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2009年4月の演奏会  今後の予定 backnumber

4月29日〜5月4日 
 ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2009
 モーツァルトと仲間たち


 石川県立音楽堂,JR金沢駅周辺で大々的に開催!

 詳細は→公式サイトへ

  

↑公式ガイドブック
 無料配布されています


■4月11日(土) 1回目11:00/2回目14:00 石川県立音楽堂コンサートホール
イースター・ファミリーコンサート〜楽しい仕掛けがいっぱいのコンサート
指揮=鈴木織衛 お話=水野真紀, バレエ:エコール ドゥ ハナヨ バレエ

※この公演については,以下のサイトの情報もご覧ください。
http://www.ise-egg.co.jp/concert/


昨年は3月末に行われたイセ食品提供の「イースター・ファミリー・コンサート」ですが,今年は4月に行われます。このイースターという言葉を調べてみると,次のような説明が書かれていました。
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する「復活の主日」。基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため,年によって日付が変わる移動祝日。2009年の復活祭は西方教会では4月12日,東方教会では4月19日(Wikipediaによる)
というわけで,4月11日という日付は,ぴったりと言えます。今年演奏される曲目は,次のとおりで,前半がルロイ・アンダーソンの曲,後半がプロコフィエフの「ピーターと狼ということで,家族で楽しむのに最適のプログラムです。

前半:アンダーソンって、おもしろい!
 @チキンリール,Aシンコペーテッド・クロック(バレエ付),Bトランペット吹きの休日 Cサンドペーパーバレエ
後半:プロコフィエフ:ピーターと狼(お話し付き)

今回,「ピーターと狼」のナレーターとして,女優の水野真紀さんが登場しますが,OEKとどのようなやり取りを見せてくれるか楽しみです。指揮の鈴木織衛さんは,石川県ジュニアオーケストラの指揮者としてお馴染みの方です。アンダーソンの作品については,ジュニア・オーケストラの演奏で聞いたことはありますが,OEKがまとめて演奏する機会はそれほど多くありませんので(学校公演等では多いかもしれませんが),趣向の凝らされた楽しい曲の数々を楽しみたいと思います。今回は,バレエ付きで演奏される曲もあるようなので,これにも注目したいと思います。



■4月17日(金)12:15開演(11:30開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
ランチタイム・スペシャル・コンサート〜ラ・フォル・ジュルネ金沢への誘い〜
指揮・ピアノ・お話=青島広志


今年の4月末から5月の上旬に掛けては,「ラ・フォル・ジュルネ金沢:熱狂の日音楽祭」で,音楽堂周辺はモーツァルト一色になるはずです。そのプレイベントも兼ねたランチタイム・コンサートが行われます。通常は,室内楽編成で演奏されることの多いランチタイム・コンサートですが,今回は,「スペシャル」ということで,OEKがフル編成で登場し,しかも指揮・ピアノ・お話として青島広志さんが登場します。

演奏されるのは,当然,モーツァルトの曲です。青島さんのトークの面白さ・内容の濃さ・鋭さ・分かりやすさには定評がありますが,今回も,「聞けばラ・フォル・ジュルネに参加したくなることは間違いない」ような演奏会になることでしょう。



■4月21日(火) 19:00 石川県立音楽堂コンサートホール
ウィーン懐古
オーケストラ・アンサンブル金沢第259回定期公演PH
指揮=下野竜也

ラ・フォル・ジュルネ金沢2009の開幕直前の定期公演フィルハーモニーシリーズは,非常によく考えられた選曲の定期公演です。恐らく,指揮者の下野竜也さんが考えられたのだと思いますが,ウィーンという場所をキーワードに,次のような多種多様な音楽が1つのコンサートの中に盛り込まれています。

 バッハ/ウェーベルン:6声のリチェルカーレ(「音楽のささげもの」から)
 シェーンベルク:室内交響曲第2番
 スッペ:序曲「ウィーンの朝,昼,晩」
 スッペ:「怪盗団」序曲
 スッペ:「美しいガラティア」序曲
 スッペ:「スペードの女王」序曲


ウィーンと言えば,モーツァルト,ベートーヴェン,シューベルト,ヨハン・シュトラウスといった「クラシック音楽の本流=コンサートの定番作曲家たち」が活躍した「音楽の都」ですが,それらをあえて外し,日本では取り上げられることの少ない,シェーンベルクスッペの作品を中心に置いています。この2人の作曲家は,同じウィーンの作曲家でありながら,一方は「理屈っぽい音楽=ウィーン学派」の代表,もう一方は,通俗的なオペレッタ作曲家の代表ということで,両極端と言って良い組み合わせとなっています。

特にスッペの方は,こういう形で定期公演で取り上げられることは,非常に少ないと思います。日本では,「軽騎兵」序曲と「詩人と農夫」序曲の作曲家として知られていますが,これらを敢えて外しているのも面白いところです。今回は,これらに加えて,ウィーン学派の一人,ウェーベルンがバッハの曲を管弦楽用に編曲したものも演奏されます。

2009年になってから,従来OEKが取り上げてこなかった曲が各公演の中に必ず1曲は,入っているような気がしますが(シェーンベルクについては,かなり以前に演奏されたことがあるのですが,私自身は聞きそこないました。),今回もどういう内容になるか大変楽しみです。指揮者の下野竜也さんは,金聖響さんと同世代の若手を代表する実力派指揮者です。個人的には,今年の2月,東京で聞いた読売日本交響楽団とのドヴォルザークの交響曲第4番の見事な演奏が忘れなれないのですが,知名度の低い曲を敢えて取り上げる,チャレンジ精神と自信に大いに期待したいと思います。



その他,この月から,金聖響さんとOEKによる大阪でのベートーヴェンの交響曲のチクルスが始まります。併せて,全集を目指しているCD録音も行われるようです。

■4月5日(日)15:00開演(14:15開場) ザ・シンフォニーホール(大阪)
聖響×OEK ベートーヴェン・チクルス 第1回(大阪) 指揮:金 聖響



2009年4月28日〜5月4日開催 今年のテーマはモーツァルト
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 2001年9月6日開設