このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
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■4月4日(月)19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第298回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:金聖響 独奏:三浦文彰(ヴァイオリン)
2011年度,最初の定期演奏会には,OEKのアーティスティック・パートナーの金聖響さんが登場します。今回は,メンデルスゾーンの名曲をきっちり揃えたオール・メンデルスゾーン・プログラムとなります。実は,昨年のラ・フォル・ジュルネ金沢の時に,金聖響さん指揮OEKによって「イタリア」交響曲は既に演奏されているのですが,初演当時のオリジナルの演奏にこだわりを持つ,金聖響さんのことですから,今回はまた違ったアプローチを聞かせてくれるのではないかと期待しています。
もう一つの注目は,ヴァイオリン協奏曲の独奏者として,2009年ハノーファー国際コンクールで史上最年少優勝を果たした三浦文彰さんが登場することです。この時のコンクールでは,いしかわミュージック・アカデミーでお馴染みの,あのクララ・ジュミ・カンさんが2位だったということで,相当ハイレベルのコンクールだったことが予想されます。実は,三浦さんも昨年のラ・フォル・ジュルネ金沢に登場し,素晴らしい音を聞かせてくれましたが,その時は室内楽公演でした。今回は,OEKとの共演ということで,どういう演奏を聞かせてくれるか大変楽しみです。3月の定期公演では,三浦さんと同世代の男性ヴァイオリニストの郷古廉さんが登場し,熱い演奏を聞かせてくれました。その聞き比べも楽しみです。
この公演の前日,大阪でも全く同じプログラムで演奏会が行われます。こちらの方は,2011年度,3回に分けて行われる「聖響×OEK ザ・ロマンティック!」シリーズの第1回として行われるものです。
4月3日(日)15:00開演(14:15開場) ザ・シンフォニーホール
聖響×OEK ザ・ロマンティック! 第1回 メンデルスゾーン〜異国への想い〜
指揮:金 聖響 独奏:三浦文彰(ヴァイオリン) [→詳細はコチラ]
■4月17日(日) 開演15:00 石川県立音楽堂コンサートホール
第10回北陸新人登竜門コンサート ピアノ部門
指揮 : 井上道義
毎年,4月に行われている北陸地方の新人演奏家発掘のための恒例のコンサートです。今回はピアノ部門で,次の3人の方が登場します。
大野 真理子 (金沢市出身、チェコ・ヤナーチェク音楽アカデミー在学中)
前垣内 美帆 (野々市町出身、ドイツ・ヴュルツブルグ音楽大学在籍中)
相良 容子 (金沢市出身、現在七尾市在住)
演奏される曲目は次のとおりです。
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調(前垣内)
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調(大野)
プーランク/2台のピアノと管弦楽のための協奏曲(相良・田島)
プーランクの協奏曲は,「2台のピアノのための協奏曲」ということで,10年ほど前のこのコンサートに出演したことのある,田島睦子さんも登場します。これまでになかったパターンですが,滅多に聞けない曲なので楽しみです。その他の協奏曲も聞き応えのある,作品です。
なお,オーディションに合格した際の様子は次の公式サイトで紹介されていますのでご覧ください。
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2011/02/102.html
■4月18日(月) 19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
大震災からの復興支援コンサート
指 揮:井上道義、山下一史,リーダー&ヴァイオリン:安永 徹
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢
この演奏会は,次のとおり東日本大震災からの復興支援の趣旨で行うものです。
私たちオーケストラ・アンサンブル金沢、石川県立音楽堂だからできる支援は、やはり「音楽」を通しての支援ではないかと考え、このたび仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎え、「大震災からの復興支援コンサート」を開催することといたしました。(公式サイトに掲載されている趣意書から)
演奏曲目は次のとおりです。
- シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」より
- シベリウス/交響詩「フィンランディア」
- ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界から」
入場料の5000円には,支援義援金も含まれています。是非,満席にしましょう。
(参考サイト) 仙台フィルハーモニー管弦楽団公式サイト
■4月22日(金)19:00開演(18:15開場)石川県立音楽堂コンサートホール
第299回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
リーダー&ヴァイオリン:安永徹 独奏:市野あゆみ(ピアノ)、神永睦子(ピアノ)
ラ・フォル・ジュルネ金沢直前の定期演奏会には,おなじみ安永徹,市野あゆみ夫妻が登場します。プログラムは,前半,複数の独奏者が入る協奏曲が2曲演奏された後,後半,古典派の交響曲で締められるというパターンです。安永さんがリーダーとして登場する公演の場合,毎回,超有名曲にこだわることなく,いろいろな曲を発掘してくれるのも楽しみです。
今回最後で演奏されるのはハイドンの交響曲第92番「オックスフォード」です。この曲は,ニックネームの付いた後期の交響曲ということで,マイナーな作品ではありませんが,OEKが定期公演で取り上げるのは初めてのような気がします。個人的には,非常に楽しみにしています。
その他の曲ですが,モーツァルトの2台のピアノのための協奏曲では,市野あゆみさんに加え,神永睦子さんが第2ピアノで登場します。ヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲では,安永さんに加え,サイモン・ブレンディスさん,江原千絵さん,ヴォーン・ヒューズさん,ルドヴィート・カンタさんといったOEKメンバーがソリストとして登場します。
もう1曲,ウェーベルンの緩徐楽章が演奏されます。この曲は,1年半ほど前の「もっとカンタービレ」シリーズで聞いたことがありますが,後期ロマン派的な作品ということで,一般的なウェーベルンのイメージとはかなり違った雰囲気をもった(=分かりやすい)作品です。
- モーツァルト/ピアノ協奏曲第10番変ホ長調(2台のピアノのための)
- ヴィヴァルディ/4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調(合奏協奏曲集「調和の霊感」より)
- ウェーベルン/弦楽四重奏より緩徐楽章
- ハイドン/交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
4月29日(金)14:00〜 石川県立音楽堂コンサートホール
オープニング・コンサート
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シューベルト/交響曲第7(8)番「未完成」,楽に寄す,セレナード,ます,魔王
井上道義指揮,森岡紘子(ソプラノ),志田雄啓(テノール),ヴォルフガング・ホルツマイヤー(バリトン)
また,その合間を縫って,次の公演にも登場します。
軽井沢大賀ホール 2011春の音楽祭公演
4月30日(土)14:00開演(13:30開場)軽井沢大賀ホール
指揮:井上道義
- モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
- シューベルト/交響曲第7(8)番「未完成」
- ベートーヴェン/交響曲第7番
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