このページは,オーケストラ・アンサンブル金沢(略称OEK)を応援するページです。OEKの演奏会を楽しむために役立つ情報を満載したいと考えています。
|
■10月2日(日)15:00開演(14:15開場) こまつ芸術劇場うらら
小松定期公演<秋>
指揮:鈴木織衛,共演:小松市吹奏楽協会 選抜団員
OEKと小松市の中学・高校の吹奏楽部に所属している生徒たちの選抜メンバーが共演するという楽しみな企画です。小松市は非常に吹奏楽が盛んなので,聞きごたえの演奏になりそうです。なお,この公演は,「2011ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭」参加事業の一つです。
■10月6日(木)19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第308回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
指揮・クラリネット:ポール・メイエ
一昨年2009年のラ・フォル・ジュルネ金沢で,OEKとモーツァルトのクラリネット協奏曲を共演したポール・メイエさんが今度は指揮者としてOEKと共演します。この時の共演はDVDにもなっていますが(第16回プロ録音賞の最優秀を受賞しています),その素晴らしい演奏に再度出会うことができそうです。
今回はクラリネット協奏曲以外に,ベートーヴェンの交響曲第7番も演奏されます。OEKが繰り返し演奏してきたこの曲をメイエさんはどのように聞かせてくれるでしょうか。その他,「エジプト王タモス」の付随音楽という珍しい曲が演奏されます。
参考サイト:北陸朝日放送「モーツァルトの響き」DVD
→このDVDの映像は石川県立音楽堂の地下入口前で常時流れています。
■10月14日(金)19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
第309回定期公演マイスター・シリーズ
指揮:金 聖響,独奏:山本貴志(ピアノ)
OEK定期公演の常連指揮者の一人,金聖響さんは,毎年,チクルスを組んで大阪で公演を行っています。今年は,ロマン派の作品を取り上げています。その「シューマンの回」が今回の定期公演のプログラムです。
金聖響さんは,過去OEKとシューマンの交響曲第3番「ライン」を演奏したことがありますが(急病の岩城さんの代役の公演で,曲目も「ライン」に変更されたという記憶があります),第1番「春」を取り上げるのは初めてだと思います。OEKがこの曲を演奏することも大変珍しいと思います。秋に春というのも面白い取り合わせですが,聖響さんならではの「こだわりの春」を聞かせて欲しいものです。
もう一つの期待は,ピアノ独奏で登場する山本貴志さんです。金沢で公演をするのは,今回が初めてだと思いますが,2005年のショパン国際コンクール(ラファウ・ブレハッチが優勝した回)で第4位に入賞された,若手ピアニストです。このコンクールで入賞したピアニストはどうしても「ショパン弾き」とみなされますが,ショパンと同時代の作曲家シューマンのピアノ協奏曲(この曲は,OEKは最近比較的よく取り上げていますね。)をどう聞かせてくれるか楽しみにしたいと思います。
参考サイト:
山本貴志公式サイト http://takashi-yamamoto.com/
金聖響指揮×OEK ザ・ロマンティック http://asahi.co.jp/event/seikyo/
- シューマン/「マンフレッド」序曲 op.115
- シューマン/ピアノ協奏曲イ短調 op.54
- シューマン/交響曲第1番変ロ長調「春」op.38
この公演の翌日,次のとおり同一内容の公演が大阪で行われます。
大阪公演 聖響×OEK ザ・ロマンティック! 第3回 シューマン 愛する人への想い
10月15日(土)15:00開演(14:15開場)ザ・シンフォニーホール
■10月17日(月)19:00開演(18:15開場) 石川県立音楽堂コンサートホール
協奏曲の夕べ〜二大国際コンクール優勝者を迎えて
指揮:山下一史、独奏:上原彩子(ピアノ)、スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
「2011ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭」参加事業の一つとして行われるのは,チャイコフスキー国際コンクールとショパン国際コンクールで優勝した2人のピアニストをゲストに招いての協奏曲公演です。登場するのは,2002年チャイコフスキー国際コンクールで優勝した上原彩子さんと,1985年ショパン国際コンクールで優勝したスタニスラフ・ブーニンさんです。
このお二人にとって,いまだに「○○コンクール優勝者」という肩書で呼ばれることは,嬉しいことではないと思いますが(特にブーニンさんは,もう25年以上も前),それだけ各コンクールのネーム・バリューが高いと言えます。特に上原さんの方は,OEKと共演するのは今回が初めてだと思いますので,どういう演奏を聞かせてくれるか注目です。演奏曲目が「皇帝」ということで,大変スケールの大きな演奏を楽しめそうです。
ブーニンさんの方は,過去数回,OEKと共演していますが,モーツァルトの協奏曲を演奏するのは今回が初めてだと思います。ショパン国際コンクールで優勝した直後の来日公演で,ブーニンさんと外山雄三指揮NHK交響楽団と共演した演奏を聞いたことがありますが,その時のかなり癖のある演奏からどう変わってきているかも注目です。
指揮は,4月18日に行われた仙台フィルとOEKのジョイントコンサート以来の登場となる山下一史さんです。きっと2人の演奏を熱く盛り上げてくれることでしょう。
■ 10月24日(月) 19:00開演 石川県立音楽堂交流ホール
もっとカンタービレ第28回 OEK名誉コンサートマスター マイケル・ダウスを迎えて
モーツァルト:弦楽五重奏曲ハ長調,K.515
ベートーヴェン:七重奏曲
OEKの名誉コンサートマスター,マイケル・ダウスさんを中心とした,弦楽四重奏より少し大きめの室内楽の演奏会です。大曲2曲ということで,聞きごたえのある内容になりそうです。出演者は次のとおりです。
マイケル・ダウス(ヴァイオリン)
大村俊介(ヴァイオリン),古宮山由里,丸山萌音揮(ヴィオラ),大澤明(チェロ),今野淳(コントラバス),木藤みき(クラリネット),柳浦慎史(ファゴット),野田篁一(ホルン)
その他,10月は,石川県内の珠洲市と加賀市でも公演が行われます。
■10月22日(土)14:00開演 ラポルトすず 珠洲公演世界の旋律・能登の歌声
指揮:ヨンミン・パク, リーダー&ヴァイオリン:マイケル・ダウス,ピアノ:ハオチェン・チャン,合唱:ラポルトすず特別合唱団、珠洲児童コーラス
地元の合唱団とOEKが共演します。
- ヴィヴァルディ/「四季」より 秋(マイケル・ダウスの弾き振り)
- モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
- ベートーヴェン/交響曲 第7番 イ長調 op.92
- シューベルト/野ばら、楽に寄す、魔王
- モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス
■10月23日(日)15:00開演 加賀市文化会館 加賀定期公演2011 マイケル・ダウスのヴィヴァルディ「四季」弾き振り&モーツァルト、ベートーヴェンの名曲の調べ
指揮:ヨンミン・パク リーダー&ヴァイオリン:マイケル・ダウス ピアノ:ハオチェン・チャン
- ヴィヴァルディ/「四季」より 秋・春(マイケル・ダウスの弾き振り)
- モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
- ベートーヴェン/交響曲 第7番 イ長調 op.92
|
|
|
 |
|