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このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■2月7日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第373回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮・チェンバロ:北谷 直樹
テオルボ&バロックギター:高本 一郎,ヴァイオリン:アビゲイル・ヤング(OEK),フルート:岡本えり子(OEK)
OEKの特徴は,オーケストラ的な性格と室内楽的な性格を兼ね備えている点です。そのことこにより,フル編成のオーケストラの定期公演では取り上げられることの少ない,バロック音楽を中心とした比較的小編成な公演が組み込まれることがあります。定期公演バロックシリーズという感じで,エンリコ・オノフリ,マックス・ポンマー,そして,マルク・ミンコフスキといった世界的に有名なアーティストが「常連」のような形で登場しています。
その常連の一人と言っても良いのが,北谷直樹さんです。北谷さんが定期公演に登場すること自体は初めてなのですが,「室内楽シリーズ」には2度登場しています。特に2013年10月の公演で演奏された,グラスのヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」(これはバロック音楽ではありませんが)は,アビゲイル・ヤングさんの白熱のヴァイオリンと相俟って,大変エキサイティングでした。この公演は,交流ホールで行われましたが,今回はコンサートホールですので,また違った雰囲気で聞かせてくれるのではないかと思います。
今回も,バロック音楽の中に現代曲が1つだけ紛れ込んでいるのも北谷さんらしいところです。北谷さんは,先日引退を表明したニコラウス・アーノンクールに師事している方ということもあり,アイデアに溢れた演奏を聞かせてくれるのではないかと期待しています。
共演するソリストは,OEKメンバーの2人に加え,テオルボ及びバロックギターで高本一郎さんも参加します。高本さんもすっかり常連メンバーですね。
- ハイニヒェン/ シンフォニア ヘ長調 S.209「モーリッツブルク」
- ヘンデル /「水上の音楽」第3組曲 ト長調 HWV350
- J. S. バッハ/ フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1044
- ラザール/ヴァイオリンとチェンバロのためのバレエ組曲(2014)から
- ラモー/ 「アバリス、またはボレアド」組曲
※当初予定されていた,バッハのチェンバロ協奏曲 ト短調 BWV1058は,フルート,ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲に変更になりました。
■2月11日(木・祝) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 ファンタスティック・オーケストラコンサート スウィートバレンタイン
ヴァイオリン:宮本 笑里 指揮:角田 綱亮 司会:朝岡 聡
OEKでは,毎年バレンタインデーの前後に演奏会を行っています。その趣旨(?)からして,気軽に楽しめるスイートな内容が多いのですが,今回はファンタスティック・オーケストラコンサートとして,ヴァイオリンを中心とした公演が行われます。
ソリストとして登場するのは,宮本笑里さんです。宮本さんは,日本を代表するオーボエ奏者として有名だった宮本文昭さんの娘さんということで,2代連続でのOEKとの共演ということになります。
今回のテーマは,「名曲にまつわる恋のエピソードと共にスイートな調べをお届けします」ということで,トークの方も楽しめそうです。司会は朝岡聡さんです。演奏会は前半が「クラシック音楽編」,後半が「映画音楽編」となっており,次のような曲が演奏されます。指揮は,過去「オーケストラの日」公演などで,OEKをしている角田鋼亮さんです。
第1部 恋愛力アップ!クラシック編
- モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
- サティ/ジュ・トゥ・ヴ
- エルガー/愛の挨拶
- モンティ/チャールダーシュ
- ワーグナー/ジークフリート牧歌
第2部 恋愛力アップ!映画音楽編
- シェルブールの雨傘
- ニュー・シネマ・パラダイス
- 太陽がいっぱい
- サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
- ブラームス/交響曲第3番から
- ベートーヴェン/交響曲第8番から
■2月14日(日) 14:00開演(13:30開場) 富山県大山文化会館
合唱団おおやま結成20周年記念 OEK with 合唱団おおやま 定期公演
山下一史 指揮,金岡淳子(ソプラノ),吉田碧(アルト),近藤洋平(テノール),渡辺洋輔(バリトン),合唱団おおやま
OEKと毎年共演している富山県にある合唱団おおやまの結成20周年を記念した演奏会です。この合唱団は,毎年のようにいろいろなレクイエムを共演しているのが大変ユニークです。今年はその総決算という感じで,モーツァルトのレクイエムが演奏されます。指揮はこの合唱団の定期公演の常連でもある,山下一史さんです。
- ヘンデル 「メサイア」より ハレルヤコーラス
- ドブロゴス 「ミサ」より キリエ
- モーツァルト レクイエム ニ短調 K.626 ほか
■2月23日(火) 14:00 交流ホール
朝日新聞 presents vol.4 OEKおしゃべりクラシック アンサンブルへの招待状
OEK第2ヴァイオリンメンバー(江原 千絵,ヴォーン・ヒューズ,原 三千代,若松みなみ,ヴィルジル・ドゥミヤック),白河俊平(ピアノ)
OEKメンバーによるトークを交えた室内楽コンサート「おしゃべりクラシック」シリーズの第4回は,OEKの第2ヴァイオリン・パート総出演という,ありそうでなさそうな編成による演奏会です。
弦楽器による室内楽といえば,弦楽四重奏が定番ですが,ヴァイオリンばかり5人というのは,珍しいのではないかと思います。日頃は第1ヴァイオリンの下で(音域が下ということです),比較的地味な活動に従事することの多い第2ヴァイオリンの皆さんが,華やかに活躍する機会となりそうです。
演奏されるのは次のような曲目です。OEKお得意のシュニトケや野平一郎編曲によるシャコンヌなど,ヒネリの効いたプログラムも大変楽しみです。
- クラーク/トランペット・ヴォランタリー
- シュニトケ/Moz-Art (Nach KV.416)
- バッハ=野平一郎/シャコンヌ 他
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