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このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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ラ・フォル・ジュルネ金沢2016 自然と音楽〜ナチュール
<会期>2016年4月28日(木)〜5月5日(木・祝)
<会場>石川県立音楽堂・金沢市アートホール ほか北陸エリア(福井・石川・富山)
今年のラ・フォル・ジュルネ金沢のテーマは,「自然と音楽〜ナチュール」です。「作曲家しばり」がない分,例年以上に,多彩な名曲がずらりと並んでいます。
今回,OEKは音楽祭用に人数を増強して演奏する際は,「オーケストラ・アンサンブル金沢祝祭管弦楽団」という名称で出演しています。年1回のお祭りならではの面白い試みだと思います。
プログラム等の詳細は次からどうぞ http://www.lfjk.jp
■5月11日(水)19:00〜 本多の森ホール
ロック×OEK スーパーセッション
出演: 河村隆一、シシド・カフカ、真矢、SUGIZO、TOKU、バカボン鈴木、宮本貴奈、竹本泰蔵指揮オーケストラ・アンサンブル金沢
北陸新幹線開業1周年イベントとして「石川ロックサミット」というイベントが行われます。そのオープニングを飾るのが,ロック×OEK スーパーセッションです。ロックとジャズのスーパー・セッション・バンドにオーケストラが加わる,「一夜限りの夢のライブ・コンサート」です。
登場するのは...知らない人たちばかりです。チラシの情報をそのまま引用しましょう。
「LUNA SEAの3人のメンバー(河村隆一,真矢,SUGIZO)にMUCCのミヤ,ジャズ界のプリンスTOKU,モデル・女優としても価値訳しているドラマ―兼ヴォーカリストのシシド・カフカが加わり...」
とのことです。
演奏予定曲は次のような曲です(編曲は宮本貴奈)。
- スペース・オディティ(デヴィッド・ボウイ)
- サウンド・アンド・ヴィジョン(デヴィッド・ボウイ)
- カム・トゥゲザー(ビートルズ)
- 想い出のロックン・ローラー(ジェーン・バーキン)
- アンジー(ローリング・ストーンズ)
- ライフ・オン・マース(デヴィッド・ボウイ)
- 夜のストレンジャー(フランク・シナトラ)
- I for you(LUNA SEA)
- スターマン(デヴィッド・ボウイ) 他
フランク・シナトラの曲がロックなのかは謎ですが,ラ・フォル・ジュルネ金沢に続いての新しい金沢の音楽イベントとなっていくのか,注目したいと思います。
■5月15日(日) 15:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢第15回新人登竜門コンサート <管・打楽器 声楽部門>
指揮:井上道義, ティンパニ:伊藤拓也,ソプラノ:中宮永莉香,サクソフォン:小川卓朗
毎年,4〜5月に行われている北陸地方の新人演奏家発掘のための新人登竜門コンサート。第15回目となる今回は管・打楽器 声楽部門です。いちばん多彩な部門です。
今回は,ティンパニの伊藤拓也さん(桐朋オーケストラアカデミー修了),ソプラノの中宮永莉香さん(石川県内灘町出身),サクソフォンの小川卓郎さん(白山市出身)の3人が登場します。演奏されるのは,次のとおりです。
- 伊藤拓也 N.ラバンサー:ティンパニ協奏曲「OBI」
- 中宮永莉香 ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」〜世のむなしさを知る神, ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」〜エルナーニ,私を奪いとってください
- 小川卓朗 イベール:アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲 他
いずれもOEKの定期公演で演奏されたことのない曲ばかりですが,そのこともまたこのコンサートの楽しみの一つです。演奏時間的には,この曲以外にもOEK単独で演奏される曲もあると思いますが,それもまた楽しみです。
参考ページ:石川ロック・サミット
■5月17日(火) 19:00 石川県立音楽堂交流ホール
音楽堂室内楽シリーズ第1回 〜私のお気に入り・天才モーツァルト〜 華麗な演奏と音楽家が語るモーツァルトの魅力!
出演:高橋多佳子(ピアノ)、OEKメンバー(坂本久仁雄,ヴィルジル・ドゥミヤック(ヴァイオリン),石黒靖典(ヴィオラ),大澤明(チェロ),松木さや(フルート),加納律子(オーボエ),遠藤文江(クラリネット),金星眞(ホルン)
今年度の音楽堂室内楽シリーズの第1回は,原点に立ち返るような感じでモーツァルトの室内楽曲や器楽曲が演奏されます。「私のお気に入り」ということで,以下のとおり,OEKメンバーのお気に入り曲が続々登場するようです。こうやって見ると,結構マニアックな曲が揃っていますね。
もう一つの注目は,高橋多佳子さんのピアノです。橋さんは,宮谷理香さんとのデュオ・ピアノなどで金沢でもお馴染みの方ですが,金沢での単独公演というのは,意外に珍しいことです。どういうモーツァルトを聞かせてくれるか楽しみにしたいと思います。
- モーツァルト/フルート四重奏曲第1番
- モーツァルト/ディベルティメント第11番ニ長調,K.251「ナンネル七重奏曲」
- モーツァルト/ピアノ・ソナタ第11番イ長調,K.331「トルコ行進曲付き」から
- モーツァルト/ピアノ三重奏曲変ホ長調,K.498「ケーゲルシュタット」
■5月21日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第376回定期公演マイスターシリーズ〜ショパンとシューマン、メンデルスゾーン〜
指揮:ジャン・レイサム=ケーニック ピアノ:菊地 裕介
ショパンのピアノ協奏曲的作品をプログラムに入れるのが「お約束」となっている定期公演マイスターシリーズですが,今回の公演では,若手ピアニストの菊池裕介さんをソリストに招き,シューマンのピアノ協奏曲とショパンのポーランドの歌による幻想曲が演奏されます。
ショパンのこの幻想曲は滅多に演奏されない作品ということで,どういう曲なのか楽しみですが,やはり名曲中の名曲のシューマンを,菊地裕介さんがどういう解釈で聞かせてくれるかが注目です。
もう一つの注目は,今回の指揮者,ジャン・レイサム=ケーニックさんです。この方は,OEKの定期公演の会場が石川県立音楽堂に移る前の最後の定期公演(このときは,金沢市観光会館(現金沢歌劇座)で行われました)を指揮された方です。その後,石川県立音楽堂に定期公演の会場が変わってからは,2003年に行わ荏た「第150回定期公演」に登場しています。こちらは「キリ番」ということで,節目節目に登場されている指揮者です。
後半では,レイサム=ケーニックさんの指揮でメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」の音楽が演奏されます。ショパンとその同時代の作曲家という,大変まとまりの良いプログラムになっています。5月下旬ということで,メンデルスゾーンのこの曲の雰囲気にぴったりの夜になりそうです。
- ショパン:ポーランドの歌による幻想曲
- シューマン:ピアノ協奏曲
- メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」より
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