OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2020年1月の演奏会  今後の予定 backnumber

■1月11日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
第423回定期公演フィルハーモニー・シリーズ ニューイヤー・コンサート 2020
指揮: ユベール・スダーン, ソプラノ: 森麻季, ヴァイオリン: アビゲイル・ヤング

2020年最初のOEK定期公演は,ユベール・スダーンさん指揮によるニューイヤー・コンサートです。ニューイヤーコンサートといえば,シュトラウス・ファミリーのワルツやポルカというのが定番ですが,今回は,その要素も残しながらも,森麻季さんのソプラノをフィーチャーした,バラエティに富んだ曲目が演奏されます。

最初にまず,モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の序曲とアリアが演奏されます。ここで歌われるアリアは,ドンナ・アンナのアリアということで,軽めの声質の森さんが歌うのは珍しいレパートリーなのではないかと思います。どういう歌唱を聞かせてくれるのか楽しみです。森さんはその他,お得意のヘンデルのアリアも聞かせてくれます。特に人気ソプラノ歌手の森さんのファンには,聞き逃せないプログラムとなりそうです。

OEK単独では,モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークの一部,ヴィヴァルディの「冬」の一部,オッフェンバックの「パリの喜び」の一部...と有名な曲の抜粋が色々と演奏されます(「冬」のヴァイオリンどくそうは,コンサートミストレスのアビゲイル・ヤングさんのようです)。取り合わせの妙に期待したいと思います。

最後の3曲は,ヨハン・シュトラウス2世の音楽。スダーンさんは,2019年の楽都音楽祭でも楽しげな雰囲気を盛り上げてくれていましたので,今回も大いに盛り上げてくれそうです。

  • モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 K.527
  • モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より むごい女よ!言わないで、私の愛しい人よ
  • モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525より
  • ヴィヴァルディ 四季 冬より
  • ヘンデル 歌劇「アタランタ」」より いとしの森よ
  • ヘンデル 歌劇「セルセ」より 序曲、ジーグ、なつかしい木陰よ(オンブラ・マイ・フ)
  • ヘンデル 歌劇「リナルド」より 涙の流れるままに
  • オッフェンバック(ロザンタール編曲) バレエ音楽「パリの喜び」より
  • モンティ チャールダーシュ
  • J.シュトラウス2世 田園のポルカ op.276
  • J.シュトラウス2世 ポルカ「雷鳴と電光」op.324
  • J.シュトラウス2世 ワルツ「美しく青きドナウ」op.314

(詳細)
http://www.oek.jp/event/1966-2
https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=1966

同様の公演は,次の都市でも行われます。

1月12日(日)14:00〜 富山県射水市公演 アイザック小杉文化ホール ラポール
1月13日(月)15:00〜 大垣公演 大垣市スイトピアセンター文化ホール
1月15日(水)19:00〜 東京公演 紀尾井ホール ラポール




■1月19日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:渡辺一正
ドラゴンクエストコンサート


OEKには定期公演シリーズ以外にも,色々とシリーズ化されている公演があります。POPカルチャーシリーズもその一つです。今回はテレビゲーム「ドラゴンクエスト」の音楽が取り上げられます。実は...このジャンルについては,私自身ほとんど知識を持っていないのですが,その私でも知っているのが「ドラゴンクエスト」です。かなり以前,作曲者のすぎやまこういちさんがOEKの指揮台に登場した演奏会もありましたが,それの続編のような内容でしょうか。全国の「ドラゴンクエスト」ファンにとっても聞き逃せない公演になりそうです。

  • すぎやまこういち/交響組曲「ドラゴンクエストXI」過ぎ去りし時を求めて

(詳細)
http://www.oek.jp/event/2252-2
https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=2252







■1月25日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
第424回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:マキシム・パスカル, ヴァイオリン:ユージュン・ハン, ピアノ:アルフォンス・セミン


1月末のOEK定期公演マイスターシリーズに登場するのは,OEKと初共演となるフランスの指揮者マキシム・パスカルさんです。パスカルさんはオペラの指揮者としてヨーロッパ各地で活躍されているようですが,それと同時に現代の音楽も積極的に取り上げている,注目の指揮者です。

今回のプログラムも前半は,新ウィーン楽派のベルクの室内協奏曲と,世界初演となる狭間美帆さんの「南坊の誓い」です。狭間さんは2018〜19年のOEKのコンポーザー・オブ・ザ・イヤー。その委嘱作品ということになります。狭間さんは,ビッグバンド・ジャズの作曲・編曲者として活躍されていますが,その活動はジャンルの枠に納まらないのではないかと思います。今回の作品はどういう曲になっているのか?クラシック音楽好き,ジャズ好きのどちらからも注目の公演になると思います。

ベルクの室内協奏曲では,ヴァイオリンのユージュン・ハンさんとピアノのアルフォンス・セミンさんがソリストとして登場します。パスカルさんはル・バルコンという室内オーケストラと,ベルリオーズの幻想交響曲の室内オーケストラ版という,凄いCD録音を出していますが,調べてみるとユージュン・ハンさんもそのレコーディングに参加しています。この録音同様,大胆な演奏を期待できそうです。

演奏会の最後は,2020年が生誕250年となるベートーヴェンの交響曲第2番。パスカルさんは,若々しい演奏を聞かせてくれるのか,一捻りある演奏を聞かせてくれるのか。こちらも楽しみです。

  • ベルク 室内協奏曲 作品8
  • 狭間美帆 南坊の誓い(OEK新曲委嘱作品、世界初演)
  • ベートーヴェン 交響曲 第2番 ニ長調 作品36

(詳細)
http://www.oek.jp/event/1967-2
https://ongakudo.jp/ev_oek?ev_id=1967


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2001年9月6日開設