2006年2月の演奏会・新譜

2月4日(土)14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
ほくでんバレンタインコンサート 辛島美登里 指揮=渡辺俊幸

毎年恒例の北陸電力主催の「ほくでんバレンタインコンサート」には,今年は辛島美登里さんと渡辺俊幸指揮OEKが登場します。

辛島さんは,これまでもたびたびオーケストラと共演されてきましたが,OEKとの共演は初めてではないかと思います。ののびやかに澄み渡る歌声は,バレンタインコンサートに相応しいことでしょう。約1年ぶりとなる渡辺俊幸さんとOEKとの組み合わせも楽しみです。

辛島美登里HP 北陸電力HP 石川県立音楽堂


2月19日(日)15:00〜 金沢市観光会館
石川県学生オーケストラ&オーケストラ・アンサンブル金沢合同公演
指揮=金聖響

石川県内の3大学のオーケストラとOEKの合同演奏会が行なわれます。この企画は過去数回行なわれてきましたが,今回は,近年OEKとのベートーヴェンの交響曲のレコーディングなどで注目を集めている金聖響さん指揮ということで大変楽しみです。聖響さんは,大学生とも年齢的に近いので,若々しさの溢れたチャイコフスキーを楽しむことができそうです。このコンサートですが,チラシの方もまた素晴らしいものです。

通常,オーケストラの公演チラシには指揮者の顔写真が出るのが普通ですが,この公演については,「のだめカンタービレ」の千秋真一を思わせるイラストが入っています。ついつい金聖響さんと雰囲気をダブらせて見てしまいます(ちなみに千秋真一指揮R☆SオーケストラのCDのジャケットはこんな感じです。)

出演するのは次の大学のオーケストラです。金沢大学フィルハーモニー管弦楽団金沢工業大学室内管弦楽団北陸大学室内管弦楽団

演奏されるのは次の曲目です。チャイコフスキー:スラヴ行進曲弦楽セレナード交響曲第5番

2月23日(木)19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
ロルフ・ベックモーツァルト合唱曲の魅力
第195回定期公演PH 指揮=ロルフ・ベック
OEKは,昨年,ドイツで行なわれたシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に参加しましたが,ここ公演は,そのお返しのような演奏会です。指揮はロルフ・ベックさんです。ベックさんは合唱指揮者として有名な方で,シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の監督も務められています。

前回,ベックさんが登場した時は,オール・バッハ・プログラムでしたが,今回は次の曲が演奏されます。
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60モーツァルト:アリア「はげしい息切れのときめきのうちに」K.88モーツァルト:ミサ曲 ハ長調「戴冠式」K.317

今年が生誕250年となるモーツァルトの合唱曲では,オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団(合唱指揮:佐々木正利)が登場します。独唱は,次の方々です。シモーナ・ホウダ・シャツローヴァ(ソプラノ),バーバラ・ロールフス(アルト),ハルトムート・シュレーダー(テノール),マティアス・クライン(バス)。ドイツ〜オーストリアの伝統を感じさせてくれるようなハーモニーを感じさせてくれそうです。

2月28日(火)19:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
岩崎宏美ラブソング集
第196回定期公演F 指揮=鈴木織衛
歌手生活30年を迎えた岩崎宏美さんとOEKが共演する演奏会です。岩崎さんは,1970年代のデビュー当初から他のアイドル歌手とは一線を画するような歌唱力で高く評価されている歌手です。今回はOEKとの共演ということで,さらにスケールアップした歌を楽しませてくれそうです。

歌われるのは,次のような曲です。聖母たちのララバイ,思秋期,黒いオルフェ,ただ愛のためだけに 

この中の,「ただ,愛のためだけに」という曲は,デビュー30周年を記念して中島みゆきが作った作品とのことです。どういう曲か期待して楽しみたいと思います。