| ２００７ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭「シューベルト・フェスティバル」開幕 |
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２００７ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭のメイン・イベント「シューベルト・フェスティバル」が，１０月２日から７日まで，石川県立音楽堂で行われます。左の写真は９月３０日に撮影したものですが，音楽堂にもいろいろな装飾が施されるようです。
内容も，「ラ・フォル・ジュルネ．．．」顔負けの充実度で（偶然ですが，来年のテーマは，シューベルトのようです），交響曲，歌曲，室内楽．．．密度の高い１週間が楽しめそうです。左の写真にもあるように，ウィーンの酒場をイメージしたような飲食コーナーも設置されるようです。是非，お出かけください。
→シューベルト・フェスティバルの詳細はこちら |
音楽堂周辺はシューベルトの「顔」だらけです。キッズ・コンサートも用意されています。
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■10月３日(水) １９：００〜 石川県立音楽堂コンサートホール
シューベルトの名交響曲：２００７ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭「シューベルト・フェスティバル」
第２２９回定期公演PH 指揮＝大山平一郎
 石川県立音楽堂では，１年おきに特定の作曲家を取り上げる「○○フェスティバル」という企画を行っています。これまでにハイドン，モーツァルトを取り上げてきましたが，今年は「シューベルト・フェスティバル」です。音楽堂内の３つのホールを使ってシューベルトのいろいろなジャンルの曲を取り上げる楽しみなイベントですが，その中の”交響曲部門”がこの定期公演です。
指揮は当初，このフェスティバル自体の監修者でもあるペーター・シュライヤーさんの予定でしたが，体調不良のために来日できなくなり，大山平一郎さんが代理として登場することになりました。大山さんは，ロサンゼルス・フィルの首席ヴィオラ奏者を務めた後，指揮者に転身され，九州交響楽団や大阪シンフォニカーなどの指揮者として活躍されている方です。大山さんがＯＥＫを指揮をされるのは今回が初めてではありませんが，今回は「ソリストなしの交響曲２曲」という堂々たるプログラムですので，大山さんの指揮を楽しむのに最適のプログラムということができます。
大山さんは，ヴィオラ奏者出身ということもあってか比較的地味な指揮者という印象を持っていたのですが，近年，ブラームスの交響曲全集のＣＤを出されるなど，正統派の指揮者としてのキャリアを着実に築きつつあります。この公演でも，その本領を発揮して頂けることでしょう。この公演で演奏されるのは，次の３曲です。
- シューベルト：歌劇「アルフォンゾとエストレルラ」序曲
- シューベルト：交響曲第7番ロ短調「未完成」
- シューベルト：交響曲第8番ハ長調「ザ・グレイト」
■１０月２４日(水) 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
待望の再登場！！
第230回定期公演Ｍ 指揮＝オリヴァー・ナッセン，ヴァイオリン＝アンシ・カルツネン
 10月後半の定期公演は，作曲家としても知られるオリヴァー・ナッセンさんが指揮者として登場します。ナッセンさんがＯＥＫの定期公演に登場するのは，２００４年以来２回目ですが，今回もまた，次のような一味違ったプログラミングを聞かせてくれます。
- ナッセン：２つのオルガナ
- コープランド：「アパラチアの春」組曲
- ブリテン：チェロと管弦楽のための交響曲
この中で「アパラチアの春」は，過去数回演奏されたことはありますが，それ以外の２曲はＯＥＫが演奏するのは初めてだと思います。ナッセンとブリテンが英国の作曲家，コープランドが米国の作曲家ということで，この克明と取り合わせを見るだけで，日本で行われるクラシック音楽の演奏会としては，かなり珍しい選曲だということが分かります。
この中で特に楽しみなのは，ブリテンのチェロと管弦楽のための交響曲という作品です。この曲は，ブリテンが先日亡くなられたチェロの巨匠，ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために書いた作品です。今回は，フィンランドのアンシ・カルツネンさんが独奏者として登場します。この方は現代曲の紹介に積極的に取り組んでいる方ということで，”新しいもの好き”のＯＥＫとの取り合わせも良いのではないかと思います。
その他，10月には次の公演が県外で行われます。
外山雄三＆ＯＥＫ 長野コンサートツァー オール・ベートーヴェンプログラム
10月11日（木）１８：３０〜 長野県民文化会館中ホール ピアノ独奏：久保田千裕
10月12日（金）１９：００〜 松本市ザ・ハーモニーホール ピアノ独奏：東誠三
演奏曲目：ベートーヴェン：コリオラン序曲，ピアノ協奏曲第5番「皇帝」，交響曲第6番「田園」
第7回七尾定期公演
10月28日（日）１６：３０〜 七尾サンライフプラザ文化ホール 本名徹次指揮，森麻季（ソプラノ）
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