2005年5月の新譜・演奏会OEKが登場する金沢周辺で行なわれる演奏会

OEK今月の新譜
OEKは,ワーナー・ミュージック・ジャパンと提携して2005年4月から「
オーケストラ・アンサンブル金沢21」として毎月1枚ずつライブ録音の新譜を発売していくことになりました。4月のブラームスに続く新譜は次のCDです。昨年5月の定期公演のライブ録音です。
2005年5月25日発売 WPCS11862 \1,500 ジャン=ルイ・フォレスティイエ(指揮)
フォーレ:ペリアスとメリザンド,ミヨー:打楽器と小管弦楽のための協奏曲(打楽器:トーマス・オケーリー),プーランク:子象ババールのお話(ナレーター/黛まどか) 他
(参考ページ)OEK公式HPワーナーミュージックジャパン
5月3日(火)15:00〜(開場14:30) 石川県立音楽堂コンサートホール
第7回もりのみやこコンサート 指揮=ルドヴィーク・モルロー
毎年5月上旬に行われている北國新聞社主催の声楽入りの多彩な内容の演奏会です。今年の指揮者は,4月の定期公演にも登場するルドヴィーク・モルローさんです。

今回はこの演奏会のための合唱団であるもりのみやこ合唱団・もりのみやこ少年少女合唱団に加え,チェロの遠藤真理さん,メゾ・ソプラノの串田淑子さん,バリトンのソン・ドン・クォンさんも登場します。いずれもOEKと過去に共演したことのある方ばかりです。遠藤さんは3月の定期公演に登場したばかりです。また,串田さんはこの演奏会のすっかりご常連です。

演奏されるのは次のような曲目です。鯉のぼり(屋根より高い〜) ,メンデルスゾーン:歌のつばさに ,シューベルト:セレナーデ

5月15日(日)15:00〜(開場14:15) 石川県立音楽堂コンサートホール
第4回北陸新人登竜門コンサート<ピアノ部門> 指揮=
岩城宏之
毎年,4月上旬の日曜日に行なわれていた北陸の新人演奏家発掘のための恒例のコンサートですが,今年は5月に行われます。今回はピアノ部門で,3人の方(いずれも金沢市出身)が選ばれました。ただし,演奏されるのは2曲です(2人で1曲演奏するのか,同じ曲を2回演奏するのか?)。演奏者と演奏曲目は次のとおりです。

高橋美幸,山田ゆかりショパン:ピアノ協奏曲第1番
川崎梨恵ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
川崎さんの演奏するラフマニノフはOEKが演奏するのは初めてなのではないかと思います。ピアノの演奏と共にOEKの演奏にも期待したいと思います。

5月24日(火)19:00〜(開場18:15) 石川県立音楽堂コンサートホール
テレビ金沢開局15周年記念 サイ・イエングアン&OEK


中国を代表するソプラノ,サイ・イエングアンさんとOEKが共演するコンサートです。これはテレビ金沢の開局15周年記念として行われるコンサートで,次のような曲が歌われます。
国連『地球を環境を守る日』テーマソング「愛する小鳥よ」
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」〜「ある晴れた日に」
プッチーニ:歌劇「トスカ」〜「歌に生き恋に生き」
モーツァルト:歌劇「魔笛」〜夜の女王のアリア「地獄の復讐は我が胸に燃え」
「赤とんぼ」 「宵待草」
 ほか
ゲストとして作家・作詞家のなかにし礼さんも出演されます。
(参考ページ)テレビ金沢ホームページ
5月28日(土)15:00〜(開場14:00) 石川県立音楽堂コンサートホール
ハイドンとモーツァルトの生涯を聴く
第182回定期公演PH 指揮=アントン・ガブマイアー
5月末の定期公演はプログラミングの妙を味わえる演奏会です。ハイドン:交響曲第1番ニ長調交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」 モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調 K.16,交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」という並びを見ただけで(演奏順はわかりませんが),ニヤリとしてしまいそうなプログラミングです。

言うまで無く,ハイドンとモーツァルトの最初と最後の交響曲を組み合わせています。この2人の大作曲家の交響曲の数というのは実は104曲,41曲で全てというわけではないので,この番号にはあまり意味はないのですが,それぞれの作曲家の個性と進化の過程を堪能できる演奏会になりそうです。

指揮者は2003年秋音楽堂で行われたハイドン・フェスティバルに登場したアントン・ガブマイヤーさんです。この時はOEKを指揮していませんので,今回が初共演ということになります。本場のハイドン,モーツァルトを楽しめそうです。