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2010年6月の演奏会  今後の予定 backnumber

■6月6日(日)14:00開演(13:15開場)石川県立音楽堂コンサートホール
石川県ピアノ協会 第8回ピアノ協奏曲の午後
ピアノ独奏:西村友里,川岸香織,障子口和歌奈,木下由香,指揮:新田ユリ

石川県内でピアノ音楽の演奏・指導・研究に携わっている方々を中心とした団体である石川県ピアノ協会主催による県内の若手ピアニストとOEKが共演する演奏会です。この演奏会は,毎年行われているわけではありませんが,今回で8回目となります。今年のラ・フォル・ジュルネ金沢では,大勢の地元ピアニストが登場しましたが,そういった方々が,今回は音楽堂の晴れの舞台でOEKと共演します。取り上げられる曲と演奏者は以下のとおりです。


ピアノ協奏曲ばかり4曲,しかも女性ピアニストばかりということで,聞き応え・見応えのある”ピアノ協奏曲ガラ・コンサート”になりそうです。

6月15日(火)19:00開演(18:30開場)石川県立音楽堂交流ホール
もっとカンタービレ第21回:マイケル・ダウスをむかえて

6月の「もっとカンタービレ」シリーズは,OEKの首席客演コンサート・マスター,マイケル・ダウスさんをリーダーに招いての,「大きめの室内楽」特集となります。ダウスさんを中心とした室内楽は,岩城さん時代からたびたび行われていましたが,ダウスさんがこのシリーズに登場するのは,初めて?かもしれません。

今回演奏されるメンデルスゾーンの八重奏曲とドヴォルザークのセレナードホ長調は,どちらも通常の定期公演で演奏されても良いぐらい聞き応えのある作品です。特に,八重奏曲の方は,6月20日に弦楽合奏版でも演奏されるので,聴き比べを行っても楽しいのではないかと思います。


6月16日(水)19:00開演(18:15開場)石川県立音楽堂コンサートホール
第282回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:ヴァシリス・クリストプーロス,ヴァイオリン:庄司紗矢香
管弦楽:南西ドイツフィルハーモニー交響楽団

OEKでは,以前,「OEKが登場しないOEKの定期公演」という型破りの企画を数回行っていたことがあります(OEKに代わって,京都市交響楽団が登場したことなどがありました。)。今回,久しぶりにそのパターンの公演が行われます。登場するは,2月に「普通の」定期公演に登場したばかりのヴァシリス・クリストプーロスさん指揮の南西ドイツフィルハーモニー交響楽団です。言ってみれば,海外オーケストラの来日公演ということになりますが,日頃OEK単独では聞けないレパートリーを気軽に楽しむことができ,定期公演に変化が付きますので,OEKファンとしても歓迎したいと思います(その代わりに,OEKがドイツで公演に行うことになるのでしょうか?)。

今回のもう一つの注目は,現在,日本人ヴァイオリニストとしてもっとも人気の高い奏者の一人,庄司紗矢香さんが登場することです。庄司さんは,いしかわミュージック・アカデミーに受講生として来られていた頃から金沢に縁がある方です。ラ・フォル・ジュルネ金沢の1年目,井上道義指揮OEKとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏し,超満員のお客さんから盛大な拍手が送られたことも金沢の音楽ファンにとっては忘れられないことでしょう。今回は,プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番という,新たなレパートリーを披露してくれます。

その他,次のような曲が演奏されます。個人的には,名曲だけれども,石川県内では,意外なほど実演に接することのできない,ドヴォルザークの交響曲第8番に特に期待したいと思います。



■6月20日(日)15:00開演(14:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
ウラディーミル・アシュケナージ×辻井伸行×OEK:北陸中日新聞 発刊50周年記念
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ, ピアノ:辻井伸行


昨年,ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝して話題になった若手ピアニスト辻井伸行さんが,OEKと共演します。しかも指揮者はOEKと初共演となるウラディーミル・アシュケナージさんです。今年いちばんと言っても良い,話題性満点の公演です。

# ちなみにOEKと辻井さんの共演は,今回が初共演かと思っていたのですが,2009年3月に三重県川越町というところで一度共演しているとのことです。その時もショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏しています。

辻井さんが演奏する曲は,ショパンのピアノ協奏曲第1番です。ショパン生誕200年にちなんで,今年のラ・フォル・ジュルネ金沢(LFJK)のテーマもショパンでしたが,その続編のような公演とも言えそうです。アシュケナージさんの指揮する曲も,メンデルスゾーンの八重奏曲ということで,LFJKを思い出させてくれそうです。

メインで演奏されるベートーヴェンの交響曲第4番は,OEKが得意とする曲です。ショパンのピアノ協奏曲第1番は,映画「のだめカンタービレ:最終楽章後編」でも大々的に取り上げられていましたが,実はオリジナルの「のだめ」原作では,ベートーヴェンの交響曲第4番も登場しますので,今回のプログラムは「のだめ」ファンにとっても注目ということになりそうです。


この公演は,金沢公演の前日に大阪でも公演が行われます。
6月19日(土)15:00開演 ザ・シンフォニーホール

■6月28日(月)19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第283回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮・ピアノ:ラルフ・ゴトーニ

6月前半の定期公演は,「OEKが登場しない」定期公演でしたが,その分,6月後半のラルフ・ゴトーニさんの登場する公演は,少々マニアックな感じのする,OEKならではのOEKらしい内容になりそうです。

ゴトーニさんは,2008年4月の定期公演に登場し,充実した内容の弾き振りと古典派交響曲を聞かせてくれました。今回も同様の構成で,OEKのレパートリーを拡大するような多彩な曲を楽しませてくれます。OEKがコツコツと取り上げていっているハイドンの交響曲,フィリップ・グラス,ジョン・アダムスという現代の作曲家の作品―どちらも真のOEKファンには聞き逃すことのできない作品です。


  • ハイドン:交響曲 第83番 ト短調「めんどり」
  • フィリップ・グラス:ピアノと弦楽オーケストラのためのチロル協奏曲
  • ジョン・アダムズ:シェイカー・ループス


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 2001年9月6日開設