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 OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
2020年10月の演奏会  今後の予定 backnumber

■10月2日(金) 19:00〜 / 10月3日(土) 17:00〜 石川県立音楽堂 交流ホール特設ステージ
音楽堂・演劇フェスティバル第1部 演劇「葵上」
出演:鳥の劇場,演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー
音楽:千住明,演出:中島諒人

三島由紀夫「近代能楽集」の中の演劇「葵上」に千住明が音楽を付けたものを,中島諒人演出で上演。室内楽編成のOEKメンバーが出演します。ちなみに10月4日(日)は,「音楽堂・演劇フェスティバル第2部」として,観世流能「隅田川」が同じ場所で上演されます。こちらには観世流人間国宝の大槻文蔵さんが出演します。



■10月3日(土) 14:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
第433回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:高関健,ヴァイオリン:成田達輝

コロナ禍対策のため新様式で行っている2020/2021の定期公演ですが,10月最初の公演は,当初予定してたユーリ・バシュメットさん(指揮とヴィオラ)が来日できなくなりましたので(非常に残念),OEKとは初共演となる成田達輝さんのヴァイオリンとお馴染みの名匠・高関健さんの指揮による公演に変更になりました。

プログラムの方は後半のモーツァルトの交響曲第40番はそのままで,前半の協奏曲の方がヴァイオリン協奏曲に変更になります。OEKが公演を再開した後,考えてみるとモーツァルトの後期交響曲を集中的に聞いています(35番,41番,39番)。すべて指揮者が違うのも面白い点です。今回,久しぶりに登場する,高関さんがどういうモーツァルトを聞かせてくれるのか大変楽しみです。40番には色々な版があり,高関さんは特に楽譜へのこだわりが強い指揮者だと思いますので,一味違ったモーツァルトになるのではと思います。

協奏曲の方は,40番とおなじト短調であるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番が演奏されます。ソリストの成田さんは,いしかわミュージックアカデミーやラ・フォル・ジュルネ金沢などで,金沢で演奏したことはあるのですが,OEKとは初共演。成田さんと同世代には,三浦文彰さん,郷古廉さん,山根一仁さんといった男性ヴァイオリン奏者がいます。それぞれ国際的なコンクールで上位入賞されており,OEKとも共演済ですが,成田さんは,ロン=ティボー国際コンクール,エリザベート王妃国際音楽コンクール,仙台国際音楽コンクールでいずれも第2位を受賞。満を持しての共演ということになります。プロコフィエフのこの曲は,20世紀の音楽としては,非常に分かりやすい作品で,モーツァルトの取り合わせも良いと思います。成田さんがどういう音を聞かせてくれるのか楽しみにしています。

  • プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調, op.63
  • モーツァルト/交響曲第40番ト短調, K.550 ほか

https://www.oek.jp/event/2516-2



■10月08日(木) 19:00〜 こまつ芸術劇場うらら 大ホール
小松定期公演〈秋〉
指揮:山下一史,ソプラノ:腰越満美,バリトン:高橋洋介

今年の小松定期公演秋,小松市政施行80周年記念協賛事業として行われる,モーツァルト・アリア集を中心としたプログラムです。既にOEKとのオペラ公演でも共演したことのある,腰越満美さん,高橋洋介さんが充実の歌を聴かせてくれそうです。うららのホールは,それほど広くないので,迫力がしっかりと伝わってくるのではないかと思います。

  • バルトーク/ルーマニア民俗舞曲
  • モーツァルト/歌劇《フィガロの結婚》より序曲/愛の神よご照覧あれ/もう飛ぶまいぞこの蝶々/訴訟に勝っただと?/ひどいやつだ!
  • モーツァルト/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より序曲/酒が頭に回るまで/窓辺においで/知っていたら教えて/手を取り合って


https://www.oek.jp/event/2944



■10月11日(日) 14:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
石川県立音楽堂ポップカルチャーシリーズ2020 ゲームを彩るオーケストラ 植松伸夫作品集
指揮:松元宏康, ビデオ出演(予定):植松伸夫(作曲家)

数年前から時々行っているポップカルチャーシリーズ,今回は植松伸夫作品集。全国的に見ても注目を集めそうです。



https://www.oek.jp/event/2947



■10月22日(木) 19:00〜 石川県立音楽堂 コンサートホール
第434回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮:マルク・ミンコフスキ → 井上道義 ※指揮者が交替になりました

この公演は,当初,「ミンコフスキ×OEK ベートーヴェン全交響曲演奏会」の1回目の公演として,ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番が演奏される予定でしたが,新型コロナウィルスの影響で,ミンコフスキさんの来日の見通しが立たないため,指揮者をOEKの前音楽監督で桂冠指揮者である井上道義さんに変更し,「アンコール!スウィート」と題した,全く別の公演として行われることになりました。

ミンコフスキさんによるベートーヴェン・チクルスは今シーズンのいちばんの目玉でしたので,これが仕切り直しになったことは残念ですが(案内によると,仕切り直して再度行うとのこと),久しぶりに定期公演に登場するミッキーからの思わぬプレゼントは,OEKファンにとっては嬉しいことです。

演奏される曲目は,井上道義さんが1990年代前半にOEKと初めてレコーディングをした「スウィート」というアルバムに収録されている曲ばかりです。公演のタイトル,そのまんまの内容です。考えてみると,定期公演で,交響曲も協奏曲も入らず,小品〜中品(こんな言葉はあるか分からないのですが,ジークフリート牧歌は小品とは言えないので)だけで構成するというのは,非常に珍しいことだと思います。コロナ禍の記憶とともに,ずっと印象に残る公演になるのではと期待しています。
  • バーバー/弦楽のためのアダージョ
  • ラフマニノフ/ヴォカリーズ
  • マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
  • クライスラー/愛の悲しみ
  • ディーリアス/春初めてのカッコウを聞いて
  • ワーグナー/ジークフリート牧歌
  • サン=サーンス/組曲「動物の謝肉祭」〜白鳥

https://www.oek.jp/event/2521-2



■10月25日(日) 15:00〜 文京シビックホール
文京シビックホール20周年記念公演 オーケストラ・アンサンブル金沢 in Bunkyo
指揮:原田慶太楼,ヴァイオリン:大谷康子,ピアノ:横山幸雄


  • ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」〜春、冬
  • メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調, op.90 「イタリア」
  • メンデルスゾーン/劇付随音楽「夏の夜の夢」,op.61〜スケルツォ
  • ショパン/ピアノ協奏曲第2番へ短調, op.21

https://www.oek.jp/event/2366-2



いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2020秋の陣」として10月末は次のとおりOEKが出演する公演が行われます。

■10月28日(水) 15:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:ミヒャエル・バルケ→沼尻竜典,菊池洋子(ピアノ),
セルゲイ・ナカリャコフ→アンドレ・アンリ(トランペット)
チャイコフスキー/弦楽セレナード
ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲第1番

■10月28日(水) 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:ミヒャエル・バルケ→沼尻竜典,国府弘子(ピアノ),池辺晋一郎(ナビゲーター)
ビートルズ特集(イエスタディ,ヘイ・ジュード,ミッシェル 他)

■10月29日(木) 15:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:ミヒャエル・バルケ→広上淳一,木嶋真優(ヴァイオリン)
チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜ポロネーズ
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

■10月29日(木) 19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:ミヒャエル・バルケ→広上淳一,シャーロット・ロスチャイルド→鷲尾麻衣(ソプラノ),秋川雅史(テノール)
千の風になって,Time to say goodbye 他



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2001年9月6日開設