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今年の春の連休中に，金沢市でも石川県立音楽堂を中心に「熱狂の日音楽祭」が行われることになりました。OEKfanでも応援して行きたいと思います。「チケットぴあ」内のLFJKサイト |
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■３月１日（土）１５：００〜 石川県立音楽堂コンサートホール
金聖響×ＯＥＫ ブラームスチクルス 特別公開録音 指揮＝金聖響
曲目：ブラームス：交響曲第４番ホ短調 op.98 ほか
※ＯＥＫ定期会員のみ参加可。入場希望のＯＥＫ定期会員の方は、往復はがきで申し込んで下さい。
■３月７日（金）１８：３０〜 金沢歌劇座
金沢歌劇座館名改称記念事業 歌劇「カルメン」
指揮＝本名徹次，演出＝直井研二
 石川県立音楽堂ができるまでOEKの本拠地ホールだった「金沢市観光会館」が，２００７年から金沢歌劇座という名称に変更されました。それを記念する公演は，「もちろん歌劇で」と誰もが思うでしょう。というわけで，全歌劇中でももっとも親しまれている作品の一つであるビゼー作曲の歌劇「カルメン」が上演されます。
OEKは２００１年に一度「カルメン」を取り上げていますが，これは石川県立音楽堂コンサートホールでの演奏会形式によるハイライト版による演奏でした。今回は，"歌劇座”での公演ということで，音楽に加え，大道具，小道具，照明，演技，舞踊．．．がフルに揃った総合芸術としての「カルメン」を楽しむことができそうです。
今回の上演の特徴は，”地元金沢”にこだわっている点です。まず，管弦楽の担当が地元のオーケストラのオーケストラ・アンサンブル金沢，上演全体の監督役が石川県出身の直野資さん，そして，タイトルロールを歌うのが津幡町出身の若手メゾ・ソプラノ歌手の小泉詠子さんです。小泉さんは２００７年の日本音楽コンクールの声楽部門で３位を受賞された方で，今回の公演が本格的な”地元デビュー”ということになります。
その他，合唱が金沢カペラ合唱団とOEKエンジェルコーラス，フラメンコが金沢美術工芸大学フラメンコ部，舞台制作･衣装・字幕が金沢美術工芸大学，照明が北陸先端科学技術大学院大学，メイクが金沢ビューティーアカデミーと地元の大学・学校のノウハウが総結集して作られます。歌劇というのは，総合芸術の代表ですが，今後，”歌劇座”を中心として，地元の各種芸術活動が相互交流を持つようになることを期待したいと思います。金沢に地元プロデュースによる本格的なオペラが根付くのか？−おめでたい公演であると同時に試金石になる公演と言えそうです。キャスト等は以下のとおりです。
カルメン：小泉詠子／ドン・ホセ：志田雄啓／エスカミーリオ：安藤常光／ミカエラ：岩田志貴子
フラスキータ：竹多倫子／メルセデス：武部薫／モラレス：駒田敏章／スニガ：山田大智
ダンカイロ：小林大祐／レメンダード：新海康仁
主 催：(財)金沢芸術創造財団，(財)石川県音楽文化振興事業団
共 催：東京芸術大学オペラ研究部
（参考サイト）金沢カペラ合唱団／金沢歌劇座／金沢美術工芸大学
■３月１６日（日） １５：００〜 石川県立音楽堂コンサートホール
津軽の響き 管弦楽の響き 民謡とオーケストラの競演
第２３７回定期公演F 津軽三味線＝木乃下真市，指揮＝鈴木織衛
３月のファンタジー公演は，民謡とオーケストラとのジョイントコンサートです。ゲストとして登場するのは，伝統芸能である津軽三味線に現代的音楽をとり入れ，新しいジャンルの邦楽を追求している木乃下真市さんです。木乃市さんの公式サイトのURLは，”/king-of-tsugaru/”（キング・オブ・ツガル）となっていますが，その名とおり，ＮＯ.１津軽三味線奏者としての強烈な演奏を堪能させてくれることでしょう。次のような曲が演奏されます。
その他，次のような曲がOEK単独で演奏されます。いずれも民謡に関連する曲です。
この中の，堀内さんのカプリッチョは，OEK設立10周年記念作曲家登竜門オーディションで最優秀に選ばれた作品です。ただし，”演奏至難”ということで，その後，ほとんど演奏されていないのではないかと思います。ということで，”幻の作品”の再演ということになります。
その他，この演奏会には次のような方々が出演されます。チラシには，「民謡北から南から，そして北陸」と書いてありますので，日本各地の民謡を楽しむことができそうです。
津軽三味線：一川明宏，唄：小杉真貴子，加賀山昭，田村雅子，山本正之，山口幸晴，出島照磐，吉倉正治，加賀山紋，民謡：瀬尾明美民謡社中，中村梅也社中
（参考サイト）
木乃下真市オフィシャル・ウェブサイト
■３月２０日(木・祝) １１：００〜／１４：００〜 （２回開催） 石川県立音楽堂コンサートホール
イースターチャリティーキッズ＆ファミリーコンサート 指揮・お話＝井上道義
 「イースター」というのは，十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する「復活祭」のことです。春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝われるキリスト教では大変重要な祝日です。丁度この演奏会の頃にあたるのですが，この祝日に関しては，殻に鮮やかな彩色を施したり，美しい包装をしたゆで卵を出す「イースター・エッグ（Easter egg）」という習慣があります。今回の演奏会は，イセ食品という卵を売っている会社がスポンサーということで，イースターにぴったりのセッティングということになります。
演奏されるのは，次のような曲です，２２日の定期公演と同じ内容も含んでいますが，キッズ＆ファミリー・コンサートということで井上道義音楽監督のトークを交えての演奏会となります。
- ドビュッシー：子供の領分
- ドビュッシー：バレエ音楽「おもちゃ箱」（お話付）
※イセ食品の商品についている応募券を集めると招待されるというキャンペーンも行っています。詳細は次のページをご覧下さい。 →イセ食品
（参考サイト）井上道義オフィシャル・ウェブ・サイト
■３月２２日（土） １５：００開演 石川県立音楽堂コンサートホール
ボンジュール！ ムッシュ・イノウエ お洒落な街 フランス音楽の旅
第２３８回定期公演PH 指揮＝井上道義
 井上道義音楽監督は，OEKの音楽監督に就任して以降，折に触れて，「金沢をお洒落な街にしたい」という発言をされていますが，今回の定期公演もそのコンセプトの下でプログラミングされています。次のとおりフランス音楽ばかりが演奏されます。
この中で特に注目なのは，井上道義さんのお話付きの「おもちゃ箱」です。もともとは子供向けのバレエ音楽をどのように楽しませてくれるか期待したいと思います。
サン＝サーンスとサラサーテのヴァイオリン独奏は， ネマニャ・ラドゥロヴィッチさんです。カウンントダウン・コンサートにも登場した若手ヴァイオリニストですが，どういう音楽を聞かせてくれるのか楽しみにしたいと思います。
（参考サイト）井上道義オフィシャル・ウェブ・サイト
■３月３０日（日）１３：３０開演 石川県立音楽堂コンサートホール
ミミにイチバン！「オーケストラの日」 ウェルカムスプリングコンサート
指揮＝井上道義，鈴木織衛
昨年から突如「オーケストラの日」になった３月３１日ですが，今年も全国的にこの周辺の日に全国一斉にオーケストラのコンサートが行われるようです。OEKについては，ウェルカム・スプリング・コンサートと題して，ファン感謝祭のような形で”定期会員ご招待”のコンサートが行われます。
今年の特徴は，アマチュア・オーケストラが登場することです。石川県ジュニアオーケストラ，金沢交響楽団の２つのオーケストラが登場します。特に井上道義さん指揮の金沢交響楽団というのは，注目の顔合わせかもしれません。後半は，OEKメンバーによるソロとOEKの共演となります。どなたがソリストとして登場されるのでしょうか？OEKファンにとっては大変楽しみな演奏会になりそうです。
※なお，翌日の３月３１日は，ハーモニーホールふくい 大ホールでOEKのコンサートが行われます。こちらの方の指揮はまた別の方となっています。→ハーモニーホールふくい
（参考サイト）金沢交響楽団 ｜ 日本オーケストラ連盟（オーケストラの日）
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