OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2015年10月の演奏会  今後の予定 backnumber

■10月3日(土) 14:00開演 (13:30開場) 福島市音楽堂 大ホール (福島)
福島公演:珠玉の名曲コンサート

指揮:三ツ橋敬子 , ヴァイオリン:前橋汀子

昨年,井上道義さんが病気療養中だった時,代役でラ・フォル・ジュルネ金沢2014に登場したのが若手指揮者,三ツ橋敬子さんでした。OEKの福島公演では,この三ツ橋さんとベテラン・ヴァイオリン奏者,前橋汀子さんが福島市で共演します。

演奏されるのは,ベートーヴェンの7番とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を中心としたプログラムです。OEKが繰り返し演奏してきた7番を三ツ橋さんがどう聞かせるのか?50年以上に渡って演奏活動を行っている,前橋さんがどういうメンデルスゾーンを聞かせるのか?色々な点で楽しみな公演です。

  • ベートーヴェン/序曲「コリオラン」ハ短調 作品62
  • メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
  • ベートーヴェン/交響曲 第7番 イ長調 作品92



■10月7日(水) 14:00開演 (13:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
北陸新幹線開業記念 Afternoon Special Concert
谷村新司プレミアムコンサート「北陸ロマン」with OEK

歌:谷村新司,指揮:竹本泰蔵

OEKは,クラシック音楽以外のアーティストとの共演を多数行っています。10月14日が「鉄道の日」ということもあり,今回は北陸新幹線開業記念の演奏会となります。登場するのは,日本を代表するシンガーソングライター,谷村新司さんです。谷村さんがOEKと共演するのは,初めてのことです。

今回は北陸新幹線キャンペーンソング「北陸ロマン」に加え,JRが国鉄だった時代のキャンペーンソング「いい日旅立ち」も歌われます。この曲は,今も歌われ続けて,旅の定番曲となっています。「クラシック音楽」と呼んでもよい曲ですね。

その他,谷村さんのアリス時代のヒット曲を含め,おなじみの曲が沢山演奏されます。オーケストラとの共演で聞く,「チャンピオン」や「昴」はスケール感たっぷりの演奏になりそうです。OEKの指揮をするのは,竹本泰三さんです。

  • エルガー/威風堂々
  • チャンピオン,風の子守歌〜あしたの君へ,群青,昴、いい日旅立ち、北陸ロマン ほか

※ SS券には,ANAクラウンプラザホテルまたは金沢都ホテルのランチ券も付いているとのことです(コンサート当日のみ利用可)



■10月11日(日) 14:00開演(13:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
OEK×花咲くいろは「ぼんぼりオーケストラ」in 金沢

指揮:竹本泰蔵
伊藤かな恵(声優・松前緒花役),小見川千明(声優・鶴来民子役),豊崎愛生(声優・押水菜子役),戸松遥(声優・和倉結名役),能登麻美子(声優・輪島巴役)
児童合唱:OEKエンジェルコーラス


オーケストラ・アンサンブル金沢は,数年前からアニメの音楽を取り上げる演奏会を時々行っています。石川県が舞台として登場する「花咲くいろは」については,この時期,金沢市の湯涌温泉でアニメにちなんだ「ぼんぼり祭り」の開催が定着してきており,OEKがこのアニメの音楽を演奏するのも2年連続ということになります。

今年の「ぼんぼり祭り」は10月10日に行われますので,この日に向けて全国から「聖地巡礼」のファンが金沢に集まった後,このコンサートに流れ込む(?)という段取りになっているようです。

内容については,よく分かっていないのですが...次のとおりです。声優が勢揃いということで,通常のクラシック音楽の演奏会とはかなり違った形で盛り上がることでしょう。

  • 岡田麿里(シリーズ構成・脚本)書き下ろし
  • 「花咲くいろは」キャストによる新作朗読劇
  • オーケストラ・アンサンブル金沢による花いろ劇伴楽曲演奏
  • Ray of Light ぼんぼり夜 fromはなのいろ
  • キャスト全員によるトークコーナー



■10月20日(火) 14:00開演 (13:30開場) 石川県立音楽堂交流ホール
朝日新聞 presents OEKおしゃべりクラシック Vol.2

フルート:岡本えり子, 松木さや,ピアノ:田島睦子


朝日新聞とOEKの共催による「おしゃべりクラシック」シリーズ。2015年度の第2弾は,OEKの2人のフルート奏者が登場します。OEKのフルート奏者は,OEKの設立当初から上石薫さんと岡本えり子さんのお2人が活躍されていましたが,数年前に上石さんが定年で退団された後は,しばらく空席になっていました。

その席に今年から座ることになったのが,松木さやさんです。定期公演でのソロ,室内楽公演での活躍などで,既にOEKファンにはお馴染みの方です。

このお2人がおしゃべりを交え,2本のフルートの作品を中心に楽しませてくれる演奏会です。

  • ドップラー/アンダンテとロンド 作品25
  • ショッカー/2本のフルートのための3つの舞曲
  • J.S.バッハ/2本のフルートと通奏低音のためのソナタ BWV1039 ほか



■10月24日(土) 14:00開演 (13:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第368回定期公演マイスターシリーズ
指揮:アレクサンダー・リープライヒ , ピアノ:萩原麻未


2015/2016シーズンのOEK定期公演マイスターシリーズには,「ショパンと友人たち」というテーマがあり,毎回プログラムには,ショパンのピアノとオーケストラのための作品が組み込まれています。数年前のラ・フォル・ジュルネ金沢と似た雰囲気があり,初期ロマン派の作品を1年間通じて楽しむことができます。

今回は,ショパンのピアノ協奏曲第1番が演奏されます。やはり,シリーズ第1回はこの曲で始まるのが良いですね。ピアノ独奏は,数年前のジュネーヴ国際コンクールで優勝した萩原麻未さんです。萩原さんは,過去数回,金沢市で演奏会を行ったことはありますが,OEKとの共演は今回が初めてだと思います。

萩原さんは,「のだめ」と同じパリ国立高等音楽院で勉強していたこともあり,「リアル・のだめ」と呼ばれたりします。今回演奏されるショパンのピアノ協奏曲第1番は「のだめカンタービレ」でも登場した曲ですので,その点でもイメージにぴったりの選曲といえます。

後半ではストラビンスキーの「プルチネルラ」が演奏されます。この曲は,OEKの編成にあった作品で,かなり前に数回,定期演奏会で演奏されたことはありますが,石川県立音楽堂に本拠地が移ってから,演奏されるのが初めてかもしれません。

指揮は,アレクサンダー・リープライヒさんです。リープライヒさんがOEKを指揮するのは,今回が2回目です。リープライヒさんは,昨年6月のベートーヴェン・チクルスでOEKを指揮するはずだったのですが,急病でアンドレアス・デルフスさんに交替になりました。

「プルチネルラ」は,バロック時代の組曲を現代的に蘇らせた曲です。前回のOEKとの共演では,リープライヒさんはしっかりとした硬質な音楽を作る人という印象がありました。今回はどういう音楽を聞かせてくれるのか,楽しみに期待したいと思います。

  • メンデルスゾーン/序曲「美しいメルジーネの物語」作品32
  • ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
  • ストラヴィンスキー/バレエ組曲「プルチネルラ」



■10月29日(木) 19:00開演 (18:15開場) こまつ芸術劇場うらら (石川)
2015ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 金聖響×OEKベートーヴェンを聴くin小松 小松定期公演「秋」
指揮:金聖響


石川県小松市では,毎年,春と秋に定期公演を行っています。秋公演の方はベートーヴェンの交響曲シリーズになっており,昨年秋の第1番と第8番に続き,おなじみ金聖響さんの指揮で第4番と第7番が演奏されます。

この第4番と第7番の組み合わせといえば,随分前,カール・ベームがウィーン・フィルと初めて来日公演を行った際のプログラムだったことを思い出します。実演で聞いたわけではなく,FM放送で聞いたのですが,「クラシック音楽の聞き始め」だったこともあり,個人的には大変懐かしい取り合わせです。

カルロス・クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団の1980年代後半の来日公演もこの組み合わせでしたね(このときは「こうもり」序曲も入っていましたが)。

どちらも躍動感のある終楽章で終わりますが,第4番のアポロ的気分と第7番のディオニソス的気分の取り合わせは,大変魅力的な取り合わせです。OEKとベートーヴェンの交響曲全集のCD録音を残している,金聖響さんらしい,こだわりの音楽を楽しませてくれることでしょう。

  • ベートーヴェン 交響曲第4番 変ロ長調 作品60
  • ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 作品92





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2001年9月6日開設