■年末第9・荘厳ミサ公演

石川県音楽文化協会主催で年末に行われているベートーヴェンの交響曲第9番及び荘厳ミサの上演は，1987年までは県外からオーケストラを招いて行われていたが，OEKが設立された1988年の第26回公演以降はOEKと石川県合唱協会などとの共演で演奏されている。

★筆者が行ったのは*のみである。金沢市以外での上演は省略した。なお，2000年は石川県音楽文化協会主催の公演以外に，2000年12月13日に金沢市観光会館で第9が演奏されている。その時の演奏は，ロビン・オニール指揮OEK，石川県合唱連盟特別合唱団の演奏だった。なお，1998年の岩城指揮の両公演は，ライブ録音されており，2枚組のCDとなっている（限定頒布）。なお，OEK以外では，1998年1月17日に金洪才指揮金沢大学フィルハーモニー管弦楽団が唱Choと共に第9を上演している。

**：2002年は，OEKによる年末公演は開催されなかった。その代わり，佐藤功太郎指揮大阪フィルによって12月4日金沢市観光会館で第9が，12月3日石川県立音楽堂で荘厳ミサが演奏された。輪島市では，12月24日にゲアノート・シュマルフス指揮OEKで第9公演が行なわれた。

***2005年以降は，石川フィルまたは韓国のオーケストラと石川県合唱協会合唱団との共演で行われている。［→：石川フィルの公演記録]

****2009年は，第272回定期公演として第9が演奏された。

■年末メサイア公演
1999年以降，北陸聖歌合唱団のヘンデルのオラトリオ「メサイア」の上演にOEKが参加している。この合唱団は，金沢でメサイアを歌うために結成された合唱団で，1951年から年末にメサイアを演奏している（全曲を演奏する機会は以前は多くなかったようである）。［→：北陸聖歌合唱団の公演記録]