OEKは,これまで金沢の伝統芸能とのコラボレーションをいろいろ行ってきましたが,今回は加賀宝生流の能との共演です。2005年にOEKはパントマイムとの共演を行ったこともありますが,今回初演される,高橋裕:オーケストラと能のための「葵上」はどのようなシアター・ピースに仕上がっているのが期待したいと思います。音楽堂に能舞台が出てくるのか,ステージにも注目したいと思います。今回登場するのは,金沢能楽会の藪俊彦さんです。次のようなホームページがありましたので,ご覧になってください。→藪俊彦(篁宝)
その他,小泉和裕さん指揮で,今年が生誕250年となるモーツァルトの名曲2曲が演奏されます。モーツァルト:交響曲第39番,モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
2年前の3月の定期公演で演奏された第4番から始まった,岩城宏之音楽監督指揮OEKによるブラームスの交響曲全集ですが,今回の
毎年春に行われている定期会員ご招待の「ウェルカム・スプリング・コンサート」ですが,今年は趣向を変えて音楽堂洋楽監督の池辺晋一郎さんのトークを交えたレクチャー・コンサートとなります。池辺さんは,NHK教育テレビで毎週放送されている「N響アワー」などでおなじみのとおり,クラシック音楽を分かりやすく紹介してくれることにかけては,現在の日本では右に出る人がいません。気楽に楽しめると同時に内容が詰まっている点が素晴らしい点です。今回もお得意の駄洒落を交えつつも充実したお話を聞かせてくれそうです。