2004年2月の演奏会から OEKが登場する金沢周辺で行なわれる演奏会

■2月2日(月)18:30〜 ほくでんバレンタイン・コンサート
指揮=ロルフ・ベック
北陸電力主催の無料(要整理券)の演奏会です。次の曲が演奏されます。
バッハ/管弦楽組曲第2番モーツァルト/「踊れ喜べ汝幸いなる魂よ」(ソプラノ:レンネッケ・ルイテン),ハイドン/交響曲第94番「驚がく」 など
詳細は次のページをご覧下さい。[→http://www.elfplaza.jp/hotline/isikawa.html]


■2月8日(日)15:00〜 第155回定期公演PH
指揮=ロルフ・ベック
2月の定期公演ロルフ・ベックさんの指揮によるオール・バッハプログラムです。ベックさんは合唱指揮者として有名な方で,石川県立音楽堂の落とし公演に登場したバンベルク交響楽団合唱団の指揮者を務めています。

今回は合唱の入る曲だけではなく次のとおり,バッハの曲を幅広く取り上げています。
バッハ,J.S.:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
バッハ,J.S.:カンタータ「もろびとよ,神をたたえよ」BWV51
バッハ,J.S.:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
バッハ,J.S.:マニフィカト ニ長調BWV243

演奏される曲の中では,OEK合唱団も参加する,マニフィカトがいちばん注目されるでしょう。ソリストとしては次の方々が登場します。松下悦子(ソプラノ),レンネッケ・ルイテン(ソプラノ),永島陽子(アルト),佐々木正利(テノール,合唱指揮),小原浄ニ(バス)。OEK合唱団は,ハイドンフェスティバルで「天地創造」を歌いましたが,年に2回も大曲を歌うことになります。大いに期待したいと思います。

2月15日(日)15:00〜 第156回定期公演F
歌=ペギー葉山,指揮=水木ひろし
ペギー葉山&水木ひろし我が心に歌えば」と題してベテラン歌手でOEKの「応援団」の一人でもあるペギー葉山さんが水木ひろしさんと共演します。今回歌われる曲は,ペギーさんの数々のヒット曲とミュージカル・ナンバーです。

ペギーさんのヒット曲としては,「南国土佐を後にして」,「学生時代」,「ラ・ノヴィア」などが歌われます。ミュージカルの曲としては「サウンド・オブ・ミュージック」からの曲が歌われるようです。

ペギーさんは「ドレミの歌」の「ドはドーナツのド」という名訳(というよりは作詞)で有名です。この訳詞はオリジナルの詞よりも素晴らしいのではないかと個人的には思っています。それだけ日本人に親しまれています。恐らく,この「ドレミの歌」も歌っていただけるのではないかと期待しています。

■2月29日(日) 15:00〜 150名のびっくり大編成「はいどん」:ハイドン交響曲集第1弾「パリ交響曲群」
石川県立音楽堂コンサートホール
指揮=岩城宏之,副指揮=森口真司
オーケストラ・アンサンブル金沢+石川県内学生オーケストラ特別編成

はいどん昨年行われた「ハイドン・フェスティバル」以来,金沢でもハイドンの交響曲が演奏される機会が増えて来ましたが,OEKの方もハイドンの交響曲をシリーズで取り上げていくようです。その第1弾がOEKと石川県内の大学オーケストラとの合同編成による「パリ交響曲群」です。ビラによると「150名」という驚くべき大編成になるようです。このパリ交響曲群はもともとアマチュアの合同オーケストラ用に作曲された作品ということで,今回の大編成はオリジナル編成ともいえるのですが,それにしても150名というのは「びっくり」です(まず,ステージに全員乗るのかが問題です)。

演奏されるのは,次の曲目です。ハイドン:交響曲第82番ハ長調「熊」第83番ト短調「雌鶏」第85番変ロ長調「王妃」ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲です。ロッシーニの曲もどういう「ロッシーニ・クレッシェンド」になるのかも楽しみです。

今回は,石川県内学生オーケストラ特別編成ということですが,参加するのは次の団体です。金沢大学フィルハーモニー管弦楽団金沢工業大学室内管弦楽団北陸大学室内管弦楽団 。各団体にとっては,プロのオーケストラと共演する貴重な機会となることでしょう。