OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2015年2月の演奏会  今後の予定 backnumber


■2月1日(日) 14:00開演(13:00開場) 白山市松任文化会館
白山市誕生10周年記念「白山市の第九」

山下一史(指揮),石川公美(ソプラノ),串田淑子(アルト),笛田博昭(テノール),青山貴(バリトン)
白山市の第九特別合唱団,白山市内小学生特別合唱団

いわゆる「平成の大合併」のピークが2005年頃ということで,北陸地方でも昨年末ぐらいから「10周年記念」というイベントがよく行われています。その時に演奏されるのが第9ということで,OEK+地元合唱団というパターンが多いようです。今回の「白山市の第9」は,おなじみ山下一史さんが指揮。ソリストには,石川県ではおなじみの石川公美さん,串田淑子さんが登場します。男声ソリストの方も実力十分の若手歌手2人です。特にバリトンの青山貢さんは,2013年びわ湖ホールの「ワルキューレ」でヴォータンを歌った方で,個人的に注目している歌手の一人です。

合唱団は白山市の第九特別合唱団と白山市内小学生特別合唱団です。この日は第9以外にも「ふるさとの四季」(この曲も盛り上がる曲ですね)が歌われますので,小学生の合唱団の方はこちらに登場するのかもしれませんね。

ちなみに「白山市民の歌」は,木下牧子さん作曲というのも注目です。

  • 木下牧子:白山市民の歌
  • 源田俊一郎:ふるさとの四季
  • ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付」



■2月6日(金) 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 ファンタスティック・クラシカルコンサート ヴァレンタイン・ポップス

藤野浩一(指揮・編曲),小原孝(ピアノ)


今年最初のファンタスティック・クラシカルコンサートは,藤野浩一さんの指揮・編曲,小原孝さんのピアノによる,映画音楽を中心としたプログラムです。「ヴァレンタイン・ポップス」というタイトルどおり,恋愛ドラマが中心のようです。

小原さんは,現在,NHK-FMの「弾き語りフォーユー」という番組に出演されていますが,クラシック,歌謡曲,J-POP,洋楽から民謡や童謡まで,幅広いジャンルの音楽を自在にアレンジするピアニストとして人気を集めています。

今回のプログラムも非常に多彩です。藤野浩一さんのアレンジとともに楽しみです。

  • レット・イット・ゴー(映画「アナと雪の女王」)
  • アン・アフェアー・トゥ・リメンバー(映画「めぐり逢い」)
  • ラヴァー(R.ロジャース作曲)
  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(映画「短くも美しく燃え」)
  • ショパン:ノクターン作品9-2(映画「愛情物語」)
  • ラヴ・ストーリー(映画「ある愛の詩」)
  • 映画「ロミオとジュリエット」組曲
  • アルフィー(映画「アルフィ」)
  • イマジン(レノン作曲)死ぬのは奴らだ(マッカートニー作曲)
  • 雨に濡れても(映画「雨に濡れても」)
  • ストリングス・オン・ファイア(マンシーニ作曲)
  • アズ・タイム・ゴーズ・バイ(映画「カサブランカ」)
  • アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー(映画「シェルブールの雨傘」)
  • アメリカンTVアドヴェンチャー



■2月7日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂交流ホール
朝日新聞presents vol.4 OEKおしゃべりクラシック 金管で奏でるヴァレンタイン

トランペット:藤井幹人, 堀田実亜, ホルン:金星眞, トロンボーン:中村友子, チューバ:木村徳仁


OEKのメンバーのトークとともに室内楽を楽しむ「おしゃべりクラシック」シリーズの第4弾は,トランペットの藤井さんとホルンの金星さんを中心とした金管アンサンブルです。演奏される曲は,「ウエストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」など有名なミュージカルのメドレーが中心です。

  • ウェストサイド物語〜マリア,トゥナイト
  • サウンド・オブ・ミュージック〜エーデルワイス,ドレミの歌
  • サティ:ジュ・トゥ・ヴ 他





■2月8日(日) 14:00開演(13:30開場) サンポートホール高松 大ホール
■2月10日(火) 19:00開演(18:15開場) ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ

ベートーヴェンと三人の女たち

西村雅彦(語り),松井直(第1ヴァイオリン),原三千代(第2ヴァイオリン),石黒靖典 (ヴィオラ),大澤明(チェロ),新井鴎子(構成)

俳優の西村雅彦さんとOEKメンバーによる,トークを交えた室内楽の演奏会です。内容は次のとおりで,2013年5月に石川県立音楽堂で行われた内容と同様です。

《第1部:ベートヴェンと三人の女たち》
人気俳優・西村雅彦の語りとアンサンブル金沢メンバーの珠玉の演奏で、ベートーヴェンの謎に迫る!
ピアノソナタ「悲愴」第2楽章/交響曲第9番ニ短調より「歓喜の歌」/弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」第4楽章 ほか

《第2部:カルテットーーーク!》
弦楽四重奏団メンバーと西村雅彦による楽しいトークを交えた名曲プログラム。



■2月15日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第361回定期公演PH

指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団(犀川裕紀(合唱指揮)),立川清子(ソルヴェイグ),高橋洋介(ペール・ギュント),相田麻純(アニトラ),吉田和夏、柴田紗貴子、林よう子(山の魔女たち),村松恒矢、井口達(泥棒と密売人),天沼裕子(独唱指導),風李一成(語り)


年度末のフィルハーモニーシリーズには,毎年OEK合唱団が登場しています。これまでは宗教曲を歌うことが多かったのですが,今年は趣きを変えて,グリーグの「ペール・ギュント」の戯曲全幕が演奏されます。「ペール・ギュント」は,通常は,オーケストラのみによる組曲版で演奏されることが大半ですので,定期演奏会で全幕が取り上げられる機会は大変珍しいのではないかと思います。石川県立音楽堂での上演ですので,演奏会形式だと思いますが,かなり多数の歌手やナレーターが登場しますので,聞きごたえ,見ごたえのある冒険物語が展開されるのではないかと思います。

今回のもう一つの注目は,指揮者としてクリスチャン・ヤルヴィさんが登場することです。クリスチャン・ヤルヴィさんは,エストニア出身のアメリカ人指揮者で,同じく指揮者のネーメ・ヤルヴィさんの末子です。ヤルヴィといえば,近年はパーヴォ・ヤルヴィさんが世界的に大活躍していますが,その弟ということになります(10歳年下のようです)。

近年,北欧出身の指揮者が大変多いのですが,その中でも特に注目されているヤルヴィ一族の指揮者ということで,どういう音楽を聞かせてくれるのか楽しみにしたいと思います。

  • グリーグ:劇音楽「ペール・ギュント」作品23(全5幕:ドイツ語&一部日本語字幕付)



■2月22日(日) 午前の部11:00〜 午後の部14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
クラシック for キッズ:オーケストラといっしょにファミリーコンサート

うた:神埼ゆう子,うたとダンス:いとうまゆ,
指揮:松井慶太,管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢


OEKは定期的に子供向けの演奏会を行っています。今回は神崎ゆう子さん,いとうまゆさんの歌やダンスを中心とした演奏会です。演奏される曲は次のような感じで,子供のための「定番曲」から昨年大ヒットした「アナ雪」や「妖怪ウォッチ」まで,多彩な曲が用意されています。全席自由で,2歳以下のお子さんは「膝上無料」とのことです。

  • おもちゃのチャチャチャ
  • 楽しいね
  • 君の名前
  • さんぽ
  • ありがとうの花
  • アナと雪の女王
  • ようかい体操第一
  • ぼよよん行進曲 ほか



■2月28日(土) 15:00開演(14:00ロビー開場) 金沢歌劇座
石川県音楽文化振興事業団・金沢芸術創造財団・東京芸術劇場共同制作公演
喜歌劇「メリー・ウィドウ」金沢公演


茂山童司(演出・台本),ミヒャエル・バルケ(指揮)

OEKは,他の劇場との共同制作の形で毎年のようにオペラを上演していますが,今回は昨年の「こうもり」の続編のような形で,喜歌劇「メリー・ウィドウ」が上演されます。個人的には,「いつやるか?今年こそ?」と思っていた待望の作品です。

昨年の「こうもり」は,東京に舞台を移していましたが,今回の「メリー・ウィドウ」は,東南アジアにある架空の国「ポンテヴェドロ」の大使館で開催されるパーティ会場で物語が展開されます。セリフもドイツ語と日本語が混在する形になるようで,日本人歌手は日本出身者役として演じるようです。その点では,昨年の「こうもり」と同様ですが,今回は金沢歌劇座での上演であること,演出が狂言の世界で活躍している茂山童司さんであることが大きな違いです。

歌手は,小林沙羅さん,小川里美さんなど,昨年と主要メンバーはほぼ同様の金沢ではお馴染みのメンバーです。そして,スペシャルゲストとして,今回もメラニー・ホリデーさんが登場します。親しみやすいメロディに溢れた,ロマンティック・コメディということで,どなたでに気軽に楽しめる公演になると思います。

公演は,まず2月22日に東京芸術劇場で読売日本交響楽団の演奏で行われます。北陸新幹線が開通すれば,こういう公演はさらに行いやすくなりますので,是非,シリーズ化していって欲しいと思います。

  • レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」全3幕 (原語&一部日本語上演、字幕付き)

主な配役は次のとおりです。

セバスチャン・フップマン(ミルコ・ツェータ,ポンテヴェドロ国の東京駐在公使)
小林沙羅(ヴァランシエンヌ,ツェータの妻(日本出身))
ペーター・ボーディング(ダニロ・ダニロヴィッチ,大使館の書記官)
小川里美(ハンナ・グラヴァリ,日系ポンテヴェドロ人で資産家の未亡人)
ジョン・健・ヌッツォ(カミーユ・ド・ロジヨン,フランス人)
城宏憲(カスカーダ,日本人)
晴雅彦(ラウール・ド・サンブリオシュ,日本人)
戸田ダリオ(ニェーグシュ,大使館の参事官)
メラニー・ホリディ(スペシャルゲスト)
メリー・ウィドウ特別合唱団 他




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2001年9月6日開設