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このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■11月07日(木) 19:00〜 こまつ芸術劇場うらら 大ホール
小松定期公演《秋》パーセル、モーツァルト&ロッシーニ バロック?古典アリア集
出演:沖澤のどか(指揮),小泉詠子(メゾソプラノ)
年に2回行われているオーケストラ・アンサンブル金沢の小松定期公演,秋公演の方は,つい先日,ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したばかりの沖澤のどかさんが登場します。プログラムの方は前半がディーリアスとフォーレ,後半は石川県出身のメゾ・ソプラノ,小泉詠子さんとの共演で,バロック〜古典派時代のオペラのアリアが演奏されます。
交響曲が入っていないので一見地味目のプログラムですが,OEKの良さとメゾ・ソプラノの魅力をゆったりと楽しめる内容になりそうです。
- ディーリアス/春初めてのカッコウを聞いて
- フォーレ/組曲「マスクとベルガマスク」作品112
- パーセル/歌劇《ディドとエネアス》Z. 626より 序曲
- パーセル/歌劇《ディドとエネアス》Z. 626より 私が土の下に横たわる時
- モーツァルト/歌劇《フィガロの結婚》K. 492より 自分で自分がわからない
- モーツァルト/劇《フィガロの結婚》K. 492より 恋とはどんなものかしら
- ロッシーニ/歌劇《アルジェのイタリア女》より 愛する彼のために
http://www.oek.jp/event/2241-2
■11月17日(日) 15:00〜 七尾市文化ホール 大ホール
七尾定期公演:コーラスとオーケストラで贈る懐かしい日本の歌
出演:角田鋼亮(指揮),ベイビー・ブー(ボーカル・グループ)
小松公演に続いて,OEKの七尾公演の方は,男声5人によるボーカルグループ,ベイビー・ブーとの共演です。かつて,ダークダックス,ボニージャックス,デュークエイセスといった男声ボーカルグループが活躍していた時代がありますが,その魅力を再度リバイバルさせるような感じで活動しているのが,ベイビー・ブーのようです。OEKと一緒に演奏するのは,いずれも皆で口ずさめるような曲ばかり。かつての「うたごえ喫茶」の気分を味わえる演奏会になりそうです。
前半,能登の自然を意識したように,「音の風景画」のような曲が並んでいます。特に,2003年にOEKの委嘱で作られた渡辺俊幸さんの交響的幻想曲「能登」が注目でしょうか。指揮は角田鋼亮さんです。
- ベートーヴェン/交響曲第6番 へ長調 作品68「田園」〜第1楽章
- シュトラウス, J.II/クラップフェンの森にて 作品336
- メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」作品26
- 渡辺俊幸/交響的幻想曲「能登」(2003年OEK委嘱作品)
- デンツァ/フニクリ・フニクラ
- 大中寅二/椰子の実
- 万城目正/リンゴの唄
- 遠藤実/高校三年生
- 都志見隆/花が咲く日は
- 村井邦彦/翼をください ほか
http://www.oek.jp/event/2244-2
■11月24日(日) 14:00〜 金沢歌劇座
しんわ 神々のハーモニー:フラとオーケストラで綴る舞踊劇、古の物語
出演:松村秀明(指揮),篠井英介,山崎阿弥(語り部),アーロン・J・サラ(音楽構成、作詞・作曲、ピアノ、歌),スノーバード・プアナニパオアカラニ・ベントー(歌、フラ),ナ・レイ・プアラニ・フラスタジオ(フラ)
数年前にもOEKとフラダンスが共演する演奏会が行われましたが,今回は金沢歌劇座での共演ということで,さらに規模の大きなステージになるようです。チラシによると「ハワイの神話を題材とした音楽とフラをハワイアンミュージシャンとオーケストラの演奏で表現」とのことです。ハワイに加え,日本の神話も紹介するということで,篠笛や洋舞も加わります。語り部として,篠井英介さんの出演。指揮は松村秀明さんです。
http://www.oek.jp/event/2106-2
■11月28日(木) 19:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
第422回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
出演者:川瀬賢太郎(指揮),津田裕也(ピアノ)

ムソルグスキーもう一つの展覧会。津田裕也のショスタコーヴィチ2番
「展覧会の絵」といえば,ピアノ独奏によるオリジナル版に加え,ラヴェル編曲によるフル編成オーケストラ版が大変有名ですが,今回OEKが演奏するのは,ジュリアン・ユー編曲による室内オーケストラ版です。この版は,以前,故岩城宏之さんが取り上げたことがあり,CD録音も行われています。
今回の演奏会は,常任客演指揮者の川瀬賢太郎さんがその「伝説のアレンジ」をリバイバルさせる公演と言えます。これに呼応するかのように演奏されるのが,金沢では,指揮者としてもお馴染みだったオリバー・ナッセンがムソルグスキーの作品を編曲した「ムソルグスキー・ミニアチュアズ」。ナッセンさんは巨大な体格にも関わらず,非常に繊細は音楽を作られていましたが,そのエッセンスが楽しめるのではないかと思います。
もう一つの注目がショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番です。OEKはピアノ協奏曲第1番の方は何回も何回も演奏していますが(7月の定期公演で,辻井伸行さんのピアノ,ルシエンヌさんのトランペットで取り上げられたばかり),第2番の方は...もしかしたら定期公演で取り上げられるのは今回が初めてでしょうか? こちらは,ARDミュンヘン国際コンクールで特別賞を受賞し,ヨーロッパなどで活躍しているた津田裕也さんとの共演です。
というわけで,今シーズンの定期公演のプログラムの中でも特に冒険的かつOEKにぴったりといった内容を期待できそうです。
- ナッセン/ムソルグスキー・ミニアチュアズ (1978)
- ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品102
- ムソルグスキー(J.ユー編曲)/展覧会の絵−室内オーケストラのための (2002)
http://www.oek.jp/event/1965-2
https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=1965
■11月30日(土) 15:00〜 能美市根上総合文化会館音楽ホール タント
第13回能美市ファミリーコンサート:加藤登紀子 with オーケストラ・アンサンブル金沢
出演者:鈴木織衛(指揮),加藤登紀子(ヴォーカル),能美市合同女声合唱団(合唱)
11月のOEKの公演は,石川県内をあちこち巡っている感じですが,その最後を締めるのが能美市公演で,ベテラン歌手の加藤登紀子さんと共演します。お馴染みの曲に加え,「栄冠は君に輝く」が入っていますが...この曲の作詞者の加賀大介さんは,能美市出身。昨年,その記念映画が作られましたが,その時に歌を担当したのが加藤登紀子さん。今回はご当地での共演ということになります。地元のたつのくちコールクレール,さわやかコーラス,はまゆうコーラスによる合同女声合唱団も出演。指揮はお馴染みの鈴木織衛さんです。
- 百万本のバラ物語
- 古関裕而/栄冠は君に輝く
- 時には昔の話を
- 難破船
- アルフレッド・ハウゼ/愛のくらし
- モノー/愛の讃歌
- 三木たかし/終わりなき旅
- LOVE LOVE LOVE ほか
http://www.oek.jp/event/2235-2
■10月31日(木) 19:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
第421回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮,ピアノ:ラルフ・ゴトーニ

10月最後の定期公演には,5年ぶりの登場となるフィンランド出身の指揮者兼ピアニスト,ラルフ・ゴトーニさんが登場し,ハイドン,プロコフィエフ,ベートーヴェンの作品を取り上げます。この中のハイドンのピアノ協奏曲については,ゴトーニさんの弾き振りによる演奏になります。ハイドンの交響曲では,第83番「めんどり」が演奏されます。同じように見えて,それぞれに工夫がなされている,ハイドンの交響曲をいろいろと楽しめるのも,OEKの定期公演の特徴の一つです。
演奏会の最後には,ベートーヴェンの交響曲第8番が演奏されます。それに加えて楽しみなのが,プロコフィエフ作曲、バルシャイ編曲の「束の間の幻影」です。約1分ほどの短い小曲を集めた神秘的なピアノ曲集をオーケストレーションしたもので,OEKが演奏するのは初めてのことだと思います。
こうやって並べると,オーケストラの編成的にも地味目な印象がありますが,その分,OEKの編成にぴったりのプログラムと言えそうです。
- ハイドン/ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob. XVIII-11
- ハイドン/交響曲 第83番 ト短調 Hob. I-83「めんどり」
- プロコフィエフ(バルシャイ編)/束の間の幻影 作品22
- ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
(詳細)
http://www.oek.jp/event/1964-2
https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=1964
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