このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■10月6日(日) 14:00開演(13:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
2013ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 オラトリオ「天地創造」
カスパル・マンド(指揮),エストニア・ヴォーチェス・ムジカーレス(独唱・合唱)
2013ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭のイベントの一つとして,ハイドンのオラトリオ「天地創造」の全曲が演奏されます。当初はロルフ・ベックさん指揮でシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭合唱団とOEKが共演する予定でしたが,予定が変更となり,今回がOEKと初共演となる,カスパル・マンド指揮エストニア・ヴォーチェス・ムジカーレス(合唱団)との共演となります。
指揮のマンドさんは,25周年を迎えたOEKとほぼ同い年の若い指揮者です。OEKは今年の夏にエストニアで公演を行ってきたばかりですので,ますますエストニアとのつながりが大きくなりそうです。今回は,独唱者もエストニア・ヴォーチェス・ムジカーレスの方が担当します。「北欧の合唱」というと非常にレベルの高い印象があります。今回はロルフ・ベックさんの時とは違った,新鮮な演奏を期待したいと思います。
- ハイドン:オラトリオ「天地創造」(原語上演・日本語字幕付)
10月もOEK設立25周年の県内縦断コンサートが続きます。川北町と能登町はどちらも地元の児童・生徒対象のコンサートとなります。
■10月7日(月) 14:00開演 川北町文化センター
設立25周年県内縦断コンサート川北公演
田久保裕一(指揮) ※関係者のみ(町内中学生対象)
■10月8日(火) 14:00開演 能登町立能都中学校体育館
設立25周年県内縦断コンサート能登公演
田久保裕一(指揮) ※関係者のみ(町内小中学生対象)
小松公演は小松定期公演と兼ねています。10月13日に大阪で公演を行う金聖響さんとの共演で,ウィーン古典派の曲を演奏します。
■10月12日(土) 15:00開演(14:30開場) こまつ芸術劇場うらら大ホール
小松定期公演《秋》設立25周年記念県内縦断コンサート小松公演
金聖響(指揮) ギョーム・ヴァンサン(ピアノ)
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
- ベートーヴェン:交響曲第7番 他
■10月13日(日) 15:00開演 ザ・シンフォニーホール(大阪)
聖響×OEK ウィーン古典派 第3回
金聖響(指揮)
- モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
- ハイドン:交響曲第45番「告別」
- ベートーヴェン:交響曲第7番
■10月17日(土)19:00 石川県立音楽堂コンサートホール
石川県立音楽堂室内楽シリーズ第4回 エキサイティング・バロック!
北谷直樹(チェンバロ),アビゲイル・ヤング(ヴァイオリン),オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー
今年度から新装オープンした「音楽堂室内楽シリーズ」の第4回目には,今回がOEKと2回目の共演となるチェンバロ奏者の北谷直樹さんが登場します。前回登場した時も「エキサイティング・バロック」というサブタイトルどおりの熱い演奏の連続でしたが,今回は1937年生まれのフィリップ・グラスの作品を含むなど,さらに大胆な切り口からの演奏を楽しめそうです。
演奏される曲は次のとおりで,いわゆる「有名作曲家」の作品が全然演奏されない大胆な構成となっています。フィリップ・グラスの作品は,「ヴァイオリン独奏,シンセサイザーと弦楽のための」という楽器編成が指定されていますが,本当にシンセサイザーが出てくるのか?この部分をチェンバロが担当するのか?などいろいろ推測するのも楽しみです。
- ヴェラチーニ/弦楽,オーボエと通奏低音のための序曲 第6番変ロ長調 から
- ヴァレンティーニ/弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 op.7-11 から
- ラモー/コンセール形式によるクラヴサン曲集 から
- ヨハン・クリスティアン・バッハ/チェンバロ協奏曲変ホ長調 op.7-5
- グラス/ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」:ヴァイオリン独奏,シンセサイザーと弦楽のための
■10月19日(土) 15:00開演 のとふれあい文化センター
設立25周年県内縦断コンサート穴水公演
山下一史(指揮) アビゲイル・ヤング(ヴァイオリン) 穴水町の小学5、6年生による合唱団 (穴水町立穴水小学校・向洋小学校)
- ヴィヴァルディ:「四季」より 秋、冬
- ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
- グノー:小交響曲 より
- 合唱とオーケストラの共演 「花は咲く」「世界に一つだけの花」「ふるさと」
■10月20日(日) 15:00開演 加賀市文化会館
設立25周年県内縦断コンサート加賀公演
指揮:山下一史
■10月26日(土) 14:00開演(13:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第342回定期公演マイスターシリーズ
井上道義(指揮)
2013〜14年のOEKの定期公演マイスターシリーズは,ベートーヴェンの交響曲全曲のチクルスになります。その第1回目がこの公演です。OEKにとって,ベートーヴェンの交響曲は定番中の定番ですが,チクルスの形で演奏するのは,1990年代前半に東京の浜離宮朝日ホールで行ったベートーヴェン全集以来かもしれません。マイスターシリーズは,全部が井上さんというわけではないのですが,恐らく,井上道義さんが中心になって「これがOEKだ」という公演をしっかりと聞かせてくれるのではないかと思います。
今回演奏されるのは,シリーズの最初を飾るように第1番。そして,第7番が演奏されます。このシリーズでは,ベートーヴェンの曲だけではなく,現代曲もあわせて演奏されるようです。今回は2007年度にOEKの委嘱で作られた一柳慧の交響曲第7番 「イシカワ・パラフレーズ」が演奏されます。
来年のマイスターシリーズがどういうプログラムになるのかは分かりませんが,年間通しのチクルスになるのかもしれません。その成果の注目したいと思います。
- ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
- ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
- 一柳慧:交響曲 第7番 「イシカワ・パラフレーズ」(2007年度OEK委嘱作品)
■10月30日(水) 19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
ファンタスティック・クラシカルコンサート
島田歌穂、石丸幹二が魅せる華麗なるミュージカルの世界
石丸幹二(歌) 島田歌穂(歌)竹本泰蔵指揮
10月末のファンタスティック・クラシカルコンサートは,島田歌穂さんと石丸幹二さんをゲストに招いてのミュージカル作品を中心としたプログラムになります。色々なジャンルのアーティストと共演しているOEKですが,ミュージカル歌手との共演は意外に少ないかもしれません。プログラムには(この分野,私はほとんど聞いたことはないのですが)「レ・ミゼラブル」「エリーザベト」など新しいミュージカル作品の曲も含まれているようです。ミュージカルには,固定的な熱いファンが多いので,スター歌手による生の声をじっくり聴けるコンサートとして,新しいファン層へのアピールができるのではないかと思います。
- 時が来た(「ジキル&ハイド」より)
- メモリー(「キャッツ」より)
- トゥナイト(「ウェストサイド・ストーリー」より)
- オン・マイ・オウン(「レ・ミゼラブル」より)
- 愛と死の輪舞(「エリーザベト」より) ほか
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