2004年6月の演奏会から OEKが登場する金沢周辺で行なわれる演奏会

6月17日(木)19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
第162回定期公演PH 指揮=フィリップ・アントルモン

2004年6月の定期公演6月の定期公演PHにはOEKの定期公演初登場のフィリップ・アントルモンさんが登場します。アントルモンさんといえば,1960〜1970年代にCBSソニーからピアニストとして沢山のLPレコードを出していた印象が強いのですが,近年は室内オーケストラの指揮者としての活動が多いようです。

今回は,「ピアノの弾き振り」「ピアノ独奏」「指揮」とアントルモンさんの3つの側面を楽しむことができそうです。演奏されるのは,次の3曲です。

モーツァルト:交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」
ドビュッシー:ピアノのために
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」


6月28日(月)19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
第163回定期公演M
 指揮=オリヴァー・ナッセン

6月後半の定期公演には,現代イギリスの作曲家オリバー・ナッセンさんが指揮者として登場します。当然,自作の指揮もされます。今回は,ヴァイオリンのクリオ・グールドさんの独奏で,ヴァイオリン協奏曲が演奏されます。

今回はそれに加えて,武満徹:ハウ・スロウ・ザ・ウインドも演奏されます。ナッセンさんは,指揮者として武満作品集のレコーディングも行っており,共感を持っているようです。ナッセンさん自身の作品との聞き比べが楽しめることになります。

その他,ブリテン:イギリス民謡による組曲「過ぎ去りし時・・・」,ラヴェル:マ・メール・ロアも演奏されます。ブリテンの曲はイギリスの作品ということでナッセン作品とつながりがあります。ラヴェルの曲も武満作品との相性が良さそうですので,大変まとまりの良いプログラムと言えそうです。