2003年2月の演奏会から OEKが登場する金沢周辺で行なわれる演奏会 |
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■2月2日(日) 第134回定期公演M:大阪センチュリー交響楽団との合同演奏会 指揮=小林研一郎 ![]() コバケンさんは,ハンガリー国立交響楽団,チェコ・フィルなどを中心に国際的に活躍をされています。情熱的な演奏で「炎のコバケン」として大変人気のある方で,CDも沢山発売されています。今回取り上げられる作品は,スメタナの連作交響詩「わが祖国」〜高い城,モルダウ,シャールカ,ボヘミアの牧場と森からの4曲とムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」です。どちらもOEKが演奏するのは初めての作品です(と,書いたのですが...「展覧会の絵」の方は2回目の演奏でした。大阪センチュリー交響楽団との最初の合同演奏の時に演奏しているとのことです。)。 スメタナの方は,「プラハの春」音楽祭のオープニングにチェコ・フィルが全曲を演奏することが恒例になっている曲です。2002年,この曲を指揮したのが他ならぬコバケンさんです。小澤さんがウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートに登場したのと同じくらいの快挙です。後半は,大編成のメリットを生かしての人気作品「展覧会の絵」の演奏となります。 |
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■2月16日(日) 第135回定期公演F 指揮=マイケル・G・モーガン,編曲・音楽監督=前田憲男,ゲスト=原信夫とシャープス&フラッツ ![]() 演奏される曲は次の曲目です。どちらがどの曲を演奏するのかは...当日のお楽しみということになります。 ベートーヴェン:運命交響曲,モーツァルト:ト短調交響曲,ザッツ・ア・プレンティ,林檎の樹の下で,梅ケ枝之手水鉢,A列車で行こう,エデンの東,ピンクパンサー,星に願いを,ビビデ・バビデ・ブー,ガーシュイン:パリのアメリカ人 この演奏会の編曲及び音楽監督は前田憲男さんです。この方は,昨年6月のファンタジー公演でも編曲・音楽監督を担当されています。指揮は,マイケル・G・モーガンさんです。この方は2001/2002年のカウントダウン・コンサートに登場された指揮者です。シャープス&フラッツの方は創始者でもある原信夫さんがリーダーということになります。この方は富山生まれの方ということで,北陸にもゆかりがあるようです。 |
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■2月27日(木) 第136回定期公演PH 指揮=ジェイムス・デプリースト ![]() 今回は,ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者のヴェンツェル・フックスさんとウィーン交響楽団の首席ファゴット奏者のリヒャルト・ガレールさんを招いて,次のような曲が演奏されます。モーツァルト:交響曲第31番ニ長調 K.297「パリ」,R.シュトラウス:二重小協奏曲 AV.147,メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 op.56「スコットランド」。R.シュトラウスの曲は演奏される機会が非常に少ない曲ですが,オーボエ協奏曲の姉妹作のような愛すべき作品となっています。スコットランド交響曲は,デプリーストさんのイメージにとてもよく合ったスケールの大きな曲です。大いに期待したいと思います。 フックスさんは,昨年の2月の定期公演以来,1年ぶりの共演ということになります。奥様が金沢の方ということで,OEKとの共演もすっかりおなじみになりました。 この演奏会と同様の演奏会は,2月26日(水)に名古屋のしらかわホールでも行なわれます。また,また,フックスさんは,2月20日(木)にしらかわホールで,2月21日(金)に石川県立音楽堂コンサートホールでザ・サンライズ・クワルテットと一緒に室内楽の演奏会も行ないます。ワーナー・ジャパンからモーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲のCDが発売になったばかりですので,話題の演奏会になると思います。 |