堂のチケットボックスや県内の書店等でお求め下さい(公演パンフレットと同じ大きさになっているのも良いアイデアです。各ページには余白がありますので,サイン帳としても使えそうです。)。