OEKfan  オーケストラ・アンサンブル金沢を応援するページ  管理人:金沢市在住hs(C)

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


2007年元旦 OEKfan管理人hs

石川県立音楽堂の新春の飾りの写真です。OEKの新音楽監督に就任することが内定した井上道義さんのプロフィールを紹介するポスターも飾ってありました。

2007年1月の演奏会  2月の公演 今後の予定 backnumber
■1月9日(火)19:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
音の贅沢で祝う新春!:フランスの名曲とヨハン・シュトラウス
第213回定期公演フィルハーモニー・シリーズ 指揮=ルドヴィーク・モルロー


昨年まで10年ほどのOEKのニューイヤー・コンサートは,マイケル・ダウスさんの弾き振りによるシュトラウス・ファミリーの音楽が中心のプログラムでしたが,今年は,過去に数回OEKと共演している若手指揮者ルドヴィーク・モルローさんの指揮となります。プログラムの構成は,昨年までと同様で,前半は協奏曲,後半はシュトラウス・ファミリーの音楽となります。

昨年までのダウスさんの弾き振りは大変人気の高い公演でしたが,”指揮者入り”のシュトラウスというのは,OEKファンにとっては,かえって新鮮に映ります。モルローさんの指揮で,どのような趣向が凝らされるのか,楽しみにしたいと思います。

今回は,J.シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲とアリアの他,ウィンナー・ワルツ,ポルカなどが演奏されます。ソリストとしては,カウントダウン・コンサートに続いての登場となるリトアニアのソプラノ歌手ジョアナ・ゲドミンタイテさんが登場します。

前半には,OEKと共演したCD録音を残している若手チェロ奏者遠藤真理さんがソリストとして登場します。演奏される曲は,そのCDにも収録されているサン=サーンスのチェロ協奏曲オッフェンバックのジャクリーヌの涙です。演奏会の最初には,オッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」序曲が演奏されますので,前半はフランス音楽特集ということになります。

フランスの親しみやすい名曲とシュトラウスの音楽ということで,昨年までと違った新鮮味のあるニューイヤー・コンサートを期待したいと思います。


■1月21日(日)15:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
筝・尺八・京胡とオーケストラが奏でる名曲の調べ
邦楽器&オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)ジョイント・コンサート 指揮=矢崎彦太郎

毎年恒例となっている水野好子さんの構成・演出による邦楽器とOEKによるジョイントコンサートですが,今回もまた,沢山のゲスト奏者が登場します。京胡の呉汝俊(ウー・ルーチン)さんによる喜多郎:恋慕,服部克久:Lovebirds,十七絃筝の沢井一恵さんによる沢井忠夫:焔(ほむら),尺八の人間国宝・山本邦山さんによる一柳慧:音に還るとった豪華なメンバーによる協奏曲的な曲目が演奏されます。

この中では,中国出身の呉さんが演奏する京胡という楽器が特に注目です。厳密に言うと邦楽器ではないのですが,今回は,山本邦山さんの推薦による共演ということで,どのような音を聞かせてくれるのか楽しみにしたいと思います。

その他,吉沢検校(倉知竜也編曲):千鳥の曲(筝合奏とオーケストラのための)と牧野由多可(鈴木行一編曲):日本の心「山田耕筰のうた」が演奏されます。千鳥の曲の方は,石川県箏曲連盟とOEKの共演による演奏で,新編曲による初演となります。山田耕筰のうたの方は,山本邦山さんの尺八独奏,石垣清美さんの筝独奏,石川県箏曲連盟沢井箏曲院による筝合奏,ジョイントコンサート合唱団(もりのみやこ合唱団+OEK合唱団)という大編成による壮大な演奏となりそうです。

この演奏会は,邦楽+洋楽のコラボレーションということで,石川県立音楽堂で行われるのにぴったりの公演です。邦楽といえば,新春のイメージがありますので,もう一つの”ニューイヤー・コンサート”として楽しみたいと思います。



■1月26日(金)18:30開演,1月28日(日)15:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
第214〜215回定期公演マイスター&フィルハーモニー・シリーズ 指揮=金聖響


1月末の定期公演は,オペラ公演となります。これまで,バレエ「白鳥の湖」,オペレッタ「こうもり」を2日連続で上演したことはありますが,定期公演を2回使ってオペラを取り上げるのは初めてのケースかもしれません。

今回上演されるのは,2006年が生誕250年だったモーツァルトの代表的なオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」です。今回はこれを金聖響指揮,林誠演出によるコンサートホール・オペラ形式で上演します。大掛かりなセットは使わないと思いますが,音楽自体をじっくり味わうには,かえってこの形の方が良いというメリットもあります。特に金聖響さんの場合,古楽器奏法を取り入れた演奏をされると思いますので,この形式の方が演奏のニュアンスをじっくり味わえるのではないかと期待しています。

登場する歌手の皆さんは以下のとおりです。尾崎比佐子(フィオルディリージ,ソプラノ),福住恭子(ドラベッラ,ソプラノ),谷浩一郎(フェランド,テノール),迎肇聡(グリエルモ,バス),田邉織恵(デスピーナ,ソプラノ),安藤常光(ドン・アルフォンソ,バス),竹崎利信(語り)。その他,佐藤明子さんがチェンバロとして参加します。

合唱は,最近,OEKとの共演が非常に多い安藤常光さんの指揮によるOEK合唱団と大阪音楽大学の有志です。今回の公演は,大阪音楽大学オペラ研究室の制作ということで,この大学とOEKとの共同作業のような感じのステージになるようです。「コシ・ファン・トゥッテ」という作品は,とても美しい作品ではありますが,恋愛や不倫を扱ったストーリーということで,一筋縄には行かない部分もあります。この作品をどのような形で聞かせてくれるのか期待しましょう。


金沢以外での演奏会

ルドヴィーク・モルローさん指揮によるニューイヤー・コンサートは,次の2都市でも行われます。
2007年1月08日(月)14:00開演 射水市小杉文化ホール ラポール
2007年1月11日(木)19:00開演 横浜みなとみらい大ホール
2007年1月13日(土)16:00開演 大阪いずみホール
演奏曲目は,横浜公演の方は金沢公演とは,一部違うようですが,大阪公演は全く同じ内容のようです。


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