OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2014年5月の演奏会  今後の予定 backnumber


■5月18日(日)15:00 石川県立音楽堂コンサートホール
第13回北陸新人登竜門コンサート<ピアノ部門>
ピアノ:木米 真理恵,塚田尚吾 指揮:井上道義金聖響

毎年,4月か5月に行われている北陸地方の新人演奏家発掘のための恒例のコンサートです。今回はピアノ部門で,木米真理恵さんと塚田尚吾さんの2人が登場し,OEKと協奏曲を演奏します。演奏されるのは,次の2曲です。

  • サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(塚田尚吾)
  • グリーグ:ピアノ協奏曲(木米真理恵)

このコンサートも今回で13回目となりますが,これらの2曲がこのコンサートで演奏されるのは,初めてです。サン=サーンスの方は,今年の3月に石川県ピアノ協会主催の「ピアノ協奏曲の午後」で聞いたばかりの作品です。今回は京都市立芸大2年の塚田尚吾さんによる演奏です。塚田さんの演奏は,昨年のラ・フォル・ジュルネ金沢の「ピアノの日」公演で聞いた記憶があります。その時のリストの「死の舞踏」のスケールの大きな演奏は強く印象に残っています。今回はサン=サーンスということで,華やかさのある演奏を楽しませてくれそうです。

グリーグの方は,ポーランドのショパン音大大学院とイモラ音楽院に在籍されている木米真理恵さんによる演奏です。こちらの方も,やはり3月に宮谷理香さんの演奏で聞いたばかりです。この時は石川県ジュニアオーケストラとの共演でしたが,今回はこの曲を取り上げる機会がそれほど多くないOEKとの共演(若干編成を大きくしているのだと思います)ということで,OEKファンとしても大変楽しみです。

演奏時間的には,この2曲だけだと「やや短め」なので,もう1曲ぐらい演奏される可能性もあるかもしれません。

ちなみに今回のオーディションについては,次の記事をご覧ください。今回は仲道郁代さん,アビゲイル・ヤングさん,そして井上道義さんが審査をされました。
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2014/02/13.html

このお二方にとっては,今後,ピアニストとしてのキャリアを広げていくための大きな一歩となる公演になることでしょう。



■5月21日(水)19:00 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 ファンタスティック・クラシカルコンサート
奇跡のソプラニスタと銀盤の名曲集 
指揮:奥村伸樹 歌:岡本知高


ラ・フォル・ジュルネ金沢の行われる5月は,通常の定期公演は行われず,その代わりにファンタスティック・クラシカルコンサートが行われます。今回はソプラニスタの岡本知高さんをゲストに招いて,次のとおり「フィギュア・スケートの音楽」を中心とした曲が演奏されます。

  • ムーア/パリの散歩道
  • ハチャトゥリアン/バレエ音楽「仮面舞踏会」〜「ワルツ」
  • ラヴェル/ボレロ
  • .バッハ/G線上のアリア
  • モリコーネ/ニューシネマパラダイス
  • アームストロング:ロミオ+ジュリエット 他

この中でもっともタイムリーな選曲はやはり,「パリの散歩道」でしょうか。ソチ五輪での羽生選手の伝説的なショートプログラム(ほとんどパーフェクトの演技)の曲として一気に注目を集めた曲です。もともとはクラシックの曲ではないので,どのようにアレンジされているのかも楽しみです。

ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」の方は,バンクーバー五輪で浅田真央選手がショートプログラムで使った曲として有名になりましたね。「ボレロ」は,世界フィギュアスケート選手権のテレビ中継の時のテーマとして,岡本さんの歌入りのバージョンが何度も流れていた記憶があります。が,今年に限れば,ソチ五輪の女子フリーでイタリアのカロリーナ・コストナー選手が使っていた曲の印象強いかもしれません。コストナー選手は,銅メダルだったのですが,この演技もまた未来に残るような演技だったと思います。

というわけで,今回はオリンピック・イヤーに相応しい曲の数々を楽しめそうです。もちろん,”カウンターテナーよりもさらに高い”岡本知高さんの声も楽しみです。



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2001年9月6日開設