このページは，オーケストラ・アンサンブル金沢（略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■10月3日(水) 19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 ファンタスティック・クラシカルコンサート
FAINAL FANTASY 植松伸夫オーケストラ作品集
作曲・構成：植松伸夫 指揮：志村健一
 10月最初のOEKの公演は，オーケストラのプログラムとしては，非常に珍しい内容です。テレビゲーム「ファイナル・ファンタジー」の音楽集です。定期公演ファンタジー・シリーズが，今回からファンタスティック・クラシカルコンサートと呼び名が変わりますので，「さよならファンタジー」とこじつければ，「ファイナル・ファンタジー」という名前も意味が出てきそうです（なかなか洒落た趣向？）。
私自身，全くロール・プレイングのテレビゲームをしたことがないので，どういう音楽なのか全然知らないのですが，「ファイナル・ファンタジー」という”シリーズもの”のゲーム名ぐらいは聞いたことがあります。通常はテレビから聞こえる音楽をライブで聞くというのは，ファンにとっては非常に楽しみなことではないかと思います。
今回の指揮の志村健一さんは，ゲーム音楽を積極的に取り上げている方ということで，金沢のみならず，全国的にも注目の演奏会になりそうです。演奏されるのは次のような曲です。
- ファイナル・ファンタジーⅠ～Ⅲメドレー2002
- 愛のテーマ [IV]
- ティナのテーマ [VI]
- エアリスのテーマ [Ⅶ]
- Love Grows [Ⅷ]
- 親愛なる友へ [V]
- Vamo alla Flamenco [IX]
- ファイナル・ファンタジー メインテーマ
- Liberi Fatali [Ⅷ]
- グインサーガよりグランド・オープニング「運命の糸」
- ザナルカンドにて [X]
- ロストオデッセイ メインテーマ
- ブルードラゴンより「水辺～ピアノとオーケストラのための」
- マリアとドラクゥ [VI]
- 片翼の天使 [VII]
10月中旬～下旬にかけて，OEKはジャズ・トランペット奏者の日野皓正さんと次のとおり，北陸地方の各地で演奏会を行います。指揮は鈴木織衛さんです。
10月13日(土) 15:00開演(14:40開場) 能美市根上総合文化会館 能美市ファミリーコンサート
10月14日(日) 15:00開演(14:30開場) パレア若狭音楽ホール 若狭公演
10月28日(日) 15:00開演(14:30開場) ラポルトすず 珠洲公演
鈴木織衛（指揮） 日野皓正（トランペット） 石井彰（ピアノ）
■10月18日(木) 19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第328回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮：高関健 独奏：ハオチェン・チャン(ピアノ)
 10月後半の定期演奏会には，高関健さんが登場します。高関さんは，どの曲を指揮されてもビシっと引き締まった演奏を聞かせてくれますが，今回は，ベートーヴェンの交響曲第2番を中心に，非常にインターナショナルなプログラムを聞かせてくれます。４曲とも作曲者の国籍が違っています。
その中では，ストラヴィンスキーのバレエ音楽「カルタ遊び」に特に注目しています。恐らく，OEKが演奏するのは初めての曲だと思います。トランプのポーカーを音楽で一体どう描いているのでしょうか？ストラヴィンスキーの新古典主義時代の作品ということで，OEKには，よく合った作品なのではないかと思います。ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」序曲との取り合わせも...ピッタリです。
もう一つの注目は，ソリストとして登場する，ピアノのハオチェン・チャンさんです。この方の演奏は，約２年前のアジア民族音楽フェスティバルで，ショパンの２４の前奏曲全曲の素晴らしい演奏を聞いたことがあります。「ヴァン･クライバーン国際ピアノコンクールで辻井伸行さんと優勝を分け合ったピアニスト」という紹介をされることが多いのですが，その後，どのように成長しているのかとても楽しみです。
- ロッシーニ：歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
- ストラヴィンスキー：バレエ音楽「カルタ遊び」
- ラヴェル：ピアノ協奏曲 ト長調
- ベートーヴェン：交響曲 第2番 ニ長調
■10月21日(日) 15:00開演(14:15開場) 加賀市文化会館
加賀定期公演2012
指揮：藤岡幸夫 ソプラノ：熊田祥子
- モーツァルト：交響曲第41番「ジュピター」
- J.シュトラウス二世：田舎娘に扮するときは(喜歌劇「こうもり」より)
- ドニゼッティ：あたりは沈黙に閉ざされて(歌劇「ランメルモールのルチア」より)
- スッペ：喜歌劇「軽騎兵」序曲 ほか
■10月25日(木) 18:00開演(17:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
JAバンク石川 森山良子&OEKコンサート（ご招待者のみ）
指揮：鈴木織衛，歌： 森山良子
■10月30日(火) 19:00開演(18:30開場) 石川県立音楽堂交流ホール
OEK室内楽理シーズ第34回 もっとカンタ―ビレ
出演：OEKメンバー
今回のもっとカンタービレでは，ストラビンスキーの「兵士の物語」を中心としたプログラムとなります。交流ホールは，ステージと客席が近く，変幻自在な利用法ができますので，演劇的な作品を取り上げるのにぴったりです。今回の兵士の物語については，金沢を中心に活躍されている風李一成さんの構成・台本・演出によるもので，チラシによると「演劇とマリオネットで綴る音楽劇」となっています。以前，金沢市民芸術村で，OEKメンバーによってこの曲が演奏された時とは一味違った公演になりそうです。
その他，プーランクとジョリヴェの作品が演奏されます。このシリーズには珍しく，今回は金管楽器が活躍しそうですね。
- ストラヴィンスキー/兵士の物語（坂本久仁雄（ヴァイオリン），今野淳（コントラバス），遠藤文江（クラリネット），柳浦慎史（ファゴット），藤井幹人（トランペット），渡邉昭夫（打楽器），西岡基（トロンボーン），風李一成
- プーランク/金管三重奏曲（山田篤（ホルン），藤井幹人（トランペット），西岡基（トロンボーン）
- ジョリヴェ/小組曲（古宮山由里（ヴィオラ），岡本えり子（フルート），山本真美（ハープ）
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