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このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■1月12日 (土) 開演 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第410回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
〈ニューイヤーコンサート2019〉
リーダー&ヴァイオリン: フォルクハルト・シュトイデ

OEKの2019年最初の演奏会は,恒例のニューイヤーコンサートです。今回は,昨年に続いて,ウィーン・フィルのコンサートマスター、フォルクハルト・シュトイデさんの弾き振りでモーツァルトの作品とシュトラウス・ファミリーの音楽が演奏されます。どちらもウィーンに縁の深いシュトイデさんお得意のプログラムと言えます。
前半に演奏されるモーツァルトの作品は,交響曲第1番とヴァイオリン協奏曲第4番です。どちらも新春の気分にぴったりの明朗な作品です。後半のシュトラウス・ファミリーの作品については,昨年演奏された曲と重ならない曲となっています。プログラムの最後は,シュトラウスの曲でも,最も立派な雰囲気のあるワルツ「皇帝円舞曲」となっていますが...当然,お決まりのあの曲とあの曲が演奏されることでしょう
この公演については,音楽堂の職員の皆さんも着物や正装で登場するなど,会場の雰囲気も通常の定期公演と一味違った華やかな感じになります。今回は,「和装でニューイヤー!」ということで,「チケットをご購入いただいた上で,「和装」でご来場いただいたお客様には、石川県立音楽堂チケットボックスにて使用いただけます「音楽堂マネー」2000円分を進呈!」ということのようです。また,終演後は、ステージ上で写真撮影も可ということになるようです。
恒例の「茶菓工房たろう」特製の「OEKオリジナルどら焼き」は,今回は「会場にて販売予定」ということです。無料配布ではないようですが,個人的にはノープロブレム。これがないと金沢のニューイヤーは物足りないかもしれませんね。
ウィーン・フィル シュトイデの弾き振り
- モーツァルト/交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
- モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
華やかなシュトラウス・ファミリーのワルツ&ポルカ
- ヨハン・シュトラウスU世/歌劇「ジプシー男爵」序曲
- ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「休暇旅行で」op.133
- ヨハン・シュトラウスU世/ポルカ「クラップフェンの森にて」op.336
- エドゥアルト・シュトラウス/ポルカ「人が笑い生きるところ」op.108
- ヨハン・シュトラウスU世/ワルツ「愛の歌」op.114
- ヨハン・シュトラウスT世/ギャロップ「ため息」op.9
- ヨハン・シュトラウスU世/ポルカ「ハンガリー万歳!」op.332
- ヨハン・シュトラウスU世/ワルツ「皇帝円舞曲」op.437
このニューイヤーコンサートは,次のとおり,富山県の射水市と東京でも行われますので,お近くの方は,是非お愉しみください。
- 1月13日(日) 開演 14:00 アイザック小杉文化ホール
- 1月15日(火) 開演 19:00 紀尾井ホール
http://www.oek.jp/event/1056-2
■1月14日(月祝) 開演 14:00〜 浦安音楽ホール
ニューイヤーコンサート 浦安公演: 工藤重典&オーケストラ・アンサンブル金沢メンバーによる木管五重奏
工藤重典(フルート) 加納律子(オーボエ) 遠藤文江(クラリネット) 柳浦慎史(ファゴット) 金星眞(ホルン)
ニューイヤーコンサート東京公演に便乗するような形で,フルートの工藤重典さんを交えて,OEKの管楽器メンバーによる室内楽公演が行われます。こういう試みは初めてかもしれません。木管五重奏の楽しさを存分に味わえるような演奏会を期待できそうです。
- ヴィヴァルディ/フルート、オーボエ、ファゴットのための協奏曲 ト短調 RV103
- ハイドン/ディヴェルティメント 変ロ長調
- モーツァルト/五重奏曲 ハ短調 K.406
- ロッシーニ/木管四重奏曲 第1番 ヘ長調
- イベール/3つの小品
- ヴェルディ/「運命の力」(木管五重奏版)
http://www.oek.jp/event/1585-2
■1月20日(日) 開演 14:0 0
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」富山公演 オペラ×ダンスの邂逅。
総監督・指揮:井上道義,演出・振付 :森山開次
OEKは2018年11月にヴェルディの歌劇「リゴレット」公演に参加したばかりですが,今度はモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を取り上げます。過去,ハイライト版(落語との共演版)での演奏は聞いたことはありますが,全曲を演奏するのは,今回が初めてかもしれません。
前音楽監督の井上道義さんが「総監督・指揮」という点も楽しみですが,サブタイトルに「オペラ×ダンスの邂逅」と書かれているとおり,ダンスの要素が沢山盛り込まれた,冒険的な公演になる点が特に注目だと思います。その振り付けと演出を担当するのが,石川県立音楽堂での公演でもおなじみの森山開次さんです。歌手や合唱団以外に,オーディションで選ばれた10人のダンサーが登場します。
井上さん指揮によるモーツァルトのオペラといえば,数年前に金沢などで上演された「フィガロの結婚」を思い出しますが,今回もまた,かつてなかったような「ドン・ジョヴァンニ」を楽しませてくれそうです。歌手については,過去OEKと共演したことのあるような日本人歌手の皆さんが,海外からのドン・ジョヴァンニを迎え撃つ(?)ような形になります。前回の「フィガロ」に続いて,「異文化交流」型上演になるのか,その辺にも注目したいと思います。
ちなみに今回は日本語上演。チラシの情報によると,「外国人の2人も日本語はペラペラ」とのことです。
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全幕(新演出、英語字幕付、日本語上演)
- ドン・ジョヴァンニ :ヴィタリ・ユシュマノフ
- レポレッロ :三戸大久
- ドンナ・アンナ :橋絵理
- 騎士長 :デニス・ビシュニャ
- ドンナ・エルヴィーラ:鷲尾麻衣
- オッターヴィオ :金山京介
- ツェルリーナ :小林沙羅
- マゼット :近藤 圭
- ダンサー:浅沼 圭、碓井菜央、梶田留以、庄野早冴子、中村里彩、引間文佳、水谷彩乃、南帆乃佳、山本晴美、脇坂優海香
- 合唱: Giovanni Ensemble Toyama 副指揮 :辻 博之
http://www.oek.jp/event/1634
■1月26日 (土) 開演 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オーケストラ・アンサンブル金沢 第411回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:ポール=エマニュエル・トーマス,ピアノ:松田華音

1月公演の定期公演には,フランスの若手指揮者ポール=エマニュエル・トーマスさんが登場します。OEKを指揮されるのも初めてだと思います。ピアノ独奏として登場する若手ピアニスト,松田華音さんとの共演も初めてだと思います。松田さんについては,ドイツ・グラモフォンからCDが数枚発売されるなど,近年注目のピアニストとして活動の場を広げていますが,指揮者のトーマスさんについては,実は初めてお名前を聞く方です。次のような公式Webサイトはあり,そこから動画へのリンクはありますが,日本語での情報が見つかりません。
http://www.paulemmanuelthomas.com/about.php
今回のプログラムは,コダーイのガランタ舞曲の後に,ラヴェルの曲が2曲ということで,色彩感豊な音楽を楽しませてくれるのではないかと思います。「マ・メール・ロワ」が,全曲版というのも嬉しいですね。
松田さんは,2017年の秋に金沢で一度リサイタルを開いていますので,それ以来の金沢ということになります。ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調は,OEKが演奏する機会の多い作品で,過去,色々なピアニストとの共演を聞いてきましたが,松田さんはどういった解釈を聞かせてくれるのか,楽しみにしたいと思います。
- コダーイ/ガランタ舞曲
- ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
- ラヴェル/マ・メール・ロワ(全曲版)
http://www.oek.jp/event/1057-2
■1月29日 (火) 開演 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
石川県立音楽堂室内楽シリーズ Vol.4: チェロ・アンサンブル・スペシャル

I Cellisti di Kanazawa(ルドヴィート・カンタ,大澤明,早川寛,ソンジュン・キム),福野桂子,佐古健一(チェロ)
石川県立音楽堂室内楽シリーズ,2018年度の第4回は,OEKのチェロ奏者たちによるアンサンブル,I
Cellisti di Kanazawaのメンバーによる,「チェロ尽くし」の夕べです。I Cellisti
di Kanazawaというネーミングは,おそらく「いいチェリスト」との掛詞だと思いますが,いつものお馴染みのOEKのメンバーによるアンサンブルです。もちろん,OEKの名誉団員でもあるルドヴィート・カンタさんも加わっています。今回はこの4人に加え,福野桂子さんと佐古健一さんを加えた,6人編成による演奏となります。
チェロは音域も広いので,伴奏から主旋律まで,全部チェロでまかなえしまいます。プログラムを見ると,「オーケストラのプログラム?」と思えるほどですね。金沢ならではの,リラックスしていながら,内容の充実したプログラムになりそうですね。
- シュトラウス,JII/喜歌劇「こうもり」序曲
- グリーグ/ホルベルク組曲
- ポッパー/レクイエム
- ビゼー/カルメン組曲
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