| 新年あけましておめでとうございます。２００９年元旦 |
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新年早々，石川県立音楽堂とJR金沢駅周辺の写真を撮影してきました。
←音楽堂前の門松
→JR金沢駅のみどりの窓口前には，「ようこそ金沢へ，音楽と暮らす街金沢」というポスターが出ていました。
今年もできる限り多くのOEK関連の演奏会に足を運び，応援をしたいと思っています。本年もよろしくおねがいいたします。
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■1月7日（水）19:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
ニューイヤーコンサート２００９
第253回定期公演PH 指揮＝井上道義，ピアノ＝アリス＝紗良・オット
 2009年のOEKの公演は，井上道義音楽監督の指揮によるベートーヴェンで開幕します。ここ数年，マイケル･ダウスさん時代を通じて，「ワルツでハッピー・ニューイヤー！」というパターンが続いていましたので，”普通の公演”でのニューイヤー・コンサートというのは久しぶりのことです。プログラムは次のとおりです。
ベートーヴェン：エグモント序曲
ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ベートーヴェン：交響曲第7番
2008年は5月のラ･フォル･ジュルネ金沢，9月の第九をはじめ，ベートーヴェンを集中的に聞きましたが，今回は，その総括のような演奏会と言えます。その中で注目なのは，ベートーヴェンの交響曲第7番です。この曲は，「岩城さんの専売特許＝OEKの十八番」としてこれまで演奏されてきましたが，井上道義さん指揮で聞くのは今回が初めてです。OEKにとっては特別なこの作品を引き継いではじめて，「２代目襲名公演完了」と言えると思います。
そして，もう一つの注目は，アリス＝紗良・オットさんとの共演です。アリスさんとOEKは，過去にも共演を行っていますが，定期公演に登場するのは今回が初めてです。11月末にリストの超絶技巧練習曲集のCDがドイツ･グラモフォンからリリースされましたが，現在，もっとも注目されている若手ピアニストの一人です。
2008年の年末から，クラシック音楽関係の雑誌は軒並みアリスさんのインタビュー記事を掲載しています。それと連動するかのように1月には，井上/OEKとベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を共演し，金沢での公演の後，全国ツァーを行います。OEKは，毎年，ニューイヤー全国ツァーを行っていますが，これだけ公演回数の多いツァーはこれまでなかった気がします。寒い中大変ですが，アリスさんとともに，全国的な知名度アップに頑張ってきて欲しいと思います。
なお，金沢では1月9日に以下のとおりOEKメンバーとの室内楽公演も行われます。
OEK赤羽ホール室内楽シリーズ第2回公演 アリス＝紗良・オットwithOEKメンバー
2009年1月9日(金) 18:30- 北國新聞赤羽ホール
OEK＆アリス＝紗良・オット全国ツァー
- 2009年1月7日(水) 19：00 石川県立音楽堂 コンサートホール
- 2009年1月8日（木） 19：00 アイザック小杉文化ホールラポール お問い合わせ先：アイザック小杉文化ホール Tel 0766-56-1515
- 2009年1月11日（日） 14：00 アルファあなぶきホール(香川県県民ホール) お問い合わせ先：アルファあなぶきホール Tel 087-823-5023
- 2009年1月13日(火) 19：00 横浜みなとみらいホール大ホール お問い合わせ先：日本交響楽協会 Tel 03-5721-4621
- 2009年1月15日(木) 19：00 札幌コンサートホールKitara お問い合わせ先：北海道芸協 Tel 011-261-2388
- 2009年1月16日（金） 19：00 盛岡市民文化ホール お問い合わせ先：盛岡市民文化ホール Tel 019-621-5100
- 2009年1月17日（土） 14：00 仙台市青年文化センターコンサートホール お問い合わせ先：ウェルパフォーミングアーツ Tel 022-217-3955
- 2009年1月18日(日) 14：00 東京国際フォーラムホールＣ お問い合わせ先：日本交響楽協会 Tel 03-5721-4621
- 2009年1月20日（火） 19：00 御坊市民文化会館（和歌山県）お問い合わせ先：御坊市民文化会館 Tel 0738-23-4881
- 2009年1月23日（金） 19：00 ウェルシティ広島（広島厚生年金会館）問い合わせ先：ウェルシティイベントガイド Tel 082-243-8488
※2009年1月10日（土）16:00 いずみホール（大阪）でも公演が行われますがこれは関係者のみの公演のようです。
■1月30日（金）19:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
ロシアの巨匠キタエンコ：没後100年リムスキー＝コルサコフの名曲
第254回定期公演M 指揮＝ドミトリー･キタエンコ，オルガン＝黒瀬恵
 2009年1月の定期公演は，プリンシパル･ゲスト･コンダクターのドミトリー・キタエンコさんが登場します。演奏されるのは，2009年が没後100年となるリムスキー＝コルサコフの作品がメインです。リムスキー＝コルサコフは管弦楽法の神様のような作曲家で，今回演奏される「シェエラザード」にしても，それほど極端に大きな編成ではないのに大変良く鳴る音楽となっています。もう1曲演奏される，スペイン奇想曲も景気づけに最適の楽しい作品です。この２曲ですが，ここ数年，女子フィギュアスケートの音楽としてもよく使われています。スペイン奇想曲を聞いて，「この曲か！」と思う方もあると思います。
もう１曲演奏される，プーランクのオルガン協奏曲は，石川県立音楽堂にあるパイプオルガンを使った曲ということで，個人的には待望の作品です。それほど大きな編成でないオーケストラと共演する作品ということで，まさにOEK向けの曲と言えます。オルガン独奏は，音楽堂のオルガンをもっとも演奏してている黒瀬恵さんです。この演奏にも大いに期待したいと思います。
リムスキー=コルサコフ：スペイン奇想曲
プーランク：オルガン協奏曲ト短調
リムスキー=コルサコフ：シェエラザード
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