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Happy New Year!
今年もよろしくお願いいたします。
2011年 元旦
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■１月６日（木）19:00開演（18:15開場） 石川県立音楽堂コンサートホール
第293回定期公演フィルハーモニー・シリーズ ニューイヤーコンサート２０１１！
ミチヨシ＆ダウスの豪華饗宴プログラム
指揮：井上道義，独奏：マイケル・ダウス（ヴァイオリン）
 2011年のOEKの公演は，例年通り，井上道義さんの指揮で開幕します。今回は，さらにマイケル･ダウスさんのヴァイオリンも加わります。数年前まで，ダウスさんの弾き振りがOEKのニューイヤーコンサートの「売り物」の一つでしたが，今回は，「お祭り男ミッキー」も加わり，大変楽しい演奏会になりそうです。この「ミチヨシ＆ダウスの豪華ニューイヤー」というパターンは，金沢以外の都市では，過去何回か行われていますが，金沢では初めてだと思います。
演奏される曲ですが，ピアソラの曲が入ったり，メフィストワルツが入ったり，バルトークの曲が入ったり，いろいろとひねりが効いています。特に，ピアソラのブエノスアイレスの四季は，ダウスさん＋OEKのお得意のナンバーなので特に楽しみです。
OEKのニューイヤーコンサートは，例年通り，全国各地でツァーを行います。お近くの方は是非お出かけください。なお，ツァーの方では，東京と大阪以外では，井上さんが登場しない代わりに案内役として朝岡聡さんが加わります。
- １月７日（金）19:00開演（18:30開場） ニューイヤーコンサート２０１１ 射水公演（富山） アイザック小杉文化ホール，リーダー＆ヴァイオリン：マイケル・ダウス，案内役：朝岡聡
- １月１０日（月・祝）13:30開演（13:00開場）ニューイヤーコンサート２０１１ 可児公演（岐阜）可児市文化創造センター リーダー＆ヴァイオリン：マイケル・ダウス 案内役：朝岡聡
- １月１１日（火）19:00開演（18:15開場）ニューイヤーコンサート２０１１ 東京公演 ミチヨシ＆ダウスの豪華饗宴プログラム 紀尾井ホール 指揮：井上道義，独奏：マイケル・ダウス（ヴァイオリン）
- １月１２日（水）19:00開演（18:30開場）ニューイヤーコンサート２０１１ 大阪定期公演 ミチヨシ＆ダウスの豪華饗宴プログラム いずみホール 指揮：井上道義，独奏：マイケル・ダウス（ヴァイオリン）
■１月２１日（金）18:30開演（17:45開場） 金沢歌劇座
オペラ「椿姫」 金沢公演
指揮：現田茂夫，演出：十川稔
出演：森麻季（ソプラノ），佐野成宏（テノール），青山貴（バリトン） ほか
合唱：新国立劇場合唱団，バレエ：貞松・浜田バレエ団＆横倉明子クラシックバレエ団
 2010年は，ほとんどまる１年，金沢歌劇座は改装工事を行っていました。そのリニューアル記念にOEKが参加する「椿姫」公演が行われます。金沢歌劇座は，数年前にも改装工事を行っていましたので，「またリニューアル？」という気がしないでもありませんが，今回の公演で，さらに大規模なオペラ公演に対応できるようになり，名前どおりの「歌劇」座になったようです。
今回の公演ですが，５会場共同制作という点も注目です（主催は，（財）新潟県文化振興財団，（財）富山県文化振興財団，（財）福井県文化振興事業団，兵庫県立芸術文化センター，（財）金沢芸術創造財団，（財）石川県音楽文化振興事業団主催）。オペラ公演は，お金が掛かりますので，１回で終わらせるのではなく，複数会場を使って繰り返し上演を行うことは，いろいろな点でメリットが大きいと思います。その第１回目が金沢公演です。
指揮，演出，主要配役は同じで，バレエについては，地元のバレエ団が登場するようです。その他の配役は，オーディションの要綱を読むと「新潟・富山・石川・福井・兵庫県のいずれかに関わりのある方」ということになっています。この方式も面白いと思います。
今回，タイトルロールを歌うのは，森麻季さんです。2007年9月，石川県立音楽堂で，「半分演奏会形式」的な形で「椿姫」が上演されたことがありますが，森さんは，それ以来の登場ということになります。今回は，本格的なオペラということで，歌だけではなく演技にも注目したいと思います。
相手役アルフレードの佐野成宏さんもまた，この2007年の公演に登場した歌手です。佐野さんは，岩城前OEK音楽監督が亡くなられる直前の2006年4月の定期公演で取り上げられた「椿姫」のハイライトでもアルフレードを歌っています。今回もまた，最高の歌を聞かせてくれることでしょう，
もう1人の主要キャストである，ジョルジョ・ジェルモン役の青山貴さんは，森さん，佐野さんに比べると知名度の点では劣りますが，平成20年度の五島記念文化賞やイタリア・トリノで行われた平成19年第６回カルロス・ゴメス国際コンクールで１位を受賞されるなど，注目の若手歌手です。
今回の演出は，十川稔さんという方です。経歴を調べてみると，早稲田小劇場(SCOT)出身の鈴木忠志さんのメソッドを身につけられた方ということで，どういう演出になるのか大変楽しみです。
指揮は，お馴染みのオペラ指揮者，現田茂夫さんです。2008年12月に金沢歌劇座で行われた「ラ･ボエーム」公演に続いての登場ということになります。合唱は，新国立劇場合唱団が担当します。また，バレエは兵庫県にある貞松・浜田バレエ団と地元の横倉明子クラシックバレエ団の共演となります。これらの皆さんの活躍にも注目したいと思います。
（参考サイト）
この公演は，次のとおり，まず，北陸地方を中心にツァーが行われます。
- １月２３日（日）15:00開演（14:30開場）富山公演 新川文化ホール（魚津市）
- １月２８日（金）18:30開演（18:00開場）新潟公演 新潟県民会館（新潟市）
- ３月５日（土）ハーモニーホールふくい（福井県）
その後，３月１０日，１２日に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールでも上演されます。こちらの方は，OEKではなく，兵庫芸術文化センター管弦楽団が演奏します。
なお，このオペラ公演ですが，「アンコール」のような形で，石川県立音楽堂での「ランチタイムコンサート」としてもハイライト版が演奏されます。こちらの方は，ソプラノとテノールは別の歌手です。
■ 1月27日（木） 11時45分開場 12時15分開演 石川県立音楽堂コンサートホール
スペシャル・ランチタイムコンサート
指揮：スティーブン・シャレット 管弦楽：オーケストラ・アンサンブル金沢
ヴィオレッタ：小林沙羅，アルフレード：木下紀章，ジェルモン：青山貴
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