今年で第8回目を迎える「もりのみやこコンサート」は,2回目の登場となる金聖響さんの指揮で行われます。例年通り,合唱曲や親しみやすい曲を中心とした次のような曲目が演奏されます。合唱は,もりのみやこ合唱団,もりのみやこ少年少女合唱団,独唱は大西真澄(メゾソプラノ)さんと安藤常光(バリトン)さんです。フォスター・メドレー,トゥモロー,オリバーのマーチ,モーツァルト:主よ憐れみ給え,モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス,サライ,ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」〜エーデルワイス,すべての山に登れ,モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」より,メンデルスゾーン:歌の翼に,モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調
モーツァルトの作品では,聖響さんが得意とする古楽奏法を取り入れた演奏を楽しむことができそうです。
5月の定期公演は2日連続で行われます。OEKの設立当初,同じプログラムの定期公演を2日連続で行っていた時期がありますが,それ以来のことです。
キタエンコさん指揮の定期公演の2日目では,ショスタコーヴィチとベートーヴェンの作品が演奏されます。今年はモーツァルト生誕250年として世界的にモーツァルトの作品が頻繁に演奏されていますが,ショスタコーヴィチの方も生誕100年のメモリアル・イヤーとなっています。キタエンコさんは,前回,OEKの定期公演に登場した時にもショスタコーヴィチの交響曲第9番を取り上げ,大変好評でした。その後,ショスタコーヴィチの交響曲全集の録音も行っていますので,現代を代表するショスタコーヴィチ指揮者といえそうです。