OEKfan > 演奏会レビュー | |||
いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2021 レビュー・トップページ
コロナ禍が終息しない中,「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」が2年ぶりに春の連休に行われました。テーマは「南欧の風:イタリア・スペイン・フランス」。ただし,その雰囲気は例年とはかなり違ったものでした。 石川県立音楽堂のコンサートホールと邦楽ホールをハシゴしながら,次々と色々なコンサートを聞くのがこの音楽祭本来の楽しみですが,残念ながら今年はこの形は取ることはできず,一つ一つの公演をじっくりと聞く形となりました。また,無料公演の数が大幅に削減されたため,石川県立音楽堂前の人だかりの中をとおり抜け,JR金沢駅を中心に色々な場所から聞こえてくる音楽に引き寄せられていく...といったこともできませんでした。 それでも,私が聞いた各公演の内容は充実していました。コロナ禍に苦しみ続けた1年を経たからこそ,それぞれの演奏には,生でお客さんの前で演奏することの喜びが溢れていたと思いました。主要な出演者には,海外から来日したアーティストはなく,日本を中心に活躍しているアーティストばかりでしたが,逆に,改めてその実力の高さを再認識することができました。 私自身,例年よりも,聞くことのできた公演数は少なかったのですが,以下のページで聞いた公演の内容と感想をご紹介しましょう。 4月29日(木・祝) オープニング・コンサート 5月3日(月・祝) 本公演1日目 5月4日(火・祝) 本公演2日目 5月5日(水・祝) 本公演3日目 (2021/05/16) |